38 / 119
第四話 『暗闇の底で』
38
しおりを挟む
キャラクター:ユナは、今気絶判定を受けている。
プレイヤー:一ノ瀬由奈
その視界は真っ暗に染まり。
気絶解除までのカウントダウンが成されていた。
この状態は無防備で、殴られて死ねばそのまま戦闘不能になる。
そして、ユナの残ったHPは『7』。
最大HP『28』に対して、7だ。
それも、自動回復付与のお陰で、気絶中にも、9、12、15、18……。
と、少しづつ癒えていく。
そして、この残った7は、
19+9.5(端数切捨て)
という、ローリエがかけた強化魔法で上昇した50%分なのだ。
壁をブレーキにしてほぼ停止寸前の速度まで減速し。
その最後、フランベルジュが弾かれて地面に落下し、バウンドした。
それで受けた落下ダメージの総計が、28-7=21ダメージ。
ローリエの強化が無ければ、助かっていない。
もちろんここには、物理防御力もかかわっているので、防御力上昇の強化も必須だった。
まさに、紙一重を作り出した、強化魔法だった。
そのことを、なんとなく、ユナは感じていた。
強化が無ければ、死んでいただろうと。
庇ってもらったことも含めて。
ありがとう、先輩。
ユナの中の人が、呟いたその時。
カウントダウンが終わり、視界が開けた。
眼が醒めたのだ。
うつ伏せに倒れたと思ったユナは、地面の感触が下にあることに違和感を覚える。
暗視能力がないヒュム種族だから。
見上げる天井は、真っ黒で。
ユナは、上半身を起こす。
それでも、見渡す限り、闇ばかりで。
ローリエの姿も見えず。
ここがどこかすらも、解らなかった。
早まっただろうか。
と不安になる。
そんななか。
「いよォ? 元気そうだな? 見直したぜェ?」
耳元から、聞き覚えのある声がして、
「ひぃ!?」
ユナは仰け反った。
咄嗟に、背中の剣を抜こうかと思ったが。
そこには剣も鞘も無かった。
「オイオイ、そんなに驚くなよ。ずっと待ってたのによォ?」
ユナは、反射的に断ちあがり、同時に、壁際にかっこ悪く後退る。
真っ暗な中。
この、洞窟のような場所は静かすぎて。
ひとつひとつの声が良く通る。
地底の冷たさと、下界の灼熱を合わせたような。
生暖かなそよ風が吹き抜ける、この闇で。
くっくっく、と面白そうな声のあと。
すっと、指をさす気配だけがして。
「――ああ、お前さんの剣なら、そこにあるぜ」
ユナは、ホラー映画の中に居るような恐怖を覚えつつ。
ガタガタと震えそうになりながら。
恐る恐る視線を移すと、ほぼ無い視界の中、淡く視認できる。
傍の岩壁に、鞘に納まったフランベルジュが立てかけてあった。
「寝づらそうだったから外しておいたんだが……?」
混乱しつつ。
それでも、ユナは声の主に、心当たりがあった。
だから叫ぶ。
「さっき、襲ってきたPKさんですよね!? 変ないたずらはやめてください!」
「心外だねぇ、それはただの親切心だったのによォ」
ユナが、鞘を手に取って、刀身を引き抜き。
見えない闇に向かって、闇雲に構えた。
またも、くっくっく、と笑い声が響く。
「まったく、良い反応するネェ。イタズラのしがいがあるってもんだぜ……」
そうして。
すぅ、っと、何者かがユナのお尻に触れる感触が――。
よい子の皆は、マネしちゃいけない系の痴漢行為に。
ユナは、言葉に出来ぬほど、雑多で複雑で、様々な『嫌』を背筋に感じて。
「――!?」
壁から一目散に距離を取る。
くっくっく。
「悪ィ、悪ィ、そろそろ透明人間ごっこはやめておくか――、『暗視付与』」
ほぼ同時に、ユナに対して、強化の魔法がかけられる。
暗視を付与する魔法だ。
それでも、本来は見えない人の影が。
能力を解除し、姿を現す。
シルクハットに、ファントムマスク。
全身真っ黒の、細身が、壁際にうんこ座りしていた。
やっぱりさっきのPKだ。
と、ユナは思い。
そのPKがゆっくりと立ち上がる。
「……ケツはもうちょい大き目の方が好みだったなァ。あと、パンツも初心者用のままだろ? マシなのに変えろよ? そのままじゃ、色気も何もねぇからよぉ?」
「くっ!?」
暗視付与ありがとう。
そんな言葉より、痴漢行為とぱんつを見られたらしいことの方がユナには重要だ。
ゲームだから大丈夫とか、そういう問題ではない。
VRだから、親切に気色悪い感触も忠実に伝えてくるのだから。
ユナは、きっと、鋭く、険しい表情になっていただろう。
もともと、ツリ目の顔つきだからなおさらだ。
「そう怖い顔すんなよ。もう、しねェって」
「なんのつもりですか、待っていたですって? さっきは、私達を殺そうとしていたのに?」
「なんだ? ダメか?」
「ダメに決まっています。PKって、人殺しじゃないですか?」
「まぁ、そうとも取れるだろうねぇ。でも、リアルでやってるわけじゃねえぜ。法に触れてることじゃない」
「だからって!」
痴漢まがいのことは精神的に受けるダメージとしては、同等な気がするのに。
ユナは釈然としないまま。
「まぁ、その話は良いじゃねえか。それよりも、これからの話をしようぜ」
「これから!?」
「そうさ。ここは恐らくIDダンジョンだ。クリアするまでは多分出られねえ。お前も折角死なずに降りてこれたのに、このままくたばりたかないだろ? 先輩とやらを探したいんじゃないか?」
「……何が言いたいんです?」
「手伝ってやるって言ってるのさ。ここは仮にも、あの巨大石蛇王に通じる道だ。ヤバイ魔物だっているかもしれねぇ。SP5000程度のお前さんじゃ、小突かれただけで死ぬだろうからよォ?」
ユナは考える。
この男が言うことは最もだ。
確かに、今の自分じゃ弱すぎて何もできないだろう。
どこかにいるローリエと合流したいという気持ちも間違いない。
だが、この痴漢野郎と一緒に行動するのは嫌だ、とも思った。
そもそも、人殺しだし。
「そんなことを言って、後ろから殺す気ではないのです?」
「するわけねえだろ?」
全部のひらがなに草が生えそうな言い方だった。
「――このゲームは、スタミナ無限特典付きの超初心者ちゃんに手ぇ出すと、全部のダメージが跳ね返る仕様なんだからな。いわば、無限リスポンバリア、みてえな感じよ」
「りすぽんばりあ?」
「そこは解らなくても良いさ。ま、気に入らねえなら、お前さんの好きにしな。オレも好きにさせて貰うからよ」
そう言って、暗殺者は再び気配を消した。
ユナはきょろきょろと辺りを見回すが無駄だ。
今のユナでは、絶対に暗殺者の隠密は見破れない。
ただ、絶対すぐそこに居る。
そんな気がして。
「……名前は? なんですか? PKさん?」
本当は、PKの名前は、『闇に潜みし刃』と書いて、ナイトブレードと読ませる。
っていう、キラッキラのキャラクターネームなのだが。
あの時どうしてそんな名前つけちゃったんだと。後悔するほどの、厨二ネームなので。
「――ナハト、でいいぜ。オレの事ァ」
「そうですか、ナハトさん。私はユナです」
「ほう、で、ユナさん様は、どちらに行かれるので?」
そんなことを言われても、ユナには何処に行けばいいのか分からない。
けど、とりあえず、さ迷うつもりだ。幸いスタミナは無限だから、歩き続けることは出来る。
「先輩を探します。次に会っても殺そうとしないでくださいよ?」
そう言って、ユナは、文字通りさ迷い始めた。
「さぁ、どうかねえ、気分次第だなァ?」
「別について来なくていいですからね?」
「行かねぇヨ。てめぇも勝手にオレの前を歩くんじゃねえぜ」
「勝手にしてください」
その傍らに、気配を消したままの、暗殺者を引き連れて。
プレイヤー:一ノ瀬由奈
その視界は真っ暗に染まり。
気絶解除までのカウントダウンが成されていた。
この状態は無防備で、殴られて死ねばそのまま戦闘不能になる。
そして、ユナの残ったHPは『7』。
最大HP『28』に対して、7だ。
それも、自動回復付与のお陰で、気絶中にも、9、12、15、18……。
と、少しづつ癒えていく。
そして、この残った7は、
19+9.5(端数切捨て)
という、ローリエがかけた強化魔法で上昇した50%分なのだ。
壁をブレーキにしてほぼ停止寸前の速度まで減速し。
その最後、フランベルジュが弾かれて地面に落下し、バウンドした。
それで受けた落下ダメージの総計が、28-7=21ダメージ。
ローリエの強化が無ければ、助かっていない。
もちろんここには、物理防御力もかかわっているので、防御力上昇の強化も必須だった。
まさに、紙一重を作り出した、強化魔法だった。
そのことを、なんとなく、ユナは感じていた。
強化が無ければ、死んでいただろうと。
庇ってもらったことも含めて。
ありがとう、先輩。
ユナの中の人が、呟いたその時。
カウントダウンが終わり、視界が開けた。
眼が醒めたのだ。
うつ伏せに倒れたと思ったユナは、地面の感触が下にあることに違和感を覚える。
暗視能力がないヒュム種族だから。
見上げる天井は、真っ黒で。
ユナは、上半身を起こす。
それでも、見渡す限り、闇ばかりで。
ローリエの姿も見えず。
ここがどこかすらも、解らなかった。
早まっただろうか。
と不安になる。
そんななか。
「いよォ? 元気そうだな? 見直したぜェ?」
耳元から、聞き覚えのある声がして、
「ひぃ!?」
ユナは仰け反った。
咄嗟に、背中の剣を抜こうかと思ったが。
そこには剣も鞘も無かった。
「オイオイ、そんなに驚くなよ。ずっと待ってたのによォ?」
ユナは、反射的に断ちあがり、同時に、壁際にかっこ悪く後退る。
真っ暗な中。
この、洞窟のような場所は静かすぎて。
ひとつひとつの声が良く通る。
地底の冷たさと、下界の灼熱を合わせたような。
生暖かなそよ風が吹き抜ける、この闇で。
くっくっく、と面白そうな声のあと。
すっと、指をさす気配だけがして。
「――ああ、お前さんの剣なら、そこにあるぜ」
ユナは、ホラー映画の中に居るような恐怖を覚えつつ。
ガタガタと震えそうになりながら。
恐る恐る視線を移すと、ほぼ無い視界の中、淡く視認できる。
傍の岩壁に、鞘に納まったフランベルジュが立てかけてあった。
「寝づらそうだったから外しておいたんだが……?」
混乱しつつ。
それでも、ユナは声の主に、心当たりがあった。
だから叫ぶ。
「さっき、襲ってきたPKさんですよね!? 変ないたずらはやめてください!」
「心外だねぇ、それはただの親切心だったのによォ」
ユナが、鞘を手に取って、刀身を引き抜き。
見えない闇に向かって、闇雲に構えた。
またも、くっくっく、と笑い声が響く。
「まったく、良い反応するネェ。イタズラのしがいがあるってもんだぜ……」
そうして。
すぅ、っと、何者かがユナのお尻に触れる感触が――。
よい子の皆は、マネしちゃいけない系の痴漢行為に。
ユナは、言葉に出来ぬほど、雑多で複雑で、様々な『嫌』を背筋に感じて。
「――!?」
壁から一目散に距離を取る。
くっくっく。
「悪ィ、悪ィ、そろそろ透明人間ごっこはやめておくか――、『暗視付与』」
ほぼ同時に、ユナに対して、強化の魔法がかけられる。
暗視を付与する魔法だ。
それでも、本来は見えない人の影が。
能力を解除し、姿を現す。
シルクハットに、ファントムマスク。
全身真っ黒の、細身が、壁際にうんこ座りしていた。
やっぱりさっきのPKだ。
と、ユナは思い。
そのPKがゆっくりと立ち上がる。
「……ケツはもうちょい大き目の方が好みだったなァ。あと、パンツも初心者用のままだろ? マシなのに変えろよ? そのままじゃ、色気も何もねぇからよぉ?」
「くっ!?」
暗視付与ありがとう。
そんな言葉より、痴漢行為とぱんつを見られたらしいことの方がユナには重要だ。
ゲームだから大丈夫とか、そういう問題ではない。
VRだから、親切に気色悪い感触も忠実に伝えてくるのだから。
ユナは、きっと、鋭く、険しい表情になっていただろう。
もともと、ツリ目の顔つきだからなおさらだ。
「そう怖い顔すんなよ。もう、しねェって」
「なんのつもりですか、待っていたですって? さっきは、私達を殺そうとしていたのに?」
「なんだ? ダメか?」
「ダメに決まっています。PKって、人殺しじゃないですか?」
「まぁ、そうとも取れるだろうねぇ。でも、リアルでやってるわけじゃねえぜ。法に触れてることじゃない」
「だからって!」
痴漢まがいのことは精神的に受けるダメージとしては、同等な気がするのに。
ユナは釈然としないまま。
「まぁ、その話は良いじゃねえか。それよりも、これからの話をしようぜ」
「これから!?」
「そうさ。ここは恐らくIDダンジョンだ。クリアするまでは多分出られねえ。お前も折角死なずに降りてこれたのに、このままくたばりたかないだろ? 先輩とやらを探したいんじゃないか?」
「……何が言いたいんです?」
「手伝ってやるって言ってるのさ。ここは仮にも、あの巨大石蛇王に通じる道だ。ヤバイ魔物だっているかもしれねぇ。SP5000程度のお前さんじゃ、小突かれただけで死ぬだろうからよォ?」
ユナは考える。
この男が言うことは最もだ。
確かに、今の自分じゃ弱すぎて何もできないだろう。
どこかにいるローリエと合流したいという気持ちも間違いない。
だが、この痴漢野郎と一緒に行動するのは嫌だ、とも思った。
そもそも、人殺しだし。
「そんなことを言って、後ろから殺す気ではないのです?」
「するわけねえだろ?」
全部のひらがなに草が生えそうな言い方だった。
「――このゲームは、スタミナ無限特典付きの超初心者ちゃんに手ぇ出すと、全部のダメージが跳ね返る仕様なんだからな。いわば、無限リスポンバリア、みてえな感じよ」
「りすぽんばりあ?」
「そこは解らなくても良いさ。ま、気に入らねえなら、お前さんの好きにしな。オレも好きにさせて貰うからよ」
そう言って、暗殺者は再び気配を消した。
ユナはきょろきょろと辺りを見回すが無駄だ。
今のユナでは、絶対に暗殺者の隠密は見破れない。
ただ、絶対すぐそこに居る。
そんな気がして。
「……名前は? なんですか? PKさん?」
本当は、PKの名前は、『闇に潜みし刃』と書いて、ナイトブレードと読ませる。
っていう、キラッキラのキャラクターネームなのだが。
あの時どうしてそんな名前つけちゃったんだと。後悔するほどの、厨二ネームなので。
「――ナハト、でいいぜ。オレの事ァ」
「そうですか、ナハトさん。私はユナです」
「ほう、で、ユナさん様は、どちらに行かれるので?」
そんなことを言われても、ユナには何処に行けばいいのか分からない。
けど、とりあえず、さ迷うつもりだ。幸いスタミナは無限だから、歩き続けることは出来る。
「先輩を探します。次に会っても殺そうとしないでくださいよ?」
そう言って、ユナは、文字通りさ迷い始めた。
「さぁ、どうかねえ、気分次第だなァ?」
「別について来なくていいですからね?」
「行かねぇヨ。てめぇも勝手にオレの前を歩くんじゃねえぜ」
「勝手にしてください」
その傍らに、気配を消したままの、暗殺者を引き連れて。
1
お気に入りに追加
80
あなたにおすすめの小説
ネオ・アース・テラフォーミング〜MRMMOで釣り好きドワーフの生産奮闘記〜
コアラ太
SF
世界会議で、MR(複合現実)技術を使って、人間が住める惑星を開発する企画が立つ。それに歓喜した頭のおかしい研究・開発者達がこぞって参加し、『Neo Earth Terraforming』という1つのゲームを作り上げた。空気や土壌を最適化する機体を送り込み、ファンタジー世界を投影したRPGをプレイすることにより、自動で浄化してくれる。
世界が待望したゲームを釣り好き男がプレイする。「新種の魚がいると聞いて。」
【火木土】更新。たまに日曜日に追加更新します。
『カクヨム』にも重複投稿しています。
普通にやってたらイベントNPCに勘違いされてるんだけど
Alice(旧名 蒼韻)
SF
これは世の中に フルダイブゲーム 別名 VRMMOが出回ってる時 新しく出たVRMMO Yuggdracil online というVRMMOに手を出した4人のお話
そしてそこで普通にプレイしてた4人が何故かNPCに勘違いされ 運営も想定してなかった独自のイベントを作り出したり色々やらかし 更に運営もそれに協力したりする物語
未来世界に戦争する為に召喚されました
あさぼらけex
SF
西暦9980年、人類は地球を飛び出し宇宙に勢力圏を広めていた。
人類は三つの陣営に別れて、何かにつけて争っていた。
死人が出ない戦争が可能となったためである。
しかし、そのシステムを使う事が出来るのは、魂の波長が合った者だけだった。
その者はこの時代には存在しなかったため、過去の時代から召喚する事になった。
…なんでこんなシステム作ったんだろ?
な疑問はさておいて、この時代に召喚されて、こなす任務の数々。
そして騒動に巻き込まれていく。
何故主人公はこの時代に召喚されたのか?
その謎は最後に明らかになるかも?
第一章 宇宙召喚編
未来世界に魂を召喚された主人公が、宇宙空間を戦闘機で飛び回るお話です。
掲げられた目標に対して、提示される課題をクリアして、
最終的には答え合わせのように目標をクリアします。
ストレスの無い予定調和は、暇潰しに最適デス!
(´・ω・)
第二章 惑星ファンタジー迷走編 40話から
とある惑星での任務。
行方不明の仲間を探して、ファンタジーなジャンルに迷走してまいます。
千年の時を超えたミステリーに、全俺が涙する!
(´・ω・)
第三章 異次元からの侵略者 80話から
また舞台を宇宙に戻して、未知なる侵略者と戦うお話し。
そのつもりが、停戦状態の戦線の調査だけで、終わりました。
前章のファンタジー路線を、若干引きずりました。
(´・ω・)
第四章 地球へ 167話くらいから
さて、この時代の地球は、どうなっているのでしょう?
この物語の中心になる基地は、月と同じ大きさの宇宙ステーションです。
その先10億光年は何もない、そんな場所に位置してます。
つまり、銀河団を遠く離れてます。
なぜ、その様な場所に基地を構えたのか?
地球には何があるのか?
ついにその謎が解き明かされる!
はるかな時空を超えた感動を、見逃すな!
(´・ω・)
主人公が作者の思い通りに動いてくれないので、三章の途中から、好き勝手させてみました。
作者本人も、書いてみなければ分からない、そんな作品に仕上がりました。
ヽ(´▽`)/
宇宙打撃空母クリシュナ ――異次元星域の傭兵軍師――
黒鯛の刺身♪
SF
半機械化生命体であるバイオロイド戦闘員のカーヴは、科学の進んだ未来にて作られる。
彼の乗る亜光速戦闘機は撃墜され、とある惑星に不時着。
救助を待つために深い眠りにつく。
しかし、カーヴが目覚めた世界は、地球がある宇宙とは整合性の取れない別次元の宇宙だった。
カーヴを助けた少女の名はセーラ。
戦い慣れたカーヴは日雇いの軍師として彼女に雇われる。
カーヴは少女を助け、侵略国家であるマーダ連邦との戦いに身を投じていく。
――時に宇宙暦880年
銀河は再び熱い戦いの幕を開けた。
◆DATE
艦名◇クリシュナ
兵装◇艦首固定式25cmビーム砲32門。
砲塔型36cm連装レールガン3基。
収納型兵装ハードポイント4基。
電磁カタパルト2基。
搭載◇亜光速戦闘機12機(内、補用4機)
高機動戦車4台他
全長◇300m
全幅◇76m
(以上、10話時点)
表紙画像の原作はこたかん様です。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる