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1話 転生
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今日から俺(八木ハジメ)は、高校生になる。
期待を巡らせ、いざ高校デビュー。
「と言ったものの、どうすればいいんだ!自然にすれば友達ができる簡単じゃん・・・自然って何?自己紹介は大事だよな、あーしてこーしてだ、駄目だ!どうすれば」
実はハジメは、余り人と関わってきておらず、人との接し方が皆無なのだ。
中学の時は、学校が終わればすぐに帰宅し、ゲーム三昧の毎日。俗に言う俳人だ。
朝早くから学校へ行く用意をしている。初登校に気合いを入れるのであった。
「ハジメ~ご飯食べなさい」
「分かった今行く」
母からコールで朝食を食べた。
「そろそろ行って来る」
「はいはい、友達いっぱい作っておいで」
「もー母さん、俺は子供じゃないんだからさ」
「そう、なら今日はご馳走ね」
「楽しみにしてる」
母さんは笑顔で言ってくれた。
母さんの笑顔で緊張が吹き飛び、ご馳走と聞いてルンルン気分で家を出た。
賑やかなグランドで新入生達がクラス表を見て、友達と同じクラスになれた者は喜び、なれなかった者は不満そうな表情をしていた。
そのなかで俺は、友達がいないので何とも切ない気持ちになった。
そして、体育館に生徒が集まり集会が始まった。
えー、皆さんこの高校に来たからにはーーー校長の長い話が終わり、クラスに移動した。
「ここからが本番だ、自己紹介を完璧にして友達作るんだ」
ハジメは小声で呟いた。
「えー皆さんおはようございます。ここの担任になりました上原です。えーじゃあこの時間は、自己紹介なので一番の人から前に出て自己紹介を初めて下さい」
そうして、ハジメの運命を変える自己紹介が始まった。
皆、自己紹介が終わり最後にハジメの番が来た。
「33番八木ハジメです。趣味はゲームです。皆さんと仲良くなれたらなと思います。一年間宜しくお願いしましゅ」
完璧な自己紹介のはずが、最後のミスでクラス中に笑いの渦になった。
「人生終わった。うぅ」
奇妙な声を上げ机に伏せた。
休み時間になると、数人ハジメに近寄った。
「なぁー、お前の最後面白かったぞー」
「お願いしましゅ」
「それそれー」
いかにも、充実してそうなメンバーから話かけられた。
「なぁ、ゲームやってんだって?何してるん?」
「モウ○ンとか色々かな?」
「モウ○ンやってんの!今度狩りに行こうぜ!」
「いいよ」
ごく自然な会話だったのだがハジメは凄く嬉しかったのだ。友達ができた。そう思っていたんだ。
次の日、友達が出来たと油断し、ボロを出してしまった。初めての友達に興奮して、つい出来心でゲームの話で嘘をついてしまったのだ。
当然嘘がバレて、嘘を平気でつく奴だと思われてしまい、日に日に距離を置かれていった。
「はぁ、馬鹿だな俺は何で嘘何てついたんだ」
いつものように後悔しながら帰り道で呟いた。
「ってーなーおい!」
下を向いて歩いていると突然怒鳴り声が聞こえた。
「おい、お前何無視してんだよ」
「ご免なさい」
「お前内の高校か?名前は?」
「八木です」
「八木ねオーケーじゃあ殴らせろ」
「何でそうなるんですか?謝ってるじゃないですか」
「口答えすんな、うぜぇんだよ、だいたい謝ってすんだらけーさついらねぇんだよなぁ」
「っ!」
ニヤニヤと不気味な笑みを浮かべて不良は、ハジメの顔面を殴った。
今まで喧嘩をしてこなかったハジメからすると何をされたか解らず、ただ手を顔に当てた。すると手は、一瞬にして真っ赤に染まっていたと同時に言葉にならない程の激痛が走った。
すると容赦なく連続で不良は拳をハジメの顔面を殴った。時間はそんなにたっていないだろう。ハジメは、グショグショになった赤い血痕と涙を必死に拭いた。目も開かない何も見えない状況で暗闇から底しなく痛みが走る恐怖に耐えきれず意識を失った。
ハジメが意識を取り戻すとそこは見知らぬ天井だった。顔に違和感があり、顔に触れた。
「包帯?あぁ、そうだ。不良に殺されかけたんだ」
見知らぬ天井の正体は、病院だった。ハジメは状況がわかりベッドから立ち上がった。
するとそこにいたのは、母さんだった。
「ハジメ!よかたぁぁ!よかったよぉ無事で母さん心配で心配でどうにかなりそうだったよ」
そう言って、母は、ハジメに抱きつき号泣した。
ある程度時間がたった。
「何があったの?」
「ドジしただけだよ」
「ならいいのだけど」
落ち着いた母は、ハジメに事情を聞いた。だが、ハジメはこれ以上母に心配はかけれないと思い嘘をついた。
その日家に帰り、父にこの顔見られて何があった!と言われ父を誤魔化す為に一時間会話が続いた。
それから毎日、あの不良がハジメのクラスに来ては脅しやら、かつあげやら、ぱしりにされたのは言うまでもない。
不良との関係が1ヶ月続いた。ハジメは限界に近づき、自殺を試みた。
「はぁ、橋の下は中々怖いな。ビビるんじゃない俺もう諦めた命だろ、俺がこのまま生きたってあいつらの事だ、いつか必ず家族に手を出す。その前に死んでやる!」
後一歩足を出せば落ちる所まで来たハジメだが死ぬ勇気はこれっぽっちもなかった。
リスカして傷んだ手を見ながら自分がしようとしていた自殺が馬鹿馬鹿しくなり、自然と家の方向へ歩いて行った。
帰る途中夕焼けの道に突如光がハジメの足元に放たれた。意識が薄れていくのにハジメは気づき必死に抵抗しようとしたが、それは叶わなかった。
その日ハジメは神隠しにあった。
ハジメの帰りが遅いと分かった両親は、ハジメを探しに行った。近所の人にも声をかけ一緒に探したが行方がわからなくなった。
ハジメ失踪から三日がたち、警察も動き出した。
両親はハジメが帰って来ない事が不安で、とくに母は、精神が正常ではなかった。母の目には、隈が出来ていて、ご飯を食べていないのか栄養失調の特徴が出ていた。そして「ハジメ、ハジメ、ハジメどこにいるの?ハジメ」と連呼し、精神の異常も確認されている。
ハジメを神隠した張本人が水晶のような物でハジメの家族を観ていた。
「なんだ、君には大事な人はいないと思ったのにね、心配してくれる人がいるじゃないか、命を無駄にするって事はね、君の周りの人を傷つける事になるんだよ?え?傷つけたくない?ならこうしよう。君はこの世に存在しなかった事にして上げるよ、その代わり君は違う世界で生きる。どうだい?いい話ではないか?早く帰せって?無理だよ一回世界から消したら元に戻す事はできないんだよ。諦めて異世界に行こうよ。良い子だ。そう、それでいいんだ」
謎の声は、最後に不気味な笑みを浮かべて水晶ような物を見つめながらこう言った。(この世に八木ハジメは存在しない)と・・・
すると、突然警察の行方不明になった少年を探すのをパタリと止めて、行方不明になった少年の母は栄養失調が嘘のように無くなっていった。
その日世界は少年の生きていたという証を忘れたんだ
期待を巡らせ、いざ高校デビュー。
「と言ったものの、どうすればいいんだ!自然にすれば友達ができる簡単じゃん・・・自然って何?自己紹介は大事だよな、あーしてこーしてだ、駄目だ!どうすれば」
実はハジメは、余り人と関わってきておらず、人との接し方が皆無なのだ。
中学の時は、学校が終わればすぐに帰宅し、ゲーム三昧の毎日。俗に言う俳人だ。
朝早くから学校へ行く用意をしている。初登校に気合いを入れるのであった。
「ハジメ~ご飯食べなさい」
「分かった今行く」
母からコールで朝食を食べた。
「そろそろ行って来る」
「はいはい、友達いっぱい作っておいで」
「もー母さん、俺は子供じゃないんだからさ」
「そう、なら今日はご馳走ね」
「楽しみにしてる」
母さんは笑顔で言ってくれた。
母さんの笑顔で緊張が吹き飛び、ご馳走と聞いてルンルン気分で家を出た。
賑やかなグランドで新入生達がクラス表を見て、友達と同じクラスになれた者は喜び、なれなかった者は不満そうな表情をしていた。
そのなかで俺は、友達がいないので何とも切ない気持ちになった。
そして、体育館に生徒が集まり集会が始まった。
えー、皆さんこの高校に来たからにはーーー校長の長い話が終わり、クラスに移動した。
「ここからが本番だ、自己紹介を完璧にして友達作るんだ」
ハジメは小声で呟いた。
「えー皆さんおはようございます。ここの担任になりました上原です。えーじゃあこの時間は、自己紹介なので一番の人から前に出て自己紹介を初めて下さい」
そうして、ハジメの運命を変える自己紹介が始まった。
皆、自己紹介が終わり最後にハジメの番が来た。
「33番八木ハジメです。趣味はゲームです。皆さんと仲良くなれたらなと思います。一年間宜しくお願いしましゅ」
完璧な自己紹介のはずが、最後のミスでクラス中に笑いの渦になった。
「人生終わった。うぅ」
奇妙な声を上げ机に伏せた。
休み時間になると、数人ハジメに近寄った。
「なぁー、お前の最後面白かったぞー」
「お願いしましゅ」
「それそれー」
いかにも、充実してそうなメンバーから話かけられた。
「なぁ、ゲームやってんだって?何してるん?」
「モウ○ンとか色々かな?」
「モウ○ンやってんの!今度狩りに行こうぜ!」
「いいよ」
ごく自然な会話だったのだがハジメは凄く嬉しかったのだ。友達ができた。そう思っていたんだ。
次の日、友達が出来たと油断し、ボロを出してしまった。初めての友達に興奮して、つい出来心でゲームの話で嘘をついてしまったのだ。
当然嘘がバレて、嘘を平気でつく奴だと思われてしまい、日に日に距離を置かれていった。
「はぁ、馬鹿だな俺は何で嘘何てついたんだ」
いつものように後悔しながら帰り道で呟いた。
「ってーなーおい!」
下を向いて歩いていると突然怒鳴り声が聞こえた。
「おい、お前何無視してんだよ」
「ご免なさい」
「お前内の高校か?名前は?」
「八木です」
「八木ねオーケーじゃあ殴らせろ」
「何でそうなるんですか?謝ってるじゃないですか」
「口答えすんな、うぜぇんだよ、だいたい謝ってすんだらけーさついらねぇんだよなぁ」
「っ!」
ニヤニヤと不気味な笑みを浮かべて不良は、ハジメの顔面を殴った。
今まで喧嘩をしてこなかったハジメからすると何をされたか解らず、ただ手を顔に当てた。すると手は、一瞬にして真っ赤に染まっていたと同時に言葉にならない程の激痛が走った。
すると容赦なく連続で不良は拳をハジメの顔面を殴った。時間はそんなにたっていないだろう。ハジメは、グショグショになった赤い血痕と涙を必死に拭いた。目も開かない何も見えない状況で暗闇から底しなく痛みが走る恐怖に耐えきれず意識を失った。
ハジメが意識を取り戻すとそこは見知らぬ天井だった。顔に違和感があり、顔に触れた。
「包帯?あぁ、そうだ。不良に殺されかけたんだ」
見知らぬ天井の正体は、病院だった。ハジメは状況がわかりベッドから立ち上がった。
するとそこにいたのは、母さんだった。
「ハジメ!よかたぁぁ!よかったよぉ無事で母さん心配で心配でどうにかなりそうだったよ」
そう言って、母は、ハジメに抱きつき号泣した。
ある程度時間がたった。
「何があったの?」
「ドジしただけだよ」
「ならいいのだけど」
落ち着いた母は、ハジメに事情を聞いた。だが、ハジメはこれ以上母に心配はかけれないと思い嘘をついた。
その日家に帰り、父にこの顔見られて何があった!と言われ父を誤魔化す為に一時間会話が続いた。
それから毎日、あの不良がハジメのクラスに来ては脅しやら、かつあげやら、ぱしりにされたのは言うまでもない。
不良との関係が1ヶ月続いた。ハジメは限界に近づき、自殺を試みた。
「はぁ、橋の下は中々怖いな。ビビるんじゃない俺もう諦めた命だろ、俺がこのまま生きたってあいつらの事だ、いつか必ず家族に手を出す。その前に死んでやる!」
後一歩足を出せば落ちる所まで来たハジメだが死ぬ勇気はこれっぽっちもなかった。
リスカして傷んだ手を見ながら自分がしようとしていた自殺が馬鹿馬鹿しくなり、自然と家の方向へ歩いて行った。
帰る途中夕焼けの道に突如光がハジメの足元に放たれた。意識が薄れていくのにハジメは気づき必死に抵抗しようとしたが、それは叶わなかった。
その日ハジメは神隠しにあった。
ハジメの帰りが遅いと分かった両親は、ハジメを探しに行った。近所の人にも声をかけ一緒に探したが行方がわからなくなった。
ハジメ失踪から三日がたち、警察も動き出した。
両親はハジメが帰って来ない事が不安で、とくに母は、精神が正常ではなかった。母の目には、隈が出来ていて、ご飯を食べていないのか栄養失調の特徴が出ていた。そして「ハジメ、ハジメ、ハジメどこにいるの?ハジメ」と連呼し、精神の異常も確認されている。
ハジメを神隠した張本人が水晶のような物でハジメの家族を観ていた。
「なんだ、君には大事な人はいないと思ったのにね、心配してくれる人がいるじゃないか、命を無駄にするって事はね、君の周りの人を傷つける事になるんだよ?え?傷つけたくない?ならこうしよう。君はこの世に存在しなかった事にして上げるよ、その代わり君は違う世界で生きる。どうだい?いい話ではないか?早く帰せって?無理だよ一回世界から消したら元に戻す事はできないんだよ。諦めて異世界に行こうよ。良い子だ。そう、それでいいんだ」
謎の声は、最後に不気味な笑みを浮かべて水晶ような物を見つめながらこう言った。(この世に八木ハジメは存在しない)と・・・
すると、突然警察の行方不明になった少年を探すのをパタリと止めて、行方不明になった少年の母は栄養失調が嘘のように無くなっていった。
その日世界は少年の生きていたという証を忘れたんだ
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