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新鬼姫交番
新鬼姫交番
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GO楽痛快物語「鬼姫交番」
(1)鬼より怖い女警部と女巡査部長
東京都日野市多摩川に鬼姫交番と呼ばれる交番がある。
その交番に警視庁殺人課から、降格人事で綾小路美咲警視と言う警察官が警部として赴任してきた。
警視庁殺人課きっての警察官だった。ミニスカートの似合う身長170㎝の誰が見てもいい女刑事だった。
赴任してきた鬼姫交番には、もう一人、川添小百合と言う巡査部長がいた。
「今日付けで着任した綾小路美咲警部です。よろしくお願いします」と、、挨拶をされた。
「はい、私は川添小百合巡査部長です。よろしくお願いします」と、、、
すると、綾小路警部は「今日から、ここで寝どまりするので頼むね、、、それから、私は外出が多くなるかも知れないけど、気にするなよ」と、何となく男まさりのような気がした。川添巡査部長は思った。
噂では聞いていたけど、やり手と、、、そして、犯人逮捕には容赦なく拳銃を使うと、、、、
川添巡査部長は不思議に思った。どうして、警視庁殺人課のやり手刑事が、こんな田舎の交番勤務になったのかと。。。
しかし、意味があったことは後でわかった。
すぐに噂は広まった。
美人警察官の交番が日野市にあるということが、、、
暇な男たちは美人警察官を一度は見たいと、用もないのに交番を訪ねてきた。
時々、警視庁刑事局長から連絡が入っていた。
(2)鬼姫交番の特務
綾小路美咲警部は警視庁殺人課勤務の時には階級は警視だった。警視庁勤務の時に、上司の命令に逆らい、抗争中のやくざを逮捕する際に、得意の拳銃で射殺してしまったのであった。
それで、実際は階級剥奪、過剰防衛で逮捕まで行ってしまったのであった。
しかし、綾小路美咲警部の父親が官房長長官だったので、権力と言う圧力で揉み消して、警視庁刑事局長榊原康夫の直轄特殊任務として、「鬼姫交番」勤務となったのであった。
目立つ警視庁殺人課より、鬼姫交番の所属として、特殊任務にあたらせたのであった。
綾小路警部のお目付け役の形で、川添小百合巡査部長が配属となった。彼女も射撃の名手であった。そして、常に冷静沈着な行動が認めれれ、鬼姫交番に赴任した。
綾小路警部は行動は大胆であり、悪事に対しては容赦なく立ちむかう警察官であった。
鬼姫交番は田舎町の外れに所在して、日野市には警察署が置いてあるんで、別段、仕事は無かった。
二人のいい女の警察官が交番の中で、暇を持て余していると、暇な男たちが立ち寄ってきた。
昼下がり、電話が鳴った。
警視庁刑事局長榊原警視からの連絡であった。
「新宿管内で、強盗殺人事件が発生した。特殊な反ぐれが動いているようだ、、、やくざ絡みでな、、、様子を見に行ってくれ、、、」
綾小路警部は愛車で飛び出していった。
今回は川添巡査部長は留守番にまわった。
(3)鬼姫交番初仕事
綾小路警部は黒のスポーツカーで鬼姫交番を出ていった。残った川添巡査部長は交番で待機した。
綾小路警部が新宿の強盗現場に着いたと同時に、強盗団の犯人たちが車で逃走を始めたばかりだつた。
黒覆面の男たちが5人、ワゴン車で走り出したところであった。
綾小路警部はその逃走車の後に続いた。
犯人たちは慌てて走り出した。新宿方面から、都心を抜けて、大井ふ頭の方面に向かっていた。
綾小路警部は兎に角つけた、、、そして,大井ふ頭の中の一つの古い倉庫に入っていった。
中で止まった車に向かって、綾小路警部は突っ込み、ワゴン車から、降りてきた強盗たちに向かって、、、」
まずは一発、拳銃を放った。
「はい,はい、、、動くなよ、、、動いたら打ち込むよ」と言いながら、」もう一発、銃弾を放った。
馬鹿な強盗たちは、相手が女と思い、動いた。
一人目は脚を撃ち抜かれ、もう一人もおなじように、脚を撃ち抜かれた。
「だから、言ったろう、、、動くなと」
今度動いたら脚どころでは済まないよ、、、と、脅かされて、動けなくなった。
撃たれた強盗は、、、「うう、、撃たないでくれ」」と言って,うずくまってしまった。
残りの3人も動けなくなって、立ちすくんでいた。
「お前たち、死にたくなかったら、じっとしていろよ」
と言いながら、立ちすくんだ3人のそばに近寄っていった。
そして、3人に手錠をかけて、動けなくした。
撃たれた二人が喚きながら叫んだ。
「助けてくれーと」
綾小路警部は、、、「馬鹿野郎、、、痛かったら、初めから強盗などするなよ。。。」
そして、綾小路警部は本庁へ連絡をした。
(4)悪徳警察官を潰す
鬼姫交番で綾小路警部と川添巡査部長が久しぶりに揃って昼食をとっていた。
来ない筈の警視庁刑事局長の榊原警視が訪ねてきた。
綾小路警部、、、「先日はご苦労様、、、厄介なことが起きてな、、、内密で処理してもらいたいことがあるんで、頼みに来たんだがな、、」
「川添巡査部長も聞いて欲しいんだよ、、、二人で力を合わせて片づけて欲しいんだがな」
今回の頼み事は警察内部の恥なので、隠密行動でやってくれないかな、、、と言うことだった。
警視庁生活安全課の安藤課長の不始末だった。
都内の区役所から、安藤課長が警察権力で、交通事故や窃盗などの事件のもみ消しを依頼されては、謝礼金を取っているという噂話なんだが、その裏付けを取って欲しいと、、、
只の交通事故などの違反のもみ消しなら、まだしも、今回は
、そのもみ消しの中に関東連合会のやくざ絡みの話があるようなんで、問題がおきくなっている。
只の違反事故のもみ消しならいいが、関東連合は覚せい剤密売が絡んでいるので、、、その辺の捜査を仕手欲しい。
「わかりました、、、覚せい剤絡みなら、証拠を見つけて、潰してみますよ」
「頼むわ、、、あまり、あら立てずにな、、」
「川添君は、、警部が走りすぎないような」
榊原刑事局長が帰ってから、二人は愛車で出かけた。
走る車の中で、綾小路警部と川添巡査部長は打ち合わせをした。
二人は関東連合会の事務所のある新宿へ向かった。
「警部、、、まさか、直接、連合会の事務所に行くんじゃないですよね、、」
「川添、、こんなことは直に締め上げるのが一番。。。」
「いやあ、、、まずいですよ、、した調べしないと」
と、言う暇もなく、、
綾小路警部は関東連合会の事務所に乗り込んでしまった。
5(綾小路警部叩く)
綾小路警部は川添巡査部長の制止も聞かずに、関東連合会の本部事務所に乗り込んでしまった。
「警視庁特務課の綾小路だが、、、会長はいるかな、、、いなかったら、福島参謀はいるかな、、、隠すなよ」
と言いながら、やくざ事務所の中に入って行ってしまった。
「福島はわしだが、、、警視庁特務課が何の用ですか、、、いきなり乗り込んできて、いるかはねえだろう、、」
「あんたが福島か、、、用事があるからいねえかと聞いたんだよ、、、なんか文句あるかな」
綾小路警部の勢いに押されて、少し怯んだようだった。
「福島さんよ、、、面倒くさいことは嫌いなんだよ。。担当直入に聞くけどな、、、内の生活安全課の安藤課長を知ってるな、、、知ってたら知ってると答えてくれ、、」
「知らないとは言うなよ、、、覚悟して話してくれ」
綾小路警部は自慢の拳銃を、福島参謀につけていた。
福島参謀は慌てた。
「待ってくれよ、、いきなり拳銃かよ、、話すから、ひっこめてくれ、、」
綾小路警部はやめなかった。「話したら、引っ込めてやるよ」と、、、、
まるっきり脅かしであった。川終巡査部長は側で見ていてハラハラしていた。
最終的には福島参謀に認めさせてしまった。
綾小路警部にはもう、充分だった。
後は生活安全課の安藤課長を責めるだけであった。
兎に角、綾小路警部の捜査と言うよりは、悪人に対して問答無用で責め立てた。
そして、事件を解決していくのであった。
今回の綾小路警部のやくざ対応の仕方を、川添巡査部長は学んだ。
警察内部の処理は警視庁刑事局長に任せた。
鬼姫交番の特務任務は迅速かつ秘密裏に解決することであった。
「川添、、、美味い寿司を握ってくれるところがあるから、、行こうか。。。」
と二人は東京の夜に消えていった。
6(綾小路警部は自分専用の拳銃を所持、、2丁)
綾小路警部は常に自家用拳銃を所持していた。
一丁(ベレッタ13発装填)は腰の後ろ側に下げたいた、そして、もうい一丁は「ボンドアームズガールミニ(11cm)2発装填を太ももの靴下の中に忍ばせていた。
何時でも犯人を狙撃できる体制だあった。
川添巡査部長と行きつけの寿司屋で寿司をつまんでから、愛車で岐路に着いた。
川添巡査部長を調布のマンションまで送ってから、綾小路警部は日野市のマンションまで帰った。
今日も悪人逮捕のために全力を尽くした、、、、
マンションに戻り、一人浴室に入った。一日で一番好きな時間であり、ゆっくりできた。
浴室上がりの時間、バスタオル一枚で、好きなワインを飲むことが警部の癒し時間であった。
相棒の川添巡査部長も気に行ったし、これから、鬼姫交番で悪人退治をしていこうと考えにふけった。
そして、ワイン酔いしてからベットに入った。
7(綾小路警部大いに怒る)
綾小路警部前日の心地良いワインの香りを残して、目が覚めた。
今朝は鬼姫交番にでは無く、自宅マンションにいるときに、
携帯電話が鳴った。すぐに鬼姫交番にいくようにと。。。
綾小路警部は身支度を整えて、愛車で向かった。
鬼姫交番に着いたときは警視庁刑事局長榊原警視は一人の警察官を連れてやってきていた。
榊原警視は連れて来た警察官を、綾小路警部と川添巡査部長に紹介した。
「左近寺龍之介と言う、、、警視庁の特別特任課のベテラン老警部補で、、、暫く、鬼姫交番の留守居役をしてもらう」
と言うのは、、、
二人に、、、綾小路警部と川添巡査部長に特別任務に就いてもらいたいのだった。
今朝早く、警視総監が襲撃されて、付き添いの警察官が二人、暗殺されて、警視庁に脅迫文が送られてきた。
そこで、二人にもその捜査を手伝ってほしいのだと、、、
「警部、、、脅迫文の内容は公表できないが、国家機密に関わる事件なのだ、、、迅速に、警部の荒療治をきたいする。」
「川添巡査部長も、綾小路警部を手伝ってほしい、、、」
今、警察と検事局に対して、国家不穏分子が動いているという情報も入っている。
脅迫文によると、不穏分子の要求を受け入れなければ、次は警察官僚や官房長官まで暗殺すると言ってきている。
「今や、警察や検事局の危機なのだ、、、」
彼らの要求は無謀であった。
現在、服役中の政治犯の釈放だった。
8(暗殺団の無謀な要求)
今回の暗殺団の要求してきているのは、検察庁の検事正を狙撃して暗殺した犯人「奥平平三郎」で、現在、網走刑務所で20年の実刑に服しているものと、、、前の民民党幹事長を襲撃して半身不随の体にした犯人「島津忠一」で、現在、熊本刑務所で10年の懲役に服している二人であった。
この二人を10日以内に釈放しなければ、警視庁警視総監を襲撃すると脅迫してきたのであった。
警視庁としては厳戒態勢を敷いた。
警視庁としては何としても屈するわけにはいかなかった。
警視庁内部には脅しだけと,たかおくくっている者もいるが、、、前回の検察庁の検事正の暗殺もあるので、特に検事正の護衛を強化した。
しかし、念には念を入れないということで、、、、
釈放犯人の準備をした。
網走刑務所と熊本刑務所に二人の受刑者を迎えに行くことにした。
網走刑務所の「奥田平三郎」の護衛、引き取りには綾小路警部と川添巡査部長が護衛と言うことで、警視庁特別班に同行した。
熊本刑務所にも警視庁特別班が護衛、護送を受け持った。」
警視庁特別護送車を使っての搬送だった。
そして、搬送ルートは機密事項だった。
脅迫暗殺団との連絡、交渉は警視庁特別班が指揮を執った。
その指揮官は榊原警視だった。
9(網走からの護送車、襲われる)
今回の受刑者の護送にあたった、綾小路警部と川添巡査部長は他の護衛警察車両で一路、東京警視庁本部に向かった。車両は2台だった。
警視庁内部でも秘密裏の行動、隠密行動であったから今回の搬送計画は洩れることはなかった。
警視庁内部にスパイ的な反逆者がいない限り分かるはずがなかった。
しかし、榊原警視から言われているので、充分すぎるほど注意するようにと、、、
綾小路警部は慎重に気を配っていた。
東北自動車道に入ってから、車両が少なくなってきたので、更に注意していた。
安達太良山のサービスエリアに入り、昼食をとることにした。
勿論、交代での休憩であった。
油断はしていなかったが,3台の黒のワゴン車が近づいてきた。そして、護送車を囲むように車が止まった。
止まると同時に車から十数人が飛び出してきて、護送車めがけて銃撃をしてきた。
綾小路警部と川添巡査部長が休憩していた時だった。
あっという間に護送車は銃撃されて、ドアを壊された。
受刑者の「奥平平三郎」を連れ出した。
そして、護送警察官3名は銃撃され、即死または重症だった。
綾小路警部はすぐに気が付き、応戦したが敵の銃が多すぎた。
川添巡査部長も立ち向かっていった。拳銃を振りかざし勇敢だったが、、、多勢に無勢、、、
川添巡査部長は脚を撃つ抜かれた。
綾小路警部は川添巡査部長に伝言を残して、襲撃犯の黒いワゴン車を追いかけた。
綾小路警部は襲撃車に猛スピードで追いついた。
そして、警視庁本庁の榊原警視と連絡を取った。
緊急配備を敷いたのであった。
10「追いかける警部、、、女魂)
綾小路警部は追い詰めた.
2台のワゴン車を追いかけ、走る車のタイヤを狙い銃弾を撃ち込んでいた。しかし、逃げる逃走犯たちも必死であった。
芝浦桟橋ふ頭の倉庫に逃げ込んだ。追いかけていた綾小路警部は2台のワゴン車を見失った。
そして、綾小路警部は車を降りて、用心深く倉庫内を探した。
愛用のベレッタp4を構えて、犯人たちを捜した。
残る悪人5人、そのうちに「奥平平三郎」を含んでいる。悪知恵の働く、奥平を少し甘く見ていたような。。
綾小路警部は知能犯の彼らの罠に嵌ったような気がした時には遅かった。
倉庫の天井からネットが投げられた。
綾小路警部はそのネットに嵌ってしまった。そして、彼らに取り押さえられて、、奥平平三郎の拷問にあったのであった。
まず、綾小路警部は縛り上げられた。そして、奥平は知っていた。
気丈夫な女は弱いところを持っていた。
「おい、、、女刑事殿覚悟をしろよ、、、あんたは何者だ、、、白状しろよ。。。」
奥平平三郎は縛り上げた綾小路警察バッチと拳銃を取りあげた。
奥平は知っていた。並大抵の拷問では白状しないだろうと。。
そして、倉庫の天井クレーンの鎖に縛り付けて、必ず話してもらうからと。。。釣り上げた。
「くそーーしくじったよ。。。勝手にしやがれ」と、、
綾小路警部は啖呵を切った。
「面白い、、、しゃべるなよ、、、」と言いながら
綾小路警部の纏っている警察の制服をもぎ取っていった。
綾小路警部は覚悟はした。
そして、奥平平三郎は綾小路警部のストッキングの中の「ボンドアームズミニ」を見つけた。
残念だったな、、、このボンドアームズミニも使う暇がなくてな、、、と言いながら
ストッキングを切り裂いた。そして、綾野警部を一糸まとわぬ状態にして吊るしていた。
奥平平三郎は思った。綾小路の見事な容姿を見て、殺すには惜しいような気がした。。。
しかし、大事の前の小事、、、そんなことも言ってられない。
拷問にかけて、今回の警察の計画を聞きださなくてはと。。
しかし、綾小路警部はかすかな希望を持っていた。
捕まる前に榊原警視に連絡を取っていたので、、、心の中では信じていた。
そして、綾小路警部が拷問に会う前に、榊原警視が駆けつけてくれた。
危機一髪だった。
11(危機一髪)
綾小路警部は危機一髪で助かった。もし、榊原警視が一足遅かったら、綾小路警部は無残な醜態をさらしていたかもしれなかった。
今、奥平平三郎の指示で、クレーンで吊るされた綾小路警部は床に吊るされたまま、降ろされた。そして、奥平平三郎の部下に強姦されそうになるまでに3人の犯人たちに抑え込まれた。
しかし、訓練してきた綾小路警部だった男たちに抑え込まれた,ほんの一瞬に綾小路警部は縛られていた脚の鎖がゆるんだ。
その脚で抑え込もうとした来た男の一人の首に絡み着いた。そして、吊るしていた片方の手が空いた瞬間に抑え込もうとして男から拳銃を奪った。
その速さは訓練のたまものだった。
綾小路警部は拳銃を抜き取ると同時に3人の犯人たちを撃ち殺した。そして、綾小路警部は生まれたままの容姿で、残りの奥平平三郎たち二人も射殺した。
銃撃が終わったところへ、榊原警視が車で入ってきた。
綾小路警部は「おそいっぞ、、、まったく、やられそうだったよ」と、言いながら吊るされていた鎖を外した。
そして、スカートと制服だけで身支度をした。
榊原警視は「いや、、ごめんごめん、、、間に合ってよかったな、、、」といながら、
奥平をはじめ、5人の犯人たちは射殺されていた。
状況を見て、仕方がないか。。。。
と、榊原警視は頷いて。。。
「後の始末はしておくから、、、引き揚げて、休んでおけよ。。。ご苦労さん」
と、、、二人の警察官は言葉を交わして、綾小路警部は愛車で走り去っていった。
綾小路警部は車の中で、、、ひやりとしていた。
「くわばら、、、くわばら、、、気を付けないとな」
危なく女を失うところだったよ、、、、と、マンションんへ戻った。
12(護送犯人、熊本刑務所からの別動隊)
綾小路警部は一時、自宅のマンションに戻り、シャワーを浴びて、身支度をして出かけた。
部下の川添巡査部長が心配だったので、自宅近くの総合病院へ見舞に寄った。
「小百合、、、元気そうだな、、、大丈夫みたいで安心したよ」と、、、、
「すいませんでした、、、どじっちゃって、、、」
「いいよ、、少しゆっくり、やすむといい」
と言いながら病室を出ていった。
警視庁本庁に行き、榊原警視と打ち合わせをした。
熊本経由の犯人について、熊本刑務所の受刑者は「本田安二郎」で、その受刑者を引き渡すようにと連絡が来ていた。
その引き渡しは明日になっていた。
今度は失敗しる訳にはいかなかった。
警視庁殺人課の源田警部が担当することになり、綾小路警部は遊撃に回った。
警視庁の狙いは引き渡しと同時に、要求者犯人を逮捕することであった。
綾小路警部に覚悟があった。逮捕ではなく、今回の犯人たちも射殺することであった。
誰にも言ってはいないが、、、そのつもりで引き渡し現場に臨んだ。
だから、たまったもんではない。。。ほかの警察官は逮捕を第一の目的としていたのだが、、、
綾小路警部は初めから「射殺』であった。
13(生かしておくものか、、射殺だ)
今回の熊本刑務所からの「本田安二郎」服役犯の引き渡し場所は、先方の脅迫犯の指示通りに、調布市の飛行場と決まり、警視庁特捜班の榊原警視たちが向かった。
先方の指示通りに護送車には運転手が一人、運転して、飛行場に入り、飛行場には逃走用の小型飛行機が用意された。
飛行機のそばで、護送車の運転手は行き、付いたら歩いて離れることを指示されたいた。
小型飛行機は周囲から良く見えるために、誰も近づけなかった。
約束の時間になったら、ヘリコプターが飛んできた。
榊原警視は「しまった、、、」と口ずさんだ。
ヘリコプターから降りてきた一人の男が小型飛行機に移ろうとしていた時に、護送車の床下に張り付いた、綾小路警部が飛び出した。
用意していた小銃で射撃を始めた。
その動きの速さと、銃撃の腕前で、ヘリコの中の男と、小型飛行機に移ろうとしていた男と「本田安二郎」銃殺してしまった。
銃殺した後に、綾小路警部は。。。心の中で叫んだ。
「馬鹿野郎、、、私に強姦しようとして奴を、許すわけねえだろ、、くそたったれ」と、、、、
綾小路警部はすっきりした。
「おい、、、無茶するなよ、、、全員、殺しちゃって、、、
まあ、、仕方がないか」
榊原警視は後始末が大変だな、、、と思いながら、いつもの綾小路警部の銃裁きには感心していた。
14(連続殺人事件、、、猟奇)
綾小路警部は川添巡査部長の快気祝いをかねて食事会をした。食事会と言っても二人だけの飲み会をかねての事だった。
新宿の綾小路警部の知り合いの居酒屋だった。二人とも酒は強かった。ほろ酔いでいい女が酒をののんえいるのであった。周りの野暮な男たちが放ってはおかなかった。
酔いに任せて刑事とも知らずに、、、「よう、、姉ちゃん、一緒に飲まないか。。」までは良かった。
酔った勢いで二人の体に触れたりしたら、大概は投げ飛ばされていた。
「こら、、、女だと思って甘く見るなよ」と言う具合に。。。
二人はその晩は酒を飲みすぎたようだった。
次の朝、綾小路警部は頭が痛かった。
鬼姫交番に着いたときは川添巡査部長も、左近寺龍之介警部補もそろっていた。
そんなところへ本庁の榊原警視刑事部長から連絡が入り、綾小路警部は飛び出していった。
「後で、連絡するから、、それまでは交番勤務でな」
警視庁捜査一課と殺人課の合同で捜査会議が始まった。
「殺人事件」が渋谷で起きたのであった。
それも殺人予告事件であった。
「このもの女たらしにより処刑」と胸を一突きで刺されての即死様態であった。
そして、額に警告文があった、「次回は7日までに殺す」
「名前は鈴木次郎」と。。。。
捜査会議は大騒ぎとなり、一端中断した。
綾小路警部は榊原警視から呼ばれ、特務任務を言い渡された、
鬼姫交番に戻った綾小路警部は二人に事情を説明した。
そして、左近寺龍之介が昔の事件の話をしてくれた。
15(足元を照らして歩くように、、、)
綾小路警部は左近寺警部補の話を聞いて、川添巡査部長を連れて警視庁へ出かけた。
そして、榊原警視刑事局長の許しを受けて、未解決事件や退職者名簿などを保管してある記録室に赴いた。担当刑事が管理していて、榊原警視から話は聞いているのでと、、、言うことで、資料を見ることが出来た。
その中から、ここ5年以内に退職した警察官を調べた。ついでに未解決事件と怪奇的な不思議な事件を調べた。
そして、二人は手分けした退職者の確認をまず、調べてみた。行方不名の警察官を調べて、現地調査もした、一人は死亡していたが、もう一人は警備保障会社に勤務していた。
退職者には今回の殺人事件を疑う様な人間は見当たらなかった。
困ったな、、、綾小路警部もゆきず待った。
川添巡査部長が、左近寺警部補が言っていた、報道関係にはいないかな、、、と。つぶやいた。
そうか、、、事件記者か、、、記者だまりの集合場所を探ってみるか。。。
と言いうことになり、警視庁の記者事務所を訪ねた。
「おや、、、、鬼警部さん、珍しいな…」と声をかけてきた事件記者がいた。
「おう、、、懐かしいな、、、元気でいるのかな。。なまけ文屋さんも、、、生きてたか。。」
「そうだ、、、なまけ文屋さん、、、一つ聞いていいかな」
「どうぞ、、、どうぞ、、、俺で知っていることならな」
懐かしそうに近寄ってきた。
「今回の連続殺人事件で、何か知っていることは無いかな、、、知ってたら、教えて欲しんだがな。。」
「ああ、、連続殺人事件の事か、、、余程、警察に恨みを持っている奴だな、、、」
「知っているのか、、、知らないのか、、どっちだよ」
「少しだけだが、情報があるよ。。。鬼警部さんには世話になったからな、、、」
「教えるけどな、、、細かいことは知らないから、自分で調べろよ、、、」
そして、なまけ文屋こと、、大淀文一は話してくれた。
検察庁の豊田健一検事次長がいるのは知っていると思う。
その次長検事の妹が殺された事件があったが、まだ、犯人は捕まっていないんだよ、、、次長検事はいろいろ手を回して犯人検挙に尽力したが、未だに未解決で、相当に警視庁の無能ぶりを怒っているようだ。
そして、警察の体たらくを今でも叱咤しているらしい。
そして、自分の妹殺した犯人を逮捕できないのは、警察官の怠慢と言ってるらしい。
現在の殺人事件も解決できないことに不満をぶちまけているようだ。
その辺の経緯を調べてみるといいよと、、、
その先の結論は言えないからな。。。。
「鬼警部、頑張れよ、、、しかし、いつ見てもいい女だな。。。そのうちに飯でも食ううか、、、じゃあな、、」
と、意味有りげな話を投げて、行ってしまった。
16(綾小路警部、、、検事局に刃を)
綾小路警部は事件記者の大淀文一の話しから、検事局に手を伸ばして、捜査を始めた。
案の定、警視庁上層部からクレームがついた。今の警察庁、検事局への捜査立ち入りはタブーであり、調べることは不可能だった。
榊原警視刑事局から、裏から手を差し伸べてもらっても警視庁総監から、今回は差し止めがだされた。
綾小路警部は何かあるなと、直観視したが、てがでなかった。
その間に「3件目の殺人事件」が起きた。今回は新橋駅前の電話ボックスの中だった。
綾小路警部は腹が立った.いとも簡単に人が殺されることが、、、今回も胸を一突きであった。
「4回目は7日の間に、、、女たらしをほっとくな、、、」
警察をあざ笑っているようだった。
綾小路警部は鬼姫交番に戻った。強硬班との対決なら、なんとも簡単なことであるが、、奇妙な殺人事件であり、謎化怪我入っている、、、、」
知恵比べか、、、何としても謎を解かないと、、、、
「さゆり、、、考えてくれ、、」
「左近寺さんも知恵を貸して欲しい。。。」
綾小路警部は悩んだ。
17(綾小路警部は悩む、、、知恵がなければ)
綾小路警部は悩んだ、、、、警察内部の権力闘争に,そして、検察庁との権力絡みに、なんとも破れない法制の壁があるようで、、、
鬼姫交番で気持ちがムラムラしていた。
「さゆり、、、今夜は少し付き合えよ、、、良かったら左近寺警部補も、どうですか、、、」
と言うことで、3人んは綾小路警部捕の行きつけの居酒屋の縄暖簾を潜った。
「大将、、今日はうまい魚はあるかな、、、肉もやいてくれ」
と言って、いつものワインを飲みだした。
「左近寺警部捕、、強硬班を捕まえるようにはいかないな、、、くそ、、、犯人だよ」
「まったく、頭が良すぎる、、、糞野郎だ、、、悔しいな」
と、久しぶりに愚痴を零した。
「警部、、、焦らずに、、、相手は知恵者ぶっているから、、必ず、勇み足をするはずですよ。」
「犯人は、自分の頭の良さに酔っているから、、、ミスを犯してくるはずですよ、、、、少し、待ちましょう」
川添巡査部長も頷いた。
左近寺警部は言った、、、、「少し、犯人の好きなようにさせておきましょう、、、そうそう、殺人は出来ないから、、、」
左近寺警部補の言うのには、、、犯人は楽しんでいるところがあるような、、、必ず、やりすぎて、ボロをだいますよと言うのだった。
その晩は話が弾んだ。
綾小路警部はマンションに戻り、、、いろいろ考えた。
そして、綾小路警部は父である官房長官の綾小路秀麿を訪ねていた。
「おお、、、珍しいな、、、元気かな、話は聞いるいているが、もう少しおとなしくした方がいいぞ、、、あははあは」
お前が来たということは、何か頼み事かと察しはついていたが、、、兎に角、話してみろ。。。と言うことになり。
綾小路警部は警察と検事局との絡みがやりずらいという愚痴を零した。
そして、特別な捜査班組織を作ってもらえないかと言う相談だった。
時間はかかっても、何とかしてほしいと頼んだ。
18(女の城、、、鬼姫警視庁特別部署)
綾小路警部は父親の綾小路官房長官にたのでいたことが実現した。
名称は「鬼姫警視庁特別分署」で「通称鬼姫分署」が発足した。
鬼姫分署の責任者は警視庁警視総監であり、直接の管理官は榊原警視が刑事局長から「刑事部長」の昇格しての特別機関であった。
綾小路警部は「警視」の昇格して現場責任者となり、副責任者川添巡査部長が「警部捕」に昇格した。
そして、左近寺警部は分署事務所監理者として残った。
「鬼姫警視庁特別分署」は新建物(分署要塞)は綾小路警視の注文で特別仕様で完成予定であった。
その間は警視庁本庁の一部に間借りすることになった。
鬼姫警視庁特別分室の特務任務は、、、全ての国家機関に左右されず、検察庁でも、誰の許可がなくても捜査ができることになった。
そして、常に危険が伴う分署なので、拳銃の携帯を許されていた。そして、無礼撃ちが認められた。
そんな特殊部隊を警視庁に設けたのであった。
そして、全国警察から猛者を集めた。
この鬼姫分署は女警察官だけの捜査軍団であった。
19(鬼姫分署、、、女鬼警視のもとに)
鬼姫分署は警察内部でも秘密裏に創設されたのであった。
警視総監直属の捜査機関として、従って、警察内部でも一部の上層官僚しか知らない部署であった。
鬼姫交番が引き上げられて、暫くして、「警視庁鬼姫分署」ができた。
全国の警察関係からえり抜かれたエリートと言うか、やりすぎつわものたちが集まってきた。
階級で言うと警部から警部補、そして、巡査部長までの女刑事のたちであった。
全員が独身警察官で25歳から30歳までのいい女で、今回出来上がった鬼姫分署の中の独身寮住まいになった。
10人の女刑事の猛者を管理する、寮長は春日野康子と言う、警視庁管理課の警部であった。
初めて、全員が揃った朝に挨拶訓示があった。
鬼姫分署の所長が綾小路警視であること、そして、副所長が川添警部であると。。。。
鬼姫分署の業務内容を説明して、特殊事件や、他の部署で解決できない事件をすべて、捜査できるということを。。。。
そして、最初の捜査は。。。。
現在、捜査中の連続札事件であること。。。
全ての垣根を変えての捜査が可能なので、全力投球で捜査にあたることとなった。。。。。
3人も殺されていて、何の手がかりもつかめずに、お先真っ暗な捜査を解決するために、今から指示する通りに捜査をしてほしいと、、、綾小路警視は話を始めた。
(続編あり、、、「鬼姫分署」
(1)警視庁鬼姫分署、、始動開始)
警視庁特別捜査班として、「鬼姫分署」を設置することになった。
最高責任者は警視総監であり、直属の管理官は榊原警視刑事部長であり、、指揮官は綾小路警視分署長で始動開始した。
警視庁関係のあらゆる警察部署からも独立した捜査機関と
して、干渉を受けることは無かった。
法曹関係の捜査調査も独立して出来る分署として設けられた。
そして、全国の警察関係から専門職が集められた特殊部署であった。その捜査メンバーは秘密裏に動いた。
今までのような癒着や繋がりは関係なく捜査の出来る権限を与えれれたいた。
今回は連続殺人が4人目にもなり、未だ犯人の影さえ見えてこないので、鬼姫分署は優先して捜査することになった。
綾小路警視は目星をつけ始めたいた犯人像を追いかけることにした。今までは警察力の捜査では入り込めない領域があったためであった。
綾小路警視は分署の捜査員を二人一組で捜査を始めた。
2(綾小路警視は感謝した、、、分署設立をしてくれた父に)
綾小路警視分署長は今回の連続殺人事件は検察庁内に関係者がいると睨んで、、鬼姫分署の捜査員を分散して、検察庁検事の不振に思う検事の時間外尾行を行った。
綾小路警視が睨んだ検事には怪しい動きはなかった。
綾小路警視は果と困っていた。。。そして、鬼姫分署の捜査員を集めて捜査会議を開いた。
左近寺警部が意見を述べた、、、、
「警視、、、連続殺人事件の犯人などは、常識では考えられない行動、思考力を持っていますから、、、今回のような連続殺人は奇人や精神異常者が考えられますよ、、、」
「従って、予告ができるということは、警察内部の事情を知ったうえで、予告をしながら楽しんでいるような気がします。」
「人間的には二重人格的な偏屈者ですね、、、」
そこで、左近寺警部が言うには、鬼姫分署は特別な権限を与えられているので、、、綾小路警視が怪しいと思った警察官、検事を警察、検事局に保管されている身上書から徹底して捜査し直すという手法はどうかなということになり、、、
鬼姫分署の捜査員全員で、秘密裏に捜査することにした。
そして、綾小路警視が妹を殺された検事を覗いて、警視庁、検事局の法曹関係の人間を見直していった。
時間はかかった。
その間に5番目の殺人事件も起きた。
しかし、綾小路警視の指示のもとに、鬼姫分署は捜査を続けた。
そして、検察庁の山形検事次長に突き当たった
そして、過去の事件で、御認逮捕の殺人犯を捌いたことがあった。裁判でも再審で無罪になっていた。
その時の世間での報道、風評は酷かった。
山形検事次長は局長候補に上っており、その事件が無ければ、間違いなく検事局長に昇進していた。
更に、世間の風評にさらされ、個人的には家庭崩壊を起していた。
そんな、精神的な欠陥を持ち、それからの裁判は異常なほど厳しい求刑をしていった。
そして、全てが求刑通りにはいかなったので、警察、検事局に裁判に不満を持っていた。
綾小路警視は山形検事次長をマークして捜査を開始した。
5番目の殺人事件が起きてから、山形検事次長に尾行を張り付かせた。
今回は根気よく、交代で四六時中、捜査官を張り付かせた。
3(綾小路警視分署長、、、成果を上げる)
綾小路警視分署長5番目の殺人事件が起きてから、根気よく、、山形検事次長の退庁後の行動を監視して、四六時中尾行を続けた。
山形検事次長も計画的に殺人を遂行しているので、簡単にはミスをしなかった。
山形検事次長は退庁後、必ず、寄り道をしていた。
彼は独身なので、寄り道する小料理屋「桔梗」で夕食を取りながら、好きな日本酒を飲んで、夜のひと時の時間を楽しんでいたのであった。
いつもであると、小料理屋「桔梗」を出るとまっすぐ自宅のマンションに戻り、外出することは無かった。
綾小路警視分署長の部下の捜査員は徹夜で張り込みをしても、成果は上がらなかった。
しかし、綾小路警視分署長は間違いなく、今回の連続殺人の犯人は山形検事次長と確信していた。
そのための鬼姫分署の捜査員を交代で張り付かせていた。
綾小路警視分署長は考えた、、、、被害者は必ず、山形検事次長の取り調べた性犯罪者か、不起訴になった暴行魔になった被害者を対象に捜査していた。
しかし、今回の被害者は何処にも該当することは無く、刑が確定したもので、執行猶予者であった。
共通していることは、いずれも性犯罪者、女性を襲った暴行魔ばかりだった。
綾小路警視分署長は鬼姫分署で改めて捜査会議を開いた。
左近寺警部も参加して、狙われる被害者のリストを作り直した。
そして、根気よく山形検事次長を捜査尾行し続けた。
綾小路警視分署長がマンションに張り付いていた時、あることに気が付いた。
いつもは監視カメラに映らない、、出口は一つと決めたいたことに、、、
もしかしたら、非常階段を使ったのではないのかと、、、そうすると監視カメラには映らないで、外へ出られるのであった。
自宅マンションが30階建ての29階だからと言うことで、見落としていたようなことに。。。
綾小路警視分署長の読み通りに、山田検事次長は非常階段を利用していたのであった。
マンションはエレベーターが3基ついていたし、管理人がいつも常駐していたので、、、鬼姫分署の捜査員は確認を怠ったのであった。
4(鬼姫分署の捕り物控え)
鬼姫分署の権限拡大で、捜査を検察庁内部まで立ち入ることが出来るようになり、今回の連続札事件を解決できたのであった。殺人犯が警察関係で、検事次長であったので、関係者を驚かせた。
警視総監から鬼姫分署の働きが見事だったので、今後も期待しているということに賛辞が送られた。
綾小路警視分署長も鬼姫分署を設立してよかったと、つくづく思った。
その後も鬼姫分署の働きは目覚ましく、際立っていた。
最近の事件で、「覚せい剤」の密売、覚せい剤絡みの事件が多くなっているので、、、榊原刑事部長から特別な指示が出た。
新宿を中心として繁華街で、覚せい剤が絡んだ売春が多くなってきているので特に限界体制を敷くようにと。。。
東南アジアからの研修生が、ピザの有効期限の切れたことでの不法滞在が増えてきていた。
それらの女性が反ぐれや暴力団の資金稼ぎに巻きこまれて、挙句の果てには殺人事件まで起こしている。
鬼姫分署の捜査員の中に覚せい剤を専門に扱ってきた、姫野美恵子警部補がいた。
大阪府警で慣らしてきた敏腕刑事であった。今回も覚せい剤専門の担当として、鬼姫分署に配属なってきた。
綾小路警視分署長から、姫野警部補に告げられた。
徹底して覚せい剤を摘発するようにと、、、相棒に川添警部が付いた。
二人は打ち合わせをした後から、新宿管内の状況を調べた。
覚せい剤の密売や仕入れを担当しているのは、広域暴力団「関東連合」で、販売はその傘下の反ぐれ集団「くれない」であることを調べて、捜査にあたった。
二人は覚せい剤を使った売春の噂のある、新宿のクラブ「花の蝶」を当たった。
今は反ぐれも、暴力団も巧妙に立ち回っているので、売春の現場を押さえることが難しかった。
鬼姫分署の姫野警部補も川添警部も協力して、売春の突破口を探した。
飽きることなく、クラブ「花の蝶」に張り付いていた。
なかなか、尻尾を出さなかった。
二人が尾行していた一人の女と、昼間の新宿繁華街で出会った。先方は気が付かなかったが川添警部が気が付いたのであった。
そして、尾行して目的の客との待ち合わせを突き止めた。
昼間のデートだった、、、真昼の情事を見つけたのであった。
そのことで売春の手口がわかり、捜査を売春相手の男を探すことにした。
5(売春相手の客を見つけるための潜入捜査)
綾小路警視分署長は日本にはびこる覚せい剤類の違法薬物を撲滅するために知恵を使った。
そのために鬼姫分署の捜査員全員で会議を何度も開いた。そして、いいアイデアがあれば、その都度実行していった。
鬼姫分署総勢13人、、二人づつに分けて、あらゆる捜査慣行した。
左近寺警部を留守番連絡係に残して、どんな情報も逃がさずに追いかけた。
姫野警部補と川添警部の捜査で、情報が入り短気大学の女子寮での覚醒剤利用の噂の立ち入りをした。
噂は女子寮でのパーティの際に覚せい剤が使用されたとの事であった。
覚醒剤を利用してのパーティなので、招待された男子もおり、その乱痴気騒ぎには呆れたほどだった。
結果はパーティ参加者全員の逮捕であったが、覚せい剤利用者が20歳前後の若者であり、一般社会にまで出回り始めたことに担当していた捜査官も驚いた。
綾小路警視分署長は報告を聞いて、いよいよ、猶予はならないと思った。
本腰を入れて、販売元、密造元または輸入元を、徹底して撲滅しないと、、、痛感した。
日本の場合はほとんどが輸入されてくるので、その搬入されてくる入り口での撲滅が大事であった。
しかし、検査や捜査を強固にしても、所詮は島国であり、持ち込まれる入り口が広すぎる。
覚醒剤の取り締まりは困難を極めた。島国であり、港が多くあり、、、更にはクルーザーの大型での搬入は容易であった。
綾小路警視部署長が殺人課に所属していたころに、大量の拳銃、ライフルなどが持ち込まれた。大型クルーザーでの持ち込みであり、、、一時、国内では銃の販売が話題を呼んだ奴がいた。
結局は逮捕されず、命がけで持ち込んだ奴は大金を掴んだ。
フィリッピンからの持ち込みであった。
そんなことで、覚せい剤の持ち込みは難しくないのであった。
日本言う国での覚醒剤などの密輸は出来てしまう、、、
どうすればいいか、、、潜入捜査で、搬入場所、日時などを確定しないと、水際での阻止は難しい。
持ち込まれてしまえば、密売はいろいろな組織がするので、小物の逮捕で終わってしまう。
そこで、綾小路警視分署長は潜入捜査を考えた。
難しいことだった、既に麻薬捜査班が捜査潜入はしているので。。。
今は、兎に角、地道に覚せい剤絡みの事件を追いかけていくのみであった。
6(綾小路警視分署長は覚せい剤絡みを潰していきたかった)
鬼姫分署は捜査運全員で、世にはびこる覚せい剤を撲滅したかったのであった。
綾小路警視分署長を先頭に、日夜市中警護をしながら、覚せい剤とに関しては目を光らせていた。
江田島警部補、福岡県警出身、桂警部補は京都府警からのえりすぐりの二人は生活安全課のエキスパートであり、街の巡回取締から事件を未然に防いだいた。
市中見回りから、高校生や一般主婦たちの事件関与を見抜き、その対応をしていた。
最近の主婦の中にも覚醒剤などの常習者がいるが、なかなか摘発が出来なかった。
世田谷区の見回りで、不審な人だかりを見つけて、近寄って行ったら、一人の主婦がかがみこみ苦しんでいた。
江田島警部補と桂警部補は近づき助けようとしたら、急にその主婦が叫んだ。
二人はすぐに分かった、、、覚せい剤中毒と、、、薬が切れてしまったようだった。
二人は彼女を保護して、パトカーに乗せた。
中毒症状を起こしていたので、病院に連れて行き処置を施してもらった。
そのあとの取り調べで、事件の真相がわかった。
その捜査から、一般主婦への広がり、学生への広がりが明らかになって、事件は捜査は大規模になった。
捜査していくうちに、覚せい剤の密造組織が明らかになっていった。
鬼姫分署は全面的に真相を解明していった。
そして、東京都内に大きな密売組織があることが分かった。
7(綾小路警視分署長の確信)
綾小路警視分署長はいくつかの捜査を聞いて、まとめて思った。東京都内に悪の巣、覚せい剤密売の隠れ蓑があると。。。
捜査を追いかけていくと、消える箇所があった。
それは反ぐれ、やくざ組織の販売網が東京都世田谷の大手病院である世田谷総合病院の周辺でとぎれてしまうのであった。誰しも疑わない総合病院であり、その中には研究機関もあり、経営者が民友党の大物政治家ということもあり、捜査をしなかった。
仮に捜査をしても、警察上層部からの圧力が掛かり、捻じ曲げられてしまうだろうという、先入観でやらなかったような。
しかし、今回は違った。特別捜査権を持った鬼姫分署である。
綾小路警視分署長は捜査の過程で、前から疑問を持っていた世田谷総合病院の内部捜査に踏み切った。
警視庁内部からも、政治力圧力はかけられた、、、しかし、鬼姫分署の特権で、それらを押しのけた。
そして、いろいろな事実が出てきた。まず、覚せい剤が大量に保管されていたのであった。
病院側は研究のためとか、医療のためとか言ってきたが、鬼姫分署は跳ね返した。
そして、精神病棟の中に覚せい剤中毒の患者がいて、とても治療とかの理由は聞き入れられなかった。
今回の世田谷総合病院の覚せい剤の不正療法、使用では摘発がでできた。
しかし、覚せい剤密造の現場はみつからなった。
それでも、綾小路警視分署長は、この病院関係でどこかに抜け道があるように思えた。
正業を営む者が悪業と言われる、覚せい剤密造に関係しているということが許せなかったんであった。
覚醒剤がどれほどの人間を苦しめるのか、知っていたからである。
鬼姫分署捜査員全員で、覚せい剤撲滅を目指していた。
8(覚せい剤密造が企業化している)
綾小路警視部署長は警察の仕事をしながら、日々、命を賭けて一般国民の安全を願っていた。
そんな中で、覚せい剤の被害を受けたら困る一般国民がその密造をしていることに,無償に腹がたった。
普段は平然と金儲けをしている癖に、その覚せい剤の被害を受ければ、警察に対して泣き言を言ってくる人間性に怒りを覚えた。
世田谷総合病院が覚せい剤の密売の拠点であると摘発をした後で、、、、病院の院長である、大杉新次郎の娘が覚せい剤で犯されていたことを知らずに、犯罪を犯している大杉院長の精神状態を綾小路警視分署長は分からなかった。
警視庁鬼姫分署の摘発を羽化た時に、、、
大杉院長は、その時点で「知らなかった、、、と、、、」毅然としていた。
大杉院長は「私はやっていない、、、病院を利用して事務長がやっていたのだ、、」と。
しかし、捜査が進むにつれやくざ団体、関東連合との関係が証明されてたのだった。
そして、大杉院長の娘も覚せい剤に犯されていたのであった。
既に、広域やくざ団体は、覚せい剤密売に関して、一般企業を巻きこんでいたのであった。
この事件は闇の世界の一部であり、綾小路警視分署長は覚せい剤の取り締まりを、更に強化しようと思ったのであった。
やくざが反ぐれが「覚せい剤利用者」として、顧客として狙っているのは一般国民であるからだ。
鬼姫分署では捜査員を更に教育して、覚せい撲滅を図るための捜査方針を推し進めていった。
9(覚せい剤はきちがい薬だ、、、元を絶たなければ、、、)
綾小路警視分署長は覚悟を決めた。主直言って、今までにも何度も覚悟を決めて、捜査に当たってきた。
しかし、今回は今までの覚悟とは違っていた。
覚醒剤に絡んだ事件は容赦なく追い込むことにした。時と場合によっては「射殺」も必要と、、、情けをかけていたら、何度でも繰り返すのだった。
鬼姫分署の捜査会議で。。。。
「これからの捜査で、事件で、覚せい剤絡みで話し合いでできないような容疑者は、殺すまではいかなくても、銃撃すること、、、これからは、常に拳銃を携帯すること」
と、厳命を発した。
覚醒剤使用者には容赦なく対応すること、、、
「情けをかけて、、保護することはやめて、、、全て逮捕すること」と。。。
そのあとのことは身柄を確保してから、考えるようにすることとして、、、言い訳を聞かずに逮捕の二文字で対応することとした。
覚醒剤は厳罰を持って対応して、、法律を緩めないこととする、、、全ての人に平等に罰することを旨とする。
人によって、権力によって緩めないようにと、、、、
綾小路警視部署長は厳命した。
覚醒剤を扱うものはやくざであろうが一般公民であろうが悪人であり、許すことはならないのである。
これから、鬼姫分署は悪行だらけの浮世社会と戦っていくことになったのであった。
10(この世から覚せい剤等がなくなるまで、、、)
、、、)
綾小路警視部署長は今回の世田谷総合病院の覚せい剤事件で思ったことは、覚せい剤常習者や販売者、密造者には容赦しないことにしたのであった。
世田谷総合病院の絡みで、、、まだまだ、覚せい剤の常習者がいると睨んで、監視捜査を続けた。
川添警部たちの捜査からも、看護婦たちの中にも何人かが見つかり、病院関係者たちに張り付いた捜査をするようしていた。
川添警部はその日の相棒、姫野警部補と病院の看護師の一人に目を付けて、尾行捜査をしていた。
そして、その看護婦の自宅のある川崎市内で不思議な家を見つけた。彼女が家に帰らず、大きな屋敷の中に入つていつたのであった。
二人が監視捜査をしているうちに、人の出入りが多くなってきたので,侵入捜査をしてみたら、、、
二人はびっくりした、、、、家の中では覚せい剤を吸った男女が踊ったり、横になったりしていた。
間違いなく覚せい剤騒ぎであった。
二人は踏み込まずに、、鬼姫分署に応援をした。
そして、鬼姫分署全員で踏み込んだ。
覚醒剤パーティの現場を押さえて、有無を言わさずに、全員を逮捕した。
そして、その取り調べを始めた。、、、、
一人一人調べて、、、例外なく状況を詳しく調べた。
そして、逮捕したのであった。
鬼姫分署では逮捕ではなく、覚せい剤の出どこを徹底的に調べたのであった。
今回の逮捕者の中には販売した者や密造者はいなかった。
覚醒剤密売者たちは、巧妙な組織を作っている様だった。
11(覚せい剤密造者たちも必死であった)
現代やくざたちは企業に食いついて、勢力争いをしているが、、、やくざ本来の収入は「売春の管理であり」「覚せい剤の製造密売であった」
そして、現代やくざはそれらの資金源をもとに、、、金融業、不動産業、飲食業と手広くやくざ業をしている。
そして、不良債権の取り立て、と。。。
更に資金源を広げて、企業買収や株式売買にまで事業拡大を広げていた。
更に「企業舎弟」を作り、暗黒の世界はその渦を大きくしていった。
黒い資金はとどまるところを知らない。。。
綾小路警視部署長は必死になって、一番元になる「覚せい剤」撲滅に全力を注いでいた。
川添警部も、姫野警部補も、他の捜査員は毎日、身を粉何してはたらいた。
どんな小さな事件でも、覚せい剤に関しては見逃さなかった。
今日も川添警部補が情報を聞き込んで、姫野警部補と二人で横浜市内の化粧品製造会社に乗り込んだ。
小さな化粧品製造会社であったっが、、怪しい粉末を扱ったいた。。。授業員10人足らずの作業所で、覚せい剤を袋詰めしていたのであった。
捜査した結果、横浜連合の傘下にある「反ぐれ横浜」の関連作業所であった。
少しづつではあるが、鬼姫分署は成果を上げていった。
川添警部たちが乗り込んだ際に反ぐれ横浜が抵抗をした。
反ぐれが拳銃を撃ってきたので、川添警部が反撃して、反ぐれの一人を銃殺した。
12(鬼姫分署の捜査行動に批判の声も、、、、)
鬼姫分署の捜査のやり方には、警察内部からも批判の声が聞こえてきた。
しかし、綾小路警視部署長はお構いなく、影口などは気にしないで、鬼姫分署の捜査員を叱咤激励していった。
覚醒剤に絡んだ検挙率はあがり、、、やくざ世界にも鬼姫分署は恐れられてきた。
綾小路警視は榊原刑事部長に呼ばれ、警視庁に久しぶりに顔を出した。そして榊原刑事部長と、警視総監と会議を持った。
「綾小路警視、、、大分、成果を上げているようなので、うれしいよ。。。他の部署から、いろいろ苦情も出ているが、
今のままで覚せい剤撲滅に励んで欲しい。。。」
そのあとで、榊原刑事部長立ち合いのもとで、話があった。
覚醒剤絡みの事件を撲滅するためには、鬼姫分署の働きから見て、全国に特殊任務の「警視庁鬼姫分署」を設立しようと思うので、協力して欲しいんだがと、、、
そして、半年後に大阪、福岡、名古屋、仙台、札幌に「鬼姫分署」がそれぞれに置かれた。
総責任者は警視総監で、警視庁内部の管理は榊原刑事部長が就任した。警察体制の領域を超えた、特別捜査機関であった。直截指揮官は「綾小路警視分署長」が就任した。
その地域の鬼姫分署の捜査員は綾小路警視が管理することにして、その捜査員の選出を行った。
今までの鬼姫分署の捜査員が、それぞれの出身地に戻っての配置換えであった。
二人になった榊原刑事部長は。。。
「おい、、、警視、凄いことになったな、、、頑張れよ。
俺も応援するから、、、しかし、覚悟はしておけよ、、、
いろいろな部署から横やりが入ったり、嫌がらせはあるからな、、、、困ったときはなせよ。。」
「はい、、、女だけの捜査の城をやり遂げるつもりだ、、、
女の人生、思いっきり、暴れてみせるよ。。。」
「お祝いだ、、今夜、飯でも食うか、、、」
「そうだね、、、いいですよ、、、一人可愛い妹分を呼んであるから、、、いいですか」
と言うことになり、、、、
その晩は綾小路警視は川添警部を連れて、榊原刑事部長の食事会に付き合った。
「久しぶりだな、、、良く、頑張ったな。。。新しい取り組みなので、批判もあり、圧力もかかるが、、くじけるなよ」
「川添警部も頼むな、、、全国的な仕事になるから、警視を助けてな、、、兎に角、命を大事な、、、無理はするなよ」
と、励まされた二人だった。
13(鬼姫分署大いに暴れ)
綾小路警視分署長は全国に配置した、鬼姫分署各支所に通達を出した。覚せい剤取り締まりのための捜査を引き締めていくように。。。。
今までの鬼姫分署の活躍に、全国のやくざ連合においても、覚せい剤捜査には一目置いているので、覚せい剤密売をしているやくざ組織は連絡協定を結んでいた。
お互いに情報を交換して巧妙に覚せい剤絡みについては動いていた。
特に「東京連合会睦会」と「関西聯合桜会」は協定を結び、覚せい剤に関しては情報交換を密にしていた。
定期的に、、、東京で、、、大阪で、、、各地での打ち合わせをしていた。
東京連合では「幹部参与の大町新次郎」が、、、「関西聯合桜会」では「鳥海十吉若頭」が担当で会議をしていた。
そこまでの情報は手に入れたのであるが、何時、どこでがつかめなかった。
その情報が入った時に。。。綾小路警視は大阪担当の姫野警部補と、美国巡査部長に無理な捜査は気を付けるようにと、、、指示を出していた。
関西方面での覚醒剤の密売が、、、大阪、京都を中心に多く出回っていたので、、鬼姫分署大坂支所は、無理をしたようだった。
捜査の手が回ってきた、大阪連合桜会と東京連合睦会は、捜査の危機を感じていた。
関西地区は密売量も多く、稼ぎの多い地域でもあったので、鬼姫分署の捜査が邪魔になった。
そして、関西聯合桜会の傘下にある反ぐれ紅が、鬼姫分署大坂支所を10人ほどの反ぐれで襲撃したのであった。
夜であり、鬼姫分署捜査員が姫野警部補と、美国巡査部長他3名の宿白だったので、銃撃をされて、5名とも即死であった。
この知らせを聞いた、綾小路警視分署長と川添警部補引き連れて大阪に急行した。
14(綾小路警視怒る、、、、)
鬼姫分署大阪支所が襲撃され、姫野警部捕たちが銃殺されて事を聞いた、綾小路警視分署長は涙した。
悔しかった、供に覚せい剤撲滅に取り組んできたので、、、
姫野警部補たちの葬儀を済ませた綾小路警視分署長は五島列島の無人島に飛んだ。
以前から、綾小路警視は鬼姫特務隊を準備して、その訓練を五島列島の無人島で特訓をしていたのであった。
日本全国の刑務所で服役している、元女子警察官を集めて、銃撃、剣劇、格闘技の特訓をしていた。
いざ、抗争と言う時に備えて。。。。
今回、初めて、鬼姫特務隊の出動となったのである。秘密裏に行動するので「警察の名」を出事は出来なかった。
綾小路警視の特別隊として、行動するので、何の手柄にもならず、、、名もなき特別隊であった。
綾小路警視が統率して、秘密裏のうちに、早い話が「暗殺」で解決してしまうのであった。
今回は関西聯合と横浜連合を同時に襲撃する計画であり、特別隊を10名ずつに分けて、突入することにした。
関西を綾小路警視が、、、、を川添警部が指揮をして突入することにした。
綾小路警視は、、、心の中でつぶやいた。
…姫野警部補、、、待っててや、、、どいつもこいつも冥途に送ってやるからな、、、
そして、綾小路警視と川添警部の襲撃は始まった。
見てろよ、、、女の意地を、、、
15(鬼姫分署の逆襲)
綾小路警視分署長の怒りは爆発した。関西聯合は綾小路分署長が、、、横浜連合は川添警部副所長が率いて、同時に特務隊を連れて襲撃した。
深夜のやくざ事務所である、、留守番は少ないが、それぞれに幹部連中とそれぞれの会長職が会議の後なので休んでいた。
鬼姫特務隊は10名づつの殺人舞台である、、、ひとたまりもなく、せん滅をした。
綾小路警視分署長と川添警部副所長は連絡を取り合い、引き揚げた。
翌日の報道ニュースで、暴力団同士の抗争が報じられた。
各事務所在中のやくざは即死状態で、それぞれに会長が死亡したことも大々的ニュースなった。
川添警部副所長は次の日に、鬼姫分署本庁に勤務したいた。
そして綾小路警視分署長は、姫野警部補の墓参りをしていた。本当にすまない、、、無理な捜査をさせてしまい、、、と涙した。
殉死した鬼姫分署の捜査員の一人一人に花を手向けて、涙した。
綾小路警視分署長は今回の襲撃事件で肝に銘じた。
普段の鬼姫分署の警護を固めないとと、、、
そして、特務隊を増員して、各鬼姫分署に警察官の警護のための特務隊員を3名づつ配置したのであった。
鬼姫分署を要塞化して、やくざや反ぐれから捜査員の身を守ることをしたのであった。
16(鬼姫分署の覚せい剤捜査は徹底的に密売組織を追い込んでいった)
鬼姫分署の捜査は何処までも許さない姿勢で覚せい剤事務所や密売工場を摘発していった。鬼姫分署は大阪支所を襲撃されてからは容赦しなかった。
常に摘発場所には綾小路警視分署長が直々に乗り込んでいた。そして、、、歯向かう連中に、、「この野郎、、死ねーー」と銃撃を繰り返していた。
摘発場所からは一人に逃がさず、問答無用で射殺したいた。
悪人たちからは「殺人警視」と恐れられた。
その強烈な取り締まり、摘発も重なり、、、覚せい剤が減少を始めた。
大ぴらな取引や、売買が行われなくなってきた。
密売組織も更に巧妙化していったような。。。
「イタチごっこ」ではあったが、目立った動きが減った。
鬼姫分署は疑いがあれば、、、噂が立てば、乗り込んでの強制捜査を続けた行った。
鬼姫分署の捜査力、行動力を買われて、警視庁から新たな指示が下った。
覚醒剤捜査をしながら、、、今風の強盗団や泥棒、、、などの闇バイトの捜査の依頼が入った。
17(鬼姫分署の任務拡大)
鬼姫分署の覚せい剤に関する任務は充分果たした。
我が国においては、この世の悪事をゼロにすることは不可能にに近い、、、、ゼロに近いほどの減少が出来ればいいとするしかないような。。。
取り締まりを飽きることなく、繰り返して、撲滅していくより仕方がないような、、、、「鬼ごっこ」なのだ。。。
手を緩めることなく、取り締まっていくより方法は無いような。。。
鬼姫分署の取り締まりは続くのだった。
そして、新たに新規悪行の闇バイトが増えたのであった。
鬼姫分署の活躍は期待されていた。
(1)鬼より怖い女警部と女巡査部長
東京都日野市多摩川に鬼姫交番と呼ばれる交番がある。
その交番に警視庁殺人課から、降格人事で綾小路美咲警視と言う警察官が警部として赴任してきた。
警視庁殺人課きっての警察官だった。ミニスカートの似合う身長170㎝の誰が見てもいい女刑事だった。
赴任してきた鬼姫交番には、もう一人、川添小百合と言う巡査部長がいた。
「今日付けで着任した綾小路美咲警部です。よろしくお願いします」と、、挨拶をされた。
「はい、私は川添小百合巡査部長です。よろしくお願いします」と、、、
すると、綾小路警部は「今日から、ここで寝どまりするので頼むね、、、それから、私は外出が多くなるかも知れないけど、気にするなよ」と、何となく男まさりのような気がした。川添巡査部長は思った。
噂では聞いていたけど、やり手と、、、そして、犯人逮捕には容赦なく拳銃を使うと、、、、
川添巡査部長は不思議に思った。どうして、警視庁殺人課のやり手刑事が、こんな田舎の交番勤務になったのかと。。。
しかし、意味があったことは後でわかった。
すぐに噂は広まった。
美人警察官の交番が日野市にあるということが、、、
暇な男たちは美人警察官を一度は見たいと、用もないのに交番を訪ねてきた。
時々、警視庁刑事局長から連絡が入っていた。
(2)鬼姫交番の特務
綾小路美咲警部は警視庁殺人課勤務の時には階級は警視だった。警視庁勤務の時に、上司の命令に逆らい、抗争中のやくざを逮捕する際に、得意の拳銃で射殺してしまったのであった。
それで、実際は階級剥奪、過剰防衛で逮捕まで行ってしまったのであった。
しかし、綾小路美咲警部の父親が官房長長官だったので、権力と言う圧力で揉み消して、警視庁刑事局長榊原康夫の直轄特殊任務として、「鬼姫交番」勤務となったのであった。
目立つ警視庁殺人課より、鬼姫交番の所属として、特殊任務にあたらせたのであった。
綾小路警部のお目付け役の形で、川添小百合巡査部長が配属となった。彼女も射撃の名手であった。そして、常に冷静沈着な行動が認めれれ、鬼姫交番に赴任した。
綾小路警部は行動は大胆であり、悪事に対しては容赦なく立ちむかう警察官であった。
鬼姫交番は田舎町の外れに所在して、日野市には警察署が置いてあるんで、別段、仕事は無かった。
二人のいい女の警察官が交番の中で、暇を持て余していると、暇な男たちが立ち寄ってきた。
昼下がり、電話が鳴った。
警視庁刑事局長榊原警視からの連絡であった。
「新宿管内で、強盗殺人事件が発生した。特殊な反ぐれが動いているようだ、、、やくざ絡みでな、、、様子を見に行ってくれ、、、」
綾小路警部は愛車で飛び出していった。
今回は川添巡査部長は留守番にまわった。
(3)鬼姫交番初仕事
綾小路警部は黒のスポーツカーで鬼姫交番を出ていった。残った川添巡査部長は交番で待機した。
綾小路警部が新宿の強盗現場に着いたと同時に、強盗団の犯人たちが車で逃走を始めたばかりだつた。
黒覆面の男たちが5人、ワゴン車で走り出したところであった。
綾小路警部はその逃走車の後に続いた。
犯人たちは慌てて走り出した。新宿方面から、都心を抜けて、大井ふ頭の方面に向かっていた。
綾小路警部は兎に角つけた、、、そして,大井ふ頭の中の一つの古い倉庫に入っていった。
中で止まった車に向かって、綾小路警部は突っ込み、ワゴン車から、降りてきた強盗たちに向かって、、、」
まずは一発、拳銃を放った。
「はい,はい、、、動くなよ、、、動いたら打ち込むよ」と言いながら、」もう一発、銃弾を放った。
馬鹿な強盗たちは、相手が女と思い、動いた。
一人目は脚を撃ち抜かれ、もう一人もおなじように、脚を撃ち抜かれた。
「だから、言ったろう、、、動くなと」
今度動いたら脚どころでは済まないよ、、、と、脅かされて、動けなくなった。
撃たれた強盗は、、、「うう、、撃たないでくれ」」と言って,うずくまってしまった。
残りの3人も動けなくなって、立ちすくんでいた。
「お前たち、死にたくなかったら、じっとしていろよ」
と言いながら、立ちすくんだ3人のそばに近寄っていった。
そして、3人に手錠をかけて、動けなくした。
撃たれた二人が喚きながら叫んだ。
「助けてくれーと」
綾小路警部は、、、「馬鹿野郎、、、痛かったら、初めから強盗などするなよ。。。」
そして、綾小路警部は本庁へ連絡をした。
(4)悪徳警察官を潰す
鬼姫交番で綾小路警部と川添巡査部長が久しぶりに揃って昼食をとっていた。
来ない筈の警視庁刑事局長の榊原警視が訪ねてきた。
綾小路警部、、、「先日はご苦労様、、、厄介なことが起きてな、、、内密で処理してもらいたいことがあるんで、頼みに来たんだがな、、」
「川添巡査部長も聞いて欲しいんだよ、、、二人で力を合わせて片づけて欲しいんだがな」
今回の頼み事は警察内部の恥なので、隠密行動でやってくれないかな、、、と言うことだった。
警視庁生活安全課の安藤課長の不始末だった。
都内の区役所から、安藤課長が警察権力で、交通事故や窃盗などの事件のもみ消しを依頼されては、謝礼金を取っているという噂話なんだが、その裏付けを取って欲しいと、、、
只の交通事故などの違反のもみ消しなら、まだしも、今回は
、そのもみ消しの中に関東連合会のやくざ絡みの話があるようなんで、問題がおきくなっている。
只の違反事故のもみ消しならいいが、関東連合は覚せい剤密売が絡んでいるので、、、その辺の捜査を仕手欲しい。
「わかりました、、、覚せい剤絡みなら、証拠を見つけて、潰してみますよ」
「頼むわ、、、あまり、あら立てずにな、、」
「川添君は、、警部が走りすぎないような」
榊原刑事局長が帰ってから、二人は愛車で出かけた。
走る車の中で、綾小路警部と川添巡査部長は打ち合わせをした。
二人は関東連合会の事務所のある新宿へ向かった。
「警部、、、まさか、直接、連合会の事務所に行くんじゃないですよね、、」
「川添、、こんなことは直に締め上げるのが一番。。。」
「いやあ、、、まずいですよ、、した調べしないと」
と、言う暇もなく、、
綾小路警部は関東連合会の事務所に乗り込んでしまった。
5(綾小路警部叩く)
綾小路警部は川添巡査部長の制止も聞かずに、関東連合会の本部事務所に乗り込んでしまった。
「警視庁特務課の綾小路だが、、、会長はいるかな、、、いなかったら、福島参謀はいるかな、、、隠すなよ」
と言いながら、やくざ事務所の中に入って行ってしまった。
「福島はわしだが、、、警視庁特務課が何の用ですか、、、いきなり乗り込んできて、いるかはねえだろう、、」
「あんたが福島か、、、用事があるからいねえかと聞いたんだよ、、、なんか文句あるかな」
綾小路警部の勢いに押されて、少し怯んだようだった。
「福島さんよ、、、面倒くさいことは嫌いなんだよ。。担当直入に聞くけどな、、、内の生活安全課の安藤課長を知ってるな、、、知ってたら知ってると答えてくれ、、」
「知らないとは言うなよ、、、覚悟して話してくれ」
綾小路警部は自慢の拳銃を、福島参謀につけていた。
福島参謀は慌てた。
「待ってくれよ、、いきなり拳銃かよ、、話すから、ひっこめてくれ、、」
綾小路警部はやめなかった。「話したら、引っ込めてやるよ」と、、、、
まるっきり脅かしであった。川終巡査部長は側で見ていてハラハラしていた。
最終的には福島参謀に認めさせてしまった。
綾小路警部にはもう、充分だった。
後は生活安全課の安藤課長を責めるだけであった。
兎に角、綾小路警部の捜査と言うよりは、悪人に対して問答無用で責め立てた。
そして、事件を解決していくのであった。
今回の綾小路警部のやくざ対応の仕方を、川添巡査部長は学んだ。
警察内部の処理は警視庁刑事局長に任せた。
鬼姫交番の特務任務は迅速かつ秘密裏に解決することであった。
「川添、、、美味い寿司を握ってくれるところがあるから、、行こうか。。。」
と二人は東京の夜に消えていった。
6(綾小路警部は自分専用の拳銃を所持、、2丁)
綾小路警部は常に自家用拳銃を所持していた。
一丁(ベレッタ13発装填)は腰の後ろ側に下げたいた、そして、もうい一丁は「ボンドアームズガールミニ(11cm)2発装填を太ももの靴下の中に忍ばせていた。
何時でも犯人を狙撃できる体制だあった。
川添巡査部長と行きつけの寿司屋で寿司をつまんでから、愛車で岐路に着いた。
川添巡査部長を調布のマンションまで送ってから、綾小路警部は日野市のマンションまで帰った。
今日も悪人逮捕のために全力を尽くした、、、、
マンションに戻り、一人浴室に入った。一日で一番好きな時間であり、ゆっくりできた。
浴室上がりの時間、バスタオル一枚で、好きなワインを飲むことが警部の癒し時間であった。
相棒の川添巡査部長も気に行ったし、これから、鬼姫交番で悪人退治をしていこうと考えにふけった。
そして、ワイン酔いしてからベットに入った。
7(綾小路警部大いに怒る)
綾小路警部前日の心地良いワインの香りを残して、目が覚めた。
今朝は鬼姫交番にでは無く、自宅マンションにいるときに、
携帯電話が鳴った。すぐに鬼姫交番にいくようにと。。。
綾小路警部は身支度を整えて、愛車で向かった。
鬼姫交番に着いたときは警視庁刑事局長榊原警視は一人の警察官を連れてやってきていた。
榊原警視は連れて来た警察官を、綾小路警部と川添巡査部長に紹介した。
「左近寺龍之介と言う、、、警視庁の特別特任課のベテラン老警部補で、、、暫く、鬼姫交番の留守居役をしてもらう」
と言うのは、、、
二人に、、、綾小路警部と川添巡査部長に特別任務に就いてもらいたいのだった。
今朝早く、警視総監が襲撃されて、付き添いの警察官が二人、暗殺されて、警視庁に脅迫文が送られてきた。
そこで、二人にもその捜査を手伝ってほしいのだと、、、
「警部、、、脅迫文の内容は公表できないが、国家機密に関わる事件なのだ、、、迅速に、警部の荒療治をきたいする。」
「川添巡査部長も、綾小路警部を手伝ってほしい、、、」
今、警察と検事局に対して、国家不穏分子が動いているという情報も入っている。
脅迫文によると、不穏分子の要求を受け入れなければ、次は警察官僚や官房長官まで暗殺すると言ってきている。
「今や、警察や検事局の危機なのだ、、、」
彼らの要求は無謀であった。
現在、服役中の政治犯の釈放だった。
8(暗殺団の無謀な要求)
今回の暗殺団の要求してきているのは、検察庁の検事正を狙撃して暗殺した犯人「奥平平三郎」で、現在、網走刑務所で20年の実刑に服しているものと、、、前の民民党幹事長を襲撃して半身不随の体にした犯人「島津忠一」で、現在、熊本刑務所で10年の懲役に服している二人であった。
この二人を10日以内に釈放しなければ、警視庁警視総監を襲撃すると脅迫してきたのであった。
警視庁としては厳戒態勢を敷いた。
警視庁としては何としても屈するわけにはいかなかった。
警視庁内部には脅しだけと,たかおくくっている者もいるが、、、前回の検察庁の検事正の暗殺もあるので、特に検事正の護衛を強化した。
しかし、念には念を入れないということで、、、、
釈放犯人の準備をした。
網走刑務所と熊本刑務所に二人の受刑者を迎えに行くことにした。
網走刑務所の「奥田平三郎」の護衛、引き取りには綾小路警部と川添巡査部長が護衛と言うことで、警視庁特別班に同行した。
熊本刑務所にも警視庁特別班が護衛、護送を受け持った。」
警視庁特別護送車を使っての搬送だった。
そして、搬送ルートは機密事項だった。
脅迫暗殺団との連絡、交渉は警視庁特別班が指揮を執った。
その指揮官は榊原警視だった。
9(網走からの護送車、襲われる)
今回の受刑者の護送にあたった、綾小路警部と川添巡査部長は他の護衛警察車両で一路、東京警視庁本部に向かった。車両は2台だった。
警視庁内部でも秘密裏の行動、隠密行動であったから今回の搬送計画は洩れることはなかった。
警視庁内部にスパイ的な反逆者がいない限り分かるはずがなかった。
しかし、榊原警視から言われているので、充分すぎるほど注意するようにと、、、
綾小路警部は慎重に気を配っていた。
東北自動車道に入ってから、車両が少なくなってきたので、更に注意していた。
安達太良山のサービスエリアに入り、昼食をとることにした。
勿論、交代での休憩であった。
油断はしていなかったが,3台の黒のワゴン車が近づいてきた。そして、護送車を囲むように車が止まった。
止まると同時に車から十数人が飛び出してきて、護送車めがけて銃撃をしてきた。
綾小路警部と川添巡査部長が休憩していた時だった。
あっという間に護送車は銃撃されて、ドアを壊された。
受刑者の「奥平平三郎」を連れ出した。
そして、護送警察官3名は銃撃され、即死または重症だった。
綾小路警部はすぐに気が付き、応戦したが敵の銃が多すぎた。
川添巡査部長も立ち向かっていった。拳銃を振りかざし勇敢だったが、、、多勢に無勢、、、
川添巡査部長は脚を撃つ抜かれた。
綾小路警部は川添巡査部長に伝言を残して、襲撃犯の黒いワゴン車を追いかけた。
綾小路警部は襲撃車に猛スピードで追いついた。
そして、警視庁本庁の榊原警視と連絡を取った。
緊急配備を敷いたのであった。
10「追いかける警部、、、女魂)
綾小路警部は追い詰めた.
2台のワゴン車を追いかけ、走る車のタイヤを狙い銃弾を撃ち込んでいた。しかし、逃げる逃走犯たちも必死であった。
芝浦桟橋ふ頭の倉庫に逃げ込んだ。追いかけていた綾小路警部は2台のワゴン車を見失った。
そして、綾小路警部は車を降りて、用心深く倉庫内を探した。
愛用のベレッタp4を構えて、犯人たちを捜した。
残る悪人5人、そのうちに「奥平平三郎」を含んでいる。悪知恵の働く、奥平を少し甘く見ていたような。。
綾小路警部は知能犯の彼らの罠に嵌ったような気がした時には遅かった。
倉庫の天井からネットが投げられた。
綾小路警部はそのネットに嵌ってしまった。そして、彼らに取り押さえられて、、奥平平三郎の拷問にあったのであった。
まず、綾小路警部は縛り上げられた。そして、奥平は知っていた。
気丈夫な女は弱いところを持っていた。
「おい、、、女刑事殿覚悟をしろよ、、、あんたは何者だ、、、白状しろよ。。。」
奥平平三郎は縛り上げた綾小路警察バッチと拳銃を取りあげた。
奥平は知っていた。並大抵の拷問では白状しないだろうと。。
そして、倉庫の天井クレーンの鎖に縛り付けて、必ず話してもらうからと。。。釣り上げた。
「くそーーしくじったよ。。。勝手にしやがれ」と、、
綾小路警部は啖呵を切った。
「面白い、、、しゃべるなよ、、、」と言いながら
綾小路警部の纏っている警察の制服をもぎ取っていった。
綾小路警部は覚悟はした。
そして、奥平平三郎は綾小路警部のストッキングの中の「ボンドアームズミニ」を見つけた。
残念だったな、、、このボンドアームズミニも使う暇がなくてな、、、と言いながら
ストッキングを切り裂いた。そして、綾野警部を一糸まとわぬ状態にして吊るしていた。
奥平平三郎は思った。綾小路の見事な容姿を見て、殺すには惜しいような気がした。。。
しかし、大事の前の小事、、、そんなことも言ってられない。
拷問にかけて、今回の警察の計画を聞きださなくてはと。。
しかし、綾小路警部はかすかな希望を持っていた。
捕まる前に榊原警視に連絡を取っていたので、、、心の中では信じていた。
そして、綾小路警部が拷問に会う前に、榊原警視が駆けつけてくれた。
危機一髪だった。
11(危機一髪)
綾小路警部は危機一髪で助かった。もし、榊原警視が一足遅かったら、綾小路警部は無残な醜態をさらしていたかもしれなかった。
今、奥平平三郎の指示で、クレーンで吊るされた綾小路警部は床に吊るされたまま、降ろされた。そして、奥平平三郎の部下に強姦されそうになるまでに3人の犯人たちに抑え込まれた。
しかし、訓練してきた綾小路警部だった男たちに抑え込まれた,ほんの一瞬に綾小路警部は縛られていた脚の鎖がゆるんだ。
その脚で抑え込もうとした来た男の一人の首に絡み着いた。そして、吊るしていた片方の手が空いた瞬間に抑え込もうとして男から拳銃を奪った。
その速さは訓練のたまものだった。
綾小路警部は拳銃を抜き取ると同時に3人の犯人たちを撃ち殺した。そして、綾小路警部は生まれたままの容姿で、残りの奥平平三郎たち二人も射殺した。
銃撃が終わったところへ、榊原警視が車で入ってきた。
綾小路警部は「おそいっぞ、、、まったく、やられそうだったよ」と、言いながら吊るされていた鎖を外した。
そして、スカートと制服だけで身支度をした。
榊原警視は「いや、、ごめんごめん、、、間に合ってよかったな、、、」といながら、
奥平をはじめ、5人の犯人たちは射殺されていた。
状況を見て、仕方がないか。。。。
と、榊原警視は頷いて。。。
「後の始末はしておくから、、、引き揚げて、休んでおけよ。。。ご苦労さん」
と、、、二人の警察官は言葉を交わして、綾小路警部は愛車で走り去っていった。
綾小路警部は車の中で、、、ひやりとしていた。
「くわばら、、、くわばら、、、気を付けないとな」
危なく女を失うところだったよ、、、、と、マンションんへ戻った。
12(護送犯人、熊本刑務所からの別動隊)
綾小路警部は一時、自宅のマンションに戻り、シャワーを浴びて、身支度をして出かけた。
部下の川添巡査部長が心配だったので、自宅近くの総合病院へ見舞に寄った。
「小百合、、、元気そうだな、、、大丈夫みたいで安心したよ」と、、、、
「すいませんでした、、、どじっちゃって、、、」
「いいよ、、少しゆっくり、やすむといい」
と言いながら病室を出ていった。
警視庁本庁に行き、榊原警視と打ち合わせをした。
熊本経由の犯人について、熊本刑務所の受刑者は「本田安二郎」で、その受刑者を引き渡すようにと連絡が来ていた。
その引き渡しは明日になっていた。
今度は失敗しる訳にはいかなかった。
警視庁殺人課の源田警部が担当することになり、綾小路警部は遊撃に回った。
警視庁の狙いは引き渡しと同時に、要求者犯人を逮捕することであった。
綾小路警部に覚悟があった。逮捕ではなく、今回の犯人たちも射殺することであった。
誰にも言ってはいないが、、、そのつもりで引き渡し現場に臨んだ。
だから、たまったもんではない。。。ほかの警察官は逮捕を第一の目的としていたのだが、、、
綾小路警部は初めから「射殺』であった。
13(生かしておくものか、、射殺だ)
今回の熊本刑務所からの「本田安二郎」服役犯の引き渡し場所は、先方の脅迫犯の指示通りに、調布市の飛行場と決まり、警視庁特捜班の榊原警視たちが向かった。
先方の指示通りに護送車には運転手が一人、運転して、飛行場に入り、飛行場には逃走用の小型飛行機が用意された。
飛行機のそばで、護送車の運転手は行き、付いたら歩いて離れることを指示されたいた。
小型飛行機は周囲から良く見えるために、誰も近づけなかった。
約束の時間になったら、ヘリコプターが飛んできた。
榊原警視は「しまった、、、」と口ずさんだ。
ヘリコプターから降りてきた一人の男が小型飛行機に移ろうとしていた時に、護送車の床下に張り付いた、綾小路警部が飛び出した。
用意していた小銃で射撃を始めた。
その動きの速さと、銃撃の腕前で、ヘリコの中の男と、小型飛行機に移ろうとしていた男と「本田安二郎」銃殺してしまった。
銃殺した後に、綾小路警部は。。。心の中で叫んだ。
「馬鹿野郎、、、私に強姦しようとして奴を、許すわけねえだろ、、くそたったれ」と、、、、
綾小路警部はすっきりした。
「おい、、、無茶するなよ、、、全員、殺しちゃって、、、
まあ、、仕方がないか」
榊原警視は後始末が大変だな、、、と思いながら、いつもの綾小路警部の銃裁きには感心していた。
14(連続殺人事件、、、猟奇)
綾小路警部は川添巡査部長の快気祝いをかねて食事会をした。食事会と言っても二人だけの飲み会をかねての事だった。
新宿の綾小路警部の知り合いの居酒屋だった。二人とも酒は強かった。ほろ酔いでいい女が酒をののんえいるのであった。周りの野暮な男たちが放ってはおかなかった。
酔いに任せて刑事とも知らずに、、、「よう、、姉ちゃん、一緒に飲まないか。。」までは良かった。
酔った勢いで二人の体に触れたりしたら、大概は投げ飛ばされていた。
「こら、、、女だと思って甘く見るなよ」と言う具合に。。。
二人はその晩は酒を飲みすぎたようだった。
次の朝、綾小路警部は頭が痛かった。
鬼姫交番に着いたときは川添巡査部長も、左近寺龍之介警部補もそろっていた。
そんなところへ本庁の榊原警視刑事部長から連絡が入り、綾小路警部は飛び出していった。
「後で、連絡するから、、それまでは交番勤務でな」
警視庁捜査一課と殺人課の合同で捜査会議が始まった。
「殺人事件」が渋谷で起きたのであった。
それも殺人予告事件であった。
「このもの女たらしにより処刑」と胸を一突きで刺されての即死様態であった。
そして、額に警告文があった、「次回は7日までに殺す」
「名前は鈴木次郎」と。。。。
捜査会議は大騒ぎとなり、一端中断した。
綾小路警部は榊原警視から呼ばれ、特務任務を言い渡された、
鬼姫交番に戻った綾小路警部は二人に事情を説明した。
そして、左近寺龍之介が昔の事件の話をしてくれた。
15(足元を照らして歩くように、、、)
綾小路警部は左近寺警部補の話を聞いて、川添巡査部長を連れて警視庁へ出かけた。
そして、榊原警視刑事局長の許しを受けて、未解決事件や退職者名簿などを保管してある記録室に赴いた。担当刑事が管理していて、榊原警視から話は聞いているのでと、、、言うことで、資料を見ることが出来た。
その中から、ここ5年以内に退職した警察官を調べた。ついでに未解決事件と怪奇的な不思議な事件を調べた。
そして、二人は手分けした退職者の確認をまず、調べてみた。行方不名の警察官を調べて、現地調査もした、一人は死亡していたが、もう一人は警備保障会社に勤務していた。
退職者には今回の殺人事件を疑う様な人間は見当たらなかった。
困ったな、、、綾小路警部もゆきず待った。
川添巡査部長が、左近寺警部補が言っていた、報道関係にはいないかな、、、と。つぶやいた。
そうか、、、事件記者か、、、記者だまりの集合場所を探ってみるか。。。
と言いうことになり、警視庁の記者事務所を訪ねた。
「おや、、、、鬼警部さん、珍しいな…」と声をかけてきた事件記者がいた。
「おう、、、懐かしいな、、、元気でいるのかな。。なまけ文屋さんも、、、生きてたか。。」
「そうだ、、、なまけ文屋さん、、、一つ聞いていいかな」
「どうぞ、、、どうぞ、、、俺で知っていることならな」
懐かしそうに近寄ってきた。
「今回の連続殺人事件で、何か知っていることは無いかな、、、知ってたら、教えて欲しんだがな。。」
「ああ、、連続殺人事件の事か、、、余程、警察に恨みを持っている奴だな、、、」
「知っているのか、、、知らないのか、、どっちだよ」
「少しだけだが、情報があるよ。。。鬼警部さんには世話になったからな、、、」
「教えるけどな、、、細かいことは知らないから、自分で調べろよ、、、」
そして、なまけ文屋こと、、大淀文一は話してくれた。
検察庁の豊田健一検事次長がいるのは知っていると思う。
その次長検事の妹が殺された事件があったが、まだ、犯人は捕まっていないんだよ、、、次長検事はいろいろ手を回して犯人検挙に尽力したが、未だに未解決で、相当に警視庁の無能ぶりを怒っているようだ。
そして、警察の体たらくを今でも叱咤しているらしい。
そして、自分の妹殺した犯人を逮捕できないのは、警察官の怠慢と言ってるらしい。
現在の殺人事件も解決できないことに不満をぶちまけているようだ。
その辺の経緯を調べてみるといいよと、、、
その先の結論は言えないからな。。。。
「鬼警部、頑張れよ、、、しかし、いつ見てもいい女だな。。。そのうちに飯でも食ううか、、、じゃあな、、」
と、意味有りげな話を投げて、行ってしまった。
16(綾小路警部、、、検事局に刃を)
綾小路警部は事件記者の大淀文一の話しから、検事局に手を伸ばして、捜査を始めた。
案の定、警視庁上層部からクレームがついた。今の警察庁、検事局への捜査立ち入りはタブーであり、調べることは不可能だった。
榊原警視刑事局から、裏から手を差し伸べてもらっても警視庁総監から、今回は差し止めがだされた。
綾小路警部は何かあるなと、直観視したが、てがでなかった。
その間に「3件目の殺人事件」が起きた。今回は新橋駅前の電話ボックスの中だった。
綾小路警部は腹が立った.いとも簡単に人が殺されることが、、、今回も胸を一突きであった。
「4回目は7日の間に、、、女たらしをほっとくな、、、」
警察をあざ笑っているようだった。
綾小路警部は鬼姫交番に戻った。強硬班との対決なら、なんとも簡単なことであるが、、奇妙な殺人事件であり、謎化怪我入っている、、、、」
知恵比べか、、、何としても謎を解かないと、、、、
「さゆり、、、考えてくれ、、」
「左近寺さんも知恵を貸して欲しい。。。」
綾小路警部は悩んだ。
17(綾小路警部は悩む、、、知恵がなければ)
綾小路警部は悩んだ、、、、警察内部の権力闘争に,そして、検察庁との権力絡みに、なんとも破れない法制の壁があるようで、、、
鬼姫交番で気持ちがムラムラしていた。
「さゆり、、、今夜は少し付き合えよ、、、良かったら左近寺警部補も、どうですか、、、」
と言うことで、3人んは綾小路警部捕の行きつけの居酒屋の縄暖簾を潜った。
「大将、、今日はうまい魚はあるかな、、、肉もやいてくれ」
と言って、いつものワインを飲みだした。
「左近寺警部捕、、強硬班を捕まえるようにはいかないな、、、くそ、、、犯人だよ」
「まったく、頭が良すぎる、、、糞野郎だ、、、悔しいな」
と、久しぶりに愚痴を零した。
「警部、、、焦らずに、、、相手は知恵者ぶっているから、、必ず、勇み足をするはずですよ。」
「犯人は、自分の頭の良さに酔っているから、、、ミスを犯してくるはずですよ、、、、少し、待ちましょう」
川添巡査部長も頷いた。
左近寺警部は言った、、、、「少し、犯人の好きなようにさせておきましょう、、、そうそう、殺人は出来ないから、、、」
左近寺警部補の言うのには、、、犯人は楽しんでいるところがあるような、、、必ず、やりすぎて、ボロをだいますよと言うのだった。
その晩は話が弾んだ。
綾小路警部はマンションに戻り、、、いろいろ考えた。
そして、綾小路警部は父である官房長官の綾小路秀麿を訪ねていた。
「おお、、、珍しいな、、、元気かな、話は聞いるいているが、もう少しおとなしくした方がいいぞ、、、あははあは」
お前が来たということは、何か頼み事かと察しはついていたが、、、兎に角、話してみろ。。。と言うことになり。
綾小路警部は警察と検事局との絡みがやりずらいという愚痴を零した。
そして、特別な捜査班組織を作ってもらえないかと言う相談だった。
時間はかかっても、何とかしてほしいと頼んだ。
18(女の城、、、鬼姫警視庁特別部署)
綾小路警部は父親の綾小路官房長官にたのでいたことが実現した。
名称は「鬼姫警視庁特別分署」で「通称鬼姫分署」が発足した。
鬼姫分署の責任者は警視庁警視総監であり、直接の管理官は榊原警視が刑事局長から「刑事部長」の昇格しての特別機関であった。
綾小路警部は「警視」の昇格して現場責任者となり、副責任者川添巡査部長が「警部捕」に昇格した。
そして、左近寺警部は分署事務所監理者として残った。
「鬼姫警視庁特別分署」は新建物(分署要塞)は綾小路警視の注文で特別仕様で完成予定であった。
その間は警視庁本庁の一部に間借りすることになった。
鬼姫警視庁特別分室の特務任務は、、、全ての国家機関に左右されず、検察庁でも、誰の許可がなくても捜査ができることになった。
そして、常に危険が伴う分署なので、拳銃の携帯を許されていた。そして、無礼撃ちが認められた。
そんな特殊部隊を警視庁に設けたのであった。
そして、全国警察から猛者を集めた。
この鬼姫分署は女警察官だけの捜査軍団であった。
19(鬼姫分署、、、女鬼警視のもとに)
鬼姫分署は警察内部でも秘密裏に創設されたのであった。
警視総監直属の捜査機関として、従って、警察内部でも一部の上層官僚しか知らない部署であった。
鬼姫交番が引き上げられて、暫くして、「警視庁鬼姫分署」ができた。
全国の警察関係からえり抜かれたエリートと言うか、やりすぎつわものたちが集まってきた。
階級で言うと警部から警部補、そして、巡査部長までの女刑事のたちであった。
全員が独身警察官で25歳から30歳までのいい女で、今回出来上がった鬼姫分署の中の独身寮住まいになった。
10人の女刑事の猛者を管理する、寮長は春日野康子と言う、警視庁管理課の警部であった。
初めて、全員が揃った朝に挨拶訓示があった。
鬼姫分署の所長が綾小路警視であること、そして、副所長が川添警部であると。。。。
鬼姫分署の業務内容を説明して、特殊事件や、他の部署で解決できない事件をすべて、捜査できるということを。。。。
そして、最初の捜査は。。。。
現在、捜査中の連続札事件であること。。。
全ての垣根を変えての捜査が可能なので、全力投球で捜査にあたることとなった。。。。。
3人も殺されていて、何の手がかりもつかめずに、お先真っ暗な捜査を解決するために、今から指示する通りに捜査をしてほしいと、、、綾小路警視は話を始めた。
(続編あり、、、「鬼姫分署」
(1)警視庁鬼姫分署、、始動開始)
警視庁特別捜査班として、「鬼姫分署」を設置することになった。
最高責任者は警視総監であり、直属の管理官は榊原警視刑事部長であり、、指揮官は綾小路警視分署長で始動開始した。
警視庁関係のあらゆる警察部署からも独立した捜査機関と
して、干渉を受けることは無かった。
法曹関係の捜査調査も独立して出来る分署として設けられた。
そして、全国の警察関係から専門職が集められた特殊部署であった。その捜査メンバーは秘密裏に動いた。
今までのような癒着や繋がりは関係なく捜査の出来る権限を与えれれたいた。
今回は連続殺人が4人目にもなり、未だ犯人の影さえ見えてこないので、鬼姫分署は優先して捜査することになった。
綾小路警視は目星をつけ始めたいた犯人像を追いかけることにした。今までは警察力の捜査では入り込めない領域があったためであった。
綾小路警視は分署の捜査員を二人一組で捜査を始めた。
2(綾小路警視は感謝した、、、分署設立をしてくれた父に)
綾小路警視分署長は今回の連続殺人事件は検察庁内に関係者がいると睨んで、、鬼姫分署の捜査員を分散して、検察庁検事の不振に思う検事の時間外尾行を行った。
綾小路警視が睨んだ検事には怪しい動きはなかった。
綾小路警視は果と困っていた。。。そして、鬼姫分署の捜査員を集めて捜査会議を開いた。
左近寺警部が意見を述べた、、、、
「警視、、、連続殺人事件の犯人などは、常識では考えられない行動、思考力を持っていますから、、、今回のような連続殺人は奇人や精神異常者が考えられますよ、、、」
「従って、予告ができるということは、警察内部の事情を知ったうえで、予告をしながら楽しんでいるような気がします。」
「人間的には二重人格的な偏屈者ですね、、、」
そこで、左近寺警部が言うには、鬼姫分署は特別な権限を与えられているので、、、綾小路警視が怪しいと思った警察官、検事を警察、検事局に保管されている身上書から徹底して捜査し直すという手法はどうかなということになり、、、
鬼姫分署の捜査員全員で、秘密裏に捜査することにした。
そして、綾小路警視が妹を殺された検事を覗いて、警視庁、検事局の法曹関係の人間を見直していった。
時間はかかった。
その間に5番目の殺人事件も起きた。
しかし、綾小路警視の指示のもとに、鬼姫分署は捜査を続けた。
そして、検察庁の山形検事次長に突き当たった
そして、過去の事件で、御認逮捕の殺人犯を捌いたことがあった。裁判でも再審で無罪になっていた。
その時の世間での報道、風評は酷かった。
山形検事次長は局長候補に上っており、その事件が無ければ、間違いなく検事局長に昇進していた。
更に、世間の風評にさらされ、個人的には家庭崩壊を起していた。
そんな、精神的な欠陥を持ち、それからの裁判は異常なほど厳しい求刑をしていった。
そして、全てが求刑通りにはいかなったので、警察、検事局に裁判に不満を持っていた。
綾小路警視は山形検事次長をマークして捜査を開始した。
5番目の殺人事件が起きてから、山形検事次長に尾行を張り付かせた。
今回は根気よく、交代で四六時中、捜査官を張り付かせた。
3(綾小路警視分署長、、、成果を上げる)
綾小路警視分署長5番目の殺人事件が起きてから、根気よく、、山形検事次長の退庁後の行動を監視して、四六時中尾行を続けた。
山形検事次長も計画的に殺人を遂行しているので、簡単にはミスをしなかった。
山形検事次長は退庁後、必ず、寄り道をしていた。
彼は独身なので、寄り道する小料理屋「桔梗」で夕食を取りながら、好きな日本酒を飲んで、夜のひと時の時間を楽しんでいたのであった。
いつもであると、小料理屋「桔梗」を出るとまっすぐ自宅のマンションに戻り、外出することは無かった。
綾小路警視分署長の部下の捜査員は徹夜で張り込みをしても、成果は上がらなかった。
しかし、綾小路警視分署長は間違いなく、今回の連続殺人の犯人は山形検事次長と確信していた。
そのための鬼姫分署の捜査員を交代で張り付かせていた。
綾小路警視分署長は考えた、、、、被害者は必ず、山形検事次長の取り調べた性犯罪者か、不起訴になった暴行魔になった被害者を対象に捜査していた。
しかし、今回の被害者は何処にも該当することは無く、刑が確定したもので、執行猶予者であった。
共通していることは、いずれも性犯罪者、女性を襲った暴行魔ばかりだった。
綾小路警視分署長は鬼姫分署で改めて捜査会議を開いた。
左近寺警部も参加して、狙われる被害者のリストを作り直した。
そして、根気よく山形検事次長を捜査尾行し続けた。
綾小路警視分署長がマンションに張り付いていた時、あることに気が付いた。
いつもは監視カメラに映らない、、出口は一つと決めたいたことに、、、
もしかしたら、非常階段を使ったのではないのかと、、、そうすると監視カメラには映らないで、外へ出られるのであった。
自宅マンションが30階建ての29階だからと言うことで、見落としていたようなことに。。。
綾小路警視分署長の読み通りに、山田検事次長は非常階段を利用していたのであった。
マンションはエレベーターが3基ついていたし、管理人がいつも常駐していたので、、、鬼姫分署の捜査員は確認を怠ったのであった。
4(鬼姫分署の捕り物控え)
鬼姫分署の権限拡大で、捜査を検察庁内部まで立ち入ることが出来るようになり、今回の連続札事件を解決できたのであった。殺人犯が警察関係で、検事次長であったので、関係者を驚かせた。
警視総監から鬼姫分署の働きが見事だったので、今後も期待しているということに賛辞が送られた。
綾小路警視分署長も鬼姫分署を設立してよかったと、つくづく思った。
その後も鬼姫分署の働きは目覚ましく、際立っていた。
最近の事件で、「覚せい剤」の密売、覚せい剤絡みの事件が多くなっているので、、、榊原刑事部長から特別な指示が出た。
新宿を中心として繁華街で、覚せい剤が絡んだ売春が多くなってきているので特に限界体制を敷くようにと。。。
東南アジアからの研修生が、ピザの有効期限の切れたことでの不法滞在が増えてきていた。
それらの女性が反ぐれや暴力団の資金稼ぎに巻きこまれて、挙句の果てには殺人事件まで起こしている。
鬼姫分署の捜査員の中に覚せい剤を専門に扱ってきた、姫野美恵子警部補がいた。
大阪府警で慣らしてきた敏腕刑事であった。今回も覚せい剤専門の担当として、鬼姫分署に配属なってきた。
綾小路警視分署長から、姫野警部補に告げられた。
徹底して覚せい剤を摘発するようにと、、、相棒に川添警部が付いた。
二人は打ち合わせをした後から、新宿管内の状況を調べた。
覚せい剤の密売や仕入れを担当しているのは、広域暴力団「関東連合」で、販売はその傘下の反ぐれ集団「くれない」であることを調べて、捜査にあたった。
二人は覚せい剤を使った売春の噂のある、新宿のクラブ「花の蝶」を当たった。
今は反ぐれも、暴力団も巧妙に立ち回っているので、売春の現場を押さえることが難しかった。
鬼姫分署の姫野警部補も川添警部も協力して、売春の突破口を探した。
飽きることなく、クラブ「花の蝶」に張り付いていた。
なかなか、尻尾を出さなかった。
二人が尾行していた一人の女と、昼間の新宿繁華街で出会った。先方は気が付かなかったが川添警部が気が付いたのであった。
そして、尾行して目的の客との待ち合わせを突き止めた。
昼間のデートだった、、、真昼の情事を見つけたのであった。
そのことで売春の手口がわかり、捜査を売春相手の男を探すことにした。
5(売春相手の客を見つけるための潜入捜査)
綾小路警視分署長は日本にはびこる覚せい剤類の違法薬物を撲滅するために知恵を使った。
そのために鬼姫分署の捜査員全員で会議を何度も開いた。そして、いいアイデアがあれば、その都度実行していった。
鬼姫分署総勢13人、、二人づつに分けて、あらゆる捜査慣行した。
左近寺警部を留守番連絡係に残して、どんな情報も逃がさずに追いかけた。
姫野警部補と川添警部の捜査で、情報が入り短気大学の女子寮での覚醒剤利用の噂の立ち入りをした。
噂は女子寮でのパーティの際に覚せい剤が使用されたとの事であった。
覚醒剤を利用してのパーティなので、招待された男子もおり、その乱痴気騒ぎには呆れたほどだった。
結果はパーティ参加者全員の逮捕であったが、覚せい剤利用者が20歳前後の若者であり、一般社会にまで出回り始めたことに担当していた捜査官も驚いた。
綾小路警視分署長は報告を聞いて、いよいよ、猶予はならないと思った。
本腰を入れて、販売元、密造元または輸入元を、徹底して撲滅しないと、、、痛感した。
日本の場合はほとんどが輸入されてくるので、その搬入されてくる入り口での撲滅が大事であった。
しかし、検査や捜査を強固にしても、所詮は島国であり、持ち込まれる入り口が広すぎる。
覚醒剤の取り締まりは困難を極めた。島国であり、港が多くあり、、、更にはクルーザーの大型での搬入は容易であった。
綾小路警視部署長が殺人課に所属していたころに、大量の拳銃、ライフルなどが持ち込まれた。大型クルーザーでの持ち込みであり、、、一時、国内では銃の販売が話題を呼んだ奴がいた。
結局は逮捕されず、命がけで持ち込んだ奴は大金を掴んだ。
フィリッピンからの持ち込みであった。
そんなことで、覚せい剤の持ち込みは難しくないのであった。
日本言う国での覚醒剤などの密輸は出来てしまう、、、
どうすればいいか、、、潜入捜査で、搬入場所、日時などを確定しないと、水際での阻止は難しい。
持ち込まれてしまえば、密売はいろいろな組織がするので、小物の逮捕で終わってしまう。
そこで、綾小路警視分署長は潜入捜査を考えた。
難しいことだった、既に麻薬捜査班が捜査潜入はしているので。。。
今は、兎に角、地道に覚せい剤絡みの事件を追いかけていくのみであった。
6(綾小路警視分署長は覚せい剤絡みを潰していきたかった)
鬼姫分署は捜査運全員で、世にはびこる覚せい剤を撲滅したかったのであった。
綾小路警視分署長を先頭に、日夜市中警護をしながら、覚せい剤とに関しては目を光らせていた。
江田島警部補、福岡県警出身、桂警部補は京都府警からのえりすぐりの二人は生活安全課のエキスパートであり、街の巡回取締から事件を未然に防いだいた。
市中見回りから、高校生や一般主婦たちの事件関与を見抜き、その対応をしていた。
最近の主婦の中にも覚醒剤などの常習者がいるが、なかなか摘発が出来なかった。
世田谷区の見回りで、不審な人だかりを見つけて、近寄って行ったら、一人の主婦がかがみこみ苦しんでいた。
江田島警部補と桂警部補は近づき助けようとしたら、急にその主婦が叫んだ。
二人はすぐに分かった、、、覚せい剤中毒と、、、薬が切れてしまったようだった。
二人は彼女を保護して、パトカーに乗せた。
中毒症状を起こしていたので、病院に連れて行き処置を施してもらった。
そのあとの取り調べで、事件の真相がわかった。
その捜査から、一般主婦への広がり、学生への広がりが明らかになって、事件は捜査は大規模になった。
捜査していくうちに、覚せい剤の密造組織が明らかになっていった。
鬼姫分署は全面的に真相を解明していった。
そして、東京都内に大きな密売組織があることが分かった。
7(綾小路警視分署長の確信)
綾小路警視分署長はいくつかの捜査を聞いて、まとめて思った。東京都内に悪の巣、覚せい剤密売の隠れ蓑があると。。。
捜査を追いかけていくと、消える箇所があった。
それは反ぐれ、やくざ組織の販売網が東京都世田谷の大手病院である世田谷総合病院の周辺でとぎれてしまうのであった。誰しも疑わない総合病院であり、その中には研究機関もあり、経営者が民友党の大物政治家ということもあり、捜査をしなかった。
仮に捜査をしても、警察上層部からの圧力が掛かり、捻じ曲げられてしまうだろうという、先入観でやらなかったような。
しかし、今回は違った。特別捜査権を持った鬼姫分署である。
綾小路警視分署長は捜査の過程で、前から疑問を持っていた世田谷総合病院の内部捜査に踏み切った。
警視庁内部からも、政治力圧力はかけられた、、、しかし、鬼姫分署の特権で、それらを押しのけた。
そして、いろいろな事実が出てきた。まず、覚せい剤が大量に保管されていたのであった。
病院側は研究のためとか、医療のためとか言ってきたが、鬼姫分署は跳ね返した。
そして、精神病棟の中に覚せい剤中毒の患者がいて、とても治療とかの理由は聞き入れられなかった。
今回の世田谷総合病院の覚せい剤の不正療法、使用では摘発がでできた。
しかし、覚せい剤密造の現場はみつからなった。
それでも、綾小路警視分署長は、この病院関係でどこかに抜け道があるように思えた。
正業を営む者が悪業と言われる、覚せい剤密造に関係しているということが許せなかったんであった。
覚醒剤がどれほどの人間を苦しめるのか、知っていたからである。
鬼姫分署捜査員全員で、覚せい剤撲滅を目指していた。
8(覚せい剤密造が企業化している)
綾小路警視部署長は警察の仕事をしながら、日々、命を賭けて一般国民の安全を願っていた。
そんな中で、覚せい剤の被害を受けたら困る一般国民がその密造をしていることに,無償に腹がたった。
普段は平然と金儲けをしている癖に、その覚せい剤の被害を受ければ、警察に対して泣き言を言ってくる人間性に怒りを覚えた。
世田谷総合病院が覚せい剤の密売の拠点であると摘発をした後で、、、、病院の院長である、大杉新次郎の娘が覚せい剤で犯されていたことを知らずに、犯罪を犯している大杉院長の精神状態を綾小路警視分署長は分からなかった。
警視庁鬼姫分署の摘発を羽化た時に、、、
大杉院長は、その時点で「知らなかった、、、と、、、」毅然としていた。
大杉院長は「私はやっていない、、、病院を利用して事務長がやっていたのだ、、」と。
しかし、捜査が進むにつれやくざ団体、関東連合との関係が証明されてたのだった。
そして、大杉院長の娘も覚せい剤に犯されていたのであった。
既に、広域やくざ団体は、覚せい剤密売に関して、一般企業を巻きこんでいたのであった。
この事件は闇の世界の一部であり、綾小路警視分署長は覚せい剤の取り締まりを、更に強化しようと思ったのであった。
やくざが反ぐれが「覚せい剤利用者」として、顧客として狙っているのは一般国民であるからだ。
鬼姫分署では捜査員を更に教育して、覚せい撲滅を図るための捜査方針を推し進めていった。
9(覚せい剤はきちがい薬だ、、、元を絶たなければ、、、)
綾小路警視分署長は覚悟を決めた。主直言って、今までにも何度も覚悟を決めて、捜査に当たってきた。
しかし、今回は今までの覚悟とは違っていた。
覚醒剤に絡んだ事件は容赦なく追い込むことにした。時と場合によっては「射殺」も必要と、、、情けをかけていたら、何度でも繰り返すのだった。
鬼姫分署の捜査会議で。。。。
「これからの捜査で、事件で、覚せい剤絡みで話し合いでできないような容疑者は、殺すまではいかなくても、銃撃すること、、、これからは、常に拳銃を携帯すること」
と、厳命を発した。
覚醒剤使用者には容赦なく対応すること、、、
「情けをかけて、、保護することはやめて、、、全て逮捕すること」と。。。
そのあとのことは身柄を確保してから、考えるようにすることとして、、、言い訳を聞かずに逮捕の二文字で対応することとした。
覚醒剤は厳罰を持って対応して、、法律を緩めないこととする、、、全ての人に平等に罰することを旨とする。
人によって、権力によって緩めないようにと、、、、
綾小路警視部署長は厳命した。
覚醒剤を扱うものはやくざであろうが一般公民であろうが悪人であり、許すことはならないのである。
これから、鬼姫分署は悪行だらけの浮世社会と戦っていくことになったのであった。
10(この世から覚せい剤等がなくなるまで、、、)
、、、)
綾小路警視部署長は今回の世田谷総合病院の覚せい剤事件で思ったことは、覚せい剤常習者や販売者、密造者には容赦しないことにしたのであった。
世田谷総合病院の絡みで、、、まだまだ、覚せい剤の常習者がいると睨んで、監視捜査を続けた。
川添警部たちの捜査からも、看護婦たちの中にも何人かが見つかり、病院関係者たちに張り付いた捜査をするようしていた。
川添警部はその日の相棒、姫野警部補と病院の看護師の一人に目を付けて、尾行捜査をしていた。
そして、その看護婦の自宅のある川崎市内で不思議な家を見つけた。彼女が家に帰らず、大きな屋敷の中に入つていつたのであった。
二人が監視捜査をしているうちに、人の出入りが多くなってきたので,侵入捜査をしてみたら、、、
二人はびっくりした、、、、家の中では覚せい剤を吸った男女が踊ったり、横になったりしていた。
間違いなく覚せい剤騒ぎであった。
二人は踏み込まずに、、鬼姫分署に応援をした。
そして、鬼姫分署全員で踏み込んだ。
覚醒剤パーティの現場を押さえて、有無を言わさずに、全員を逮捕した。
そして、その取り調べを始めた。、、、、
一人一人調べて、、、例外なく状況を詳しく調べた。
そして、逮捕したのであった。
鬼姫分署では逮捕ではなく、覚せい剤の出どこを徹底的に調べたのであった。
今回の逮捕者の中には販売した者や密造者はいなかった。
覚醒剤密売者たちは、巧妙な組織を作っている様だった。
11(覚せい剤密造者たちも必死であった)
現代やくざたちは企業に食いついて、勢力争いをしているが、、、やくざ本来の収入は「売春の管理であり」「覚せい剤の製造密売であった」
そして、現代やくざはそれらの資金源をもとに、、、金融業、不動産業、飲食業と手広くやくざ業をしている。
そして、不良債権の取り立て、と。。。
更に資金源を広げて、企業買収や株式売買にまで事業拡大を広げていた。
更に「企業舎弟」を作り、暗黒の世界はその渦を大きくしていった。
黒い資金はとどまるところを知らない。。。
綾小路警視部署長は必死になって、一番元になる「覚せい剤」撲滅に全力を注いでいた。
川添警部も、姫野警部補も、他の捜査員は毎日、身を粉何してはたらいた。
どんな小さな事件でも、覚せい剤に関しては見逃さなかった。
今日も川添警部補が情報を聞き込んで、姫野警部補と二人で横浜市内の化粧品製造会社に乗り込んだ。
小さな化粧品製造会社であったっが、、怪しい粉末を扱ったいた。。。授業員10人足らずの作業所で、覚せい剤を袋詰めしていたのであった。
捜査した結果、横浜連合の傘下にある「反ぐれ横浜」の関連作業所であった。
少しづつではあるが、鬼姫分署は成果を上げていった。
川添警部たちが乗り込んだ際に反ぐれ横浜が抵抗をした。
反ぐれが拳銃を撃ってきたので、川添警部が反撃して、反ぐれの一人を銃殺した。
12(鬼姫分署の捜査行動に批判の声も、、、、)
鬼姫分署の捜査のやり方には、警察内部からも批判の声が聞こえてきた。
しかし、綾小路警視部署長はお構いなく、影口などは気にしないで、鬼姫分署の捜査員を叱咤激励していった。
覚醒剤に絡んだ検挙率はあがり、、、やくざ世界にも鬼姫分署は恐れられてきた。
綾小路警視は榊原刑事部長に呼ばれ、警視庁に久しぶりに顔を出した。そして榊原刑事部長と、警視総監と会議を持った。
「綾小路警視、、、大分、成果を上げているようなので、うれしいよ。。。他の部署から、いろいろ苦情も出ているが、
今のままで覚せい剤撲滅に励んで欲しい。。。」
そのあとで、榊原刑事部長立ち合いのもとで、話があった。
覚醒剤絡みの事件を撲滅するためには、鬼姫分署の働きから見て、全国に特殊任務の「警視庁鬼姫分署」を設立しようと思うので、協力して欲しいんだがと、、、
そして、半年後に大阪、福岡、名古屋、仙台、札幌に「鬼姫分署」がそれぞれに置かれた。
総責任者は警視総監で、警視庁内部の管理は榊原刑事部長が就任した。警察体制の領域を超えた、特別捜査機関であった。直截指揮官は「綾小路警視分署長」が就任した。
その地域の鬼姫分署の捜査員は綾小路警視が管理することにして、その捜査員の選出を行った。
今までの鬼姫分署の捜査員が、それぞれの出身地に戻っての配置換えであった。
二人になった榊原刑事部長は。。。
「おい、、、警視、凄いことになったな、、、頑張れよ。
俺も応援するから、、、しかし、覚悟はしておけよ、、、
いろいろな部署から横やりが入ったり、嫌がらせはあるからな、、、、困ったときはなせよ。。」
「はい、、、女だけの捜査の城をやり遂げるつもりだ、、、
女の人生、思いっきり、暴れてみせるよ。。。」
「お祝いだ、、今夜、飯でも食うか、、、」
「そうだね、、、いいですよ、、、一人可愛い妹分を呼んであるから、、、いいですか」
と言うことになり、、、、
その晩は綾小路警視は川添警部を連れて、榊原刑事部長の食事会に付き合った。
「久しぶりだな、、、良く、頑張ったな。。。新しい取り組みなので、批判もあり、圧力もかかるが、、くじけるなよ」
「川添警部も頼むな、、、全国的な仕事になるから、警視を助けてな、、、兎に角、命を大事な、、、無理はするなよ」
と、励まされた二人だった。
13(鬼姫分署大いに暴れ)
綾小路警視分署長は全国に配置した、鬼姫分署各支所に通達を出した。覚せい剤取り締まりのための捜査を引き締めていくように。。。。
今までの鬼姫分署の活躍に、全国のやくざ連合においても、覚せい剤捜査には一目置いているので、覚せい剤密売をしているやくざ組織は連絡協定を結んでいた。
お互いに情報を交換して巧妙に覚せい剤絡みについては動いていた。
特に「東京連合会睦会」と「関西聯合桜会」は協定を結び、覚せい剤に関しては情報交換を密にしていた。
定期的に、、、東京で、、、大阪で、、、各地での打ち合わせをしていた。
東京連合では「幹部参与の大町新次郎」が、、、「関西聯合桜会」では「鳥海十吉若頭」が担当で会議をしていた。
そこまでの情報は手に入れたのであるが、何時、どこでがつかめなかった。
その情報が入った時に。。。綾小路警視は大阪担当の姫野警部補と、美国巡査部長に無理な捜査は気を付けるようにと、、、指示を出していた。
関西方面での覚醒剤の密売が、、、大阪、京都を中心に多く出回っていたので、、鬼姫分署大坂支所は、無理をしたようだった。
捜査の手が回ってきた、大阪連合桜会と東京連合睦会は、捜査の危機を感じていた。
関西地区は密売量も多く、稼ぎの多い地域でもあったので、鬼姫分署の捜査が邪魔になった。
そして、関西聯合桜会の傘下にある反ぐれ紅が、鬼姫分署大坂支所を10人ほどの反ぐれで襲撃したのであった。
夜であり、鬼姫分署捜査員が姫野警部補と、美国巡査部長他3名の宿白だったので、銃撃をされて、5名とも即死であった。
この知らせを聞いた、綾小路警視分署長と川添警部補引き連れて大阪に急行した。
14(綾小路警視怒る、、、、)
鬼姫分署大阪支所が襲撃され、姫野警部捕たちが銃殺されて事を聞いた、綾小路警視分署長は涙した。
悔しかった、供に覚せい剤撲滅に取り組んできたので、、、
姫野警部補たちの葬儀を済ませた綾小路警視分署長は五島列島の無人島に飛んだ。
以前から、綾小路警視は鬼姫特務隊を準備して、その訓練を五島列島の無人島で特訓をしていたのであった。
日本全国の刑務所で服役している、元女子警察官を集めて、銃撃、剣劇、格闘技の特訓をしていた。
いざ、抗争と言う時に備えて。。。。
今回、初めて、鬼姫特務隊の出動となったのである。秘密裏に行動するので「警察の名」を出事は出来なかった。
綾小路警視の特別隊として、行動するので、何の手柄にもならず、、、名もなき特別隊であった。
綾小路警視が統率して、秘密裏のうちに、早い話が「暗殺」で解決してしまうのであった。
今回は関西聯合と横浜連合を同時に襲撃する計画であり、特別隊を10名ずつに分けて、突入することにした。
関西を綾小路警視が、、、、を川添警部が指揮をして突入することにした。
綾小路警視は、、、心の中でつぶやいた。
…姫野警部補、、、待っててや、、、どいつもこいつも冥途に送ってやるからな、、、
そして、綾小路警視と川添警部の襲撃は始まった。
見てろよ、、、女の意地を、、、
15(鬼姫分署の逆襲)
綾小路警視分署長の怒りは爆発した。関西聯合は綾小路分署長が、、、横浜連合は川添警部副所長が率いて、同時に特務隊を連れて襲撃した。
深夜のやくざ事務所である、、留守番は少ないが、それぞれに幹部連中とそれぞれの会長職が会議の後なので休んでいた。
鬼姫特務隊は10名づつの殺人舞台である、、、ひとたまりもなく、せん滅をした。
綾小路警視分署長と川添警部副所長は連絡を取り合い、引き揚げた。
翌日の報道ニュースで、暴力団同士の抗争が報じられた。
各事務所在中のやくざは即死状態で、それぞれに会長が死亡したことも大々的ニュースなった。
川添警部副所長は次の日に、鬼姫分署本庁に勤務したいた。
そして綾小路警視分署長は、姫野警部補の墓参りをしていた。本当にすまない、、、無理な捜査をさせてしまい、、、と涙した。
殉死した鬼姫分署の捜査員の一人一人に花を手向けて、涙した。
綾小路警視分署長は今回の襲撃事件で肝に銘じた。
普段の鬼姫分署の警護を固めないとと、、、
そして、特務隊を増員して、各鬼姫分署に警察官の警護のための特務隊員を3名づつ配置したのであった。
鬼姫分署を要塞化して、やくざや反ぐれから捜査員の身を守ることをしたのであった。
16(鬼姫分署の覚せい剤捜査は徹底的に密売組織を追い込んでいった)
鬼姫分署の捜査は何処までも許さない姿勢で覚せい剤事務所や密売工場を摘発していった。鬼姫分署は大阪支所を襲撃されてからは容赦しなかった。
常に摘発場所には綾小路警視分署長が直々に乗り込んでいた。そして、、、歯向かう連中に、、「この野郎、、死ねーー」と銃撃を繰り返していた。
摘発場所からは一人に逃がさず、問答無用で射殺したいた。
悪人たちからは「殺人警視」と恐れられた。
その強烈な取り締まり、摘発も重なり、、、覚せい剤が減少を始めた。
大ぴらな取引や、売買が行われなくなってきた。
密売組織も更に巧妙化していったような。。。
「イタチごっこ」ではあったが、目立った動きが減った。
鬼姫分署は疑いがあれば、、、噂が立てば、乗り込んでの強制捜査を続けた行った。
鬼姫分署の捜査力、行動力を買われて、警視庁から新たな指示が下った。
覚醒剤捜査をしながら、、、今風の強盗団や泥棒、、、などの闇バイトの捜査の依頼が入った。
17(鬼姫分署の任務拡大)
鬼姫分署の覚せい剤に関する任務は充分果たした。
我が国においては、この世の悪事をゼロにすることは不可能にに近い、、、、ゼロに近いほどの減少が出来ればいいとするしかないような。。。
取り締まりを飽きることなく、繰り返して、撲滅していくより仕方がないような、、、、「鬼ごっこ」なのだ。。。
手を緩めることなく、取り締まっていくより方法は無いような。。。
鬼姫分署の取り締まりは続くのだった。
そして、新たに新規悪行の闇バイトが増えたのであった。
鬼姫分署の活躍は期待されていた。
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そこには生徒が知りえることのない深い闇があった。
新年を迎え各地で始業式が始まるこの季節。
あなたの学校でも、実際に起きていることかもしれない。
就職面接の感ドコロ!?
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今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。
学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。
その業務ストレスのせいだろうか。
ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。
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イラストはノーコピーライトガールさんからお借りしました
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