薄墨で、書けばどの血も灰の色

オメガバースの世界観。オリジナル設定多いです。年下攻、やくざ、オヤジ受、リバカップル(百合っぽい)メイン。

やくざの市川はオメガである。だが普通のオメガよりもベータの男性に近い容姿をしている。
ごくまれにそう言ったオメガが生まれてくるのだ。
市川と言う男は自分がオメガということを唾棄するほど嫌いだった。両親は共にオメガで、両方ともソープ街で働いていた。そこでオメガに対する仕打ちを見てオメガ性を憎むようになる。ある時、野崎という男と出会うが、彼もまたオメガだった。彼らは恋人同士というよりも念友のような関係になるが、野崎がアルファに見初められてしまうことになり、野崎を失った市川は狂気をはらむようになる。それから十五年後。市川の元へ美しいアルファの少年が現れる。

一人の男の生涯を通してオメガバースの、主にオメガの世界を描いていこうと思っています。オメガ×オメガ、ベータ×オメガ、アルファ×オメガ。


注意書きですが、女性の風俗描写、陰惨注意、残酷描写、人が死ぬ描写、レイプ、暴行、オメガに対して差別的、狂気表現などがございます。時折甘さもございますが、ほぼ、えぐみ、苦味一辺倒でございます。苦手な方はおやめください。ハードボイルド、ノワール、ピカレスク風味です。
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