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その47
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俺が毎日のように図書館に通ってたのに急に図書館に行かなくなったので、司書の先生が病気じゃないかと心配して教室まで様子を見に来てくれた。
わざわざ俺の席の前まできてくれた。
優しいんだな、ただの生徒なのに気にかけてくれるなんて・・・
もっとも図書館には、入学してからも毎日のように行ってたから、急に来なくなったら俺じゃなくても、さすがに気になるか・・・
それにしても・・・さすが、攻略対象だな。
超イケメンがきたことに、教室中の女子学生が浮き足立つ。
そもそもこのクラスは、攻略対象のオランやレオン、一応在籍しているがなかなか教室にはいらないエルフの留学生、魔法学の教師もいるから他のクラスよりイケメン慣れしているはずなんだけどな。
それにしても、俺が図書館で見ていたときはそんなにイケメンだと思わなかったけどなあ。
そういえば図書館にいたときは、基本、本に夢中だったからあんまり顔を見てなかったせいもある。
それに考えてみたら、俺だって普段からイケメンに囲まれていると、多少のイケメンが来ても驚かなくなったけどな。
図書館司書の先生とはいえ、どうやら図書館館長の仕事と司書の仕事を兼任しているらしく、いつも忙しそうにしているから、俺の様子を見に来るほど暇じゃないはずなのにな・・・
それでもまあ、俺が図書館にいるときは、ちょこちょこ話をしたから、ほかの教師よりは結構親しみやすいと思っているんだが。
図書館とは違って一般の生徒が混じる教室だとやはりオーラが違うな。
紫の瞳に、知的そうな眼鏡を掛けて、紫の司書の制服がクールで似合っているって、一部の女子が噂していたな。
あの眼鏡はオランのところで、特注で作ってるっていってたなあ。
どうやら、図書館の本を浄化するのに必要らしいのだが、本人曰く、
「伊達眼鏡です」
っていってたな。
俺の目の前にいる図書館司書の先生に、座って話をするのは失礼かと思って立ち上がろうとすると、オランが止める。
なので、隣の席にいたオランを見ると、俺が何かやらかしたという顔でレオンにアイコンタクトを送ってた。
俺は何もやらかしてなどいないのだが、ふと気が付くと、いつの間にかレオンは俺の隣の奴と席替えしていて、俺の傍から離れない。
ちなみにオランも珍しく距離が近い。
「ちょっと、二人共、近いんだけど・・・」
ハッキリ言って、俺の場所だけ狭い。
チャイムがなり、ちょうど魔法学の教師がはいってきて関係ない人は出ていってくれといった。
わざわざ俺の席の前まできてくれた。
優しいんだな、ただの生徒なのに気にかけてくれるなんて・・・
もっとも図書館には、入学してからも毎日のように行ってたから、急に来なくなったら俺じゃなくても、さすがに気になるか・・・
それにしても・・・さすが、攻略対象だな。
超イケメンがきたことに、教室中の女子学生が浮き足立つ。
そもそもこのクラスは、攻略対象のオランやレオン、一応在籍しているがなかなか教室にはいらないエルフの留学生、魔法学の教師もいるから他のクラスよりイケメン慣れしているはずなんだけどな。
それにしても、俺が図書館で見ていたときはそんなにイケメンだと思わなかったけどなあ。
そういえば図書館にいたときは、基本、本に夢中だったからあんまり顔を見てなかったせいもある。
それに考えてみたら、俺だって普段からイケメンに囲まれていると、多少のイケメンが来ても驚かなくなったけどな。
図書館司書の先生とはいえ、どうやら図書館館長の仕事と司書の仕事を兼任しているらしく、いつも忙しそうにしているから、俺の様子を見に来るほど暇じゃないはずなのにな・・・
それでもまあ、俺が図書館にいるときは、ちょこちょこ話をしたから、ほかの教師よりは結構親しみやすいと思っているんだが。
図書館とは違って一般の生徒が混じる教室だとやはりオーラが違うな。
紫の瞳に、知的そうな眼鏡を掛けて、紫の司書の制服がクールで似合っているって、一部の女子が噂していたな。
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っていってたな。
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なので、隣の席にいたオランを見ると、俺が何かやらかしたという顔でレオンにアイコンタクトを送ってた。
俺は何もやらかしてなどいないのだが、ふと気が付くと、いつの間にかレオンは俺の隣の奴と席替えしていて、俺の傍から離れない。
ちなみにオランも珍しく距離が近い。
「ちょっと、二人共、近いんだけど・・・」
ハッキリ言って、俺の場所だけ狭い。
チャイムがなり、ちょうど魔法学の教師がはいってきて関係ない人は出ていってくれといった。
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