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そのにじゅうに
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「やっぱり朝早くから女の子の部屋にひとりで入る訳にはいかないからね」
そりゃそうだけど、レオンの侍女って忍びか。
俺としたことが、全然気がつかなかった・・・
俺やっぱり疲れているのかな。
それにしても、
「朝早いって、まだ寝れるんじゃん。」
でも、俺だけじゃなく、やみも気がつかなかったみたいで驚愕の顔でレオンとレオンの侍女を見ている。
「だからオレ、レオンは嫌なんだ」
やみがかなりご機嫌斜めになっている。
「まあ、まあ、優秀な侍女だから安心して」
レオンは涼しい顔でお茶を飲んでいた。
本当にいつの間に、どっからお茶だした・・・
やみもいつの間にか、食べ物を口に放り込まれたのか、モグモグとしていた。
なに食べたかわからないが、機嫌がいつの間にか、なおってる。
でも、まだ寝ぼけている俺は、もうどうでもよかった。
半分、寝ながら次に意識を取り戻すと、支度はすっかりおわっていた。
やるな、レオンの侍女。
どう見ても普通の人の良さそうな老婆にしかみえない。
鑑定もレオンの侍女って一行だけだ。
でも、俺のチャームポイントのドリルがなくなっている。
ベルはともかく、俺の髪の毛の専属侍女でも無理だったのに。
マジ助かるな、最近、このドリルが刺さるから、本気でそろそろ研究しないとなとと思ってたから後で方法を聞こう。
何故なら銀色に輝く髪がストレートになっている。
いったいどうやった?
それどころか、うっすら化粧したのか、今だかつてないほどイザベラの美人度が上がっている。
思わず、何度か鏡を見てしまった。
妖精から女神になってるわ。
やみがオレの仕事なくなったから、今日からはゆっくり寝るといって俺の影に入ってしまった。
やみってなんの仕事してたんだと思いつつ、朝の準備を終え、授業を受けに行く。
レオンの侍女はよくわかってる。
俺が朝御飯をあまり欲してないことに・・・
なので、コーンスープと、水を用意してくれたのを食べてでた。
コーンスープは俺の好物だったし、お世辞抜きで物凄く美味しかった。
しかも、俺はお茶より水というのも一発でわかるなんて・・・
ベルなんて、何回いってもお茶だしてくるぞ、自分が飲みたいからって。
おまけに、朝からガッツリ食べるから、付き合わされる俺の身にもなってくれと思っていたが。
一応、教室までレオンがエスコートしてくれた。
まあ、一緒のクラスだからエスコートも何もないんだけど。
そのせいか、今日はクラスメイトも近付いてこなかった。
レオンはご令嬢に人気はあるけど、男子にはすこぶる評判が悪い。
ひと癖ありそうに見えるからな。
でも、クラスメイトとせっかくフレンドリーになったのにちょっと残念かもな、と思いつつ、通りすがりの同級生達もまた遠巻きになってしまった。
オランも俺とレオンを見たとたん、独り言をぶつぶつ言ったかと思ったら、
「今日は工房にこもるから」
といって去ってしまった。
そりゃそうだけど、レオンの侍女って忍びか。
俺としたことが、全然気がつかなかった・・・
俺やっぱり疲れているのかな。
それにしても、
「朝早いって、まだ寝れるんじゃん。」
でも、俺だけじゃなく、やみも気がつかなかったみたいで驚愕の顔でレオンとレオンの侍女を見ている。
「だからオレ、レオンは嫌なんだ」
やみがかなりご機嫌斜めになっている。
「まあ、まあ、優秀な侍女だから安心して」
レオンは涼しい顔でお茶を飲んでいた。
本当にいつの間に、どっからお茶だした・・・
やみもいつの間にか、食べ物を口に放り込まれたのか、モグモグとしていた。
なに食べたかわからないが、機嫌がいつの間にか、なおってる。
でも、まだ寝ぼけている俺は、もうどうでもよかった。
半分、寝ながら次に意識を取り戻すと、支度はすっかりおわっていた。
やるな、レオンの侍女。
どう見ても普通の人の良さそうな老婆にしかみえない。
鑑定もレオンの侍女って一行だけだ。
でも、俺のチャームポイントのドリルがなくなっている。
ベルはともかく、俺の髪の毛の専属侍女でも無理だったのに。
マジ助かるな、最近、このドリルが刺さるから、本気でそろそろ研究しないとなとと思ってたから後で方法を聞こう。
何故なら銀色に輝く髪がストレートになっている。
いったいどうやった?
それどころか、うっすら化粧したのか、今だかつてないほどイザベラの美人度が上がっている。
思わず、何度か鏡を見てしまった。
妖精から女神になってるわ。
やみがオレの仕事なくなったから、今日からはゆっくり寝るといって俺の影に入ってしまった。
やみってなんの仕事してたんだと思いつつ、朝の準備を終え、授業を受けに行く。
レオンの侍女はよくわかってる。
俺が朝御飯をあまり欲してないことに・・・
なので、コーンスープと、水を用意してくれたのを食べてでた。
コーンスープは俺の好物だったし、お世辞抜きで物凄く美味しかった。
しかも、俺はお茶より水というのも一発でわかるなんて・・・
ベルなんて、何回いってもお茶だしてくるぞ、自分が飲みたいからって。
おまけに、朝からガッツリ食べるから、付き合わされる俺の身にもなってくれと思っていたが。
一応、教室までレオンがエスコートしてくれた。
まあ、一緒のクラスだからエスコートも何もないんだけど。
そのせいか、今日はクラスメイトも近付いてこなかった。
レオンはご令嬢に人気はあるけど、男子にはすこぶる評判が悪い。
ひと癖ありそうに見えるからな。
でも、クラスメイトとせっかくフレンドリーになったのにちょっと残念かもな、と思いつつ、通りすがりの同級生達もまた遠巻きになってしまった。
オランも俺とレオンを見たとたん、独り言をぶつぶつ言ったかと思ったら、
「今日は工房にこもるから」
といって去ってしまった。
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