幼馴染と一緒に勇者召喚されたのに【弱体術師】となってしまった俺は弱いと言う理由だけで幼馴染と引き裂かれ王国から迫害を受けたのでもう知りません

定期検診

「カズ君、今日は定期検診の日だよ」

　そう言われながら俺は上半身を脱ぐ。

　そして結美が俺の体に触れてきた。

「うんうん、怪我も病気もしてないね...。他には...」

　色々な部分を触ってくるので多少むず痒い。

「ここも検診しておいた方がいい？」

　そう言いながら危険領域に触れてこようとしていたので、流石にこの場では控えておこう。

「悪いな。流石に朝っぱらから盛ったりしないさ」

「ふ～ん...。カズ君が私を求めてくれるのなら、私は朝から盛っても構わないよ♡」

　などと言いながら服を脱ごうとしているので慌てて止める。

「おいおいおい、お前は今から他の魔物達の健康診断もあるだろうが！　そんな事してる暇ないだろう！」

「カズ君にお説教されるの...いい♡」

　涎を垂らしながら急に四つん這いになって尻を突き出してくる結美。

「はっ？　何やってんだお前...」

「何って...、カズ君にお仕置きされるためにこうやってるんだけど...。もしかしてもっと過激で卑猥な方が良かった！？　大人のオモチャとかいる！？」

　などと言ってくるが願い下げである。

「よしてくれ、俺がそんな節操なしに見えるか？」

「...むぅ。確かに性欲に忠実すぎるカズ君なんてカズ君じゃないのかも知れない」

「だろう？」

「でもね、そう言うカズ君でも私は大好きだよ♡」

　ガバッと俺に抱きついてくる彼女。

「おいおい....」

　俺はそう呟きながらも内心では嬉しがっているのだった。