幼馴染と一緒に勇者召喚されたのに【弱体術師】となってしまった俺は弱いと言う理由だけで幼馴染と引き裂かれ王国から迫害を受けたのでもう知りません
ルシェ(Twitter名はカイトGT)
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なんだ? うまく力が入らないぞ!?
頑張って立とうとしているのだが、足に力が入らない。
いや、立てるには立てるかもしれないが、戦闘を行うのは不可能だろう。
「おやめください! 死にたいのですか!? 貴方の体は呪いに犯されているのですよ!!! 自分の体を見てください!」
そう言われたので自分の体を見てみると、確かに呪いのアザが大量に出ているのが確認できた。
「なんだ!? この呪いの密度は!?」
俺が呪いの杖を使った時よりも圧倒的に重たい症状が出ている。
「ぐっ...!」
だが、痛みはない。
ただ体のだるさが極限突破しているだけの呪いだ。
「いつの間にこんな物を...?」
「奴です。【弱体の魔王】が貴方に呪いをかけたのです。祝福と称した高密度の呪いを!」
「愛川が...か?」
「愛川結美。【弱体の魔王】はそう名乗っていましたね。その名前に賢者様と勇者様は色濃く反応していましたが、回復術師様は反応できていませんでした。【弱体術師】様、何か知っていませんか?」
「そう言われてもな...」
俺が覚えている奴の情報と言えば名前と前の世界での思い出くらいだ...?
「んっ?」
なんだ? 色々と思い出してきたぞ?
(なんだこの記憶は? これは100年前のこの世界の勇者の記憶? いや! 俺自身の記憶だ!!)
愛川の使う呪いの解き方は...。
俺はブツブツと呟きなが合成を続ける。
聖水と薬草と呪いの杖から濃縮された呪いを合成材料として使う。
呪いと聖水と言う相反する素材を使う事で呪いに対する抵抗力を持った薬を作る事ができるのだ。
「...できた」
『【特上解呪薬+20】を入手しました』
それをすぐさま自身に振りかけて状態異常を軽症にした俺は足を引きずりながら建物の外に出てみるのでした。
頑張って立とうとしているのだが、足に力が入らない。
いや、立てるには立てるかもしれないが、戦闘を行うのは不可能だろう。
「おやめください! 死にたいのですか!? 貴方の体は呪いに犯されているのですよ!!! 自分の体を見てください!」
そう言われたので自分の体を見てみると、確かに呪いのアザが大量に出ているのが確認できた。
「なんだ!? この呪いの密度は!?」
俺が呪いの杖を使った時よりも圧倒的に重たい症状が出ている。
「ぐっ...!」
だが、痛みはない。
ただ体のだるさが極限突破しているだけの呪いだ。
「いつの間にこんな物を...?」
「奴です。【弱体の魔王】が貴方に呪いをかけたのです。祝福と称した高密度の呪いを!」
「愛川が...か?」
「愛川結美。【弱体の魔王】はそう名乗っていましたね。その名前に賢者様と勇者様は色濃く反応していましたが、回復術師様は反応できていませんでした。【弱体術師】様、何か知っていませんか?」
「そう言われてもな...」
俺が覚えている奴の情報と言えば名前と前の世界での思い出くらいだ...?
「んっ?」
なんだ? 色々と思い出してきたぞ?
(なんだこの記憶は? これは100年前のこの世界の勇者の記憶? いや! 俺自身の記憶だ!!)
愛川の使う呪いの解き方は...。
俺はブツブツと呟きなが合成を続ける。
聖水と薬草と呪いの杖から濃縮された呪いを合成材料として使う。
呪いと聖水と言う相反する素材を使う事で呪いに対する抵抗力を持った薬を作る事ができるのだ。
「...できた」
『【特上解呪薬+20】を入手しました』
それをすぐさま自身に振りかけて状態異常を軽症にした俺は足を引きずりながら建物の外に出てみるのでした。
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