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【最高で最好で最煌の杖】③

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 俺の声と共にまずは金髪の猫耳が軽いジョブを入れてくる。

「効かんな!」

「軽く打ったので当然ですね」

「なにっ!?」

 奴はすぐさま後ろに引き、本命であろう黒髪の少女の一撃が放たれる!

「【ケロっとすぱいらる☆+9】!」

 勢いの強い水の螺旋が俺を包み込んだが、耐えられないほどではない。

「その程度か!?」

 そう叫ぶ俺に赤髪の剣士が追撃を入れてきた。

「【鳳凰刃・高炎斬】!!」

 卓越した鋭い一撃が我の眉間を掠め取るがぎりぎりで【幻影剣】が間に合う。

「ぐっ...!」

「危ない危ない」

 赤髪の剣士に攻撃を入れようとして杖を振り上げた瞬間!

「【地獄炎】!!!」

 賢者の奴が俺に炎をぶつけてきた。

 それをまともに受けた俺はニヤリと笑う。

「その程度か?」

「なっ! 無傷だと!?」

 驚く賢者に俺は言ってやる。

「見た目が派手なだけだな。大した威力もないネタ魔法など俺には効かんぞ? 正直言ってお前が1番

 その言葉が賢者のプライドに傷をつけた。

「1番弱いだと? そんな口を聞けなくしてやる!」

 彼はそう叫ぶと片手から【地獄炎】をもう片手から【氷極波】を構えた。

「くらえ! 上級魔法の時間差攻撃だ!!!」

「...」

 今度はクスリとも笑えないな。

 俺は奴の攻撃を全てまともに受ける。

「どうだ!!!」

「...つまらんな。どうやら貴様はその程度の存在のようだな」

 俺は防御の姿勢すら取らずに奴の魔法を受け切る。

「ば...馬鹿な!」

 驚く奴の表情は非常に愉快だが、流石に興醒めだ。

「もう良い。お前は消えろ」

 俺は賢者に【闇の波動】を放つ。

 杖が進化したことによりクールタイムが激減し、使用回数が増えているので少ない回数なら連続で使う事ができるのだ。

「ぐあああ!!!」

「消えろ、クズめ」

 俺がそう呟きながら追加のデバフを奴に与えようとしていた時だった。

 ピカッと緑髪の少女の方向が光り輝き、強大な光な魔力を放ちだしたのは...。
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