幼馴染と一緒に勇者召喚されたのに【弱体術師】となってしまった俺は弱いと言う理由だけで幼馴染と引き裂かれ王国から迫害を受けたのでもう知りません
ルシェ(Twitter名はカイトGT)
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【最高で最好で最煌の杖】②
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俺が奴の一撃を入れようとしていると、再び横槍が入る。
「ぐっ!? お前は...!」
「こ...こうなったらやけだ! 後でご主人様に怒られても後悔しないからな!」
などと言いながら俺の配下が楯突いてきた。
「貴様...、死にたいようだな...!」
「ひっ...!」
後悔しないなどと良いながら早速後悔している低位の吸血鬼に罰を与える。
パチンと指を弾き彼女の体から血液を取りあげる。
「あ....ああ~....。血が...無くなっていく~...」
低位吸血鬼から集めた血を自身の杖に振りかけると、杖自身が喜んでいるのが分かった。
「くくく...。そうか。お前も喜んでくれるのか...」
俺を苦しめてきた奴の血はかなりの美酒のようで杖がかなり喜んでいるのが分かる。
『EXスキル【狂乱の杖】【狂乱乱舞】を取得しました。【狂乱の杖】が【この世全ての悪心・杖+1】と共鳴し【この世全ての悪心・杖+2】にグロウアップしました』
更なる力の解放に体の中から深い闇の感情が狂ったように浮かび上がってくる!!!
(俺は悪くない! 悪いのはあいつらだ! 俺を貶めたあいつらが全部悪いんだ!!!)
「ウガァァァ!!!!」
俺の叫び声と共に放たれるただの杖の一撃は大地に亀裂を入れる!!!
流石の青髪の少女もこれを受け止める気はなかったようだ。
「ヒェ...!」
「アルシェ! 大丈夫!?」
「なんとか...」
「全く、可愛い弟子に攻撃してくれちゃって。ここはやっぱり私が行くしかないか」
準備運動をする黒髪の少女を見た俺はこう呟いた。
「お前はいつぞやの小娘ではないか」
「あら? 覚えてくれていたの?」
「当然だ。個で俺と渡り合える存在などそうはいないからな」
そんな俺たちの会話の中に入ってくる者がいた。
「さっぱり状況は飲み込めないが、ここは【弱体術師】様を止めれば良いのかな?」
「...今の高坂からは悪魔のような魔力しか感じられないからな。どうにかして止めるしかないだろ」
騎士団長の奴と賢者も奴らの手を貸すと言うらしい。
「面白い! 貴様らクズ共の力が俺にどこまで通用するのか見せて貰おうか!」
そう叫ぶ俺に緑髪の少女はこう呟いていた。
「...和希。待っててね」
「ぐっ!? お前は...!」
「こ...こうなったらやけだ! 後でご主人様に怒られても後悔しないからな!」
などと言いながら俺の配下が楯突いてきた。
「貴様...、死にたいようだな...!」
「ひっ...!」
後悔しないなどと良いながら早速後悔している低位の吸血鬼に罰を与える。
パチンと指を弾き彼女の体から血液を取りあげる。
「あ....ああ~....。血が...無くなっていく~...」
低位吸血鬼から集めた血を自身の杖に振りかけると、杖自身が喜んでいるのが分かった。
「くくく...。そうか。お前も喜んでくれるのか...」
俺を苦しめてきた奴の血はかなりの美酒のようで杖がかなり喜んでいるのが分かる。
『EXスキル【狂乱の杖】【狂乱乱舞】を取得しました。【狂乱の杖】が【この世全ての悪心・杖+1】と共鳴し【この世全ての悪心・杖+2】にグロウアップしました』
更なる力の解放に体の中から深い闇の感情が狂ったように浮かび上がってくる!!!
(俺は悪くない! 悪いのはあいつらだ! 俺を貶めたあいつらが全部悪いんだ!!!)
「ウガァァァ!!!!」
俺の叫び声と共に放たれるただの杖の一撃は大地に亀裂を入れる!!!
流石の青髪の少女もこれを受け止める気はなかったようだ。
「ヒェ...!」
「アルシェ! 大丈夫!?」
「なんとか...」
「全く、可愛い弟子に攻撃してくれちゃって。ここはやっぱり私が行くしかないか」
準備運動をする黒髪の少女を見た俺はこう呟いた。
「お前はいつぞやの小娘ではないか」
「あら? 覚えてくれていたの?」
「当然だ。個で俺と渡り合える存在などそうはいないからな」
そんな俺たちの会話の中に入ってくる者がいた。
「さっぱり状況は飲み込めないが、ここは【弱体術師】様を止めれば良いのかな?」
「...今の高坂からは悪魔のような魔力しか感じられないからな。どうにかして止めるしかないだろ」
騎士団長の奴と賢者も奴らの手を貸すと言うらしい。
「面白い! 貴様らクズ共の力が俺にどこまで通用するのか見せて貰おうか!」
そう叫ぶ俺に緑髪の少女はこう呟いていた。
「...和希。待っててね」
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