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リィカ=レジアス③

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「な...なんだと!?」

「こんな事も命令できるよ? シュガーちゃん裸になってお腹を見せながら死んだふりして」

 リィカがそう呟くとシュガーはパンツすら脱いでその場で死んだふりをする。

 あまりにも滑稽な姿に俺はむしろ笑顔になってしまう。

「ははっ! 良いなリィカ! そのままそいつをお前のペットにしても良いぞ」

「なに言ってるの? デバフの兄ちゃん。既にこの子は私の眷属だよ? だからペット当然じゃん」

「なるほど、最高だな! このままシュガーの奴を恥ずかしい目に合わせてやってくれ」

「そう? だったら町の真ん中で戦争が終わるまで踊らせよっか?」

「うんうん、そのくらいしても良いな」

「じゃあそうしようか」

 なぜか知らんがリィカとは妙に気が合うな。

 シュガーが裸のまま町の真ん中の方に走っていくのを見届けた後から緊張感が高まる。

「さあ! リィカ! ここからが俺たちの戦いだ!」

「余計な時間を取られちゃったけど、これで邪魔者はいないよね!」

 俺とリィカが向かい合っていると...。

「ぐああああ!!!」

 再び悲鳴が聞こえてくる。

「今度はなんだ!」

 そちらを見てみると、そこには石川が前の戦争の時に現れたフワンとか言う奴にボコボコにされていた。

「相変わらずの弱さですね。それでも貴方は【賢者】なのですか?」

「ぐっ...! なぜだ! 俺はもうレベル100の賢者のはずだぞ!!! 現に今回のボスヒノックスとその眷属は1人で簡単に倒せたんだ!」

「石川!!」

「ぐっ...! 高坂か...! こんな所を2度も見せてしまうとは...!」

 悔しそうにこちらを眺めてくる石川の腹を蹴りつけるフワン。

「さて、雑魚勇者は片付けたようですね。後は...」

 俺の事を見てくる2人の威圧が凄い!

 圧倒的なプレッシャーを感じつつも俺たちはこの二人を相手取る事にするのでした。
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