幼馴染と一緒に勇者召喚されたのに【弱体術師】となってしまった俺は弱いと言う理由だけで幼馴染と引き裂かれ王国から迫害を受けたのでもう知りません
ルシェ(Twitter名はカイトGT)
文字の大きさ
大中小
224 / 574
ブラッドワイバーン②
しおりを挟む
解体中にも俺はブラッドワイバーンが動き出さないか見はっていたのだが、やはり魔法1発で絶命したようだった。
(嘘だろ? いくらケロナが強いからって1発で終わるか?)
確かに凄まじい魔法の一撃ではあったが、それだけでワイバーンを沈められるとは思わなかっただけに相当驚いた。
しかも解体作業も職人級に上手く、魔法で作られた水のナイフを器用に扱い、ワイバーンの硬い鱗を引き裂いていく。
「鱗と爪と牙はいるだろう? 他に欲しい部分はない?」
そう言われたので俺は目玉と答えた。
「OK目玉だね」
躊躇なく目玉すら切り抜く彼女には躊躇いがない。
まるで今までこんな作業は何度もしてきたとでも言うみたいに手際が良すぎる。
目玉を手渡された俺は早速メニュー画面で合成を選択する。
武器【赤き飛龍の杖+9】
力+400
妨害魔力+900
『レッドワイバーンの素材で作られた魔法の杖。装備しているだけで魔法の詠唱速度が早まり【火炎耐性】と【出血耐性】を得る。攻撃時に確率で【火傷】と【出血】を付与する』
『【出血付与】の魔法を取得しました』
新たな魔法も手に入れたし経験値も美味かったが、ケロナの一撃によって戦闘が終わってしまったせいで本当の意味での経験値が手には入っていないような気がした。
しばらくケロナが解体していると...。
「ギャオオオオオ!!!!」
もう一体のレッドワイバーンが空から現れた。
巣作りをしているだけにやはりこの個体はカップルだったようだ。
「またきたね。私が黙らせようか?」
ケロナにそう言われたが俺は断った。
「いや、いい。本当に危なくなったら手伝ってくれ。あいつは俺たちで倒す」
俺の言葉にニヤリと笑うケロナ。
「そう、ほどほどに頑張りなよ」
そう呟くケロナを見て俺は「ああ」と答える。
「シュナ! 今回はお前が前衛だ。 ラカラ! 俺が状態異常をかけるからお前はブーメランで奴を叩き落としてくれ! 優樹! 全員に防御力UPと素早さUPのバフを頼む!」
俺の指示に皆が動く!
さあ、ここからが俺たちの戦いだ。
(嘘だろ? いくらケロナが強いからって1発で終わるか?)
確かに凄まじい魔法の一撃ではあったが、それだけでワイバーンを沈められるとは思わなかっただけに相当驚いた。
しかも解体作業も職人級に上手く、魔法で作られた水のナイフを器用に扱い、ワイバーンの硬い鱗を引き裂いていく。
「鱗と爪と牙はいるだろう? 他に欲しい部分はない?」
そう言われたので俺は目玉と答えた。
「OK目玉だね」
躊躇なく目玉すら切り抜く彼女には躊躇いがない。
まるで今までこんな作業は何度もしてきたとでも言うみたいに手際が良すぎる。
目玉を手渡された俺は早速メニュー画面で合成を選択する。
武器【赤き飛龍の杖+9】
力+400
妨害魔力+900
『レッドワイバーンの素材で作られた魔法の杖。装備しているだけで魔法の詠唱速度が早まり【火炎耐性】と【出血耐性】を得る。攻撃時に確率で【火傷】と【出血】を付与する』
『【出血付与】の魔法を取得しました』
新たな魔法も手に入れたし経験値も美味かったが、ケロナの一撃によって戦闘が終わってしまったせいで本当の意味での経験値が手には入っていないような気がした。
しばらくケロナが解体していると...。
「ギャオオオオオ!!!!」
もう一体のレッドワイバーンが空から現れた。
巣作りをしているだけにやはりこの個体はカップルだったようだ。
「またきたね。私が黙らせようか?」
ケロナにそう言われたが俺は断った。
「いや、いい。本当に危なくなったら手伝ってくれ。あいつは俺たちで倒す」
俺の言葉にニヤリと笑うケロナ。
「そう、ほどほどに頑張りなよ」
そう呟くケロナを見て俺は「ああ」と答える。
「シュナ! 今回はお前が前衛だ。 ラカラ! 俺が状態異常をかけるからお前はブーメランで奴を叩き落としてくれ! 優樹! 全員に防御力UPと素早さUPのバフを頼む!」
俺の指示に皆が動く!
さあ、ここからが俺たちの戦いだ。
0
お気に入りに追加
515
あなたにおすすめの小説
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
いや、自由に生きろって言われても。
SHO
ファンタジー
☆★☆この作品はアルファポリス様より書籍化されます☆★☆
書籍化にあたってのタイトル、著者名の変更はありません。
異世界召喚に巻き込まれた青年と召喚された張本人の少女。彼等の通った後に残るのは悪人の骸…だけではないかも知れない。巻き込まれた異世界召喚先では自由に生きるつもりだった主人公。だが捨て犬捨て猫を無視出来ない優しさが災い?してホントは関わりたくない厄介事に自ら巻き込まれに行く。敵には一切容赦せず、売られたケンカは全部買う。大事な仲間は必ず守る。無自覚鈍感最強ヤローの冒険譚を見よ!
◎本作のスピンオフ的作品『職業:冒険者。能力:サイキック。前世:日本人。』を並行連載中です。気になった方はこちらも是非!*2017.2.26完結済です。
拙作をお読み頂いた方、お気に入り登録して頂いた皆様、有難う御座います!
2017/3/26本編完結致しました。
2017/6/13より新展開!不定期更新にて連載再開!
2017/12/8第三部完結しました。
追放された美少女を助けた底辺おっさんが、実は元”特級冒険者”だった件について。
いちまる
ファンタジー
【毎週木曜日更新!】
採取クエストしか受けない地味なおっさん冒険者、ダンテ。
ある日彼は、ひょんなことからA級冒険者のパーティーを追放された猫耳族の少女、セレナとリンの面倒を見る羽目になってしまう。
最初は乗り気でなかったダンテだが、ふたりの夢を聞き、彼女達の力になると決意した。
――そして、『特級冒険者』としての実力を隠すのをやめた。
おっさんの正体は戦闘と殺戮のプロ!
しかも猫耳少女達も実は才能の塊だった!?
モンスターと悪党を物理でぶちのめす、王道冒険譚が始まる――!
※本作はカクヨム、小説家になろうでも掲載しています。
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
ズボラ通販生活
ice
ファンタジー
西野桃(にしのもも)35歳の独身、オタクが神様のミスで異世界へ!貪欲に通販スキル、時間停止アイテムボックス容量無限、結界魔法…さらには、お金まで貰う。商人無双や!とか言いつつ、楽に、ゆるーく、商売をしていく。淋しい独身者、旦那という名の奴隷まで?!ズボラなオバサンが異世界に転移して好き勝手生活する!
「お前のような役立たずは不要だ」と追放された三男の前世は世界最強の賢者でした~今世ではダラダラ生きたいのでスローライフを送ります~
平山和人
ファンタジー
主人公のアベルは転生者だ。一度目の人生は剣聖、二度目は賢者として活躍していた。
三度目の人生はのんびり過ごしたいため、アベルは今までの人生で得たスキルを封印し、貴族として生きることにした。
そして、15歳の誕生日でスキル鑑定によって何のスキルも持ってないためアベルは追放されることになった。
アベルは追放された土地でスローライフを楽しもうとするが、そこは凶悪な魔物が跋扈する魔境であった。
襲い掛かってくる魔物を討伐したことでアベルの実力が明らかになると、領民たちはアベルを救世主と崇め、貴族たちはアベルを取り戻そうと追いかけてくる。
果たしてアベルは夢であるスローライフを送ることが出来るのだろうか。
異世界でお金を使わないといけません。
りんご飴
ファンタジー
石川 舞華、22歳。
事故で人生を終えたマイカは、地球リスペクトな神様にスカウトされて、異世界で生きるように言われる。
異世界でのマイカの役割は、50年前の転生者が溜め込んだ埋蔵金を、ジャンジャン使うことだった。
高級品に一切興味はないのに、突然、有り余るお金を手にいれちゃったよ。
ありがた迷惑な『強運』で、何度も命の危険を乗り越えます。
右も左も分からない異世界で、家やら、訳あり奴隷やらをどんどん購入。
旅行に行ったり、貴族に接触しちゃったり、チートなアイテムを手に入れたりしながら、異世界の経済や流通に足を突っ込みます。
のんびりほのぼの、時々危険な異世界事情を、ブルジョア満載な生活で、何とか楽しく生きていきます。
お金は稼ぐより使いたい。人の金ならなおさらジャンジャン使いたい。そんな作者の願望が込められたお話です。
しばらくは 月、木 更新でいこうと思います。
小説家になろうさんにもお邪魔しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる