幼馴染と一緒に勇者召喚されたのに【弱体術師】となってしまった俺は弱いと言う理由だけで幼馴染と引き裂かれ王国から迫害を受けたのでもう知りません
ルシェ(Twitter名はカイトGT)
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ケロナ
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「俺は高坂和希だ。和希でいい」
「オッケー。和希ね」
俺の名前を覚えたのかコクリと頭を少し下げる彼女。
「それじゃあお仲間が起き上がるまでお互いに情報提供でもしよっか」
「いや、いい。お前から得られる情報は少なそうだからな」
あっちは異世界からの漂流者だと言っている。
それが真実ならばあちらの情報など役に立たない事の方が多いだろう。
「えっ!? ひどっ!」
「慌てるな。俺の情報はお前に無償提供してやる」
「そうなの? でも無償提供って事は何か考えているよね?」
この世にタダより怖いものはない。
その事を彼女は理解しているようだ。
「そうだな。できれば俺たちのレベル上げを手伝って欲しい。さっきのお前の動きを見て確信した。お前は俺たちよりも遥かに強い。だからお前の力を借りてレベル上げをすればきっと早くレベルが上がる筈だからな」
「レベル!?」
その言葉に色濃く反応する彼女。
「なんだ!? レベルがどうかしたのか?」
「どうかしたのかじゃないよ。この世界にもレベルの概念があるんだよな!?」
「あ...ああ。レベルは存在しているぞ」
(なんだこいつ...。レベルの概念を知っているのにそれを珍しがっているのか?)
「くぅぅぅ...! こっちなら私のレベルも上がりやすいかもしれない! いいよ! 私もレベル上げに参加させてほしい! 新しいスキルとか魔法を覚えるんでしょ?」
「そうだな。レベルが上がればステータスの向上に加えて新たな魔法を覚えたり職業専用のスキルを覚えたりする」
「知ってる! 【魔女】とか【聖女】とか【暗殺者】とか【侍】とか【騎士】とか【鍛治職人】とかだよね!?」
食い気味に聞いてくるやつに俺は一つ質問をした。
「詳しいな。テレビゲームとかした事があるのか?」
「てれびげーむ? なんだそれは?」
「知らないのか? じゃあスマホは?」
「すまほ? 悪いが知らないな」
と言う事はケロナは異世人ではあるが日本人ではないな。
まあ、尻尾の有無で大体予想はしていたが...。
そうこうしていると仲間達が目を覚まし出した。
「和希!? フワンは!? 敵はどこですか!?」
迫真の声でそう叫ぶ彼女に俺は言ってやる。
「大丈夫だ。ここにいるケロナが追い払ってくれた」
俺の言葉にキョトンとしている幼馴染なのでした。
「オッケー。和希ね」
俺の名前を覚えたのかコクリと頭を少し下げる彼女。
「それじゃあお仲間が起き上がるまでお互いに情報提供でもしよっか」
「いや、いい。お前から得られる情報は少なそうだからな」
あっちは異世界からの漂流者だと言っている。
それが真実ならばあちらの情報など役に立たない事の方が多いだろう。
「えっ!? ひどっ!」
「慌てるな。俺の情報はお前に無償提供してやる」
「そうなの? でも無償提供って事は何か考えているよね?」
この世にタダより怖いものはない。
その事を彼女は理解しているようだ。
「そうだな。できれば俺たちのレベル上げを手伝って欲しい。さっきのお前の動きを見て確信した。お前は俺たちよりも遥かに強い。だからお前の力を借りてレベル上げをすればきっと早くレベルが上がる筈だからな」
「レベル!?」
その言葉に色濃く反応する彼女。
「なんだ!? レベルがどうかしたのか?」
「どうかしたのかじゃないよ。この世界にもレベルの概念があるんだよな!?」
「あ...ああ。レベルは存在しているぞ」
(なんだこいつ...。レベルの概念を知っているのにそれを珍しがっているのか?)
「くぅぅぅ...! こっちなら私のレベルも上がりやすいかもしれない! いいよ! 私もレベル上げに参加させてほしい! 新しいスキルとか魔法を覚えるんでしょ?」
「そうだな。レベルが上がればステータスの向上に加えて新たな魔法を覚えたり職業専用のスキルを覚えたりする」
「知ってる! 【魔女】とか【聖女】とか【暗殺者】とか【侍】とか【騎士】とか【鍛治職人】とかだよね!?」
食い気味に聞いてくるやつに俺は一つ質問をした。
「詳しいな。テレビゲームとかした事があるのか?」
「てれびげーむ? なんだそれは?」
「知らないのか? じゃあスマホは?」
「すまほ? 悪いが知らないな」
と言う事はケロナは異世人ではあるが日本人ではないな。
まあ、尻尾の有無で大体予想はしていたが...。
そうこうしていると仲間達が目を覚まし出した。
「和希!? フワンは!? 敵はどこですか!?」
迫真の声でそう叫ぶ彼女に俺は言ってやる。
「大丈夫だ。ここにいるケロナが追い払ってくれた」
俺の言葉にキョトンとしている幼馴染なのでした。
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