大きな町で小さな喫茶店を趣味で営む水系最強超能力者ツカサさんの経営戦略!!以前所属していた組織の残党から能力を狙われていますが問題ありません
ルシェ(Twitter名はカイトGT)
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ネットサーフィン
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私とノエルが新設された組織『カオスチャイルド』の情報を集めるためにネットを漁っていると...。
「...なにこれ」
それはとある掲示板での書き込みだった。
そこにはこう書かれてあった。
『俺は見たんだ!夜の町を走り去る電撃のイナズマを!』
私はその書き込みを見た時、何か嫌なものを感じた。
「どうした?ツカサ」
ノエルが私の顔を覗き込んでくる。
「いや、なんでもないよ...」
そう言いながらパソコンを閉じる。
気にはなるけど今は『カオスチャイルド』の事を調べないとね...
そう思いながら再びインターネットの海へ潜る。
しかしいくら裏サイトを調べても『カオスチャイルド』という組織は見つからなかった。
「おかしいなぁ、なんでだろ?」
すると後ろから声をかけられた。
「2人とも何してんだ?」
「レイカ! ちょうど良いところにきた! 『カオスチャイルド』について調べてるんだけどなんか知らない?」
レイカは少し考える素振りを見せた後答えてくれた。
「『カオスチャイルド』か...
それなら確かTVニュースになってなかったかな? 最近ちょいちょい物騒だからさ」
「え!?そうなの!?」
「あぁ、なんでもギャングとかヤクザみたいな奴らが夜中に銃を振り回したり爆弾投げたりって事件が多発しているらしいぜ」
「なんだそりゃ...」
「しかもそれだけじゃないんだぜ!」
「まだあるの?」
「おう!今度もヤバイぞ!! なんでも幹部クラスのメンバー全員が超能力者でめちゃくちゃ強いんだとよ!!」
「うわー、最悪じゃん。じゃあさ、その能力者ってどんなのか分かる?」
「私もよく知らねぇんだよなぁ~
でも噂だと炎使いとか水使いがいるみたいだぜ!」
「炎に水?なんだか私たちみたいだね」
「そうだな!まぁ、私とツカサも炎と水の超能力者だしな!」
笑いながら話しているとノエルがボソッと呟いた。
「裏サイトにも載ってないような連中なのに、TVニュースなんかで名前が出るなんておかしくないか?」
確かに彼女の言う通りかもしれない。
それに私たちは今まで色々な裏サイトを調べてきたけど『カオスチャイルド』という名前は出てこなかった。
「...これは直接確かめに行くしかないかもね」
「確かめるってどうやって?」
「決まってるでしょ!『カオスチャイルド』のメンバーの上位陣営に会って吐かせるんだよ」
「...妙に今日のツカサハイテンションだね。何かあった?」
「ううん、別に」
そう呟くノエルに私は微笑み返す。
正直なところ、かなり楽しみにしている自分がいる。
超能力者はこの世界ではそこそこ珍しい存在だけど全くいないわけではない。
現に私たちだって超能力者の端くれなのだから。
超能力者に憧れる子供だって少なくはないし、ここビッグスターシティでは超能力の開発だって行なっている。
まあ、大半は低レベルの能力者で終わりなのだが、たま~に強い能力者が出てくる事がある。
そういった人達が『カオスチャイルド』に入っている可能性は高いと考えた私は取り敢えずあそこを当たってみる事にするのでした。
「...なにこれ」
それはとある掲示板での書き込みだった。
そこにはこう書かれてあった。
『俺は見たんだ!夜の町を走り去る電撃のイナズマを!』
私はその書き込みを見た時、何か嫌なものを感じた。
「どうした?ツカサ」
ノエルが私の顔を覗き込んでくる。
「いや、なんでもないよ...」
そう言いながらパソコンを閉じる。
気にはなるけど今は『カオスチャイルド』の事を調べないとね...
そう思いながら再びインターネットの海へ潜る。
しかしいくら裏サイトを調べても『カオスチャイルド』という組織は見つからなかった。
「おかしいなぁ、なんでだろ?」
すると後ろから声をかけられた。
「2人とも何してんだ?」
「レイカ! ちょうど良いところにきた! 『カオスチャイルド』について調べてるんだけどなんか知らない?」
レイカは少し考える素振りを見せた後答えてくれた。
「『カオスチャイルド』か...
それなら確かTVニュースになってなかったかな? 最近ちょいちょい物騒だからさ」
「え!?そうなの!?」
「あぁ、なんでもギャングとかヤクザみたいな奴らが夜中に銃を振り回したり爆弾投げたりって事件が多発しているらしいぜ」
「なんだそりゃ...」
「しかもそれだけじゃないんだぜ!」
「まだあるの?」
「おう!今度もヤバイぞ!! なんでも幹部クラスのメンバー全員が超能力者でめちゃくちゃ強いんだとよ!!」
「うわー、最悪じゃん。じゃあさ、その能力者ってどんなのか分かる?」
「私もよく知らねぇんだよなぁ~
でも噂だと炎使いとか水使いがいるみたいだぜ!」
「炎に水?なんだか私たちみたいだね」
「そうだな!まぁ、私とツカサも炎と水の超能力者だしな!」
笑いながら話しているとノエルがボソッと呟いた。
「裏サイトにも載ってないような連中なのに、TVニュースなんかで名前が出るなんておかしくないか?」
確かに彼女の言う通りかもしれない。
それに私たちは今まで色々な裏サイトを調べてきたけど『カオスチャイルド』という名前は出てこなかった。
「...これは直接確かめに行くしかないかもね」
「確かめるってどうやって?」
「決まってるでしょ!『カオスチャイルド』のメンバーの上位陣営に会って吐かせるんだよ」
「...妙に今日のツカサハイテンションだね。何かあった?」
「ううん、別に」
そう呟くノエルに私は微笑み返す。
正直なところ、かなり楽しみにしている自分がいる。
超能力者はこの世界ではそこそこ珍しい存在だけど全くいないわけではない。
現に私たちだって超能力者の端くれなのだから。
超能力者に憧れる子供だって少なくはないし、ここビッグスターシティでは超能力の開発だって行なっている。
まあ、大半は低レベルの能力者で終わりなのだが、たま~に強い能力者が出てくる事がある。
そういった人達が『カオスチャイルド』に入っている可能性は高いと考えた私は取り敢えずあそこを当たってみる事にするのでした。
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