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~関係者用の控室~
俺はダンスを一度終えた後関係者用の控室にてモニターを見ていた。
「何だよこれ...、というかあんなやつら準決勝の相手に採用してないぞ...!」
俺は大きなモニターに映っている緑色の肌を持つ奴らにそう呟きました。
俺が用意していた準決勝の相手は紛れもなくアリカ☆ です。
あんな緑色の肌を持つ集団ではありません。
というかあいつらは今日ケロナが気になるとか言っていた集団だということに今気がつきました。
(もしかしてケロナのドッキリか?)
と一瞬考えましたが、システィとチュリアがやられてしまっているのでドッキリとは考えられません。
俺がそう思っていると1着でトラスが帰ってきた。
「やった!! 私が一番乗りだ!!」
カバから飛び降りて一着の旗を掲げる彼女は子供のように無邪気な笑顔を浮かべている。
そのまま俺の方に向かってきてこう聞いてきた。
「アリカ、今誰が二位になりそうなんだ? システィお姉ちゃんか? ケロナか? それともチュリア?」
一応本当の事を言っておこう。
「ケロナだな」
「ケロナか! まあ誰が相手でもボッコボコにしちゃえば関係ないからね」
実際彼女だったらケロナが相手でもボコボコにできそうな気もしなくはない。
意気揚々と俺の横にちょこんと座り込みモニターを眺める彼女。
「...えっ?」
しかし、その画面に映し出されていたのは拘束されてSMプレイをされているシスティとチュリアの姿でした。
緑色の集団のリーダー的な奴に魔力鞭で何度も体を叩かれています。
「システィ姉ちゃん!?」
驚きの声を上げるトラスに俺はちゃんとした説明を行う。
「実は...、今大会の準決勝を荒らしている者がいるんだ...」
「大会荒らし!?」
そう聞いた彼女の表情が怒りに燃え上がる。
「ああ、敵のリーダーは恐らくこの画面に映っているこいつだ」
俺はSMプレイを楽しんでいる巨漢の男を指さした。
「許せない...!」
トラスの感情を利用するみたいで気が引けるのだが、今はどうにかしてこいつらを大会から排除したい。
「トラス! 恥を忍んで頼む! あいつらをこの大会から追い出してくれ!!」
俺の頼みに彼女は頷いてくれた。
「勿論!!」
俺はダンスを一度終えた後関係者用の控室にてモニターを見ていた。
「何だよこれ...、というかあんなやつら準決勝の相手に採用してないぞ...!」
俺は大きなモニターに映っている緑色の肌を持つ奴らにそう呟きました。
俺が用意していた準決勝の相手は紛れもなくアリカ☆ です。
あんな緑色の肌を持つ集団ではありません。
というかあいつらは今日ケロナが気になるとか言っていた集団だということに今気がつきました。
(もしかしてケロナのドッキリか?)
と一瞬考えましたが、システィとチュリアがやられてしまっているのでドッキリとは考えられません。
俺がそう思っていると1着でトラスが帰ってきた。
「やった!! 私が一番乗りだ!!」
カバから飛び降りて一着の旗を掲げる彼女は子供のように無邪気な笑顔を浮かべている。
そのまま俺の方に向かってきてこう聞いてきた。
「アリカ、今誰が二位になりそうなんだ? システィお姉ちゃんか? ケロナか? それともチュリア?」
一応本当の事を言っておこう。
「ケロナだな」
「ケロナか! まあ誰が相手でもボッコボコにしちゃえば関係ないからね」
実際彼女だったらケロナが相手でもボコボコにできそうな気もしなくはない。
意気揚々と俺の横にちょこんと座り込みモニターを眺める彼女。
「...えっ?」
しかし、その画面に映し出されていたのは拘束されてSMプレイをされているシスティとチュリアの姿でした。
緑色の集団のリーダー的な奴に魔力鞭で何度も体を叩かれています。
「システィ姉ちゃん!?」
驚きの声を上げるトラスに俺はちゃんとした説明を行う。
「実は...、今大会の準決勝を荒らしている者がいるんだ...」
「大会荒らし!?」
そう聞いた彼女の表情が怒りに燃え上がる。
「ああ、敵のリーダーは恐らくこの画面に映っているこいつだ」
俺はSMプレイを楽しんでいる巨漢の男を指さした。
「許せない...!」
トラスの感情を利用するみたいで気が引けるのだが、今はどうにかしてこいつらを大会から排除したい。
「トラス! 恥を忍んで頼む! あいつらをこの大会から追い出してくれ!!」
俺の頼みに彼女は頷いてくれた。
「勿論!!」
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