903 / 968
準決勝チュリア・花畑ステージ⑧
しおりを挟む
「がっ! うっ!...、かはっ...」
「そらそらどうした? ククッ、むしろその防御力のせいで気絶もできない様だな...、壊れない上に可愛い声で鳴く良いサンドバックだな...」
ガルジャックの逞しい腕から繰り出される一撃は確実に私の体力を奪い去っていきます。
「くっ...!」
私にできる事と言えば魔力が尽きるまで【極限】の力を防御に回すことだけです。
魔力がなくなったら恐らく一撃で沈められてしまうのは明白。
ここは少しでも時間稼ぎをして誰かが助けに来てくれるのを待つしかありません!
しかし、そんな考えを打ち砕くように彼は私の方に近づいてきて首を締めはじめました。
「打撃技では効果が薄い様だな...、では絞め技はどうだ?」
ゆっくりと力を入れられてだんだんと息苦しさを感じ始める私。
「か...かはっ...!」
苦しそうな私の顔を見てニヤリと笑う彼の姿に若干の恐怖を覚える私。
「なるほどな...、お前のその技は防御力こそ格段に向上させるものの、元々の体力を大きく伸ばせる代物ではない様だな、こうやって首を絞めているだけで簡単に落とせそうだ」
少しずつ首を絞める力を強めてくる彼の体に蹴りを入れる私でしたが...。
「んっ? それで反撃しているつもりか?」
と笑われてしまいました。
それでも必死に抵抗を続けていましたが、ついに視界がぼやけてしまいます...。
(ま...まずい...、意識が....)
体内の酸素が減ってきて意識を保てなくなってしまったのでしょう。
視界が真っ暗になるまで粘っていた私ですが、彼の凄まじい力の前では1分と持たずに意識を失ってしまいました。
私の体が動かなくなると、彼を首を絞めるのをやめて動かなくなった私を見て「落ちたな」と呟くのでした。
「そらそらどうした? ククッ、むしろその防御力のせいで気絶もできない様だな...、壊れない上に可愛い声で鳴く良いサンドバックだな...」
ガルジャックの逞しい腕から繰り出される一撃は確実に私の体力を奪い去っていきます。
「くっ...!」
私にできる事と言えば魔力が尽きるまで【極限】の力を防御に回すことだけです。
魔力がなくなったら恐らく一撃で沈められてしまうのは明白。
ここは少しでも時間稼ぎをして誰かが助けに来てくれるのを待つしかありません!
しかし、そんな考えを打ち砕くように彼は私の方に近づいてきて首を締めはじめました。
「打撃技では効果が薄い様だな...、では絞め技はどうだ?」
ゆっくりと力を入れられてだんだんと息苦しさを感じ始める私。
「か...かはっ...!」
苦しそうな私の顔を見てニヤリと笑う彼の姿に若干の恐怖を覚える私。
「なるほどな...、お前のその技は防御力こそ格段に向上させるものの、元々の体力を大きく伸ばせる代物ではない様だな、こうやって首を絞めているだけで簡単に落とせそうだ」
少しずつ首を絞める力を強めてくる彼の体に蹴りを入れる私でしたが...。
「んっ? それで反撃しているつもりか?」
と笑われてしまいました。
それでも必死に抵抗を続けていましたが、ついに視界がぼやけてしまいます...。
(ま...まずい...、意識が....)
体内の酸素が減ってきて意識を保てなくなってしまったのでしょう。
視界が真っ暗になるまで粘っていた私ですが、彼の凄まじい力の前では1分と持たずに意識を失ってしまいました。
私の体が動かなくなると、彼を首を絞めるのをやめて動かなくなった私を見て「落ちたな」と呟くのでした。
0
お気に入りに追加
208
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる