TS系最弱な美幼女魔王ちゃんとなった俺は、何故か自分が生み出した使い魔達と無敵のダンジョンを作ることになったんだが！！

アリカ王国一武闘会開催！！③

「皆武闘会限りの復刻ステージに付き合ってくれてありがとう♡ 今日は精一杯踊らせて貰うから楽しんで行ってね♡」

　俺の言葉にステージに集まった者達は大きく沸き立つ！。

「アイドルとしてのアリカちゃんだぁ～！！」

　とか。

「この気に乗じて復活しよう！！」

　とか言われてしまうが勿論復活するつもりはないので安心してくれ。

　あくまでも武闘会を盛り上げる為に用意したステージだが、正直なところ武闘会よりも盛り上がりそうである。

　わざわざあの時のメンバーに集まって貰ったし、ヨミに至っては武闘会の方に興味があったようだが無理を言ってこっちにきて貰ったのだ。

　少し不満がありそうな顔をしているが、こっちはこっちで楽しいらしく練習にも性を出していたのを思い出しては安心する。

　わざわざこの日の為に用意していた城ステージが武闘会の予選開始と同時に光輝く！！

　そして音楽が鳴り出すと最前列のファン達も立ち上がり何やら棒らしき物を持ち出した。

　俺はあの棒に見覚えがある。

(あれは...オタ芸ライトことサイリウムだ！！　この世界にもあったのか！！)

　まだ昼間だと言うのに彼らはそれらを点灯し俺らのライブが始まるのを今から今かと待っていた！

(これはまずいな、奴らも本気だ...、ならばこちらも本気で返さねばなるまい！)

　一応城の上にある大きなモニターに予選会場の様子が映し出されているし、ここは武闘会場の中で1番高い部分にあるのでほぼ全域が見渡せるのでケロナの戦いぶりを観賞するにはもってこいの場所だ。

(頑張れよケロナ、こっちも頑張るからな！)

　俺達のステージが始まると共に予選も戦いが始まるのでした。