TS系最弱な美幼女魔王ちゃんとなった俺は、何故か自分が生み出した使い魔達と無敵のダンジョンを作ることになったんだが！！

伝説の決め技！！ゴッドアリカフィンガーV！！

「まだ立てるのか...！」

　俺は驚く。

　ハロの機体は既にボロボロになって火花を散らして入りと言うのに「まだ戦えるぞ」とでも言うかのように立ち上がってくる！！。

(これはもうあの決め技を使うしかないな...！)

　中途半端な火力じゃ倒しきえれないと踏んだ俺はピースサイン作り掲げる！！。

(これが俺の究極奥義！！最強技だ！！)

　そう心で考えながらコマンドを入力する！！。

「↑↗︎→↘︎↓↙︎←↖︎＋AボタンBボタン同時押し！！」

　コントローラースティックをぐるっと一回転させ、そのままAボタンとBボタンを同時に押す！！。

　すると全エネルギーが指先に集中し、最高の一撃をお見舞いする準備が出来上がる！！。

「喰らえ！！　これが俺の最強技！！　ゴッドアリカフィンガーV！だぁ！！」

　Vサインのまま高速でやつに近づき最高の一撃を叩き込む！！。

「ゴッドアリカフィンガーVビクトリー！」

　圧倒的なまでの破壊力がハロの搭乗するメカゴ◯ラを襲う！！。

　バキッ！！　というか鋼がへし折れる音と共に俺の機体がメカゴ◯ラを貫通した！！。

　貫通した後に俺は背を向けて格好良く「正義は勝つ...」と呟く。

　それと同時に奴の機体は爆発四散し砕け散った！！。

　だが、メカゴ◯ラを倒しても戦闘そのままは終わらない！！。

　次の戦場へと俺のゴッドアリ◯ンダムが飛び立とうとすると...！。

『ビービー！！　エネルギー残量が低下しています...、魔力を再充填してください...』

　と言われたので一旦ゴッドアリ◯ンダムから離れる。

　正直言って再起動するだけの魔力が勿体無いのと、今の戦場の状況であれば機体は棄てても大丈夫だと判断したのだ。

　俺がコクピット内にあるハッチを開き、足にある搭乗部分から降りようとしたのだが...！。

「しまった！！　アニメでは格納庫にあるはずのハシゴがないから降りられない！！」

　そう！！　このロボットの機体が大きいので、足にあるハッチを開けただけでは5メートル程の高さがあるから降りられないのだ！。

(うぉぉぉ！！　どうしよう！！　こうなるんだったら再充填した方がいいか！？)

　降りてきた階段を見上げていると...。

「へっ！？」

　いきなりゴッドアリ◯ンダムの機体が爆発し始める！！。

　何でと思うかもしれないが、この機体は既に胸を焼かれていた事を思い出して欲しい。

　あれだけの高出力で機体を貫かれれば、こうなるのは当然だ。

　寧ろあれだけの期間動けていた事の方が奇跡であると俺は実感したのだが、状況はまずい方向へと転がり続けている！！。

「こうなったら一か八か地面に飛び入りるしかない！！」

　幸いにも地面は砂浜です。

　もしかしたら軽傷程度で済むかもしれません！。

「うぉぉ！！　頑張れ俺ぇぇぇ！！！」

　爆発を続ける機体からダイブした俺の体はどんどん地面に向かって行くのでした。