640 / 968
獣鬼団の戦力②
しおりを挟む
「伐採用意!!」
ティラスの号令と共に獣鬼団達は森にある木々に攻撃を始めた。
獣なのに森林を破壊してもいいのかと思いきや、どうやら彼らの武具を量産する為には少々聖域の木々が必要らしい。
「伐採始め!!」
数千名の獣鬼達はティラスの言葉を皮切りに各自が自分の意思で動き出す。
それでも伐採の方法はシンプルだ。
まずはピンク型のボールみたいな魔物が地面を走り木々に切れを目を入れる。
そしてうさぎさんがそれらを物量で押し倒して行き、最後に押し倒された木々を小鳥さんが回収する。
獣鬼達の大きさは大体全員が猫くらいの大きさだと言うのに、それらが物量を得ることで大きな木々を次々となぎ倒して行く。
それだけでも彼らの戦力は大体わかってしまう。
なぜなら、その様はモンスター達が集団で暴れているようにしか見えないほど獰猛で凶暴な様子なはずなのだが、やはり見た目のせいで遊んでいるようにしか見えないのだ。
(見た目ってやっぱり大事だよな...、これで大きな怪力ゴリラみたいな奴らが集団で木々をなぎ倒してたら完全に凄い風景だったんだろうけど...)
見た目がファンシーな獣鬼達の姿を、一瞬だけゴリラに見立ててこの情景をイメージしてみると...。
(うん!、明らかにやばい状況だコレ!!)
と考えざる終えない。
まあ、小さくても大きくても、これだけの力(数の暴力)があるのであれば充分な戦力として数えてもいいだろう。
ティラスが自信に満ちた表情で陸路の包囲を買ってでるだけの実力はあると言える。
しかし、気になった事があるので恐る恐る彼に聞いて見ることにした。
「獣鬼団の団員ってコレだけじゃ無いよな?」
今見えている人数は明らかに数千人程度。
広大なフォルナの森の規模からしてこの人数は明らかに少ない。
そう思った俺の質問への返答は...。
「ああ、勿論だ、今日は取り敢えずどのくらいの力量が我ら獣鬼団にあるのかのをアリカに見てもらう為の通過儀礼のようなものだから数は抑えてある」
「はは~...、さいですか...」
これには流石の俺もびっくりだ。
獣鬼団の面々の力を信じていない訳では無かったのだが、こちらも期待以上だった為、陸路は完全に獣鬼達に任せてもいいのかもしれない。
しかし、そこで任せてしまうのは良く無いと思うから、俺たちからも多少は人員を割くつもりだ。
「ティラスよ、陸路は基本この獣鬼団に任せるつもりだが、俺たちアリカ☆からも数名ほど彼らに加えさせるつもりだが良いか?」
と言っておこう。
すると彼は「いいだろう」と返してくれた。
それを聞くと少しだけ嬉しくなる俺なのでした。
ティラスの号令と共に獣鬼団達は森にある木々に攻撃を始めた。
獣なのに森林を破壊してもいいのかと思いきや、どうやら彼らの武具を量産する為には少々聖域の木々が必要らしい。
「伐採始め!!」
数千名の獣鬼達はティラスの言葉を皮切りに各自が自分の意思で動き出す。
それでも伐採の方法はシンプルだ。
まずはピンク型のボールみたいな魔物が地面を走り木々に切れを目を入れる。
そしてうさぎさんがそれらを物量で押し倒して行き、最後に押し倒された木々を小鳥さんが回収する。
獣鬼達の大きさは大体全員が猫くらいの大きさだと言うのに、それらが物量を得ることで大きな木々を次々となぎ倒して行く。
それだけでも彼らの戦力は大体わかってしまう。
なぜなら、その様はモンスター達が集団で暴れているようにしか見えないほど獰猛で凶暴な様子なはずなのだが、やはり見た目のせいで遊んでいるようにしか見えないのだ。
(見た目ってやっぱり大事だよな...、これで大きな怪力ゴリラみたいな奴らが集団で木々をなぎ倒してたら完全に凄い風景だったんだろうけど...)
見た目がファンシーな獣鬼達の姿を、一瞬だけゴリラに見立ててこの情景をイメージしてみると...。
(うん!、明らかにやばい状況だコレ!!)
と考えざる終えない。
まあ、小さくても大きくても、これだけの力(数の暴力)があるのであれば充分な戦力として数えてもいいだろう。
ティラスが自信に満ちた表情で陸路の包囲を買ってでるだけの実力はあると言える。
しかし、気になった事があるので恐る恐る彼に聞いて見ることにした。
「獣鬼団の団員ってコレだけじゃ無いよな?」
今見えている人数は明らかに数千人程度。
広大なフォルナの森の規模からしてこの人数は明らかに少ない。
そう思った俺の質問への返答は...。
「ああ、勿論だ、今日は取り敢えずどのくらいの力量が我ら獣鬼団にあるのかのをアリカに見てもらう為の通過儀礼のようなものだから数は抑えてある」
「はは~...、さいですか...」
これには流石の俺もびっくりだ。
獣鬼団の面々の力を信じていない訳では無かったのだが、こちらも期待以上だった為、陸路は完全に獣鬼達に任せてもいいのかもしれない。
しかし、そこで任せてしまうのは良く無いと思うから、俺たちからも多少は人員を割くつもりだ。
「ティラスよ、陸路は基本この獣鬼団に任せるつもりだが、俺たちアリカ☆からも数名ほど彼らに加えさせるつもりだが良いか?」
と言っておこう。
すると彼は「いいだろう」と返してくれた。
それを聞くと少しだけ嬉しくなる俺なのでした。
0
お気に入りに追加
208
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる