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女子力②
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~数時間後~
「やっと上手にできた!」
「はいっ!完璧ですね!、味付けから野菜の大きさも食べやすい一口サイズに切り分けられています!」
彼女に言われた通りにやればメキメキと料理の腕が上がっていきました。
今なら野菜炒めを一人で作れるでしょう!。
自分で作った野菜炒めを早速ツグミの元へと持っていくことにします。
「ありがとう!ミユキ!、今度は私が作った野菜炒めを食べてよね!」
「今日も充分食べたと思うのですが...、まあいいでしょう、楽しみに待ってますね」
にっこりと微笑む彼の表情を見ていると
「よ~し!!、まずはツグミにこれを食べて貰って、私の【女子力】の上がってる事を見せつけてやるんだから!」
そう思って探していたのですが...。
~数分後~
「見つからない!これじゃあ野菜炒めが冷めちゃう!」
両手で野菜炒めのお皿を持ちながら城内を歩き続けて早数分、ツグミ君に会えず途方にくれていると...。
「おっ?、どうしたのじゃトラス、そんなに慌てて...」
「あっ!システィ!」
冥王であるお姉さんなシスティの方が先に見つかってしまう。
(本当はツグミに食べて欲しかったんだけど...、システィにも食べて欲しかったんだよね)
そう言った気持ちの変化もあり、まだ温かいうちに食べて貰いましょう。
「ねぇシスティ、私の作った野菜炒め食べて見てくれない?」
「ほぉ...、トラスが作ったのか?」
「うん、本当はツグミに食べて欲しかったんだけど見つからないから」
「ふむふむ、ツグミにな...、もしかしてお主ら...」
そう呟いた時から彼女の私を見る目が少し変わる。
「ほうほうほう...、そうかそうか、そういう事ならわしが一肌脱ごう!」
(?、何か勘違いしてるみたいだけどまあいいか)
「とりあえず食べてみて」
そう呟きながら、野菜炒めを彼女の前に出しました。
「香りはよいな、では頂こう」
箸を手に取り、私の野菜炒めに手をつける彼女を見ていると少しだけドキドキしてしまいます。
(もしも不味いって言われたらどうしよう...)
そういった気兼ねの中、彼女の返答は...。
「おっ、美味しいのう、塩胡椒の加減が絶妙じゃ、本当にこれをトラスが作ったのか?」
心配した割には好評だったので嬉しくなった。
「そうだよっ!美味しいんだよね!?、ちょっとは【女子力】上がったかな?」
むふ~っと自信有り気に胸を張っていると...。
「はっ?【女子力】?」
「うん!私いま【女子力】をあげてるんだ~」
そう呟いた私の声を聞いて彼女は確信を得たように私の肩を掴んできた。
「分かった、一肌脱ぐと言った手前、わしも力を貸そう!」
「えっと...、【女子力】の上げ方システィも知ってるの!」
「無論じゃ!、料理も確かに【女子力】じゃが、やはり見た目の美しさこそが【女子力】上昇の秘訣じゃぞ!」
いつにも増して真剣な彼女の瞳に、私は賭けてみることにするのでした。
「やっと上手にできた!」
「はいっ!完璧ですね!、味付けから野菜の大きさも食べやすい一口サイズに切り分けられています!」
彼女に言われた通りにやればメキメキと料理の腕が上がっていきました。
今なら野菜炒めを一人で作れるでしょう!。
自分で作った野菜炒めを早速ツグミの元へと持っていくことにします。
「ありがとう!ミユキ!、今度は私が作った野菜炒めを食べてよね!」
「今日も充分食べたと思うのですが...、まあいいでしょう、楽しみに待ってますね」
にっこりと微笑む彼の表情を見ていると
「よ~し!!、まずはツグミにこれを食べて貰って、私の【女子力】の上がってる事を見せつけてやるんだから!」
そう思って探していたのですが...。
~数分後~
「見つからない!これじゃあ野菜炒めが冷めちゃう!」
両手で野菜炒めのお皿を持ちながら城内を歩き続けて早数分、ツグミ君に会えず途方にくれていると...。
「おっ?、どうしたのじゃトラス、そんなに慌てて...」
「あっ!システィ!」
冥王であるお姉さんなシスティの方が先に見つかってしまう。
(本当はツグミに食べて欲しかったんだけど...、システィにも食べて欲しかったんだよね)
そう言った気持ちの変化もあり、まだ温かいうちに食べて貰いましょう。
「ねぇシスティ、私の作った野菜炒め食べて見てくれない?」
「ほぉ...、トラスが作ったのか?」
「うん、本当はツグミに食べて欲しかったんだけど見つからないから」
「ふむふむ、ツグミにな...、もしかしてお主ら...」
そう呟いた時から彼女の私を見る目が少し変わる。
「ほうほうほう...、そうかそうか、そういう事ならわしが一肌脱ごう!」
(?、何か勘違いしてるみたいだけどまあいいか)
「とりあえず食べてみて」
そう呟きながら、野菜炒めを彼女の前に出しました。
「香りはよいな、では頂こう」
箸を手に取り、私の野菜炒めに手をつける彼女を見ていると少しだけドキドキしてしまいます。
(もしも不味いって言われたらどうしよう...)
そういった気兼ねの中、彼女の返答は...。
「おっ、美味しいのう、塩胡椒の加減が絶妙じゃ、本当にこれをトラスが作ったのか?」
心配した割には好評だったので嬉しくなった。
「そうだよっ!美味しいんだよね!?、ちょっとは【女子力】上がったかな?」
むふ~っと自信有り気に胸を張っていると...。
「はっ?【女子力】?」
「うん!私いま【女子力】をあげてるんだ~」
そう呟いた私の声を聞いて彼女は確信を得たように私の肩を掴んできた。
「分かった、一肌脱ぐと言った手前、わしも力を貸そう!」
「えっと...、【女子力】の上げ方システィも知ってるの!」
「無論じゃ!、料理も確かに【女子力】じゃが、やはり見た目の美しさこそが【女子力】上昇の秘訣じゃぞ!」
いつにも増して真剣な彼女の瞳に、私は賭けてみることにするのでした。
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