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黒点リウ
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私はよろよろと立ち上がりながら、リウの体に浮き出る黒点模様を眺めていた...。
彼女はとても苦しそうに息を荒げながら、全身を蝕む黒い魔力に悶え苦しんでいる。
「ふ~...!、ふ~...!」
明らかに苦しみながらも、殺意のある瞳で私を睨みつけ、膨張し続ける魔力を解放してきた!。
「【桜極】!!」
彼女が力を上げたので、私も負けじと魔力を解放するしかない!。
「【蒼極】!!」
互いに臨界点を超え、更に力を伸ばし続ける極限状態の反動ダメージを受け続けながら戦う様は、とても戦闘と呼べる代物ではなかった。
まるで自らを痛めつけるかのように戦い続けるリウを見ていると涙が溢れてくる...。
これは私の考えだが、この時のリウには恐らく仲間と戦いたくないと言う自制心の様な物があったのだと思える。
洗脳されているとは言え、元々私たちは仲間である。
彼女の奥底に眠っている優しい心がそうさせているのだと思うと胸が締め付けられるような思いだ。
(苦しそうだな...、ならせめて一気に終わらせる!!)
私は瞬間的に全身を雷で覆い、一撃の威力と速度を飛躍的に高めた!。
「【蛙伝雷速1の型、火ノ矢!】」
私はただ超早い飛び蹴りを繰り出したのだ!。
リウの目にはまるで私の体が火の矢を放たれた様に見えたに違いなく、その表情は驚きに満ち溢れているように見える。
沢山練習した技が綺麗に決まるのって凄く気持ち良い。
だけど、今はそんな感傷になど浸っている場合ではない。
確かな手応えを感じつつも、吹っ飛ばした彼女の先に回り込んで、彼女の体をキャッチする。
「リウ!!」
「...」
私の問いかけにも返事がないので、気絶したのだろうか?。
まだ動けるのであれば襲いかかってくるはずなのにそうしないと言うことは力が尽きた証拠だと捉えてもいいだろう。
「全く...、姉妹揃って手をかけさえないでよね...」
そい呟きながらリウを抱いたままアリカ達の所に戻ろうとした時...!。
「えっ...?」
いきなり頭上から緑色の体色をしたドラゴンが降り立ち、私に向かって咆哮をあげたのだ!。
「グァァァ!!!!」
いきなりの事に頭が追いつかないまま、私は緑龍の尻尾攻撃で弾き飛ばされてしまう。
「がはっ!?」
ゴロゴロと砂浜を転がりながら受け身を取った私だったが、以外と疲弊してしまっていた。
修行したとは言え、やはり極限状態を長時間維持するのは難しい。
既にリウとの戦いで10分ほど費やしてしまったのは大きく響く。
新たな敵の登場に驚きながらも、再び極限状態となる私なのだった。
彼女はとても苦しそうに息を荒げながら、全身を蝕む黒い魔力に悶え苦しんでいる。
「ふ~...!、ふ~...!」
明らかに苦しみながらも、殺意のある瞳で私を睨みつけ、膨張し続ける魔力を解放してきた!。
「【桜極】!!」
彼女が力を上げたので、私も負けじと魔力を解放するしかない!。
「【蒼極】!!」
互いに臨界点を超え、更に力を伸ばし続ける極限状態の反動ダメージを受け続けながら戦う様は、とても戦闘と呼べる代物ではなかった。
まるで自らを痛めつけるかのように戦い続けるリウを見ていると涙が溢れてくる...。
これは私の考えだが、この時のリウには恐らく仲間と戦いたくないと言う自制心の様な物があったのだと思える。
洗脳されているとは言え、元々私たちは仲間である。
彼女の奥底に眠っている優しい心がそうさせているのだと思うと胸が締め付けられるような思いだ。
(苦しそうだな...、ならせめて一気に終わらせる!!)
私は瞬間的に全身を雷で覆い、一撃の威力と速度を飛躍的に高めた!。
「【蛙伝雷速1の型、火ノ矢!】」
私はただ超早い飛び蹴りを繰り出したのだ!。
リウの目にはまるで私の体が火の矢を放たれた様に見えたに違いなく、その表情は驚きに満ち溢れているように見える。
沢山練習した技が綺麗に決まるのって凄く気持ち良い。
だけど、今はそんな感傷になど浸っている場合ではない。
確かな手応えを感じつつも、吹っ飛ばした彼女の先に回り込んで、彼女の体をキャッチする。
「リウ!!」
「...」
私の問いかけにも返事がないので、気絶したのだろうか?。
まだ動けるのであれば襲いかかってくるはずなのにそうしないと言うことは力が尽きた証拠だと捉えてもいいだろう。
「全く...、姉妹揃って手をかけさえないでよね...」
そい呟きながらリウを抱いたままアリカ達の所に戻ろうとした時...!。
「えっ...?」
いきなり頭上から緑色の体色をしたドラゴンが降り立ち、私に向かって咆哮をあげたのだ!。
「グァァァ!!!!」
いきなりの事に頭が追いつかないまま、私は緑龍の尻尾攻撃で弾き飛ばされてしまう。
「がはっ!?」
ゴロゴロと砂浜を転がりながら受け身を取った私だったが、以外と疲弊してしまっていた。
修行したとは言え、やはり極限状態を長時間維持するのは難しい。
既にリウとの戦いで10分ほど費やしてしまったのは大きく響く。
新たな敵の登場に驚きながらも、再び極限状態となる私なのだった。
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