441 / 968
才能の片鱗
しおりを挟む
「チッ...」
だんだんと彼の口調が悪くなっていく感じがします...。
それが確実に追い込んでいる証拠のように思えてしまい、嬉しくなってきました。
(やっぱり実力的には私の方が上のようですね♪)
これで生意気な態度を叱ってやれると思い、勢い付く私でしたが...。
「雑魚でも結構やるもんだな...、アリカ☆」(小声)
何か言った様な気がしますが、勝てると思った私の攻撃は止まりません!。
「とどめです!!」
私の大振りな一撃が彼の体を捉える...。
(勝った!!)
そう心の中で叫ぶ私でしたが...。
...ボソッ。
「えっ?」
彼が何かを呟いた瞬間、突然彼の腕力が大幅に上がりました!!。
「なっ...!」
ぐぐ...っと刀を短剣で押し返され、確実に追い込まれているのを実感してしまいます...。
(なにっ!?、さっきまでは遊んでいたの!?)
そうとしか思えない腕力の変貌振りに戸惑いを隠せなくなる。
額にたらりと汗が流れ、筋肉が軋むような音を立てる中、私は必死に歯を食いしばっていました。
(凄い力...)
ケロナさんにも引けを取らないと思える程の力強さを感じる。
「このっ!!」
思わず本気になって、彼のお腹を蹴り飛ばしました。
剣撃のみの戦いだと思っていたのか、不意をつけたお陰で1発目は着弾したのですが...。
「よっと...」
軽く受け身をとって最低限度のダメージに抑える彼の姿は、素人のそれではない。
それを見た私は引きつった顔で彼に聞いてみた。
「ツグミ君って何者?、明らかに一般人の動きじゃないよね?」
「さあ?何者だろうね?」
そう言って正体を明かしてはくれませんが、凄腕な事は確かです。
(これは気を引き締めないといけませんね...)
そう思い気合いを入れ直していると...。
「ひょい!」
「へっ?」
いきなり彼が目の前に現れ、私の腕にチョップを食らわしてきました!。
「痛い!!」
いきなりすぎて防御が間に合わず、私は刀を落としてしまいます。
「まずい!!」
そう叫びながら刀を拾おうと屈んだ瞬間!!。
「チェックメイト」
「ッ!!」
ツグミ君の短剣が、私の首筋を捉えていました。
流石にこれでは認めざる終えないでしょう。
「私の負け」
ふうっと一息つき、私は静かに少年を見やるのでした。
だんだんと彼の口調が悪くなっていく感じがします...。
それが確実に追い込んでいる証拠のように思えてしまい、嬉しくなってきました。
(やっぱり実力的には私の方が上のようですね♪)
これで生意気な態度を叱ってやれると思い、勢い付く私でしたが...。
「雑魚でも結構やるもんだな...、アリカ☆」(小声)
何か言った様な気がしますが、勝てると思った私の攻撃は止まりません!。
「とどめです!!」
私の大振りな一撃が彼の体を捉える...。
(勝った!!)
そう心の中で叫ぶ私でしたが...。
...ボソッ。
「えっ?」
彼が何かを呟いた瞬間、突然彼の腕力が大幅に上がりました!!。
「なっ...!」
ぐぐ...っと刀を短剣で押し返され、確実に追い込まれているのを実感してしまいます...。
(なにっ!?、さっきまでは遊んでいたの!?)
そうとしか思えない腕力の変貌振りに戸惑いを隠せなくなる。
額にたらりと汗が流れ、筋肉が軋むような音を立てる中、私は必死に歯を食いしばっていました。
(凄い力...)
ケロナさんにも引けを取らないと思える程の力強さを感じる。
「このっ!!」
思わず本気になって、彼のお腹を蹴り飛ばしました。
剣撃のみの戦いだと思っていたのか、不意をつけたお陰で1発目は着弾したのですが...。
「よっと...」
軽く受け身をとって最低限度のダメージに抑える彼の姿は、素人のそれではない。
それを見た私は引きつった顔で彼に聞いてみた。
「ツグミ君って何者?、明らかに一般人の動きじゃないよね?」
「さあ?何者だろうね?」
そう言って正体を明かしてはくれませんが、凄腕な事は確かです。
(これは気を引き締めないといけませんね...)
そう思い気合いを入れ直していると...。
「ひょい!」
「へっ?」
いきなり彼が目の前に現れ、私の腕にチョップを食らわしてきました!。
「痛い!!」
いきなりすぎて防御が間に合わず、私は刀を落としてしまいます。
「まずい!!」
そう叫びながら刀を拾おうと屈んだ瞬間!!。
「チェックメイト」
「ッ!!」
ツグミ君の短剣が、私の首筋を捉えていました。
流石にこれでは認めざる終えないでしょう。
「私の負け」
ふうっと一息つき、私は静かに少年を見やるのでした。
0
お気に入りに追加
208
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる