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メイド服
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アリカ様達がノース漁村に旅たってから数時間後...。
私はツグミ君の服を新調していました。
「これは...何のつもりだ?」
「なにって...、メイド服ですけど...」
これと言ってなんて事はない表情服装の筈なのに、何故か着てくれません。
「こんなひらひらした物着られるか!!」
そう言って服を脱ごうとしましたが、無理やり着せてやりました。
「ダメですよ!!、ちゃんと服を着ないと風邪を引いちゃいます!」
「でも、これ完全に女の子用の服だよね!?、男の子用の服は無かったの!?」
「すみません、この城には女性用の服しかないもので...、今度子供用の服を買ってきますから、今日はメイド服で我慢してください!」
私がそこまで言うと渋々承諾してくれました。
「今日だけだからな!」
そう言いながら私の前から消え去ろうとする彼に声をかけます。
「どこに行く気ですか!?、ダメですよ!まだ寝てないと!」
「ちょっとくらい大丈夫だって!、あんたは俺の母さんか!」
私と彼が言い合いをしていると...。
「騒がしいのう、どうしたんじゃ?チュリア」
「あっ!システィ様!」
褐色肌の大人な魔王のお姉さん、システィ様が顔を出してくれました。
「システィ...って、あの冥帝の!?」
明らかに驚くツグミ君を前にして、システィ様が軽く胸を張りました。
「如何にも!わしがかの冥帝システィじゃ!」
彼女がそう宣言した瞬間、何故か少し焦るような表情を浮かべているように見えたのが気になります。
「ツグミ君?どうしたんですか?」
「な//なんでもない///」
少々慌ただしい彼を見たシスティ様は「ほぅ...」と呟き体をすり寄せました。
「なっ///」
「可愛い奴じゃな♡、男の癖に妙に女装の似合うやつよのう」
完全にツグミ君をからかっているのが側から見れば丸わかりだが、彼からすればかなり緊張しているのか固まってしまっているようだ。
ここは助け船を出しておきましょう。
「システィ様、悪いのですがツグミ君はこれから私と一緒にお城の中を見学するので、これにて失礼させて貰います」
ちょっと強引に彼の手を取り、引き離そうとしたのですが...。
「そうか!そうか!、ならばわしも付いて行こう!、物はついでというからのう!」
あははと笑いながら私たちの後に続くシスティ様。
「まあいいですけど...、システィ様は退屈してしまうかもしれませんよ?」
「大丈夫じゃ、もう少しツグミ君と一緒に居たいからな!」
「ええ...」
ちょっと嫌そうなツグミ君の表情を見ると、妙にいい笑顔になるシスティ様はもしかしてショタコンなのでしょうか?。
まあ、人の性癖に国を突っ込むのは野暮というものですし、私だってケロナさんと...♡。
そんな事を考えてしまうと、人前であってもついもん♡もん♡してしまう♡。
(あっ♡ダメです♡ケロナさん♡、長い舌をそんな所に挿れては♡)
はぁ♡はぁ♡と言う私の甘い吐息が混じる中「何だこの人たちは」と呆れた表情の少年に場内を案内して回るのでした。
私はツグミ君の服を新調していました。
「これは...何のつもりだ?」
「なにって...、メイド服ですけど...」
これと言ってなんて事はない表情服装の筈なのに、何故か着てくれません。
「こんなひらひらした物着られるか!!」
そう言って服を脱ごうとしましたが、無理やり着せてやりました。
「ダメですよ!!、ちゃんと服を着ないと風邪を引いちゃいます!」
「でも、これ完全に女の子用の服だよね!?、男の子用の服は無かったの!?」
「すみません、この城には女性用の服しかないもので...、今度子供用の服を買ってきますから、今日はメイド服で我慢してください!」
私がそこまで言うと渋々承諾してくれました。
「今日だけだからな!」
そう言いながら私の前から消え去ろうとする彼に声をかけます。
「どこに行く気ですか!?、ダメですよ!まだ寝てないと!」
「ちょっとくらい大丈夫だって!、あんたは俺の母さんか!」
私と彼が言い合いをしていると...。
「騒がしいのう、どうしたんじゃ?チュリア」
「あっ!システィ様!」
褐色肌の大人な魔王のお姉さん、システィ様が顔を出してくれました。
「システィ...って、あの冥帝の!?」
明らかに驚くツグミ君を前にして、システィ様が軽く胸を張りました。
「如何にも!わしがかの冥帝システィじゃ!」
彼女がそう宣言した瞬間、何故か少し焦るような表情を浮かべているように見えたのが気になります。
「ツグミ君?どうしたんですか?」
「な//なんでもない///」
少々慌ただしい彼を見たシスティ様は「ほぅ...」と呟き体をすり寄せました。
「なっ///」
「可愛い奴じゃな♡、男の癖に妙に女装の似合うやつよのう」
完全にツグミ君をからかっているのが側から見れば丸わかりだが、彼からすればかなり緊張しているのか固まってしまっているようだ。
ここは助け船を出しておきましょう。
「システィ様、悪いのですがツグミ君はこれから私と一緒にお城の中を見学するので、これにて失礼させて貰います」
ちょっと強引に彼の手を取り、引き離そうとしたのですが...。
「そうか!そうか!、ならばわしも付いて行こう!、物はついでというからのう!」
あははと笑いながら私たちの後に続くシスティ様。
「まあいいですけど...、システィ様は退屈してしまうかもしれませんよ?」
「大丈夫じゃ、もう少しツグミ君と一緒に居たいからな!」
「ええ...」
ちょっと嫌そうなツグミ君の表情を見ると、妙にいい笑顔になるシスティ様はもしかしてショタコンなのでしょうか?。
まあ、人の性癖に国を突っ込むのは野暮というものですし、私だってケロナさんと...♡。
そんな事を考えてしまうと、人前であってもついもん♡もん♡してしまう♡。
(あっ♡ダメです♡ケロナさん♡、長い舌をそんな所に挿れては♡)
はぁ♡はぁ♡と言う私の甘い吐息が混じる中「何だこの人たちは」と呆れた表情の少年に場内を案内して回るのでした。
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