363 / 968
鐘と少女の関連性
しおりを挟む
「もう一度聞く!鐘と少女の関連性はなんだ!」
ずばっと肉を切り裂く刃の如く、俺の質問はカズラに届いた。
「ふん!、教えてやろう!」
調子に乗った彼はベラベラ喋ってくれる。
というか調子に乗った悪役ってどうしてこうも簡単に計画などを教えてくれるのだろうか?。
不思議だなぁと思いながら、彼の言葉に耳を傾ける。
「くくく...、今死んだ教皇様はなぁ...、実は勇者の妹なんだよ」
今明かされる衝撃の真実!!!。
読者の90%くらいは気がついているであろう事に俺は気がついていなかった!!。
「な...、なんだってぇー!!」
と驚いてみたのは良いものの勇者の名前すら知らんわ俺。
とりあえず空気を読んで驚いたフリをし続ける俺は彼の話を聞いていく。
「そしてこの鐘はな...、勇者様の血筋のみが鳴らす事を許された破壊の天使を呼ぶ鐘なのさ!」
「破壊の天使だとぉ!?」
(なんかよく分からんけど、とにかく響きは格好いいぞ!!)
カズラは驚く俺の姿を笑いながら言葉を次々と並べる。
「いやぁ苦労したぜぇ...、何年かかけてサイラ王国中の民と勇者様達を洗脳し魔王が死んだと思い込ませ、天使降臨の為にパルナには自分は死ぬ運命を背負って生まれた教皇だという暗示をかけておいたんだからな!、お陰で計画は成功し、俺はサイラ王に化けてゆうゆうと人間どもの汗水流して稼いだ金を税金として潤沢に遊ばせて貰ったぜ♡」
「貴様ぁ!!税金を遊びにつかうなぁ!!」
(よく話分からんけどこいつは悪役だ!!、多分凄く悪い奴なんだ!!)
勇者とこの国の民にも面識が無い為かあまり怒りの感情が湧いて来ないのだが、主人公としての面目は保とう必死な俺。
だからこそ唯一分かる税金の事だけを責めるしかねぇ!!。
「そしてこの鐘だがなぁ...、もう少しすれば天使様が降臨し貴様らは肉塊と化すだろう」
「言いたい事はそれだけ?」
「!?」
いきなり俺と彼との間に割って入るケロナの異様なオーラに俺は震え上がる。
「あのえっと...、ケロナさん?(汗)」
彼女はゆらりと動きながら教皇の死体を指差した。
「別にあんたが何しようと知った事じゃないけど...、ディンの妹であるパルナなんだよね?今そこに転がってるの...」
その問いにカズラは嬉々として答えてしまう。
「そうだ、全く馬鹿な奴だろう?、勇者の妹だとちやほやされてたけど結局の所1番お荷物で無能なメスだったよこの娘♡、勇者特有の聖なる力を俺が得る為に秘部を汚してやった事もあったなぁ♡」
その言葉にケロナがキレた!!。
「あっそう...、女の子を汚した後に殺したんだ..、それも使い終わったティシュみたいに...、しかもディンって言う良い子の妹を...」
静かなる彼女の怒りを前に、俺はささ~っと退散するようにミユキの後ろに隠れる。
「許さない...」
彼女がそう呟くと、気迫のある瞳でカズラを睨見つけながら極限状態となる。
「蒼極!!」
そう叫んだ彼女の周りには蒼きオーラが纏わりつき、極限領域にへと足を踏み入れるのだった。
ずばっと肉を切り裂く刃の如く、俺の質問はカズラに届いた。
「ふん!、教えてやろう!」
調子に乗った彼はベラベラ喋ってくれる。
というか調子に乗った悪役ってどうしてこうも簡単に計画などを教えてくれるのだろうか?。
不思議だなぁと思いながら、彼の言葉に耳を傾ける。
「くくく...、今死んだ教皇様はなぁ...、実は勇者の妹なんだよ」
今明かされる衝撃の真実!!!。
読者の90%くらいは気がついているであろう事に俺は気がついていなかった!!。
「な...、なんだってぇー!!」
と驚いてみたのは良いものの勇者の名前すら知らんわ俺。
とりあえず空気を読んで驚いたフリをし続ける俺は彼の話を聞いていく。
「そしてこの鐘はな...、勇者様の血筋のみが鳴らす事を許された破壊の天使を呼ぶ鐘なのさ!」
「破壊の天使だとぉ!?」
(なんかよく分からんけど、とにかく響きは格好いいぞ!!)
カズラは驚く俺の姿を笑いながら言葉を次々と並べる。
「いやぁ苦労したぜぇ...、何年かかけてサイラ王国中の民と勇者様達を洗脳し魔王が死んだと思い込ませ、天使降臨の為にパルナには自分は死ぬ運命を背負って生まれた教皇だという暗示をかけておいたんだからな!、お陰で計画は成功し、俺はサイラ王に化けてゆうゆうと人間どもの汗水流して稼いだ金を税金として潤沢に遊ばせて貰ったぜ♡」
「貴様ぁ!!税金を遊びにつかうなぁ!!」
(よく話分からんけどこいつは悪役だ!!、多分凄く悪い奴なんだ!!)
勇者とこの国の民にも面識が無い為かあまり怒りの感情が湧いて来ないのだが、主人公としての面目は保とう必死な俺。
だからこそ唯一分かる税金の事だけを責めるしかねぇ!!。
「そしてこの鐘だがなぁ...、もう少しすれば天使様が降臨し貴様らは肉塊と化すだろう」
「言いたい事はそれだけ?」
「!?」
いきなり俺と彼との間に割って入るケロナの異様なオーラに俺は震え上がる。
「あのえっと...、ケロナさん?(汗)」
彼女はゆらりと動きながら教皇の死体を指差した。
「別にあんたが何しようと知った事じゃないけど...、ディンの妹であるパルナなんだよね?今そこに転がってるの...」
その問いにカズラは嬉々として答えてしまう。
「そうだ、全く馬鹿な奴だろう?、勇者の妹だとちやほやされてたけど結局の所1番お荷物で無能なメスだったよこの娘♡、勇者特有の聖なる力を俺が得る為に秘部を汚してやった事もあったなぁ♡」
その言葉にケロナがキレた!!。
「あっそう...、女の子を汚した後に殺したんだ..、それも使い終わったティシュみたいに...、しかもディンって言う良い子の妹を...」
静かなる彼女の怒りを前に、俺はささ~っと退散するようにミユキの後ろに隠れる。
「許さない...」
彼女がそう呟くと、気迫のある瞳でカズラを睨見つけながら極限状態となる。
「蒼極!!」
そう叫んだ彼女の周りには蒼きオーラが纏わりつき、極限領域にへと足を踏み入れるのだった。
0
お気に入りに追加
208
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる