142 / 968
さてと...見回りかな
しおりを挟む
ダレカ城...改めアリカ城を探索する俺。
あれから1日が経ったので流石にリウも場内を歩くだけならばと許してくれた。
「どこ行こうかな~」
改築したばっかりなので、ただ歩くだけでも楽しい気分になってくる。
「あれっ?アリカ様?、元気になられたんですか?」
場内を歩いているとよく知った顔が現れた。
「サアヤ...か」
「はいっ」
いつものように元気よく声を発する彼女をじろじろと見つめる俺。
「私の顔に何か付いてますか?」
「いやちょっとな...、じっとしててくれ」
「...?、はい...」
(あっ...、なんかインスピレーション掻き立てられてきた!)
じっと彼女の全身をくまなく見据えた後、俺はこう叫んだ。
「キャラクターカスタマイズ!」
俺が叫んだ瞬間、サアヤを虹色の風が覆い土煙をあげる。
それが収まると、彼女の見た目が大きく変わっていたので成功だと実感する。
「アリカ様!?これは...」
「よしっ!上手くいった!お前は今日からサアヤQBだ!」
「QB?」
「そうそうきゅーびー!、格好いいだろ!」
俺は九つ生えたもふもふの尻尾を指差して言った。
「わあ!、私の尻尾が9つに!」
「それだけじゃないぜ!、基本能力も超パワーアップしといたから、これで簡単に負ける事はなくなるだろうさ」
「ありがとうございます!アリカ様!」
「いいって事よ!、今の俺すっごい事思いつきそうなんだよな~」
俺はQB化したサアヤを見ていると、今度はホムラの強化案が思いついた。
「サアヤ、ホムラはどこにいるんだ?」
「ホムラ姉さんなら対◯忍の修練場にいると思いますよ」
「分かった、ちょっと行ってくる」
俺はそれだけ告げるとさっさと修練場に向かった。
~対◯忍修練場~
「おっ、ここだ」
自分が作ったお城なので以前よりも使い勝手がいい。
俺が修練場の扉を開けると、そこには場内を激しく動き回る1匹の鳥の姿があった。
迸る汗のなんと美しいことか。
俺がしばらく見惚れていると、こちらに気がついて修練を一度止める彼女。
「これはこれはアリカ様、私に何かようですか?」
赤い羽を畳み休ませながも、人間の体の方はしっかりと礼儀正しい。
俺は有無を言わさずこう叫んだ。
「キャラカス!」
「アリカ様!?何を!?」
長ったらしい技名を1話に2度も言うのはどうかと思うので、ここでは略称させていただく。
「ホムラHO爆誕!!」
「これは!?」
「ほーおー!」
俺は一人で喜んでいた。
今日だけで二人もキャラカスタマイズしたのにまだまだ元気な自分の成長に満足感を得ているのだ。
それはそうと、出来上がったホムラの姿をよ~く観察する。
赤い翼は殆ど変化が無いように見えるが、羽の先っちょが少し緑がかっており以前よりも見栄えが良くなっている上、尻尾の体色が光の加減で七色に変化しているように見えるようになっていた。
サアヤと同じで、大きな変化はそれくらいだが、基礎ステータスは大幅に上昇し新たな能力にも目覚めている。
「凄い...!!、力がみなぎってくる!」
凄く嬉しそうな彼女の表情を見ているとこちらも嬉しい気分になっていると...。
「アリカ様!、少し私の背に乗って空中を散歩してみませんか?」
「空を?」
う~んと考える俺。
確かに気持ち良さそうだが、さっきの修練具合を見ていると振り落とされないか不安になる。
「大丈夫ですよ、私は元々乗り手がいてこそ本領を発揮できるタイプなので、乗り心地は保証します」
(えっ!?そうだったの!?、そんな設定した覚えないけど...、まあいっか!)
「じゃあ...、頼もっかな」
空を飛ぶのには興味があったので、とりあえず頼んでみることにしました。
あれから1日が経ったので流石にリウも場内を歩くだけならばと許してくれた。
「どこ行こうかな~」
改築したばっかりなので、ただ歩くだけでも楽しい気分になってくる。
「あれっ?アリカ様?、元気になられたんですか?」
場内を歩いているとよく知った顔が現れた。
「サアヤ...か」
「はいっ」
いつものように元気よく声を発する彼女をじろじろと見つめる俺。
「私の顔に何か付いてますか?」
「いやちょっとな...、じっとしててくれ」
「...?、はい...」
(あっ...、なんかインスピレーション掻き立てられてきた!)
じっと彼女の全身をくまなく見据えた後、俺はこう叫んだ。
「キャラクターカスタマイズ!」
俺が叫んだ瞬間、サアヤを虹色の風が覆い土煙をあげる。
それが収まると、彼女の見た目が大きく変わっていたので成功だと実感する。
「アリカ様!?これは...」
「よしっ!上手くいった!お前は今日からサアヤQBだ!」
「QB?」
「そうそうきゅーびー!、格好いいだろ!」
俺は九つ生えたもふもふの尻尾を指差して言った。
「わあ!、私の尻尾が9つに!」
「それだけじゃないぜ!、基本能力も超パワーアップしといたから、これで簡単に負ける事はなくなるだろうさ」
「ありがとうございます!アリカ様!」
「いいって事よ!、今の俺すっごい事思いつきそうなんだよな~」
俺はQB化したサアヤを見ていると、今度はホムラの強化案が思いついた。
「サアヤ、ホムラはどこにいるんだ?」
「ホムラ姉さんなら対◯忍の修練場にいると思いますよ」
「分かった、ちょっと行ってくる」
俺はそれだけ告げるとさっさと修練場に向かった。
~対◯忍修練場~
「おっ、ここだ」
自分が作ったお城なので以前よりも使い勝手がいい。
俺が修練場の扉を開けると、そこには場内を激しく動き回る1匹の鳥の姿があった。
迸る汗のなんと美しいことか。
俺がしばらく見惚れていると、こちらに気がついて修練を一度止める彼女。
「これはこれはアリカ様、私に何かようですか?」
赤い羽を畳み休ませながも、人間の体の方はしっかりと礼儀正しい。
俺は有無を言わさずこう叫んだ。
「キャラカス!」
「アリカ様!?何を!?」
長ったらしい技名を1話に2度も言うのはどうかと思うので、ここでは略称させていただく。
「ホムラHO爆誕!!」
「これは!?」
「ほーおー!」
俺は一人で喜んでいた。
今日だけで二人もキャラカスタマイズしたのにまだまだ元気な自分の成長に満足感を得ているのだ。
それはそうと、出来上がったホムラの姿をよ~く観察する。
赤い翼は殆ど変化が無いように見えるが、羽の先っちょが少し緑がかっており以前よりも見栄えが良くなっている上、尻尾の体色が光の加減で七色に変化しているように見えるようになっていた。
サアヤと同じで、大きな変化はそれくらいだが、基礎ステータスは大幅に上昇し新たな能力にも目覚めている。
「凄い...!!、力がみなぎってくる!」
凄く嬉しそうな彼女の表情を見ているとこちらも嬉しい気分になっていると...。
「アリカ様!、少し私の背に乗って空中を散歩してみませんか?」
「空を?」
う~んと考える俺。
確かに気持ち良さそうだが、さっきの修練具合を見ていると振り落とされないか不安になる。
「大丈夫ですよ、私は元々乗り手がいてこそ本領を発揮できるタイプなので、乗り心地は保証します」
(えっ!?そうだったの!?、そんな設定した覚えないけど...、まあいっか!)
「じゃあ...、頼もっかな」
空を飛ぶのには興味があったので、とりあえず頼んでみることにしました。
0
お気に入りに追加
208
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる