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夢...だよな..?

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「んあ...?」

「ね~ねおはよう...」

 俺が目を覚ますと、見妹の顔が最初に見えました。

「おお...リウか...」

「どうしたの?」

「いやちょっとな...」

 ベッドから起き上がり水を飲む俺。

「変な夢をみただけだからな」

「夢?」

「ああ、リウが大人になった世界...だったと思うんだけど...、よく思い出せないんだ」

「...、ね~ね頭大丈夫?、リウはまだ全然大人にはなれないと思うんだけど...」

「だ~か~ら~!、夢だって言ってるだろう!」

「わぁ!ね~ねが怒った!」

 突然そんな事を言う妹にちょっとムッとした。

「俺も怒るときは怒るぞ!、悪い妹にはこうしてやる!」

 俺は思いっきり妹の無防備な脇を掻きむしってあげた。

「あはは!ね~ねくすぐったい!」

 脇を閉じながら耐えているが、僅かでも指が動かせるのであればくすぐりは可能なので続ける。

「そうだろう!、早くまいったと言え!」

 ついに堪えられなくなったのか、大声で敗北宣言をする妹。

「まいった!まいったから!、あはは!くすぐりやめて~!」

「よろしい!やめてやろう」

 ハァハァと息を荒げながら汗を流す妹を見て満足する俺。

「これで分かったか!、姉に勝る妹なんぞいないと言うことが!」

 ガハハと勝ち誇った表情で妹を見下ろし勝利の余韻に浸っていると...。

「...でもよかった、昨日のね~ねなんか無理してたように見えたから...」

 それを聞いた瞬間に笑い声が止まる。

「ああ...、まあな、表面上パーティだったが、あの舞台は俺にとって王の資質を皆に見てもらう場だったからな、ちょっと疲れちゃったんだよ」

「ね~ねこっちきて」

 おいでおいでと俺を呼ぶ妹の誘いに乗り近づいた。

「ここに頭置いて」

 膝を指差してそう呟く彼女を見て俺は戸惑う。

「リウさん!?、それはちょっと姉として恥ずかしいんだが...」

「昨日は甘えてくれたよね?、だから今日も甘えて良いんだよ」

「いや...、だけどな...」

 昨日は疲れていたのが原因で妹の唇を奪ってしまっているのだから、初膝枕をする相手くらいは本当に好きになった人とやってほしいと思う反面、俺が妹の初めて全てを独占したいとも思うのでした。

「じゃ...じゃあちょっとだけ...」

 妹の膝に頭を乗せると、程よい柔らかさを感じる...。

(ああ~♡頭が幸せなんじゃ~♡)

「ね~ね気持ちいい?」

「うん♡、とっても幸せ♡」

 さっきまで葛藤していたと言うのに、今では情けない表情を浮かべながら妹の柔肌を味わう♡。

(んほ~♡これが妹の膝枕♡、素晴らしすぎるぅ~♡)

 一人で興奮しながら絶頂を迎え、お股がぐしょ濡れになってる事に気がつくまでのこり30秒なのでした。

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