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第一章 お屋敷編
第三十八話 思い出の味 下
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「まさかこの街で見つかるとは、とんだ灯台下暗し。一口食べた途端に、はっとしたよ。この味だ、わらわがずっと探していた、あの思い出の鰻の味は……!」
寂しそうだった御珠様の表情が、一転して明るくなる。
それも当然だった。まさか、昔、山の中に住んでいた友達が食べさせてくれた鰻の味が、自分の管理している街で見つかるなんて、嬉し過ぎる偶然。
「しかもそこは、わらわも時々行く店だった。鰻は期間限定だったから、うっかり見落としておったのだな」
御珠様は恥ずかしそうに笑うけれど、すぐに同じ味と見抜いた味覚も、凄まじい。
「もしかして、同じ川の鰻だったんですか?」
二階の障子の前、御珠様の正面に正座している俺は、思わず尋ねた。
「わらわも最初はそう思ったのだが……、店主に尋ねてみたところ、どうやら違うらしいの」
あてが外れたのが、かなり予想外だったのだろう。御珠様が不思議そうに首を傾げる。
「それは、余計に気になりますね……」
同じ川から取った物でもないのに同じ味だなんて、そんなことが有るなんて……。
「気になるじゃろう? わらわも気になり、ついつい店主から色々聞いてきてしまったよ」
お土産を開ける時の様に浮き浮きとして、声を弾ませる御珠様。
ぐでーっとなっていた九本のしっぽも目が覚めた様に、ぱたぱたと揺れていた。
「知りたいか? その店の鰻が、どうして旨いか」
ぐっとこっちに顔を近づけて、御珠様がこっそりと耳打ちをする。
「……でも、店の大切な秘密を、俺なんかに話しても良いんですか?」
そういう店のレシピって、門外不出、他言無用になっているぐらい大切なものなのでは……?
「大丈夫じゃ。聞いたところで、特に何も変わらんから」
「……? は、はい……」
特に変わらないって、どういう意味なんだろう?
御珠様の発言が今一つ掴めないまま、神妙に俺は頷く。何となく、二人だけの秘密を共有する様な気分にも似ていた。やっぱり御珠様、盛り上げ上手だ。
「くふふ、素直で宜しい。――まず根本的に、鰻に限らず殆どの食材は、産地からより遠ざかるほど鮮度が落ちて、風味が衰えていくはず。しかしその店は、ある物を工夫することによって、取れ立ての味を再現していた。だからこそ、わらわの思い出の鰻の新鮮な味にも似ていたのだろう。そして、その秘訣は……」
俺は黙って御珠様の言葉を待つ。
川からの距離というハンデを克服する秘訣……駄目だ、今度はさっぱり分からない。
「単純明快、鰻のタレに有った。何せその店は鰻の味を引き立てる為に、あの月の里の者がお月見団子に用いる砂糖と、月見宴のための酒を特別に分けて貰っていたのだから。これで、美味しくない訳がない」
「月の里……きれいな名前ですね」
「ああ。あそこは、ここからずっと西の、小高い丘の上に有って……緑は茂り川は澄んでいる、良い場所じゃよ。食べ物は美味しいし、あの里で見る月は、この世で一番美しいとも言えるのう」
のどかな陽気の、自然に溢れた風景の中で、色んなケモノ達が大きな満月を前に酒を酌み交わし、団子を美味しそうに食べている場面が思い浮かぶ。
一度行ってみたいな。素直にそう思った。
「しかし一つだけ、あの里の者は皆、気難しいことで有名でのう……。わらわも何回か、話し合ったことが有るのだが……」
御珠様はそれ以上言わず、腕を組んでため息をついた。
御珠様を、こんなに疲れさせるなんて。
それだけで、詳しいことは分からなくても、月の里の人達が一筋縄ではいかないことが伝わってくる。
「……しかし、その店の店主は、毎年この時期になると直々に月の里に赴いて、秘伝の砂糖と酒の交渉を成し遂げているらしい。最初の数年間は、その話題を口にした瞬間に門前払いだったと笑っておったが……それでも、とんでもないことじゃ」
「そんなに壮絶な努力をして、鰻のたれを……」
御珠様の言う通りだ。そこまでの情熱をかけて作った鰻のたれが、美味しくない訳がない。
話を聞いているだけでも、その店主の鰻にかける意気込みが伝わって来る。
そうして作り上げられた秘伝のタレはきっと、鰻が無くてもご飯を何倍もおかわりできてしまうぐらいの逸品だろう。想像すると、余計に腹が減ってきた。
今が夜中じゃないのだけが、まだ幸いだ……。
「しかし、その店主が凄いのは、更にここからじゃな。背中に砂糖と酒をずっしり背負って、決してこぼさぬ様、慎重に帰宅すると今度はすぐに、醤油やダシと一緒にそれらを煮込むのだが……」
御珠様が、声を落として真剣な表情になる。
「……話によると店主は、二十時間以上寝ずに、鍋の前で火の番を続けるらしい」
「に、二十時間?」
二時間でも疲れそうなのに、二十時間……。 想像を絶する数字に驚愕するしかない。
「こうすることで香りが引き立つとは言うものの……並の気合ではない。しかも、煮込み終わったたれも、すぐに使わずに、瓶の中で寝かせて熟成させておいたたれと混ぜ、味に深みを加えるのじゃな。それこそ開業以来継ぎ足し継ぎ足し、瓶の中を絶やさずにいるらしい」
「職人技ですね……」
ここまで来るともう、ただその気合に感嘆するだけだった。
確かに、この話は聞いたことろで何も変わらない。ここまで気合の込められた鰻のたれの作り方なんて、真似しようとして真似できる芸当じゃないのだから。
それは、まさに。
「まさに天晴としか言い様がないな。他の言葉が見つからぬ」
思っていたことを御珠様がそのまま言ってくれた。
自分の理想に向かって、妥協しないで全力で打ち込む職人の気概は眩しく映って……憧れるし、格好良い。今までこれと言った目標もなく、何となく生きてきた俺も、いずれ、そうなりたい、そういう生き方をしてみたい。素直な気持ちで、そう思っていた。
「つまり、これと全く同じことなのじゃよ。おぬしも分かってくれたはずだろう?」
「はい、そうですね……」
と、納得して頷きかけるけれど。……あれ?
「同じ、とは、どういうことですか……?」
ここまでの話の流れは、ちゃんと追えていたはずなのに、御珠様の最後の質問でいきなり混乱する。
同じって、何が、何と同じ……?
「わらわの行いも、実に多くの部分がこの店主と似通っているのじゃよ。細かい部分を除けば、ほぼ同じと断言しても良いな」
「その……つまり?」
「わらわもこの部屋の床の上に散らばる物を、一度も絶やしたことは無い。それこそ、この部屋を自分の部屋として以来、継ぎ足し継ぎ足し……」
「……???!」
「これは、相当な信念が無ければ真似できぬ。まさに天晴としか言い様がないな」
そう言い切ると御珠様はにっこりと笑って。
「では、わらわはここで失礼するかのう」
ぴしゃりと、障子を閉めてしまったのだった。
まさか、まさかとは思うけれど……。
今までの鰻の話は、全てそんな戯言じみた結論を言うためだけに……?
「御珠様! 掃除してくださいって!」
どうにか御珠様に箒と雑巾を渡そうと障子を引く。だけど、いくら力を入れても、全く、動かない……!
「大丈夫、わらわはしっかり床で私物を熟成…………わらわも、……熟睡しておるから……」
障子の向こうの声が、次第に遠ざかっていく。
「寝ちゃダメですって! 御珠様!」
「……ふあああ……」
「御珠様!」
「………………」
……それっきり、いくら声を掛けても、障子の柱を叩いても返事はなく、御珠様のすうすうとした寝息が聞こえてくるだけだった。
ぽつん、と、部屋の外に残される。頭の中がまだ混乱したまま。
……まあ、確かに、今の鰻の話、聞いてて面白かったし、普通にためにもなったんだけど……。
あんなに横道にそれた話をするぐらいなら、素直に部屋を片付けた方が全然早かったんじゃないか?
それとも、俺の方がまだ、御珠様の深い狙いを理解できていないだけなのか……?
どうしても、煙に巻かれた感じが否めない。というか、実際そうなんだろう。
狐に、つままれた。
「……」
……とにかく、いかに蓬さんが苦労しているかが非常によく分かった。
それだけでも、良しとしよう。良しとするしかない……。
ため息をついて、取り残された掃除道具を両手に持つ。
――その時。
背後に感じる、強い視線。
「――!!」
振り返っても誰もいない。二階の、長くて一直線の廊下には、誰の姿も見えなかった。
だけど、間違いない。
今、確かに、誰かが俺のことをじっと見ていた。
いや、もしかすると、今の御珠様とのやり取りの最初から、ずっと見られていた?
詳しいことは知らないけれど、一つだけはっきりと分かることが有る。
今、俺のことを観察していたのは……昨日と同じ。
あの、謎の気配。
寂しそうだった御珠様の表情が、一転して明るくなる。
それも当然だった。まさか、昔、山の中に住んでいた友達が食べさせてくれた鰻の味が、自分の管理している街で見つかるなんて、嬉し過ぎる偶然。
「しかもそこは、わらわも時々行く店だった。鰻は期間限定だったから、うっかり見落としておったのだな」
御珠様は恥ずかしそうに笑うけれど、すぐに同じ味と見抜いた味覚も、凄まじい。
「もしかして、同じ川の鰻だったんですか?」
二階の障子の前、御珠様の正面に正座している俺は、思わず尋ねた。
「わらわも最初はそう思ったのだが……、店主に尋ねてみたところ、どうやら違うらしいの」
あてが外れたのが、かなり予想外だったのだろう。御珠様が不思議そうに首を傾げる。
「それは、余計に気になりますね……」
同じ川から取った物でもないのに同じ味だなんて、そんなことが有るなんて……。
「気になるじゃろう? わらわも気になり、ついつい店主から色々聞いてきてしまったよ」
お土産を開ける時の様に浮き浮きとして、声を弾ませる御珠様。
ぐでーっとなっていた九本のしっぽも目が覚めた様に、ぱたぱたと揺れていた。
「知りたいか? その店の鰻が、どうして旨いか」
ぐっとこっちに顔を近づけて、御珠様がこっそりと耳打ちをする。
「……でも、店の大切な秘密を、俺なんかに話しても良いんですか?」
そういう店のレシピって、門外不出、他言無用になっているぐらい大切なものなのでは……?
「大丈夫じゃ。聞いたところで、特に何も変わらんから」
「……? は、はい……」
特に変わらないって、どういう意味なんだろう?
御珠様の発言が今一つ掴めないまま、神妙に俺は頷く。何となく、二人だけの秘密を共有する様な気分にも似ていた。やっぱり御珠様、盛り上げ上手だ。
「くふふ、素直で宜しい。――まず根本的に、鰻に限らず殆どの食材は、産地からより遠ざかるほど鮮度が落ちて、風味が衰えていくはず。しかしその店は、ある物を工夫することによって、取れ立ての味を再現していた。だからこそ、わらわの思い出の鰻の新鮮な味にも似ていたのだろう。そして、その秘訣は……」
俺は黙って御珠様の言葉を待つ。
川からの距離というハンデを克服する秘訣……駄目だ、今度はさっぱり分からない。
「単純明快、鰻のタレに有った。何せその店は鰻の味を引き立てる為に、あの月の里の者がお月見団子に用いる砂糖と、月見宴のための酒を特別に分けて貰っていたのだから。これで、美味しくない訳がない」
「月の里……きれいな名前ですね」
「ああ。あそこは、ここからずっと西の、小高い丘の上に有って……緑は茂り川は澄んでいる、良い場所じゃよ。食べ物は美味しいし、あの里で見る月は、この世で一番美しいとも言えるのう」
のどかな陽気の、自然に溢れた風景の中で、色んなケモノ達が大きな満月を前に酒を酌み交わし、団子を美味しそうに食べている場面が思い浮かぶ。
一度行ってみたいな。素直にそう思った。
「しかし一つだけ、あの里の者は皆、気難しいことで有名でのう……。わらわも何回か、話し合ったことが有るのだが……」
御珠様はそれ以上言わず、腕を組んでため息をついた。
御珠様を、こんなに疲れさせるなんて。
それだけで、詳しいことは分からなくても、月の里の人達が一筋縄ではいかないことが伝わってくる。
「……しかし、その店の店主は、毎年この時期になると直々に月の里に赴いて、秘伝の砂糖と酒の交渉を成し遂げているらしい。最初の数年間は、その話題を口にした瞬間に門前払いだったと笑っておったが……それでも、とんでもないことじゃ」
「そんなに壮絶な努力をして、鰻のたれを……」
御珠様の言う通りだ。そこまでの情熱をかけて作った鰻のたれが、美味しくない訳がない。
話を聞いているだけでも、その店主の鰻にかける意気込みが伝わって来る。
そうして作り上げられた秘伝のタレはきっと、鰻が無くてもご飯を何倍もおかわりできてしまうぐらいの逸品だろう。想像すると、余計に腹が減ってきた。
今が夜中じゃないのだけが、まだ幸いだ……。
「しかし、その店主が凄いのは、更にここからじゃな。背中に砂糖と酒をずっしり背負って、決してこぼさぬ様、慎重に帰宅すると今度はすぐに、醤油やダシと一緒にそれらを煮込むのだが……」
御珠様が、声を落として真剣な表情になる。
「……話によると店主は、二十時間以上寝ずに、鍋の前で火の番を続けるらしい」
「に、二十時間?」
二時間でも疲れそうなのに、二十時間……。 想像を絶する数字に驚愕するしかない。
「こうすることで香りが引き立つとは言うものの……並の気合ではない。しかも、煮込み終わったたれも、すぐに使わずに、瓶の中で寝かせて熟成させておいたたれと混ぜ、味に深みを加えるのじゃな。それこそ開業以来継ぎ足し継ぎ足し、瓶の中を絶やさずにいるらしい」
「職人技ですね……」
ここまで来るともう、ただその気合に感嘆するだけだった。
確かに、この話は聞いたことろで何も変わらない。ここまで気合の込められた鰻のたれの作り方なんて、真似しようとして真似できる芸当じゃないのだから。
それは、まさに。
「まさに天晴としか言い様がないな。他の言葉が見つからぬ」
思っていたことを御珠様がそのまま言ってくれた。
自分の理想に向かって、妥協しないで全力で打ち込む職人の気概は眩しく映って……憧れるし、格好良い。今までこれと言った目標もなく、何となく生きてきた俺も、いずれ、そうなりたい、そういう生き方をしてみたい。素直な気持ちで、そう思っていた。
「つまり、これと全く同じことなのじゃよ。おぬしも分かってくれたはずだろう?」
「はい、そうですね……」
と、納得して頷きかけるけれど。……あれ?
「同じ、とは、どういうことですか……?」
ここまでの話の流れは、ちゃんと追えていたはずなのに、御珠様の最後の質問でいきなり混乱する。
同じって、何が、何と同じ……?
「わらわの行いも、実に多くの部分がこの店主と似通っているのじゃよ。細かい部分を除けば、ほぼ同じと断言しても良いな」
「その……つまり?」
「わらわもこの部屋の床の上に散らばる物を、一度も絶やしたことは無い。それこそ、この部屋を自分の部屋として以来、継ぎ足し継ぎ足し……」
「……???!」
「これは、相当な信念が無ければ真似できぬ。まさに天晴としか言い様がないな」
そう言い切ると御珠様はにっこりと笑って。
「では、わらわはここで失礼するかのう」
ぴしゃりと、障子を閉めてしまったのだった。
まさか、まさかとは思うけれど……。
今までの鰻の話は、全てそんな戯言じみた結論を言うためだけに……?
「御珠様! 掃除してくださいって!」
どうにか御珠様に箒と雑巾を渡そうと障子を引く。だけど、いくら力を入れても、全く、動かない……!
「大丈夫、わらわはしっかり床で私物を熟成…………わらわも、……熟睡しておるから……」
障子の向こうの声が、次第に遠ざかっていく。
「寝ちゃダメですって! 御珠様!」
「……ふあああ……」
「御珠様!」
「………………」
……それっきり、いくら声を掛けても、障子の柱を叩いても返事はなく、御珠様のすうすうとした寝息が聞こえてくるだけだった。
ぽつん、と、部屋の外に残される。頭の中がまだ混乱したまま。
……まあ、確かに、今の鰻の話、聞いてて面白かったし、普通にためにもなったんだけど……。
あんなに横道にそれた話をするぐらいなら、素直に部屋を片付けた方が全然早かったんじゃないか?
それとも、俺の方がまだ、御珠様の深い狙いを理解できていないだけなのか……?
どうしても、煙に巻かれた感じが否めない。というか、実際そうなんだろう。
狐に、つままれた。
「……」
……とにかく、いかに蓬さんが苦労しているかが非常によく分かった。
それだけでも、良しとしよう。良しとするしかない……。
ため息をついて、取り残された掃除道具を両手に持つ。
――その時。
背後に感じる、強い視線。
「――!!」
振り返っても誰もいない。二階の、長くて一直線の廊下には、誰の姿も見えなかった。
だけど、間違いない。
今、確かに、誰かが俺のことをじっと見ていた。
いや、もしかすると、今の御珠様とのやり取りの最初から、ずっと見られていた?
詳しいことは知らないけれど、一つだけはっきりと分かることが有る。
今、俺のことを観察していたのは……昨日と同じ。
あの、謎の気配。
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