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間章「ニャンヤンのお祭り」
29.「ここはとても悪いところです」
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お祭り前日の朝を、ルカは蔵で迎えることになった。そこは古い祭具や歴史的な品を納めた石造りの建物で、風を通すための窓が高いところにひとつだけある。格子の影が、冷たい床に落ちていた。
「あなたは明日、この町を出て、ベルマイン様のもとへ送られます」
アガタは言った。彼女は虜囚であるルカに一切の容赦をしなかった。用便の許可を願い出ても「あなたは用を足さずとも死なないのではないのですか」と、しばらく外に出してくれなかったほどである。
死なないかもしれない。しかし我慢しおおせるとも思えず、清いものの置かれる蔵を汚すのは忍びない。そうルカが懇願して、アガタはようやく許してくれた。首に縄をかけて外に引き出される。
外に出ると、修道士たちは忙しく立ち働いていた。犬のように扱われるルカの姿を認めると、皆、怯えたように顔を伏せた。ルカは昨夜、修道服を裂かれたまま、傷ひとつない肌を晒していた。
羞恥心よりも少しでも情報を得ようという意識が働き、ルカは周囲を見回した。司祭の姿は見えなかった。聖堂の中にいるのかもしれない。
屋内に入るのかと思いきや、ルカは裏手の森へ連れていかれた。アガタの監視を受けながら、草むらにしゃがんで用を足すことになる。
(この方にとって、私は野の獣か、それ以下のなにかなのだろう)
青臭い葉の臭いを嗅ぎながら、ルカはそんなことを考えた。
「いい眺めですね」
「……え」
一瞬、自分のことを言われているのかと怯えたルカに、アガタは前を指さした。重なり合った梢の先にセイボリーの町が覗いている。それがちょうど額縁のような四角を作っていて、ありふれた街並みを絵のように見せているのだった。
「このくらい離れて見ると、アラが目につかないものです。とてもいいところのように見える」
「……この町は、いいところだと思います」
ルカは警戒しつつ答えた。急に話し出したアガタの真意は読めなかった。彼女は、「そう思うのは、あなたがよそ者だからでしょう」と首を振った。
「私はここの生まれです」
「え……」
「とはいえ私を覚えている者は、この町にもういないでしょうね。ずいぶん昔のことですから。……ふふ、若作りに見られますが、私は古い人間なのですよ」
アガタは、「ここはとても悪いところです」と言った。
ルカはどう返していいものかわからなかった。アガタは眩しそうに梢の向こうを見つめているのに、その唇から漏れるのは町を呪う言葉だった。
「あの頃、この不品行な町に少しでも心正しい者がいたら、私は今ここでこうしてはいなかったでしょうに」
膝を開いたまま動けずにいるルカを、アガタは見下ろした。
「あなたはこの町の女神像のことを、どう思いますか?」
「……とても大らかで、親しみ深い方のように思いました」
「ふ、直接に口を聞いたかのように言うのですね。あれがとても太っているからそう思うのかしら」
ルカは口ごもった。そうかもしれないとも思う。ただ、ルカは祈りを通して、女神様がどういう方なのかをよく知っていた。
彼女はさまざまな性質を持つけれど、大らかで親しみ深いという側面を確かに持っているのだ。しかし、この場でアガタに理解してもらえるとも思えず黙っていた。
アガタは乾いた声で言った。
「あれは揉み師と同じです」
ルカは聞き捨てならなかったが、アガタは淡々と続けた。
「薄衣をまとい、たっぷりと脂肪を蓄えた肌をさらし、口には媚びるような笑みを浮かべています。彼女はセイボリーの町と昼夜問わず淫乱に交わるのです。それゆえ、この町のどんな悪をもあれは見逃し、赦している」
「そんな……そんなことは」
「あなたは昨夜、私に何をされたか憶えていないの」
アガタが急に縄を強くひいて、ルカは土に両手をついた。裸の背筋が急に寒くなった。アガタはまた試し斬りをする気だと思った。身を縮めて震えていると「私は明日、歓楽街を焼きます」と言われた。
「は?」
「聡明なベルマイン様は領内の間引きをお考えです。甘い実を得るためには余分な枝葉を落とさなければならない。悪事の横行するセイボリーに、良いところは一つもありません。あの薄汚い歓楽街は、特に」
ルカは全身の毛が逆立つのを感じた。ルクスやカーツェたちの顔が次々と浮かび、いきおいアガタに食ってかかる。
「いけません! いったいあなたは何を考えているのですか、あなたは故郷の土地を焼くと言うのですか、歓楽街にはたくさんのひとが暮らしているのに」
「ええ。たくさんの心正しくない者が今ものうのうと暮らしています」
「正しいとか正しくないとか、それを決めるのはあなたではない! 裁きを下すことができるのは、この世で女神様おひとりです!」
「黙りなさい」
ルカは肩を足蹴にされた。きつく縄を引かれて息が詰まる。
「……酒場で、こんな小話を聞いたことがあります。ある町の路傍で、裸に剥かれた少女が男たちに弄ばれていました。それを見た修道士は聖堂に駆け混んで、女神に『なぜこんなことを許すのか』と訴えたそうです。女神は修道士を指差して言いました。『なんのためにおまえがそこにいたと思っているのか』と」
アガタの顔を、ルカは初めてまともに見た気がする。
そこに貼りついているのは、とても哀しい笑みだった。
「私は思うのですが、その少女が虐げられたのは、修道士を試すためだったのでしょうか。酒場の語り草となるために? 女神の権威を示すために? 女神がこの世から苦痛を取り除く気があるのかどうか。私はそこのところをぜひとも知りたいのです」
アガタはルカの胸を蹴飛ばし、縄を強く引いた。ルカはよろよろと立った。息が苦しく、声をあげることもできない。森を過ぎて蔵の前に戻る。
せめていま聞いたことを修道士に伝えたかったが、皆ルカから離れていく。
アガタは蔵の中にルカを突き飛ばした。
「これを知ったあなたをここに閉じ込めておくことで、私はその答えを得られると思っています」
「いいえ、それは違います。あなたの言うことは間違っている。私にもう少し話をさせてください。お願いです」
だが、アガタは非情だった。重く分厚い戸を閉め、外から掛け金を下ろしてしまう。ルカは「そんなことやめて、お願いだから」と、両手で戸を叩いて訴えた。
「誰か来て。来てください。騎士様を、アガタ様をとめてください。あのひとにそんな恐ろしいことをさせないで」
しかし蔵の壁は厚く、ルカの声は誰にも届かなかった。届いたところで誰が忌み子の訴えに耳を傾けるだろうか。ルカは壁に頭を打ち付けて泣いた。痛みと酸欠で頭がぼんやりとする。
「ジェイル様……」
口から自然と漏れた愛するひとの名前に、ますます涙が出た。まだ信じられなかった。本当に、もうこの世のどこにもいないのか。こんなにも非力なルカを遺して、彼は女神様の元へ召されてしまった。あの、女神嫌いのジェイルが。
「あなたは明日、この町を出て、ベルマイン様のもとへ送られます」
アガタは言った。彼女は虜囚であるルカに一切の容赦をしなかった。用便の許可を願い出ても「あなたは用を足さずとも死なないのではないのですか」と、しばらく外に出してくれなかったほどである。
死なないかもしれない。しかし我慢しおおせるとも思えず、清いものの置かれる蔵を汚すのは忍びない。そうルカが懇願して、アガタはようやく許してくれた。首に縄をかけて外に引き出される。
外に出ると、修道士たちは忙しく立ち働いていた。犬のように扱われるルカの姿を認めると、皆、怯えたように顔を伏せた。ルカは昨夜、修道服を裂かれたまま、傷ひとつない肌を晒していた。
羞恥心よりも少しでも情報を得ようという意識が働き、ルカは周囲を見回した。司祭の姿は見えなかった。聖堂の中にいるのかもしれない。
屋内に入るのかと思いきや、ルカは裏手の森へ連れていかれた。アガタの監視を受けながら、草むらにしゃがんで用を足すことになる。
(この方にとって、私は野の獣か、それ以下のなにかなのだろう)
青臭い葉の臭いを嗅ぎながら、ルカはそんなことを考えた。
「いい眺めですね」
「……え」
一瞬、自分のことを言われているのかと怯えたルカに、アガタは前を指さした。重なり合った梢の先にセイボリーの町が覗いている。それがちょうど額縁のような四角を作っていて、ありふれた街並みを絵のように見せているのだった。
「このくらい離れて見ると、アラが目につかないものです。とてもいいところのように見える」
「……この町は、いいところだと思います」
ルカは警戒しつつ答えた。急に話し出したアガタの真意は読めなかった。彼女は、「そう思うのは、あなたがよそ者だからでしょう」と首を振った。
「私はここの生まれです」
「え……」
「とはいえ私を覚えている者は、この町にもういないでしょうね。ずいぶん昔のことですから。……ふふ、若作りに見られますが、私は古い人間なのですよ」
アガタは、「ここはとても悪いところです」と言った。
ルカはどう返していいものかわからなかった。アガタは眩しそうに梢の向こうを見つめているのに、その唇から漏れるのは町を呪う言葉だった。
「あの頃、この不品行な町に少しでも心正しい者がいたら、私は今ここでこうしてはいなかったでしょうに」
膝を開いたまま動けずにいるルカを、アガタは見下ろした。
「あなたはこの町の女神像のことを、どう思いますか?」
「……とても大らかで、親しみ深い方のように思いました」
「ふ、直接に口を聞いたかのように言うのですね。あれがとても太っているからそう思うのかしら」
ルカは口ごもった。そうかもしれないとも思う。ただ、ルカは祈りを通して、女神様がどういう方なのかをよく知っていた。
彼女はさまざまな性質を持つけれど、大らかで親しみ深いという側面を確かに持っているのだ。しかし、この場でアガタに理解してもらえるとも思えず黙っていた。
アガタは乾いた声で言った。
「あれは揉み師と同じです」
ルカは聞き捨てならなかったが、アガタは淡々と続けた。
「薄衣をまとい、たっぷりと脂肪を蓄えた肌をさらし、口には媚びるような笑みを浮かべています。彼女はセイボリーの町と昼夜問わず淫乱に交わるのです。それゆえ、この町のどんな悪をもあれは見逃し、赦している」
「そんな……そんなことは」
「あなたは昨夜、私に何をされたか憶えていないの」
アガタが急に縄を強くひいて、ルカは土に両手をついた。裸の背筋が急に寒くなった。アガタはまた試し斬りをする気だと思った。身を縮めて震えていると「私は明日、歓楽街を焼きます」と言われた。
「は?」
「聡明なベルマイン様は領内の間引きをお考えです。甘い実を得るためには余分な枝葉を落とさなければならない。悪事の横行するセイボリーに、良いところは一つもありません。あの薄汚い歓楽街は、特に」
ルカは全身の毛が逆立つのを感じた。ルクスやカーツェたちの顔が次々と浮かび、いきおいアガタに食ってかかる。
「いけません! いったいあなたは何を考えているのですか、あなたは故郷の土地を焼くと言うのですか、歓楽街にはたくさんのひとが暮らしているのに」
「ええ。たくさんの心正しくない者が今ものうのうと暮らしています」
「正しいとか正しくないとか、それを決めるのはあなたではない! 裁きを下すことができるのは、この世で女神様おひとりです!」
「黙りなさい」
ルカは肩を足蹴にされた。きつく縄を引かれて息が詰まる。
「……酒場で、こんな小話を聞いたことがあります。ある町の路傍で、裸に剥かれた少女が男たちに弄ばれていました。それを見た修道士は聖堂に駆け混んで、女神に『なぜこんなことを許すのか』と訴えたそうです。女神は修道士を指差して言いました。『なんのためにおまえがそこにいたと思っているのか』と」
アガタの顔を、ルカは初めてまともに見た気がする。
そこに貼りついているのは、とても哀しい笑みだった。
「私は思うのですが、その少女が虐げられたのは、修道士を試すためだったのでしょうか。酒場の語り草となるために? 女神の権威を示すために? 女神がこの世から苦痛を取り除く気があるのかどうか。私はそこのところをぜひとも知りたいのです」
アガタはルカの胸を蹴飛ばし、縄を強く引いた。ルカはよろよろと立った。息が苦しく、声をあげることもできない。森を過ぎて蔵の前に戻る。
せめていま聞いたことを修道士に伝えたかったが、皆ルカから離れていく。
アガタは蔵の中にルカを突き飛ばした。
「これを知ったあなたをここに閉じ込めておくことで、私はその答えを得られると思っています」
「いいえ、それは違います。あなたの言うことは間違っている。私にもう少し話をさせてください。お願いです」
だが、アガタは非情だった。重く分厚い戸を閉め、外から掛け金を下ろしてしまう。ルカは「そんなことやめて、お願いだから」と、両手で戸を叩いて訴えた。
「誰か来て。来てください。騎士様を、アガタ様をとめてください。あのひとにそんな恐ろしいことをさせないで」
しかし蔵の壁は厚く、ルカの声は誰にも届かなかった。届いたところで誰が忌み子の訴えに耳を傾けるだろうか。ルカは壁に頭を打ち付けて泣いた。痛みと酸欠で頭がぼんやりとする。
「ジェイル様……」
口から自然と漏れた愛するひとの名前に、ますます涙が出た。まだ信じられなかった。本当に、もうこの世のどこにもいないのか。こんなにも非力なルカを遺して、彼は女神様の元へ召されてしまった。あの、女神嫌いのジェイルが。
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