4 / 138
Ⅰ 呪われた忌み子
4.テイスティス
しおりを挟む
ルテニアは、女神アルカディアの小指の爪が地に落ちた形だと言われている。それほど小さな国だった。伝承に曰く、女神から国を託された王家は、純白の聖都シュテマを中心にその縦爪を四色に塗り分け、各地を領主に治めさせたという。
即ち漆黒のイグナス、深紅のジェミナ、雄黄のラウム、濃紺のダイバである。
王国は今、領土拡大を目論むタジボルグ帝国の脅威に晒されていた。この冬、王は四度目の遠征軍組織を漆黒のイグナス領に命じた。領主であるテイスティス率いる漆黒の騎士団は、各領の中で最強との呼び声が高い。此度の遠征においても、必ずや侵略軍を打ち払うだろうと目されていた。
軍編成には王と元老院の意向も反映される。ルカは捻じ込まれた人員の一人だった。
星と風を読み、傷を癒す力に長けた修道士は戦の後衛で重宝される。だがルカは従軍資格を満たさない存在だった。社会的に成人していないのだ。本来なら十六の年に受ける成人の儀を、聖都の圧力で受けさせてもらえないまま、今に至る。成人した修道士は一人前と見なされ、就業と婚姻の許可を与えられる。聖なる修道院を離れ、俗世の中で民の規範となって生きることを求められるのだ。
しかし、忌み子のルカにその二つの許可は与えられなかった。ルカは成人できない者として針のむしろのような修道院に繋がれていた。
信仰ひとすじに打ち込んだおかげで、複雑な祈祷儀式は目をつぶっていてもこなせるようになり、各地の修道院を転々とさせられたことで薬草の知識や扱いも他の追随を許さないほどになった。だが、それが戦地で役立つかどうかは別問題だ。まず忌み子の治癒を受けたがる者がいるのかもルカは疑問だった。
周囲から離れていたのも忌み子なりの配慮だったのだが、ジェイルは「とにかく寝場所は移せ」と言った。
「さっきの傭兵たちもそうだが、どうも今回の遠征には妙な連中が紛れ込んでいる。おまえのようにすっとろい修道士が孤立したらどんな目に遭うかわかったもんじゃない。おまえは行軍の時も隊列を乱してばかりだったが……」
ルカは驚いてしまった。ジェイルが何度も隊列に戻そうとしてきたのは、ルカが心配だったかららしい。とはいえ、野営地の中心まで連れて来てもらっても、ルカは不安だった。ジェイルはともかく、遠征軍の人々が忌み子を肯定的に受け入れるとは思えない。
漆黒の騎士たちは、ジェイルがルカを自分の馬に乗せたことにざわついていた。馬がかわいそうだからだ。彼らにとってのルカは、二足歩行して喋る気味悪い生き物、たとえばカエルかなにかなのだろう。
暗くなった野営地の中心では、火が焚かれていた。あたりには大鍋で煮炊きをする匂いが漂い、騎士たちがくつろいでいる。
「テイスティス!」
火の前に立つ大男を、ジェイルは呼んだ。
漆黒の騎士団長、テイスティス。イグナス領の領主をも担う彼の双肩はたくましかった。状況を伝えるジェイルの隣で、ルカは周囲の冷たい視線に怯えていた。皆、糧食を口に運びながらルカを警戒している。
ルカの猫背を、ジェイルはぱんと張った。
「話を聞いていないのか? 早く挨拶しろ」
「は、はいっ……」
ルカは、おどおどと騎士団長の前に立つ。焚火の炎を背負った彼は、焦げ茶色の髪と髭がもみあげで一体化していた。その毛むくじゃらな顔はルカの目に巨大な熊のように映る。ルカは小さな体をますます小さくして、頭を下げた。
「ルカと申します。すみません、ご迷惑かと思いますが寝場所を移させてください」
「ああ。聞いている」
テイスティスは強面に似合わないやわらかな声で言った。髭と同じ焦げ茶色の瞳は丸くいかにも優しげだった。腰をかがめ、両手を前に出す。
「テイスティスだ」
握手を求められたことにも、それが両手なことにも、ルカは困惑した。とにかく失礼にならないよう両手を差し出し返す。次の瞬間、テイスティスはルカの脇に両手を差し入れた。ルカの足は大地から浮いた。
「え。……えっ?」
高い。子供のように抱き上げられた体が、ぶん、と空に向かって勢いよく放られる。
「ぎゃああああ!」
「わははは! イキのいいチビだ。ほーら、高い、高い、高ーい!」
「やめてえええ!」
「テイスティス……」
空中に放り投げては受け止める挨拶を、ジェイルは呆れたように見ていた。
即ち漆黒のイグナス、深紅のジェミナ、雄黄のラウム、濃紺のダイバである。
王国は今、領土拡大を目論むタジボルグ帝国の脅威に晒されていた。この冬、王は四度目の遠征軍組織を漆黒のイグナス領に命じた。領主であるテイスティス率いる漆黒の騎士団は、各領の中で最強との呼び声が高い。此度の遠征においても、必ずや侵略軍を打ち払うだろうと目されていた。
軍編成には王と元老院の意向も反映される。ルカは捻じ込まれた人員の一人だった。
星と風を読み、傷を癒す力に長けた修道士は戦の後衛で重宝される。だがルカは従軍資格を満たさない存在だった。社会的に成人していないのだ。本来なら十六の年に受ける成人の儀を、聖都の圧力で受けさせてもらえないまま、今に至る。成人した修道士は一人前と見なされ、就業と婚姻の許可を与えられる。聖なる修道院を離れ、俗世の中で民の規範となって生きることを求められるのだ。
しかし、忌み子のルカにその二つの許可は与えられなかった。ルカは成人できない者として針のむしろのような修道院に繋がれていた。
信仰ひとすじに打ち込んだおかげで、複雑な祈祷儀式は目をつぶっていてもこなせるようになり、各地の修道院を転々とさせられたことで薬草の知識や扱いも他の追随を許さないほどになった。だが、それが戦地で役立つかどうかは別問題だ。まず忌み子の治癒を受けたがる者がいるのかもルカは疑問だった。
周囲から離れていたのも忌み子なりの配慮だったのだが、ジェイルは「とにかく寝場所は移せ」と言った。
「さっきの傭兵たちもそうだが、どうも今回の遠征には妙な連中が紛れ込んでいる。おまえのようにすっとろい修道士が孤立したらどんな目に遭うかわかったもんじゃない。おまえは行軍の時も隊列を乱してばかりだったが……」
ルカは驚いてしまった。ジェイルが何度も隊列に戻そうとしてきたのは、ルカが心配だったかららしい。とはいえ、野営地の中心まで連れて来てもらっても、ルカは不安だった。ジェイルはともかく、遠征軍の人々が忌み子を肯定的に受け入れるとは思えない。
漆黒の騎士たちは、ジェイルがルカを自分の馬に乗せたことにざわついていた。馬がかわいそうだからだ。彼らにとってのルカは、二足歩行して喋る気味悪い生き物、たとえばカエルかなにかなのだろう。
暗くなった野営地の中心では、火が焚かれていた。あたりには大鍋で煮炊きをする匂いが漂い、騎士たちがくつろいでいる。
「テイスティス!」
火の前に立つ大男を、ジェイルは呼んだ。
漆黒の騎士団長、テイスティス。イグナス領の領主をも担う彼の双肩はたくましかった。状況を伝えるジェイルの隣で、ルカは周囲の冷たい視線に怯えていた。皆、糧食を口に運びながらルカを警戒している。
ルカの猫背を、ジェイルはぱんと張った。
「話を聞いていないのか? 早く挨拶しろ」
「は、はいっ……」
ルカは、おどおどと騎士団長の前に立つ。焚火の炎を背負った彼は、焦げ茶色の髪と髭がもみあげで一体化していた。その毛むくじゃらな顔はルカの目に巨大な熊のように映る。ルカは小さな体をますます小さくして、頭を下げた。
「ルカと申します。すみません、ご迷惑かと思いますが寝場所を移させてください」
「ああ。聞いている」
テイスティスは強面に似合わないやわらかな声で言った。髭と同じ焦げ茶色の瞳は丸くいかにも優しげだった。腰をかがめ、両手を前に出す。
「テイスティスだ」
握手を求められたことにも、それが両手なことにも、ルカは困惑した。とにかく失礼にならないよう両手を差し出し返す。次の瞬間、テイスティスはルカの脇に両手を差し入れた。ルカの足は大地から浮いた。
「え。……えっ?」
高い。子供のように抱き上げられた体が、ぶん、と空に向かって勢いよく放られる。
「ぎゃああああ!」
「わははは! イキのいいチビだ。ほーら、高い、高い、高ーい!」
「やめてえええ!」
「テイスティス……」
空中に放り投げては受け止める挨拶を、ジェイルは呆れたように見ていた。
50
お気に入りに追加
84
あなたにおすすめの小説
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
条件付きチート『吸収』でのんびり冒険者ライフ!
ヒビキ タクト
ファンタジー
旧題:異世界転生 ~条件付きスキル・スキル吸収を駆使し、冒険者から成り上がれ~
平凡な人生にガンと宣告された男が異世界に転生する。異世界神により特典(条件付きスキルと便利なスキル)をもらい異世界アダムスに転生し、子爵家の三男が冒険者となり成り上がるお話。 スキルや魔法を駆使し、奴隷や従魔と一緒に楽しく過ごしていく。そこには困難も…。 従魔ハクのモフモフは見所。週に4~5話は更新していきたいと思いますので、是非楽しく読んでいただければ幸いです♪ 異世界小説を沢山読んできた中で自分だったらこうしたいと言う作品にしております。
【完結】アラサー喪女が転生したら悪役令嬢だった件。断罪からはじまる悪役令嬢は、回避不能なヤンデレ様に溺愛を確約されても困ります!
美杉。節約令嬢、書籍化進行中
恋愛
『ルド様……あなたが愛した人は私ですか? それともこの体のアーシエなのですか?』
そんな風に簡単に聞くことが出来たら、どれだけ良かっただろう。
目が覚めた瞬間、私は今置かれた現状に絶望した。
なにせ牢屋に繋がれた金髪縦ロールの令嬢になっていたのだから。
元々は社畜で喪女。挙句にオタクで、恋をすることもないままの死亡エンドだったようで、この世界に転生をしてきてしあったらしい。
ただまったく転生前のこの令嬢の記憶がなく、ただ状況から断罪シーンと私は推測した。
いきなり生き返って死亡エンドはないでしょう。さすがにこれは神様恨みますとばかりに、私はその場で断罪を行おうとする王太子ルドと対峙する。
なんとしても回避したい。そう思い行動をした私は、なぜか回避するどころか王太子であるルドとのヤンデレルートに突入してしまう。
このままヤンデレルートでの死亡エンドなんて絶対に嫌だ。なんとしても、ヤンデレルートを溺愛ルートへ移行させようと模索する。
悪役令嬢は誰なのか。私は誰なのか。
ルドの溺愛が加速するごとに、彼の愛する人が本当は誰なのかと、だんだん苦しくなっていく――
婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた
cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。
お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。
婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。
過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。
ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。
婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。
明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。
「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。
そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。
茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。
幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。
「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?!
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
趣味を極めて自由に生きろ! ただし、神々は愛し子に異世界改革をお望みです
紫南
ファンタジー
魔法が衰退し、魔導具の補助なしに扱うことが出来なくなった世界。
公爵家の第二子として生まれたフィルズは、幼い頃から断片的に前世の記憶を夢で見ていた。
そのため、精神的にも早熟で、正妻とフィルズの母である第二夫人との折り合いの悪さに辟易する毎日。
ストレス解消のため、趣味だったパズル、プラモなどなど、細かい工作がしたいと、密かな不満が募っていく。
そこで、変身セットで身分を隠して活動開始。
自立心が高く、早々に冒険者の身分を手に入れ、コソコソと独自の魔導具を開発して、日々の暮らしに便利さを追加していく。
そんな中、この世界の神々から使命を与えられてーーー?
口は悪いが、見た目は母親似の美少女!?
ハイスペックな少年が世界を変えていく!
異世界改革ファンタジー!
息抜きに始めた作品です。
みなさんも息抜きにどうぞ◎
肩肘張らずに気楽に楽しんでほしい作品です!
縦ロール悪女は黒髪ボブ令嬢になって愛される
瀬名 翠
恋愛
そこにいるだけで『悪女』と怖がられる公爵令嬢・エルフリーデ。
とある夜会で、婚約者たちが自分の容姿をバカにしているのを聞く。悲しみのあまり逃げたバルコニーで、「君は肩上くらいの髪の長さが似合うと思っていたんだ」と言ってくる不思議な青年と出会った。しかし、風が吹いた拍子にバルコニーから落ちてしまう。
死を覚悟したが、次に目が覚めるとその夜会の朝に戻っていた。彼女は思いきって髪を切ると、とんでもない美女になってしまう。
そんなエルフリーデが、いろんな人から愛されるようになるお話。
魅了魔法は使えません!~好きな人は「魅了持ち」の私を監視してただけみたいです~
山科ひさき
恋愛
「あなたの指示さえなければ近づきもしませんよ」「どこに好意を抱く要素があるというんです?」
他者を自分の虜にし、意のままに操ることさえできる強力な力、魅了魔法。アリシアはその力を身に宿した「魅了持ち」として生まれ、周囲からの偏見にさらされながら生きてきた。
「魅了持ち」の自分に恋愛などできるはずがないと諦めていた彼女だったが、魔法学園に入学し、一人の男子生徒と恋に落ちる。
しかし、彼が学園の理事長から彼女の監視を命じられていたことを知ってしまい……。
【1章完結】経験値貸与はじめました!〜但し利息はトイチです。追放された元PTメンバーにも貸しており取り立てはもちろん容赦しません〜
コレゼン
ファンタジー
冒険者のレオンはダンジョンで突然、所属パーティーからの追放を宣告される。
レオンは経験値貸与というユニークスキルを保持しており、パーティーのメンバーたちにレオンはそれぞれ1000万もの経験値を貸与している。
そういった状況での突然の踏み倒し追放宣言だった。
それにレオンはパーティーメンバーに経験値を多く貸与している為、自身は20レベルしかない。
適正レベル60台のダンジョンで追放されては生きては帰れないという状況だ。
パーティーメンバーたち全員がそれを承知の追放であった。
追放後にパーティーメンバーたちが去った後――
「…………まさか、ここまでクズだとはな」
レオンは保留して溜めておいた経験値500万を自分に割り当てると、一気に71までレベルが上がる。
この経験値貸与というスキルを使えば、利息で経験値を自動で得られる。
それにこの経験値、貸与だけでなく譲渡することも可能だった。
利息で稼いだ経験値を譲渡することによって金銭を得ることも可能だろう。
また経験値を譲渡することによってゆくゆくは自分だけの選抜した最強の冒険者パーティーを結成することも可能だ。
そしてこの経験値貸与というスキル。
貸したものは経験値や利息も含めて、強制執行というサブスキルで強制的に返済させられる。
これは経験値貸与というスキルを授かった男が、借りた経験値やお金を踏み倒そうとするものたちに強制執行ざまぁをし、冒険者メンバーを選抜して育成しながら最強最富へと成り上がっていく英雄冒険譚。
※こちら小説家になろうとカクヨムにも投稿しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる