白い花のような虫

筑前煮

文字の大きさ
上 下
1 / 28
白い花のような虫

白い花のような虫①〜未知との遭遇〜

しおりを挟む
今年(2022年)の6月の始め、公園の樹をふと見上げたら……


何かいますね。

白いグチャッとした花のようなものがたくさんくっついています。

幹も見てみました。

ここにも何かいます。

動いています。どうも虫のようです。

低い枝にもたくさん。

ふわふわした小さい綿の塊のような。

びっしりいますね。

大量発生?

脚が見えます。やはり虫のようです。

遊具の上にも。

完全に虫です。

目があるのがわかります。

おしりから白いフワフワが出ていて、それとなく小◯幸子を連想させます。

サンバを踊る踊り子のようでもあります。

ベンチの上。

テントウムシさんと比較すると、大きさがわかるかと思います。

すれ違います。

「テントウムシさん、こんにちは」



前から。

背中に黒い点々模様が見えます。

同じ公園の、たぶんツツジです。

こちらの仲間は蜘蛛の巣に引っかかってしまったようです。合掌。

ツツジの枝にもびっしりいます。

植物がエサなのでしょうか?

さっきの樹とは種類が違うので、いろんな植物がエサになるのでしょう。



家で図鑑を調べても載っていません。

ネットによると、どうも「ハゴロモの仲間の幼虫」であることはわかりました。

しかし正確な名前まではわからず。

ハゴロモは蛾のような形をしていますが蛾の仲間ではなく、セミに近い昆虫だそうです。

ハゴロモはこんな感じの虫です。これは昔、かわいかったので撮ったものです(たぶんアオバハゴロモ)。

植物の師管液を吸って生きています。

ということで、白い花のような虫はハゴロモの仲間の幼虫でした。

次のページに、成虫の写真を載せています。
しおりを挟む

処理中です...