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独立国家郡ペラルゴン
第10話 変な人が来ました
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もちろんクリストフ家が統治するマニュエル地区の他にも四つの大地区がある
その一つがムスタカス家が統治するロレンゾ地区だ
別にその地区に問題がある訳じゃない
問題があるのはそのムスタカス家当主のエリック・リン・ムスタカスだ
この人物、有能な人間を集めるのが性癖なのである
性癖というか悪癖というか、そういう性なのだから仕方が無い
わざわざ大金かけてまで冒険者を呼び気に入ったものを自分のモノにしている
もちろんシズキのことは耳に入っていた
見た目も強さも申し分ない子供がソロで、そしてどこにも属さず活動しているのだ
さすがに裏の顔との照合は出来ていなかったがそれでも人間蒐集大好きおじさんからしたら垂涎ものだろう
もちろん私の食客になれとわざわざマニュエル地区の路地までやってきた
だがその日シズキの機嫌は過去一悪かった
何せ児童誘拐の犯人が親族による拷問の末死亡したとの報告が入ったことに加え、その件の給料が手渡された日だったからだ
「黒髪黒目、君がシズキかね?」
「そうですけど何か?」
「貴様!このお方は!」
「よい、下がっていろ
単刀直入に言う、私のモノにならないか?
私の館には今7人の優秀な食客がいるんだが、君もどうだい?
普段は自由にしてくれて構わないし私の館に部屋も用意しよう
もちろん風呂や食事もだ
給料は月毎に支払い要相談としよう」
「お断りさせていただきます」
「そう言わないでくれ、お前ら連れて差し上げろ」
と後ろにいた食客達?がぞろぞろと出てくる
「聞きたいことがあるんだど…えぇっと…
あれだ、治療できる人っている?あとその人はどのくらいの腕前?」
「もちろんいるぞ、手足を落とされても簡単に治せるほどの腕前だ」
「そっかー
あとお兄さんたち、それ以上近付いたら良くないことが起こるよ?」
と言ったが誰も止まらなかった
頭の中で鍵を開け全ての段階をすっ飛ばす
『コイツらの利き腕、自重で落ちるほどの耐久だったら』
ぼとっ
べしゃっ
鈍く生温い何かが落ちる音が響いた
そう食客達の腕が落ちたのだ
何もしていないはずなのに
「あれれー腕、落ちちゃったね
すごい偶然だー
それじゃー僕を連れていけないねー」
よく見ると両方の腕が落ちている人もいた
「やっべ、両利きのこと考えてなかった
まいっか」
全員何が起きたか分からない様子だ
「ほらほら、早く帰って治療しないと破傷風とかになっちゃうよ!
ごめんね、今日の僕はちょっと機嫌が悪いんだ……
…………
まーでもこれはちょっとやりすぎか
よっこいしょ」
今更になって騒ぎ出す四人に近寄る
そんなヤバいものを見る目で見ないでよ
ってそれは厳しいか
とりあえず落ちた腕を拾って
「Ħin retrograd」
全員の腕を治した
ついでに
「そこの人、ついでに最近握力急に無くなってたでしょ
鍛錬のしすぎ、痛かったらやめる
手首はあなたが思ってるより脆いんだから
治しといたからお大事に
次、あなた、どこで切ったか知らないけど小指戻しといたよ
小指もどるだけで握力倍になるから気をつけてね
両利きの人は特に無し
あとその人も特に無し!」
「エリック・リン・ムスタカス様、私は誰の下に付く気もありません
僕を従えたいならそれ相応の力を見せてからにしてください
申し訳ありませんがこの人達では足りなさすぎます
ではご自愛ください」
と頭を下げておいた
ということがあったのだが
またもや僕の前にムスタカスは現れた
違うのは連れてきた人数
たった一人だ
しかも今回はギルドまで来た
正直人目に付くところで魔法は使いたくない
「何か御用でしょうか」
「うちのご主人様が君にお返しがしたいそうだ
付き合ってくれるよね?」
「いいですよ、呼び出せばいいのになんでここまで来るんですか
これじゃ僕がなにかやらかしたみたいじゃないですか」
と言うとムスタカスは僕を見て
「いいから来い」
「わー怖い怖い」
と言い二人の後に着いていくとギルドの前には立派な馬車
「乗れ」
とムスタカス
だが連れていた食客は
「大丈夫?」
と手を貸してくれた
「ありがとうございます」
うわー、久しぶりに良い馬車乗ったけど内装とかクッション段違いだな
「どうした、貴様には分不相応か」
「いえ、久しぶりだな、と」
「ねぇねぇ、君名前は」
「シズキ」
「そっか、俺はハビエル
ハビーとかハビアーって呼んでね」
「うん、よろしくねハビー
で、僕はどこに連れてかれるの?」
「ムスタカス様の訓練場だよ
ほら、君がなにかしたせいでめっちゃ怒ってるんだよ
おかげで屋敷の中の雰囲気はめちゃくちゃ悪いし俺も呼び出されるし」
「それはごめんなさい
僕もあれはやりすぎだと思ってます
いやほんとに
で、僕は何をすればいいんですか?」
「ん、俺と戦ってもらうだけ
俺が勝ったらシズキくんはうちに来てもらう
シズキくんが勝ったら全てを水に流す」
「それ僕にメリットないじゃないですか」
「シズキくん分かってないなー
この世で最も恐ろしいのは権力を持った人間だよ?」
めっちゃニッコニコやん
「あ、そゆこと
ムスタカス様はそういうことするんですね」
「そりゃあ元貴族だし奔流の中を生き抜いてきた生粋の商人だからねー
はい、とりあえずお近付きの印に」
と菓子パン?のようなものを渡された
温かい
「別に今食べてもいいよ?」
「それじゃお言葉に甘えて」
普通に美味しい
砂糖はそれほど高価では無いとはいえジャムを作るとなるとかなりの量が必要になる
「この毒無味無臭なのいいですね」
と言っていたら口の中でガリっという音がした
多分ガラスかなんかの破片だろう
めんどいのでそのまま噛み砕いて飲み込んだ
「なるほど考えましたね」
「ほう?」
「いやこの方法ですよ
多分この毒食べたり舐めたりしただけじゃ全く効果ないやつなんですよね?
傷とかから吸収するとヤバいやつ、なのかな
きっと本当はこういうガラスとかの口の中に傷をつけるものと毒を入れたもの別々にするん、ですよね?
これなら一度口の中に傷をつけた者だけを殺せる
しかもこちらが毒味と称して飲んだり食べたりして安心感を与えることも出来る」
「すごい、正解だ
まさか一発でそこまで見抜かれるとは思わなかった
意外と頭キレるんだね」
「ありがとうございます
まさかほんとに合ってるとは思いませんでした
これなんの毒なんですか?」
「グレイトスネイクの毒だよ
これが傷口に入ると血が固まっちゃうんだ
ハイポーションでも治せない強力な毒さ」
グレイトスネイクはAランクの魔物だっけ
普通の蛇が魔物化して共食いとかを繰り返すとそうなるはず
「僕ポーション使ったことないんで」
「え?」
「いや基本怪我したことないですししたとしても治せるんで」
「なるほど、戦うのが楽しみだ!」
「着いたぞ、降りろ」
わーお、クリストフ家も大概豪邸だったがこれは最早城じゃん
「はい、シズキくん、手」
「めんどいからいっか」
と手をつなぐ
城の地下には多分野球場二つ入るくらいの広い訓練場があった
その一つがムスタカス家が統治するロレンゾ地区だ
別にその地区に問題がある訳じゃない
問題があるのはそのムスタカス家当主のエリック・リン・ムスタカスだ
この人物、有能な人間を集めるのが性癖なのである
性癖というか悪癖というか、そういう性なのだから仕方が無い
わざわざ大金かけてまで冒険者を呼び気に入ったものを自分のモノにしている
もちろんシズキのことは耳に入っていた
見た目も強さも申し分ない子供がソロで、そしてどこにも属さず活動しているのだ
さすがに裏の顔との照合は出来ていなかったがそれでも人間蒐集大好きおじさんからしたら垂涎ものだろう
もちろん私の食客になれとわざわざマニュエル地区の路地までやってきた
だがその日シズキの機嫌は過去一悪かった
何せ児童誘拐の犯人が親族による拷問の末死亡したとの報告が入ったことに加え、その件の給料が手渡された日だったからだ
「黒髪黒目、君がシズキかね?」
「そうですけど何か?」
「貴様!このお方は!」
「よい、下がっていろ
単刀直入に言う、私のモノにならないか?
私の館には今7人の優秀な食客がいるんだが、君もどうだい?
普段は自由にしてくれて構わないし私の館に部屋も用意しよう
もちろん風呂や食事もだ
給料は月毎に支払い要相談としよう」
「お断りさせていただきます」
「そう言わないでくれ、お前ら連れて差し上げろ」
と後ろにいた食客達?がぞろぞろと出てくる
「聞きたいことがあるんだど…えぇっと…
あれだ、治療できる人っている?あとその人はどのくらいの腕前?」
「もちろんいるぞ、手足を落とされても簡単に治せるほどの腕前だ」
「そっかー
あとお兄さんたち、それ以上近付いたら良くないことが起こるよ?」
と言ったが誰も止まらなかった
頭の中で鍵を開け全ての段階をすっ飛ばす
『コイツらの利き腕、自重で落ちるほどの耐久だったら』
ぼとっ
べしゃっ
鈍く生温い何かが落ちる音が響いた
そう食客達の腕が落ちたのだ
何もしていないはずなのに
「あれれー腕、落ちちゃったね
すごい偶然だー
それじゃー僕を連れていけないねー」
よく見ると両方の腕が落ちている人もいた
「やっべ、両利きのこと考えてなかった
まいっか」
全員何が起きたか分からない様子だ
「ほらほら、早く帰って治療しないと破傷風とかになっちゃうよ!
ごめんね、今日の僕はちょっと機嫌が悪いんだ……
…………
まーでもこれはちょっとやりすぎか
よっこいしょ」
今更になって騒ぎ出す四人に近寄る
そんなヤバいものを見る目で見ないでよ
ってそれは厳しいか
とりあえず落ちた腕を拾って
「Ħin retrograd」
全員の腕を治した
ついでに
「そこの人、ついでに最近握力急に無くなってたでしょ
鍛錬のしすぎ、痛かったらやめる
手首はあなたが思ってるより脆いんだから
治しといたからお大事に
次、あなた、どこで切ったか知らないけど小指戻しといたよ
小指もどるだけで握力倍になるから気をつけてね
両利きの人は特に無し
あとその人も特に無し!」
「エリック・リン・ムスタカス様、私は誰の下に付く気もありません
僕を従えたいならそれ相応の力を見せてからにしてください
申し訳ありませんがこの人達では足りなさすぎます
ではご自愛ください」
と頭を下げておいた
ということがあったのだが
またもや僕の前にムスタカスは現れた
違うのは連れてきた人数
たった一人だ
しかも今回はギルドまで来た
正直人目に付くところで魔法は使いたくない
「何か御用でしょうか」
「うちのご主人様が君にお返しがしたいそうだ
付き合ってくれるよね?」
「いいですよ、呼び出せばいいのになんでここまで来るんですか
これじゃ僕がなにかやらかしたみたいじゃないですか」
と言うとムスタカスは僕を見て
「いいから来い」
「わー怖い怖い」
と言い二人の後に着いていくとギルドの前には立派な馬車
「乗れ」
とムスタカス
だが連れていた食客は
「大丈夫?」
と手を貸してくれた
「ありがとうございます」
うわー、久しぶりに良い馬車乗ったけど内装とかクッション段違いだな
「どうした、貴様には分不相応か」
「いえ、久しぶりだな、と」
「ねぇねぇ、君名前は」
「シズキ」
「そっか、俺はハビエル
ハビーとかハビアーって呼んでね」
「うん、よろしくねハビー
で、僕はどこに連れてかれるの?」
「ムスタカス様の訓練場だよ
ほら、君がなにかしたせいでめっちゃ怒ってるんだよ
おかげで屋敷の中の雰囲気はめちゃくちゃ悪いし俺も呼び出されるし」
「それはごめんなさい
僕もあれはやりすぎだと思ってます
いやほんとに
で、僕は何をすればいいんですか?」
「ん、俺と戦ってもらうだけ
俺が勝ったらシズキくんはうちに来てもらう
シズキくんが勝ったら全てを水に流す」
「それ僕にメリットないじゃないですか」
「シズキくん分かってないなー
この世で最も恐ろしいのは権力を持った人間だよ?」
めっちゃニッコニコやん
「あ、そゆこと
ムスタカス様はそういうことするんですね」
「そりゃあ元貴族だし奔流の中を生き抜いてきた生粋の商人だからねー
はい、とりあえずお近付きの印に」
と菓子パン?のようなものを渡された
温かい
「別に今食べてもいいよ?」
「それじゃお言葉に甘えて」
普通に美味しい
砂糖はそれほど高価では無いとはいえジャムを作るとなるとかなりの量が必要になる
「この毒無味無臭なのいいですね」
と言っていたら口の中でガリっという音がした
多分ガラスかなんかの破片だろう
めんどいのでそのまま噛み砕いて飲み込んだ
「なるほど考えましたね」
「ほう?」
「いやこの方法ですよ
多分この毒食べたり舐めたりしただけじゃ全く効果ないやつなんですよね?
傷とかから吸収するとヤバいやつ、なのかな
きっと本当はこういうガラスとかの口の中に傷をつけるものと毒を入れたもの別々にするん、ですよね?
これなら一度口の中に傷をつけた者だけを殺せる
しかもこちらが毒味と称して飲んだり食べたりして安心感を与えることも出来る」
「すごい、正解だ
まさか一発でそこまで見抜かれるとは思わなかった
意外と頭キレるんだね」
「ありがとうございます
まさかほんとに合ってるとは思いませんでした
これなんの毒なんですか?」
「グレイトスネイクの毒だよ
これが傷口に入ると血が固まっちゃうんだ
ハイポーションでも治せない強力な毒さ」
グレイトスネイクはAランクの魔物だっけ
普通の蛇が魔物化して共食いとかを繰り返すとそうなるはず
「僕ポーション使ったことないんで」
「え?」
「いや基本怪我したことないですししたとしても治せるんで」
「なるほど、戦うのが楽しみだ!」
「着いたぞ、降りろ」
わーお、クリストフ家も大概豪邸だったがこれは最早城じゃん
「はい、シズキくん、手」
「めんどいからいっか」
と手をつなぐ
城の地下には多分野球場二つ入るくらいの広い訓練場があった
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