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独立国家郡ペラルゴン

閑話 化け物の奥底にあるもの

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あるときこんなことを聞かれたことがある


「せっかく学もあって1人で戦って生きていける力もあるのにこんな暗殺ギルドで裏の仕事してるのか」



そうするとシズキはこう返したらしい
「うーん、なんて言うんだろ
ちょっと変なこと言うけど許してね

えっとね、僕は世界に愛されてないと思うんだ
好きに死ぬこともできないし
だから自分らしく死ぬこともできない
僕は元々死にたかったんだけど魔法のせいで多分死ねない
魔法が僕が死ぬことを許してくれない
呪いで大人にもなれない
狂っちゃうでしょこんな現実
確かに色々恵まれてるとは思うけど基本的に僕はもう生きたくない
僕は狂いたくないから僕にとって非現実の仕事をしてるんだ
狂わないように非現実の中で踊り続けたいの
現実見るのが嫌なだけだけどね
いつまでも子供でいたいだけ
まあもしほんとに僕がダメになっちゃったら今度は誰かの為に生きるとしますよ
今は自分のことで精一杯
……
んー、ごめんなんかチグハグだね
それにめっちゃ恥ずいこと言っちゃったな…
やっぱ心を言葉にするって難しい
さてさて、お仕事ですよ」
と言い目の前から消えた
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