9 / 60
気づいたけどここどこ?
第5話 異世界の街は如何程に
しおりを挟む
そうしてるうちに僕たちの審査の番がやってきた
「んじゃ次の奴~
ってガロウディア様じゃないですか
お疲れ様です
……
そちらの子供は?」
「おう、シャバルの森で死にかけてたから拾ってきた
そういうことだ」
「あぁ、なるほど……」
明らかに門番の顔が曇る
「ガロウディア様はいいとして、規則ですから銀貨5枚徴収させていただきます」
「はいよ
お仕事おつかれさん」
ガロは明らかに銀貨5枚以上を渡していた
しかし門番の顔はまだ陰っているように見える
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
ではなく門を抜けると石畳の敷かれた大通りが続いており、両脇には白い石造りの建物がいくつも並んでいた
たくさんの人で溢れかえっており、時折人間じゃない獣人などの亜人も見えた
「とりあえず街を歩くにゃ馬車は邪魔だわな
俺ん家行くか」
大通りから外れた道に行くこと10数分でガロの家に着いた
「ねぇ、これさ、家っていうかお屋敷じゃないの?」
目の前には豪邸とまではいかないが二階建ての立派な屋敷があった
「いやー、ここのローゼンタール辺境伯とは懇意にさてもらっててな
そのおかげでこんな立派な屋敷を貰ったって訳よ
ぶっちゃけめちゃくちゃ手に余してるが辺境伯から手放すことは許さん!なんて言われちったしな
とりあえず中入れ」
「…お邪魔します……」
「ガロウディア様、お帰りなさいませ」
「おう」
おーメイドだ!
ていうか絶対この人ただの行商人の域を超えてるでしょ
高位ランク冒険者がここまで好待遇を受けるなんてあるもんなの?
「とりあえずこいつを風呂に入れてやれ
あとなんか軽く食わせてやってくれ」
「かしこまりした」
そして異世界初のお風呂へ………
これさ、お風呂っていうか大浴場じゃん!!
メイドの人が一緒に入ってこようとしたけど遠慮させてもらいました
なんかシャワーもあるし以前に技術者の転生者いたのかな?
『サファイアさん、この世界って電気とかそういう概念ってあるんですか?』
『ふぇっ?
あ、え、えっと……
魔法で雷属性は確認されてますが地球のような電気の概念はないですね』
明らか寝起きやん………
『おやすみのとこ失礼しちゃいました?』
『いえいえ、大丈夫ですよ』
『ところで電気もないのになんでこんなふうにお湯とか出るし、灯りがあるんですか?』
『それはですね、刻印魔法と呼ばれるものです
魔法といっても学べば誰でもできるようになるものですがね
魔物などが宿す魔石に高純度の魔力を流し込むことで一時的に液体状になります
その液体で古代語で金属なんかに呪文を刻むと、呪文通りの現象を起こせるのです
まあ金属じゃなくてもいいんですが金属が1番安定します
現にその蛇口の裏側にも刻印が刻まれております』
『てことは無限のエネルギーってこと!?』
『そんな都合のいいものではございません
刻印をする際に使う魔石のランクによって寿命が決まっているのです
この世界の住人は刻印魔道具に生活のほとんどを頼ってますから討伐ギルドではいくらでも魔石を買い取ることができるのです
しかも雇用を発生させることもてきますしね
幸いにして魔物は繁殖力が強く……
いえ、繁殖というより増殖ですね
そのおかげで魔石は尽きませんし』
『なるほど……
またよろしくね!サファイアさん!』
あがると脱衣所には先程まで着ていた貫頭衣ではなく、新品の簡易な下着、シャツと7分丈くらいのズボンが置いてあった
タオルはちょっとゴワゴワしてた
上がると客室に案内され暖かいシチューみたいなものを食べた
空腹は最高のなんとやらっていうように優しい塩味がすごく美味しく感じた
そしたら突然体の力が抜けて意識が無くなった
「んじゃ次の奴~
ってガロウディア様じゃないですか
お疲れ様です
……
そちらの子供は?」
「おう、シャバルの森で死にかけてたから拾ってきた
そういうことだ」
「あぁ、なるほど……」
明らかに門番の顔が曇る
「ガロウディア様はいいとして、規則ですから銀貨5枚徴収させていただきます」
「はいよ
お仕事おつかれさん」
ガロは明らかに銀貨5枚以上を渡していた
しかし門番の顔はまだ陰っているように見える
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
ではなく門を抜けると石畳の敷かれた大通りが続いており、両脇には白い石造りの建物がいくつも並んでいた
たくさんの人で溢れかえっており、時折人間じゃない獣人などの亜人も見えた
「とりあえず街を歩くにゃ馬車は邪魔だわな
俺ん家行くか」
大通りから外れた道に行くこと10数分でガロの家に着いた
「ねぇ、これさ、家っていうかお屋敷じゃないの?」
目の前には豪邸とまではいかないが二階建ての立派な屋敷があった
「いやー、ここのローゼンタール辺境伯とは懇意にさてもらっててな
そのおかげでこんな立派な屋敷を貰ったって訳よ
ぶっちゃけめちゃくちゃ手に余してるが辺境伯から手放すことは許さん!なんて言われちったしな
とりあえず中入れ」
「…お邪魔します……」
「ガロウディア様、お帰りなさいませ」
「おう」
おーメイドだ!
ていうか絶対この人ただの行商人の域を超えてるでしょ
高位ランク冒険者がここまで好待遇を受けるなんてあるもんなの?
「とりあえずこいつを風呂に入れてやれ
あとなんか軽く食わせてやってくれ」
「かしこまりした」
そして異世界初のお風呂へ………
これさ、お風呂っていうか大浴場じゃん!!
メイドの人が一緒に入ってこようとしたけど遠慮させてもらいました
なんかシャワーもあるし以前に技術者の転生者いたのかな?
『サファイアさん、この世界って電気とかそういう概念ってあるんですか?』
『ふぇっ?
あ、え、えっと……
魔法で雷属性は確認されてますが地球のような電気の概念はないですね』
明らか寝起きやん………
『おやすみのとこ失礼しちゃいました?』
『いえいえ、大丈夫ですよ』
『ところで電気もないのになんでこんなふうにお湯とか出るし、灯りがあるんですか?』
『それはですね、刻印魔法と呼ばれるものです
魔法といっても学べば誰でもできるようになるものですがね
魔物などが宿す魔石に高純度の魔力を流し込むことで一時的に液体状になります
その液体で古代語で金属なんかに呪文を刻むと、呪文通りの現象を起こせるのです
まあ金属じゃなくてもいいんですが金属が1番安定します
現にその蛇口の裏側にも刻印が刻まれております』
『てことは無限のエネルギーってこと!?』
『そんな都合のいいものではございません
刻印をする際に使う魔石のランクによって寿命が決まっているのです
この世界の住人は刻印魔道具に生活のほとんどを頼ってますから討伐ギルドではいくらでも魔石を買い取ることができるのです
しかも雇用を発生させることもてきますしね
幸いにして魔物は繁殖力が強く……
いえ、繁殖というより増殖ですね
そのおかげで魔石は尽きませんし』
『なるほど……
またよろしくね!サファイアさん!』
あがると脱衣所には先程まで着ていた貫頭衣ではなく、新品の簡易な下着、シャツと7分丈くらいのズボンが置いてあった
タオルはちょっとゴワゴワしてた
上がると客室に案内され暖かいシチューみたいなものを食べた
空腹は最高のなんとやらっていうように優しい塩味がすごく美味しく感じた
そしたら突然体の力が抜けて意識が無くなった
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢ですが最強ですよ??
鈴の音
ファンタジー
乙女ゲームでありながら戦闘ゲームでもあるこの世界の悪役令嬢である私、前世の記憶があります。
で??ヒロインを怖がるかって?ありえないw
ここはゲームじゃないですからね!しかも、私ゲームと違って何故か魂がすごく特別らしく、全属性持ちの神と精霊の愛し子なのですよ。
だからなにかあっても死なないから怖くないのでしてよw
主人公最強系の話です。
苦手な方はバックで!
前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に二週目の人生を頑張ります
京衛武百十
ファンタジー
俺の名前は阿久津安斗仁王(あくつあんとにお)。いわゆるキラキラした名前のおかげで散々苦労もしたが、それでも人並みに幸せな家庭を築こうと仕事に精を出して精を出して精を出して頑張ってまあそんなに経済的に困るようなことはなかったはずだった。なのに、女房も娘も俺のことなんかちっとも敬ってくれなくて、俺が出張中に娘は結婚式を上げるわ、定年を迎えたら離婚を切り出されれるわで、一人寂しく老後を過ごし、2086年4月、俺は施設で職員だけに看取られながら人生を終えた。本当に空しい人生だった。
なのに俺は、気付いたら五歳の子供になっていた。いや、正確に言うと、五歳の時に危うく死に掛けて、その弾みで思い出したんだ。<前世の記憶>ってやつを。
今世の名前も<アントニオ>だったものの、幸い、そこは中世ヨーロッパ風の世界だったこともあって、アントニオという名もそんなに突拍子もないものじゃなかったことで、俺は今度こそ<普通の幸せ>を掴もうと心に決めたんだ。
しかし、二週目の人生も取り敢えず平穏無事に二十歳になるまで過ごせたものの、何の因果か俺の暮らしていた村が戦争に巻き込まれて家族とは離れ離れ。俺は難民として流浪の身に。しかも、俺と同じ難民として戦火を逃れてきた八歳の女の子<リーネ>と行動を共にすることに。
今世では結婚はまだだったものの、一応、前世では結婚もして子供もいたから何とかなるかと思ったら、俺は育児を女房に任せっきりでほとんど何も知らなかったことに愕然とする。
とは言え、前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に、何とかしようと思ったのだった。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
アラヒフおばさんのゆるゆる異世界生活
ゼウママ
ファンタジー
50歳目前、突然異世界生活が始まる事に。原因は良く聞く神様のミス。私の身にこんな事が起こるなんて…。
「ごめんなさい!もう戻る事も出来ないから、この世界で楽しく過ごして下さい。」と、言われたのでゆっくり生活をする事にした。
現役看護婦の私のゆっくりとしたどたばた異世界生活が始まった。
ゆっくり更新です。はじめての投稿です。
誤字、脱字等有りましたらご指摘下さい。
魔法公証人~ルロイ・フェヘールの事件簿~
紫仙
ファンタジー
真実を司りし神ウェルスの名のもとに、
魔法公証人が秘められし真実を問う。
舞台は多くのダンジョンを近郊に擁する古都レッジョ。
多くの冒険者を惹きつけるレッジョでは今日も、
冒険者やダンジョンにまつわるトラブルで騒がしい。
魔法公証人ルロイ・フェヘールは、
そんなレッジョで真実を司る神ウェルスの御名の元、
証書と魔法により真実を見極める力「プロバティオ」をもって、
トラブルを抱えた依頼人たちを助けてゆく。
異世界公証人ファンタジー。
基本章ごとの短編集なので、
各章のごとに独立したお話として読めます。
カクヨムにて一度公開した作品ですが、
要所を手直し推敲して再アップしたものを連載しています。
最終話までは既に書いてあるので、
小説の完結は確約できます。
【完結】ヒトリぼっちの陰キャなEランク冒険者
コル
ファンタジー
人間、亜人、獣人、魔物といった様々な種族が生きる大陸『リトーレス』。
中央付近には、この大地を統べる国王デイヴィッド・ルノシラ六世が住む大きくて立派な城がたたずんでいる『ルノシラ王国』があり、王国は城を中心に城下町が広がっている。
その城下町の一角には冒険者ギルドの建物が建っていた。
ある者は名をあげようと、ある者は人助けの為、ある者は宝を求め……様々な想いを胸に冒険者達が日々ギルドを行き交っている。
そんなギルドの建物の一番奥、日が全くあたらず明かりは吊るされた蝋燭の火のみでかなり薄暗く人が寄りつかない席に、笑みを浮かべながらナイフを磨いている1人の女冒険者の姿があった。
彼女の名前はヒトリ、ひとりぼっちで陰キャでEランク冒険者。
ヒトリは目立たず、静かに、ひっそりとした暮らしを望んでいるが、その意思とは裏腹に時折ギルドの受付嬢ツバメが上位ランクの依頼の話を持ってくる。意志の弱いヒトリは毎回押し切られ依頼を承諾する羽目になる……。
ひとりぼっちで陰キャでEランク冒険者の彼女の秘密とは――。
※この作品は「小説家になろう」さん、「カクヨム」さん、「ノベルアップ+」さん、「ノベリズム」さん、「ネオページ」さんとのマルチ投稿です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる