吸血鬼で元賢者ですが今は受付嬢やってます

ある時、ある国で1人の女の子が産まれた。

彼女は他の誰かを守るため、救うために力を求めた。

そして彼女は努力を重ね、賢者と呼ばれるまでになった。

だが、その地位は彼女にとって望むものではなかった。

貴族からの無理難題、挙句逃がさないように軟禁までされた。

彼女は嫌気がさしていた。私利私欲を肥やす貴族のために私は力を求めたのではないと。

そして彼女は表舞台から姿を消した。

これは彼女の失踪から数年後の、あるギルドで働くちょっと天然、お人好しな受付嬢の物語。

あるいは、自分が一体何者なのかを探す、1人の吸血鬼の物語。

※しばらくお休みします。すいません……。
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