76 / 129
76話
しおりを挟む
凪沙の初めてのダンジョンから帰ってきたその日の夜。瑠華は一人薄暗いダイニングの椅子に腰掛け、目の前の机の上に乗った物を目を細めて見ていた。
「……顔くらい見せれば良いものを」
そう呟く瑠華の表情は、何処と無く柔らかく、そして少しの寂しさを滲ませていた。
瑠華が帰って来た時にポストに入っていたソレは、差出人不明の代物。しかし瑠華は、これが誰によって贈られたのか見当が付いていた。
「はぁ……どうしたものかのぅ」
手を伸ばして持ち上げれば、ズッシリとした重さが手に伝わる。パンパンとはいかずともしっかりと詰まった封筒の中身は、開けずとも分かる。
「寄付金のつもりなのじゃろうが……毎度扱いに困る妾の身にもなって欲しいものじゃ」
実はこうして差出人不明の金が入った封筒が届くのは、初めての事では無い。一個人の寄付金にしては破格過ぎるソレに、瑠華は毎度頭を悩ませていた。
基本的には施設の修繕や、設備を新しくしたり、もしくは増設する為に使っていた。…が、それも頻度というものがある。流石にひと月前に変えたばかりなのに、新しくする必要性が無い。
「はぁ……」
らしくもなく溜息を繰り返すと、先日から吹っ切れたのか遠慮無く酒を呷る。因みに度数は五十超えである。
「むぅ…何か調べてみるかの」
スマホを取り出して、酒片手にポチポチと品を漁る。【柊】の誰かに見られれば大問題にしかならない姿だが、この時間起きる子は居ないので心配無い。一応警戒はしているが。
何か【柊】全体の為になる買い物は無いものかと探すと、ある項目に目を止めた。
「訓練用遊具か……」
ダンジョンという存在が身近な存在になって数年。今では戦闘訓練にも使用可能な遊具が幾つも出てきていた。
(この先探索者になる子らが増えんとも限らんし…妾がここに居る影響を諸に受けておるからのぅ……)
始祖龍としての力を持つ瑠華は、傍で過ごすだけである程度の影響を他者に与えてしまう。なのでほぼ毎日同じベッドで寝ていた奏程ではないものの、【柊】の子達は同年代の一般的な子らより余程探索者に対する適性が高くなってしまっていた。
(まだ誤差程度で済むが……茜の一件があるしのぅ)
先日水族館でモンスター化したシャチの声を聞いた茜は、瑠華の影響を諸に受けたと言える最たる例だ。
そしてこれを機に全員の調査を行った結果、皆大なり小なり瑠華の予測を上回る影響を受けている事が判明した。今の所“覚醒”の兆候がある存在は居なかったが、それも時間の問題だろうと思う。
「……基本的にスキルを得る為のものでは無く、身体能力を向上させる目的で作られた、か」
閲覧しているサイトに掲載されていた文章を読み上げる。昨今においてコモンスキルと呼ばれる部類のスキルの取得方法は大分判明しているが、それでも不明であるものも数多い。
更に言えばそうしたスキルを幼いうちに得ることに否定的な勢力も存在しており、遊具にそうした機能をつける事が忌避される傾向がある。その結果スキルを得る為の道具というものは、今の所基本的にダンジョン協会にしか配備されていない。
「まぁ身体を強くするというのは子供にとって大切ではあるが…」
幸い【柊】の庭にあたる場所は広く、遊具を置く場所には困らない。娯楽が少ないという事も考えれば、遊具を設置するのは得策ではあるのだろう。
それを理解していて尚、瑠華が渋るような言動をしたのには理由がある。
「……その内この施設の子ら全員探索者になるのではなかろうか」
瑠華の影響を受け、ダンジョン適性が向上している子達だ。遊具による遊びを追加した場合、それが更に促進される可能性が非常に高い。
それ自体は健康に育っているという事の証明であり問題は無いが、そのせいで将来が勝手に狭まってしまう事を瑠華は危惧していた。
探索者とは危険と隣り合わせな仕事だ。そんな仕事を、自らが大切にしている子らにやらせたいなどとは思えなかった。
「……じゃがそれも妾の身勝手な意見じゃろうな」
危惧はするが、強制したい訳でも無い。好きなように自由に伸び伸びと育って欲しい。それだけが瑠華が皆に求める事であり、決して本人の意思を捻じ曲げるつもりは無いのだから。
「はぁ……」
何度目かも分からぬ溜息を吐いて、ちびちびと酒を口に運ぶ。子の将来を思う親とはこの様な気持ちだったのかと、瑠華は心底親というものを尊敬した。
「……その点で言えば、コレも将来を思っての親心と呼べるのじゃろうな」
机の上に無造作に置かれた封筒を見遣り、空になったグラスをトンとその隣へ置く。
「何はともあれ、これは妾だけで決めるものではあるまいな」
遊具を設置するにしてもその数は限られる。であれば遊具を設置するか否か、設置するとしてどれを設置するのかを皆で話し合う必要があるだろう。
「まぁ満場一致で設置が決まるのじゃろうが……」
問題視するのはその後の事。確実にどれを設置するかで激しく揉める事になるだろう。今から想像するだけで、瑠華は頭が痛くなるような錯覚に襲われる。
「妾、頭痛とは無縁のはずなのじゃがな……」
もしやガブ飲みした酒のせいかとも思うが、まず有り得ない事なので首を横に振って否定する。
「……茜、そこにおるじゃろ」
唐突に瑠華が階段の方へ声を掛ける。すると暫くは反応が無かったものの、沈黙に耐えかねたのか気まずげな表情を浮かべた茜が漸く姿を現した。
「何をしておる、こんな深夜に」
「えと、その…るー姉とお話、したいなって」
「話? それならば朝でも良かろう」
「…皆、居ない時がいいの」
「………そうか。では茶でも用意するかの」
キッチンに向かってカップを二つ取り出し、カフェインが入っていない紅茶を淹れる。そしてそれを持ってダイニングへと戻り、瑠華の対面に座った茜の前へ置いた。
「ありがと…」
「礼には及ばん。……それで話とは何じゃ?」
紅茶で口を潤し、茜が何かを言おうとして口を開くも、言葉が思い付かないのか直ぐに閉じてしまう。
「……言い難い事か?」
その言葉に、茜が少し戸惑いながらも静かにこくりと頷く。
「であれば妾が思考を直接読む事も出来るが?」
「それ、は…やだ」
「ならば直接話してもらわねば、妾とて分からぬ。急かすつもりは無い故、ゆっくり話すと良い」
「うん……」
チラチラと眼差しを瑠華へと向け、悩むようにうんうんと唸る。少しばかり頬が紅くなっているのを見るに、恥ずかしさがある事を言うつもりなのかと瑠華は首を傾げた。
「……あの、ね」
じっくりと時間を掛け、漸く茜が口を開く。
「るー姉の“大切”になるには、どうすればいい…?」
「………ん?」
「……顔くらい見せれば良いものを」
そう呟く瑠華の表情は、何処と無く柔らかく、そして少しの寂しさを滲ませていた。
瑠華が帰って来た時にポストに入っていたソレは、差出人不明の代物。しかし瑠華は、これが誰によって贈られたのか見当が付いていた。
「はぁ……どうしたものかのぅ」
手を伸ばして持ち上げれば、ズッシリとした重さが手に伝わる。パンパンとはいかずともしっかりと詰まった封筒の中身は、開けずとも分かる。
「寄付金のつもりなのじゃろうが……毎度扱いに困る妾の身にもなって欲しいものじゃ」
実はこうして差出人不明の金が入った封筒が届くのは、初めての事では無い。一個人の寄付金にしては破格過ぎるソレに、瑠華は毎度頭を悩ませていた。
基本的には施設の修繕や、設備を新しくしたり、もしくは増設する為に使っていた。…が、それも頻度というものがある。流石にひと月前に変えたばかりなのに、新しくする必要性が無い。
「はぁ……」
らしくもなく溜息を繰り返すと、先日から吹っ切れたのか遠慮無く酒を呷る。因みに度数は五十超えである。
「むぅ…何か調べてみるかの」
スマホを取り出して、酒片手にポチポチと品を漁る。【柊】の誰かに見られれば大問題にしかならない姿だが、この時間起きる子は居ないので心配無い。一応警戒はしているが。
何か【柊】全体の為になる買い物は無いものかと探すと、ある項目に目を止めた。
「訓練用遊具か……」
ダンジョンという存在が身近な存在になって数年。今では戦闘訓練にも使用可能な遊具が幾つも出てきていた。
(この先探索者になる子らが増えんとも限らんし…妾がここに居る影響を諸に受けておるからのぅ……)
始祖龍としての力を持つ瑠華は、傍で過ごすだけである程度の影響を他者に与えてしまう。なのでほぼ毎日同じベッドで寝ていた奏程ではないものの、【柊】の子達は同年代の一般的な子らより余程探索者に対する適性が高くなってしまっていた。
(まだ誤差程度で済むが……茜の一件があるしのぅ)
先日水族館でモンスター化したシャチの声を聞いた茜は、瑠華の影響を諸に受けたと言える最たる例だ。
そしてこれを機に全員の調査を行った結果、皆大なり小なり瑠華の予測を上回る影響を受けている事が判明した。今の所“覚醒”の兆候がある存在は居なかったが、それも時間の問題だろうと思う。
「……基本的にスキルを得る為のものでは無く、身体能力を向上させる目的で作られた、か」
閲覧しているサイトに掲載されていた文章を読み上げる。昨今においてコモンスキルと呼ばれる部類のスキルの取得方法は大分判明しているが、それでも不明であるものも数多い。
更に言えばそうしたスキルを幼いうちに得ることに否定的な勢力も存在しており、遊具にそうした機能をつける事が忌避される傾向がある。その結果スキルを得る為の道具というものは、今の所基本的にダンジョン協会にしか配備されていない。
「まぁ身体を強くするというのは子供にとって大切ではあるが…」
幸い【柊】の庭にあたる場所は広く、遊具を置く場所には困らない。娯楽が少ないという事も考えれば、遊具を設置するのは得策ではあるのだろう。
それを理解していて尚、瑠華が渋るような言動をしたのには理由がある。
「……その内この施設の子ら全員探索者になるのではなかろうか」
瑠華の影響を受け、ダンジョン適性が向上している子達だ。遊具による遊びを追加した場合、それが更に促進される可能性が非常に高い。
それ自体は健康に育っているという事の証明であり問題は無いが、そのせいで将来が勝手に狭まってしまう事を瑠華は危惧していた。
探索者とは危険と隣り合わせな仕事だ。そんな仕事を、自らが大切にしている子らにやらせたいなどとは思えなかった。
「……じゃがそれも妾の身勝手な意見じゃろうな」
危惧はするが、強制したい訳でも無い。好きなように自由に伸び伸びと育って欲しい。それだけが瑠華が皆に求める事であり、決して本人の意思を捻じ曲げるつもりは無いのだから。
「はぁ……」
何度目かも分からぬ溜息を吐いて、ちびちびと酒を口に運ぶ。子の将来を思う親とはこの様な気持ちだったのかと、瑠華は心底親というものを尊敬した。
「……その点で言えば、コレも将来を思っての親心と呼べるのじゃろうな」
机の上に無造作に置かれた封筒を見遣り、空になったグラスをトンとその隣へ置く。
「何はともあれ、これは妾だけで決めるものではあるまいな」
遊具を設置するにしてもその数は限られる。であれば遊具を設置するか否か、設置するとしてどれを設置するのかを皆で話し合う必要があるだろう。
「まぁ満場一致で設置が決まるのじゃろうが……」
問題視するのはその後の事。確実にどれを設置するかで激しく揉める事になるだろう。今から想像するだけで、瑠華は頭が痛くなるような錯覚に襲われる。
「妾、頭痛とは無縁のはずなのじゃがな……」
もしやガブ飲みした酒のせいかとも思うが、まず有り得ない事なので首を横に振って否定する。
「……茜、そこにおるじゃろ」
唐突に瑠華が階段の方へ声を掛ける。すると暫くは反応が無かったものの、沈黙に耐えかねたのか気まずげな表情を浮かべた茜が漸く姿を現した。
「何をしておる、こんな深夜に」
「えと、その…るー姉とお話、したいなって」
「話? それならば朝でも良かろう」
「…皆、居ない時がいいの」
「………そうか。では茶でも用意するかの」
キッチンに向かってカップを二つ取り出し、カフェインが入っていない紅茶を淹れる。そしてそれを持ってダイニングへと戻り、瑠華の対面に座った茜の前へ置いた。
「ありがと…」
「礼には及ばん。……それで話とは何じゃ?」
紅茶で口を潤し、茜が何かを言おうとして口を開くも、言葉が思い付かないのか直ぐに閉じてしまう。
「……言い難い事か?」
その言葉に、茜が少し戸惑いながらも静かにこくりと頷く。
「であれば妾が思考を直接読む事も出来るが?」
「それ、は…やだ」
「ならば直接話してもらわねば、妾とて分からぬ。急かすつもりは無い故、ゆっくり話すと良い」
「うん……」
チラチラと眼差しを瑠華へと向け、悩むようにうんうんと唸る。少しばかり頬が紅くなっているのを見るに、恥ずかしさがある事を言うつもりなのかと瑠華は首を傾げた。
「……あの、ね」
じっくりと時間を掛け、漸く茜が口を開く。
「るー姉の“大切”になるには、どうすればいい…?」
「………ん?」
15
お気に入りに追加
76
あなたにおすすめの小説
動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!
海夏世もみじ
ファンタジー
旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました
動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。
そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。
しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!
戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

底辺ダンチューバーさん、お嬢様系アイドル配信者を助けたら大バズりしてしまう ~人類未踏の最難関ダンジョンも楽々攻略しちゃいます〜
サイダーボウイ
ファンタジー
日常にダンジョンが溶け込んで15年。
冥層を目指すガチ勢は消え去り、浅層階を周回しながらスパチャで小銭を稼ぐダンチューバーがトレンドとなった現在。
ひとりの新人配信者が注目されつつあった。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる