6 / 124
6話
しおりを挟む
次の日。朝早くから二人はダンジョン協会へと赴いていた。
「こういう行事は何やら予約が必要と聞くが?」
「探索者になる為の試験は常に受付してるんだって。流石に実技試験と実地試験は職員の都合が付けばになるから、それだけは少し待つ事になるみたいだけどね?」
筆記試験に関しては複数ある問題の中からその時々に選ばれるものなので、予約をせずとも受けられるのだ。
「ようこそダンジョン協会へ。どういった御用件でしょうか」
「探索者の試験を受けに来ました!」
「かしこまりました。お二人ですね、お名前をお教えくださいますか?」
「柊 奏です!」
「同じく、柊 瑠華じゃ」
「……はい、登録が完了致しました。こちらの札をお持ちになって、二階の試験室A-2へ向かって下さい」
「分かりました!」
二人分の札を受け取った奏が、跳ねるような足取りで階段へと向かう。その正に待ちきれないといった様子を眺めていた瑠華は苦笑を浮かべ、周りへと視線を流した。
(…そこまでの強さは居ないのう)
……忘れているだろうが、瑠華は他とは隔絶した力を持つ存在である。そんな存在に対して愚かにも刃を向けてきた者たちは、当然の事ながら誰もが一騎当千の強者。それらが瑠華にとっての“当たり前”の比較対象であるのだから、そもそも基準がおかしいのである。
案内を受けた部屋へと入れば、他にも数人が既に着席していた。どうやら今日同じように試験を受ける人はまぁまぁ居るらしい。
「うわぁ…凄い子来た…」
「真っ白…」
チラホラと目線を瑠華へと向けた人からそんな声が零れる。
「瑠華ちゃんの白髪、やっぱり目立つね」
「そうじゃのう…」
瑠華は両親との繋がりを弾いてしまったので、その容姿はレギノルカとしての面が強く出てしまっている。
艶がある白髪に、深い深紅の瞳。病的なまでに真っ白な肌。それは瑠華が注目を集めるには十分な要素だった。
「アルビノって言うんだったっけ」
「厳密には違うが…まぁその様なものじゃの」
瑠華の色素がまるで無いのは、それが“原初”であるからだ。なので原理からしてアルビノとは異なっているが…まぁそれを正直に告げる必要も無い。
目線を感じつつも二人で部屋の端にある席へと座ると、少ししてダンジョン協会の職員と思しき女性が部屋へと入って来た。
「初めまして。ダンジョン協会の職員の梓沙と言います。これから筆記試験を始めます…が、落ち着いて解けばまず問題無いので、しっかりと問題文を読んで回答して下さい」
その後諸注意等を告げて、梓沙が問題を配る。その間、瑠華の眼差しは梓沙を追い掛けていた。
(…強い部類の人間かの。あ奴ら程では無いが、それなりじゃな)
実際瑠華の評価は間違っていない。ダンジョン協会の職員は基本的にダンジョン適性が高い者が多いのだ。
「では、始めてください」
◆ ◆ ◆
「───はい、そこまでです。次は実技試験ですので、この部屋を出て一階にある第三訓練場に向かって下さい」
問題は机に置いたまま、ぞろぞろと試験を受ける予定の人達が部屋を出ていく。
その後ろを二人がついて行こうとしたのだが、梓沙によって止められてしまった。
「奏さんと瑠華さんでしたね。適性がA以上のお二人は実技試験を免除出来ますが、どうしますか?」
どうやら試験の間に二人については調べが付いていたようだ。瑠華は目立つ容姿をしているし、奏もまた茶髪に空色の瞳という特徴的な容姿をしているので調べるのは容易かっただろう。
「ふむ…」
その提案を聞いて瑠華は奏へと目線を向ける。瑠華が言わんとする事を理解した奏は、瑠華に代わって前へと出た。
「有難いですけど遠慮します。適性が高くても戦うセンスがあるとは限らないので」
「確かにその様な考え方もありますね。呼び止めてしまい申し訳ありません」
「いえいえ!」
そうして梓沙へと頭を下げて二人で部屋を出ると、奏がドヤ顔で瑠華へと向き直った。
「ふふん」
「……まぁ良い受け答えであったとは思うがの」
「でしょ! これぞ探索者って感じ出せたかなっ?」
「それは妾には分からぬよ。だがその心意気は良いものじゃ」
「…な、なんか照れるな」
「ほれ。早く行かねば迷惑になるぞ」
「あ、うん!」
恐らくは既に始まっているのだろうが、それでも遅れている以上は出来る限り急いだ方が良いだろう。
「一階の訓練場……」
「第三と言っておったな…あそこではないか?」
一階に並んだ数々の扉の内、『第三訓練場』と書かれた扉を無事見付けてその扉に手を掛ける。
(…空間系の魔法か?)
僅かに感じた魔法の気配に少しばかり身体を固くしつつ、その扉の向こうへと踏み入れる。
「……え、ここ室内だよね?」
「のはずじゃ」
奏が目を点にするのも無理は無い。なにせ目の前には、晴れ渡る青空と広々としたグラウンドが広がっていたのだから。
「空間系の魔法による空間拡張と、幻影じゃの。見た目ほどは広くない場所じゃ」
「へー…」
訓練場に掛けられた魔法を看破する事など造作もない。しかしそこそこ高度な魔法である事は確かなので、瑠華は人知れず感心していた。
グラウンドの中心付近では先程の部屋に居た人達が集まっていた為、二人も駆け足でその場へと向かう。
「次は…あぁ来ましたね」
「すいません、お待たせしてしまいましたか?」
「いいえ、丁度ですよ。では今来たお二人には改めて説明しますね。終えられた方は先に控え室でお待ち下さい」
そうしてグラウンドに残されたのは、試験官である協会職員と瑠華達三人。
「これから実技試験を行います。内容は簡単な模擬戦になりますが、これは武器の適性を見るものであり結果は重要では無いので、気を楽にして行って構いません」
その後試験官が指し示したのは、剣や盾、槍、刀、弓、銃etc…と、グラウンドに並んだ多種多様な武器の数々。
「この中から直感で選んで下さい。ダンジョン適性が高い場合、それが最も本人に合致した武器になりますから」
「分かりました!」
並んだ武器をキラキラとした目で見詰める奏とは対照的に、瑠華は少しばかり困惑していた。
(妾、爪の方がよっぽど強いのじゃが…?)
元々人ではない瑠華にとって、武器は扱った事がない物だ。何せそんな物より自分の身体の方が頑丈で強いのだから。
「ふむ…ならば…」
瑠華は今の自分に足りていないものは何かを考える。
鱗や爪は一応出せるのだが、それでも今の瑠華には足りないもの。それは……身体の大きさだ。
身体の大きさは間合いの広さに直結する。人としても比較的小柄である瑠華は、間合いが少し狭い。ならばそれを補える武器が良いだろう。
「決めた! これ!」
少し考えている間に、奏はどうやらピンとくる武器があったようだ。
「それは……刀かえ?」
「うん。ただの剣とかより使い易い気がして」
女性の筋力で鉄の塊である剣を使うのは難しい。刀も確かにその部類には入るが、幾分か楽ではあるのだろう。
「瑠華ちゃんは?」
「妾は…これにしようかの」
瑠華が目を付けたのは、一本の薙刀だった。
間合いを広げる。つまりはリーチの長い武器が必要になる訳で、それならば一般的には槍が適しているだろう。
しかし槍は攻撃手段が叩くか刺すかの二通りしかないのに比べ、薙刀であればそれに斬るという手段が増える事になる。
例え徒手空拳でも問題無いとはいえ、攻撃手段が多いに越したことはないのだ。
「こういう行事は何やら予約が必要と聞くが?」
「探索者になる為の試験は常に受付してるんだって。流石に実技試験と実地試験は職員の都合が付けばになるから、それだけは少し待つ事になるみたいだけどね?」
筆記試験に関しては複数ある問題の中からその時々に選ばれるものなので、予約をせずとも受けられるのだ。
「ようこそダンジョン協会へ。どういった御用件でしょうか」
「探索者の試験を受けに来ました!」
「かしこまりました。お二人ですね、お名前をお教えくださいますか?」
「柊 奏です!」
「同じく、柊 瑠華じゃ」
「……はい、登録が完了致しました。こちらの札をお持ちになって、二階の試験室A-2へ向かって下さい」
「分かりました!」
二人分の札を受け取った奏が、跳ねるような足取りで階段へと向かう。その正に待ちきれないといった様子を眺めていた瑠華は苦笑を浮かべ、周りへと視線を流した。
(…そこまでの強さは居ないのう)
……忘れているだろうが、瑠華は他とは隔絶した力を持つ存在である。そんな存在に対して愚かにも刃を向けてきた者たちは、当然の事ながら誰もが一騎当千の強者。それらが瑠華にとっての“当たり前”の比較対象であるのだから、そもそも基準がおかしいのである。
案内を受けた部屋へと入れば、他にも数人が既に着席していた。どうやら今日同じように試験を受ける人はまぁまぁ居るらしい。
「うわぁ…凄い子来た…」
「真っ白…」
チラホラと目線を瑠華へと向けた人からそんな声が零れる。
「瑠華ちゃんの白髪、やっぱり目立つね」
「そうじゃのう…」
瑠華は両親との繋がりを弾いてしまったので、その容姿はレギノルカとしての面が強く出てしまっている。
艶がある白髪に、深い深紅の瞳。病的なまでに真っ白な肌。それは瑠華が注目を集めるには十分な要素だった。
「アルビノって言うんだったっけ」
「厳密には違うが…まぁその様なものじゃの」
瑠華の色素がまるで無いのは、それが“原初”であるからだ。なので原理からしてアルビノとは異なっているが…まぁそれを正直に告げる必要も無い。
目線を感じつつも二人で部屋の端にある席へと座ると、少ししてダンジョン協会の職員と思しき女性が部屋へと入って来た。
「初めまして。ダンジョン協会の職員の梓沙と言います。これから筆記試験を始めます…が、落ち着いて解けばまず問題無いので、しっかりと問題文を読んで回答して下さい」
その後諸注意等を告げて、梓沙が問題を配る。その間、瑠華の眼差しは梓沙を追い掛けていた。
(…強い部類の人間かの。あ奴ら程では無いが、それなりじゃな)
実際瑠華の評価は間違っていない。ダンジョン協会の職員は基本的にダンジョン適性が高い者が多いのだ。
「では、始めてください」
◆ ◆ ◆
「───はい、そこまでです。次は実技試験ですので、この部屋を出て一階にある第三訓練場に向かって下さい」
問題は机に置いたまま、ぞろぞろと試験を受ける予定の人達が部屋を出ていく。
その後ろを二人がついて行こうとしたのだが、梓沙によって止められてしまった。
「奏さんと瑠華さんでしたね。適性がA以上のお二人は実技試験を免除出来ますが、どうしますか?」
どうやら試験の間に二人については調べが付いていたようだ。瑠華は目立つ容姿をしているし、奏もまた茶髪に空色の瞳という特徴的な容姿をしているので調べるのは容易かっただろう。
「ふむ…」
その提案を聞いて瑠華は奏へと目線を向ける。瑠華が言わんとする事を理解した奏は、瑠華に代わって前へと出た。
「有難いですけど遠慮します。適性が高くても戦うセンスがあるとは限らないので」
「確かにその様な考え方もありますね。呼び止めてしまい申し訳ありません」
「いえいえ!」
そうして梓沙へと頭を下げて二人で部屋を出ると、奏がドヤ顔で瑠華へと向き直った。
「ふふん」
「……まぁ良い受け答えであったとは思うがの」
「でしょ! これぞ探索者って感じ出せたかなっ?」
「それは妾には分からぬよ。だがその心意気は良いものじゃ」
「…な、なんか照れるな」
「ほれ。早く行かねば迷惑になるぞ」
「あ、うん!」
恐らくは既に始まっているのだろうが、それでも遅れている以上は出来る限り急いだ方が良いだろう。
「一階の訓練場……」
「第三と言っておったな…あそこではないか?」
一階に並んだ数々の扉の内、『第三訓練場』と書かれた扉を無事見付けてその扉に手を掛ける。
(…空間系の魔法か?)
僅かに感じた魔法の気配に少しばかり身体を固くしつつ、その扉の向こうへと踏み入れる。
「……え、ここ室内だよね?」
「のはずじゃ」
奏が目を点にするのも無理は無い。なにせ目の前には、晴れ渡る青空と広々としたグラウンドが広がっていたのだから。
「空間系の魔法による空間拡張と、幻影じゃの。見た目ほどは広くない場所じゃ」
「へー…」
訓練場に掛けられた魔法を看破する事など造作もない。しかしそこそこ高度な魔法である事は確かなので、瑠華は人知れず感心していた。
グラウンドの中心付近では先程の部屋に居た人達が集まっていた為、二人も駆け足でその場へと向かう。
「次は…あぁ来ましたね」
「すいません、お待たせしてしまいましたか?」
「いいえ、丁度ですよ。では今来たお二人には改めて説明しますね。終えられた方は先に控え室でお待ち下さい」
そうしてグラウンドに残されたのは、試験官である協会職員と瑠華達三人。
「これから実技試験を行います。内容は簡単な模擬戦になりますが、これは武器の適性を見るものであり結果は重要では無いので、気を楽にして行って構いません」
その後試験官が指し示したのは、剣や盾、槍、刀、弓、銃etc…と、グラウンドに並んだ多種多様な武器の数々。
「この中から直感で選んで下さい。ダンジョン適性が高い場合、それが最も本人に合致した武器になりますから」
「分かりました!」
並んだ武器をキラキラとした目で見詰める奏とは対照的に、瑠華は少しばかり困惑していた。
(妾、爪の方がよっぽど強いのじゃが…?)
元々人ではない瑠華にとって、武器は扱った事がない物だ。何せそんな物より自分の身体の方が頑丈で強いのだから。
「ふむ…ならば…」
瑠華は今の自分に足りていないものは何かを考える。
鱗や爪は一応出せるのだが、それでも今の瑠華には足りないもの。それは……身体の大きさだ。
身体の大きさは間合いの広さに直結する。人としても比較的小柄である瑠華は、間合いが少し狭い。ならばそれを補える武器が良いだろう。
「決めた! これ!」
少し考えている間に、奏はどうやらピンとくる武器があったようだ。
「それは……刀かえ?」
「うん。ただの剣とかより使い易い気がして」
女性の筋力で鉄の塊である剣を使うのは難しい。刀も確かにその部類には入るが、幾分か楽ではあるのだろう。
「瑠華ちゃんは?」
「妾は…これにしようかの」
瑠華が目を付けたのは、一本の薙刀だった。
間合いを広げる。つまりはリーチの長い武器が必要になる訳で、それならば一般的には槍が適しているだろう。
しかし槍は攻撃手段が叩くか刺すかの二通りしかないのに比べ、薙刀であればそれに斬るという手段が増える事になる。
例え徒手空拳でも問題無いとはいえ、攻撃手段が多いに越したことはないのだ。
20
お気に入りに追加
72
あなたにおすすめの小説
動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!
海夏世もみじ
ファンタジー
旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました
動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。
そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。
しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!
戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2024年10月下旬に、第2巻刊行予定です
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
俺の召喚獣だけレベルアップする
摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話
主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った
しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった
それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する
そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった
この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉
神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく……
※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!!
内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません?
https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html
目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる