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第2章 王都 学園初等部生活編
第23話 王都到着
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次の日、盗賊たちは昨日と引き続き大人しく付いてきた。
馬車で進むこと約3時間くらいかな?とうとう王都らしき城壁が見えてきた。
「大きい...」
思わず声に出てしまうほど、大きかった。高さは30~40メートルくらいはありそう。
「ふふふっ。この王都レガントはこのメルギア大陸でも1番大きい都だからね」
へー。ちなみにこの大陸にも国はそれぞれ存在する。私たちが今いるのは『ヴィルヌーヴ王国』という国で、このメルギア大陸のちょうど真ん中に位置するらしい。そして、この王都はさらにその国の真ん中、つまり、この大陸の真ん中にある。その影響で、様々な国との交流が盛んで、発展したんだとか。
「とりあえず門に並びましょう」
この王都に入るための検問所みたいなところに並ぶらしい。もう既にだいぶ人がいる。入るのは時間がかかりそうだ。
その後さらに1時間ほどかけてやっと順番が回ってきた。
「はい、次!身分証を」
「はい、これです」
シャガルさんがなんか金属っぽいプレートを渡してる。あれが身分証かな?
「よし、馬車の中の者は?」
「まだ身分証がないんです。俺たちが保証人になります」
「そうか、なら税金として銅貨3枚を1人当たり払ってもらうぞ」
「はい、2人なので銅貨6枚です」
「うむ、確かに。それとそいつらは盗賊か?」
「ええ、そうです。最近周辺を騒がせていたやつですよ」
「おお!なら後で詰所まで連れてきてくれ」
「分かりました」
「よし、これで検査は終わりだ。ようこそ!王都レガントへ!」
大体20分くらいで終わった。シャガルさんたちは税金を払っていないあたり、身分証があると払わなくていいのかな?
「ねえねえ、シャガルさんたちは税金払わなくていいの?」
「うん?ああ、俺たちはハンターだからな」
「ハンターだったら払わなくていいの?」
「ああ、その代わり依頼を受けなきゃならんがな。お前たちも腕はいいんだし、入ってみたらどうだ?」
ハンターか...確かに街の外にも出たいから、なっといたほうがいいかもね。時間はあるんだしやってみようかな?
「どうするの?」
「冒険者ギルドの受付で登録すればいい。なりたいのか?」
「うーん、まだ考えとく」
そんなすぐに決められない。親に許可もいるかもしれないしね。ところで、どこにいってるんだろ?
「どこに向かうの?」
「なんだ、きいてなかったのか?」
そんなこと言ってたっけ?
「まぁ、すぐ着くよ」
そう言われて待っていると、しばらく経って馬車が止まった。
「着いたぞ」
そう言われて外に出てみると、そこにあったのはでっかい屋敷だった。
「なに?ここ...」
「あ、やっと着いたのね!」
女の人の高い声が聞こえたので、聞こえた方を向くと、綺麗な女の人がいた。耳がとんがっているからエルフかな?
「あなたがフィリアちゃんで...こっちがベルちゃんね」
「「え?!」」
どうして名前を知ってるの?
「あれ?マリアからきいてなかったの?この王都で私があなた達の世話を任されてるのよ」
呼び捨てにしているあたり、友達みたいだ。
「まぁ、正確には私たちだけどね。今居ないから後でね」
まだいるのか。でも王都のことはなにもわかんないからありがたいね。
「初めまして。フィリアと言います。よろしくお願いします」
こういうのは最初が肝心だよね。
「そういう固っ苦しいのはなしよ。私は"カトリーナ"よ。気軽にリーナって呼んでね」
へー。カトリーナか、いい名前だね。
「じゃあサインを貰えますか?」
「あ、はいはい」
紙にサインを書くことで依頼完了扱いになるらしい。
「では、俺たちはこれで」
「ええ、ありがとね」
シャガルさんたちは去っていった。ちなみに盗賊はここに来る前に詰所に連れていった。
「さ、立ち話ばっかしてないで、さっさと中に入りましょ。荷物の整理はまた今度ね」
私の荷物はアイテムボックスにはいってるからいいけど、ベルの分のことだろう。
私たちは家というか屋敷の中にはいった。中はゴテゴテの装飾なんてなくて、落ち着いた雰囲気だった。元日本人としてとても落ち着く感じだ。
「ふふふっ。気に入ったみたいね」
「うん!」
早速口調を崩してみたけど、たいして気にもされなかった。まぁ、7歳の子供は普通敬語なんて使わんか。
しばらく長い廊下を歩いて、部屋に入った。そこには大きなテーブルがあった。
「疲れてるでしょうから、お昼にしましょ」
そう言って席に座らせ、使用人と思しき人に食事を頼んでいた。10分後には温かい食事が出てきて驚いた。
メニューはあっさりとした野菜スープにステーキだった。
「どう?」
「とっても美味しいです!!」
ベルはご満悦のようだ。私も食べてみると、臭いやクセがなくて、とても食べやすかった。
「その肉はオーク肉なのよ」
「「え!?」」
まじか!でも美味しいから別に気にしない。
その後30分ほどで食べ終わった。...やっぱりお米が欲しい。調べてみるとどうやらエルフの里なんかに自生してるらしい。ただ、食用ではなく家畜の餌になってるらしい。もったいない!!
なので、この王都でも比較的安く手に入るみたい。お小遣いは貰ってるし、後で売ってる場所調べて買っておこうと思う。
「さて、この後なにかしたいこととかある?」
食後の紅茶を飲みながらカトリーナ...リーナが聞いてきた。どうするかな...
「あ!なら冒険者ギルドで登録のお話を聞きたい!」
まだ登録するか分かんないけどとりあえず話だけでも聞いておきたい。
「冒険者ギルド?登録するの?」
「うーん...とりあえず聞くだけかな?」
「そう、なら大丈夫そうね。私もいくわ」
という訳で一緒に行くことになった。ベルに聞いてないことを思い出して聞いてみると...
「フィリアちゃんが行くなら私も行く!」
という訳らしい。
そして、冒険者ギルドはここから歩いて向かうのだとか。漫画とかでよくある感じなのかワクワクしながら、屋敷を出発した。
馬車で進むこと約3時間くらいかな?とうとう王都らしき城壁が見えてきた。
「大きい...」
思わず声に出てしまうほど、大きかった。高さは30~40メートルくらいはありそう。
「ふふふっ。この王都レガントはこのメルギア大陸でも1番大きい都だからね」
へー。ちなみにこの大陸にも国はそれぞれ存在する。私たちが今いるのは『ヴィルヌーヴ王国』という国で、このメルギア大陸のちょうど真ん中に位置するらしい。そして、この王都はさらにその国の真ん中、つまり、この大陸の真ん中にある。その影響で、様々な国との交流が盛んで、発展したんだとか。
「とりあえず門に並びましょう」
この王都に入るための検問所みたいなところに並ぶらしい。もう既にだいぶ人がいる。入るのは時間がかかりそうだ。
その後さらに1時間ほどかけてやっと順番が回ってきた。
「はい、次!身分証を」
「はい、これです」
シャガルさんがなんか金属っぽいプレートを渡してる。あれが身分証かな?
「よし、馬車の中の者は?」
「まだ身分証がないんです。俺たちが保証人になります」
「そうか、なら税金として銅貨3枚を1人当たり払ってもらうぞ」
「はい、2人なので銅貨6枚です」
「うむ、確かに。それとそいつらは盗賊か?」
「ええ、そうです。最近周辺を騒がせていたやつですよ」
「おお!なら後で詰所まで連れてきてくれ」
「分かりました」
「よし、これで検査は終わりだ。ようこそ!王都レガントへ!」
大体20分くらいで終わった。シャガルさんたちは税金を払っていないあたり、身分証があると払わなくていいのかな?
「ねえねえ、シャガルさんたちは税金払わなくていいの?」
「うん?ああ、俺たちはハンターだからな」
「ハンターだったら払わなくていいの?」
「ああ、その代わり依頼を受けなきゃならんがな。お前たちも腕はいいんだし、入ってみたらどうだ?」
ハンターか...確かに街の外にも出たいから、なっといたほうがいいかもね。時間はあるんだしやってみようかな?
「どうするの?」
「冒険者ギルドの受付で登録すればいい。なりたいのか?」
「うーん、まだ考えとく」
そんなすぐに決められない。親に許可もいるかもしれないしね。ところで、どこにいってるんだろ?
「どこに向かうの?」
「なんだ、きいてなかったのか?」
そんなこと言ってたっけ?
「まぁ、すぐ着くよ」
そう言われて待っていると、しばらく経って馬車が止まった。
「着いたぞ」
そう言われて外に出てみると、そこにあったのはでっかい屋敷だった。
「なに?ここ...」
「あ、やっと着いたのね!」
女の人の高い声が聞こえたので、聞こえた方を向くと、綺麗な女の人がいた。耳がとんがっているからエルフかな?
「あなたがフィリアちゃんで...こっちがベルちゃんね」
「「え?!」」
どうして名前を知ってるの?
「あれ?マリアからきいてなかったの?この王都で私があなた達の世話を任されてるのよ」
呼び捨てにしているあたり、友達みたいだ。
「まぁ、正確には私たちだけどね。今居ないから後でね」
まだいるのか。でも王都のことはなにもわかんないからありがたいね。
「初めまして。フィリアと言います。よろしくお願いします」
こういうのは最初が肝心だよね。
「そういう固っ苦しいのはなしよ。私は"カトリーナ"よ。気軽にリーナって呼んでね」
へー。カトリーナか、いい名前だね。
「じゃあサインを貰えますか?」
「あ、はいはい」
紙にサインを書くことで依頼完了扱いになるらしい。
「では、俺たちはこれで」
「ええ、ありがとね」
シャガルさんたちは去っていった。ちなみに盗賊はここに来る前に詰所に連れていった。
「さ、立ち話ばっかしてないで、さっさと中に入りましょ。荷物の整理はまた今度ね」
私の荷物はアイテムボックスにはいってるからいいけど、ベルの分のことだろう。
私たちは家というか屋敷の中にはいった。中はゴテゴテの装飾なんてなくて、落ち着いた雰囲気だった。元日本人としてとても落ち着く感じだ。
「ふふふっ。気に入ったみたいね」
「うん!」
早速口調を崩してみたけど、たいして気にもされなかった。まぁ、7歳の子供は普通敬語なんて使わんか。
しばらく長い廊下を歩いて、部屋に入った。そこには大きなテーブルがあった。
「疲れてるでしょうから、お昼にしましょ」
そう言って席に座らせ、使用人と思しき人に食事を頼んでいた。10分後には温かい食事が出てきて驚いた。
メニューはあっさりとした野菜スープにステーキだった。
「どう?」
「とっても美味しいです!!」
ベルはご満悦のようだ。私も食べてみると、臭いやクセがなくて、とても食べやすかった。
「その肉はオーク肉なのよ」
「「え!?」」
まじか!でも美味しいから別に気にしない。
その後30分ほどで食べ終わった。...やっぱりお米が欲しい。調べてみるとどうやらエルフの里なんかに自生してるらしい。ただ、食用ではなく家畜の餌になってるらしい。もったいない!!
なので、この王都でも比較的安く手に入るみたい。お小遣いは貰ってるし、後で売ってる場所調べて買っておこうと思う。
「さて、この後なにかしたいこととかある?」
食後の紅茶を飲みながらカトリーナ...リーナが聞いてきた。どうするかな...
「あ!なら冒険者ギルドで登録のお話を聞きたい!」
まだ登録するか分かんないけどとりあえず話だけでも聞いておきたい。
「冒険者ギルド?登録するの?」
「うーん...とりあえず聞くだけかな?」
「そう、なら大丈夫そうね。私もいくわ」
という訳で一緒に行くことになった。ベルに聞いてないことを思い出して聞いてみると...
「フィリアちゃんが行くなら私も行く!」
という訳らしい。
そして、冒険者ギルドはここから歩いて向かうのだとか。漫画とかでよくある感じなのかワクワクしながら、屋敷を出発した。
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