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第一章:天醒

第7話:作製

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「母さん、ウチってさ」

「どうしたの?」

「寒村に住む割りには裕福だよね?」

「……そうね」

 寒村とはいえ王都に程近いアーメット村だったが、村人は家無き子こそいない様でも、やはり貧しい村と云うしかない。

 そんな中でもユートの家やシーナの家は、何故だか他に比べても裕福層だ。

 余り贅沢三昧をしていないとはいっても、少なくとも三食昼寝付きの子供なぞアーメット村でもユートの家とシーナの家くらい。

「母さんが伯爵家の娘なのは聞いてるけど、父さんと駆け落ちしたから勘当されてるんだよね? なら支援は貰えない筈だし……」

 アウローラ伯爵家は同じ爵位の中でもトップクラスの金持ちだが、勘当をした娘に支援をしてやる事など確かに無かった。

「サリュートさんの稼ぎが良いからね」

「父さんの? やっぱ冒険者ランクAだしな……」

 冒険者として動いているサリュート、ギルドに於けるランクはAと高い。

 ランクが高ければ当然、高ランクの依頼を受ける事も出来るし、ランクの高い依頼は相応となるであろう高額の報酬が出る。

 家族がちょっと裕福に暮らせる程度には。

 だからか毎年毎年、多くの英達を求めて冒険者志願の子供が出てくる。

 貴族でも三男から下は、騎士になるのか思い切って冒険者になるのか、どちらかを大抵は選択した。

 騎士は日本風に考えれば公務員、王国に仕えて出世を目論むのが普通。

 騎士団長ともなれば子爵待遇が約束され、副団長で男爵待遇という名誉貴族位を与えられる。

 次代に継がせられないという意味では勲爵士と変わらないが、待遇は当然ながらガラッと変わった。

 貴族の子息で爵位を継げない者は、騎士になっての栄進こそが花道オンステージである。

 とはいえ、騎士の給金は薄給とまでは云わないまでも其処まで高くはない。

 十人長や百人長という、安上がりな位でも役職給が付くだけマシな扱いだし、若い内は本当に苦労をする場合が多かった。

 冒険者は冒険者で危険な仕事が有るし、EとかDでランクが低いと毎日の様に身を危険に晒していても、稼ぎが余り良くないというのがザラ。

 どちらも戦闘職だけど、若い内に苦労するのは一緒な訳だが、騎士より冒険者の方に往く貴族の子息が居るのは、実力さえ示したらランクが上がるからだ。

 騎士の位は強ければ上がる訳ではないし、実力が確かなら手っ取り早く稼げると認識をされていた。

 事実、サリュートは結婚というか駆け落ちをした年はまだ大したランクではなかったが、すぐに頭角を顕して十数年が経った今ではランクAの高額報酬取り。

 平騎士が十数年で獲られる給金、それの何倍も稼げてしまうのだ。

「サリュートさんと出逢ったのは一六年前。あの人が一七歳で私が一四歳の頃、偶々組んでいた高ランクの冒険者……というか師匠の方にくっ付いて護衛依頼を受けた時ね」

「師匠?」

「叔父様、サリュートさんのお父様の弟さんよ」

「……」

 やはり、サリュートの技は一族伝来のものらしく、となるとユートの血筋とは未だに緒方なのか。

「まあ、何やかんやあって相思相愛の仲になったのだけどね……」

 当たり前だがアウローラ伯爵が認めない。

 高ランクの冒険者に貴族が娘や妹を嫁がせ、繋ぎ止めるという手段はあったのだが、当時のサリュートは成人から二年しか経っていなかったし、王立学院にも通っていなかった事も手伝って、更には叔父の方針もありランクがEとまだ低い状態だった。

 せめて一人前を越えたと自称が出来、他称もされる
ランクCならば有り得たかも知れないし、アウローラ伯爵に余程の先見性があれば或いは……

 だが、どちらも無かったから当然の様に反対され、ユリアナは家出をしてまでサリュートと駆け落ちし、結局はアウローラ伯爵家から勘当されてしまった。

「最初は苦労の連続ね」

「そりゃそうだ」

 ランクE程度の半人前な冒険者の稼ぎなぞ、其処らの下っ端な騎士見習いよりマシ程度、正騎士の初年度初給料よりちょっと下くらいのもの。

 扶養家族を養う甲斐性がそうある筈もない。

「お父様も嫌味がてら別れれば帰って来ても構わない……なんて言ったわ」

 勿論、帰らなかったから現在いまがある訳で。

「でもね、お隣のシーナちゃんの家が色々と面倒を見てくれて、お陰で貴族だった私も一端の若奥様に見られる様にもなったのよ」

 正式に結婚したのは翌年にユリアナが一五歳になってからで、一八歳の頃になってサリュートもランクCとなったから、生活が安定したのを切っ掛けに子作りに励み、一九歳で妊娠して二〇歳になる頃にユートが誕生したのだ。

「お隣さんでもシーナちゃんが生まれて、そうして今を生きているわ。それに、ユートが誕生をする頃にはサリュートさんもランクB冒険者になったし、数年で更にランクAとなったわ。お父様も慌てたでしょう、本来ならアウローラ伯爵領に誕生する筈だったランクA冒険者が、王都のギルドで活動しているのだもの」

「慌てた?」

「冒険者ランクAはね? 勲爵士を授与されるのよ」

「──はい?」

 世にランクA以上の冒険者は少ない、ランクSともなれば片手で数えられる。

 理由の一つが、所属をするギルドの領主から勲爵士の敍爵をされるからだ。

 チンピラ冒険者に与えようとは思えまい。

「ランクSともなるとね、子供に後継が可能な準男爵の爵位を与えられるもの」

「んなっ!?」

 ランクS冒険者。

 それは正に化け物クラスの存在、そもそもランクAとはそれに近いからこそ、勲爵士の敍爵をして国へと括り付けている。

 ランクSが国から出奔するなど、基本的に国としての威信やら何やらが傷付く所業、準男爵の爵位を与えてでも括りたいものだ。

 とはいえ、貴族としては下級でしかない。

 それでも領地を与えられるでも、役職を貰えるでもない自由な法衣貴族な為、もっと上の貴族が婿に迎えてみたり、逆に嫁に出したりと優秀な遺伝子──という概念は無いが──を取り込もうとして、結局は高い地位を得る事も侭有る。

 準男爵位は国王でないと与えられないが、勲爵士は男爵以上の爵位を持っている在地貴族が与える権利を国王から貰っていた。

 在地貴族限定なのは勲爵士の敍爵は飽く迄、ランクA冒険者を領地に括る建前があるからだ。

 何しろ、敵国に出奔された後に戦争になり強敵として現れました……などと、泣きたくなる話は困る。

 爵位を与えて国の貴族に取り立てるのは、正に危険な人物を監視するのが目的という訳だ。

「ん? って事は父さん、貴族なのか!?」

「ええ、妻の私も扱いとしては貴族ね。だけど」

「僕は違うよね」

 頷くユリアナ。

 基本的に一代限りの爵位である勲爵士、離婚しなければ一生を寄り添う妻なら兎も角、子供は大人になれば親元を離れる。

 だから勲爵士の子供に、貴族としての恩恵は無いに等しい。 

 子供の内はある程度だが恩恵も受けるが、ユートはそもそもサリュートが貴族の一員だとは気付いてすらいなかった程だ。

 そして、アウローラ伯爵は何とかサリュートと和解したいと考えていたけど、娘を勘当したり嫌味を言ったりした手前、中々に難しい状況だったと云う。

「まあ、実はちょっとした話もあるの」

「話?」

「私のお兄様が少し前に亡くなられたのだけど、お姉様は既に嫁がれていてアウローラ伯爵家の後継者問題が持ち上がってね」

「王候貴族ならありがちだと思うけど?」

「そうね。問題はお兄様に娘が一人しか居ないという事なのよ」

「つまり、僕の血筋的には従姉という事?」

「ユートより一つ歳上ね。お義姉様も肩身が狭い思いでしょう」

「それもありがちだね」

 他家に入る貴族子女……その役割は後継者を生むという事だ。

 基本的に嫡男を生まねばならないが、ユリアナの兄とその妻の間にはユートより一年早く生まれた娘だけしか居らず、夫婦の営みをどれだけ重ねてもそれからは懐妊しなかったらしい。

 妾は疎か側室すら居なかった為、長女だけしか今のアウローラ伯爵家には存在していない。

伯爵の長女、ユリアナの実の姉は隣国の伯爵家へと嫁ぎ、嫡男と長女を生んだらしいがまさか嫡男をくれなんて言えないし。

 次男でも居れば養子にと言えるだろうが……

「若しかして話って」

「そう、ユートをお兄様の娘さんへの婿養子にって」

「うわぁ……」

 これである意味では貴族らしい、謂わば『オホホ』系のお嬢様だったりしたら笑えない冗談だろう。

 浪費家で自分中心天動説なお嬢様なぞ、ユート的には遠慮をしたい相手だ。

「厭そうね?」

「だってさ、高飛車浪費家嫌味屋なお嬢様だったら、殴り飛ばしたくなるし」

「貴方は仮にも従姉をどんな目で見てるの? 心配しなくても可愛らしい娘よ? お兄様が御存命の頃に、会わせて頂いたもの」

「それ、いつの話? それから『オホホ』に超進化や究極進化をしている可能性とかは?」

「二年前よ。お兄様は教育を確りなさっておいでだったから、そんなバカな子には育っていない筈」

「ふーん。いずれにしても余り興味は無いけどね」

 まあ、もっと早い内なら『NAISEIちーと』とかやってみたいとか思ったかも知れないが、今は刀舞の鍛え直しや折角のスキルだから、魔導具造りだとかもやってみたい。

 貴族になるのも悪い選択ではないけど、少なくともアウローラ伯爵家の必要性は無かった。

 サリュートみたくランクをAまで上げ、勲爵士でもなれば充分とも云える。

「そういえば、さっきからの話とは関係が無いけど、暖炉は在るといっても部屋とかは寒々しいよね?」

「え? それはこの場なら兎も角、各部屋にまで暖炉は付けられないから」

 リビングに当たる大部屋には暖炉が設置されるが、まさか各個人の部屋にまでそんな物は造れない。

 暖炉には煙突が必要で、各部屋にまで付けたら屋根が煙突だらけになる。

「冬とかはどうするの?」

「いつも此処で火を絶やさずに寝てるでしょ?」

「あ、ああ! そうだったっけね……」

 裕福だから可能な荒業、暖炉の燃料たる薪も無料ではないのだから。

(一酸化中毒が怖いな)

「まあ、私はサリュートさんと一緒に寝るから温かいのだけど……」

(の、惚気られた!?)

 そりゃ、夫婦だから夫婦の営みをしているだろう。

 三十路はユートからすれば男も女も脂が乗った時期だろうし、二人は愉しい愉しいセ○クスライフを送っているらしい。

 だけど三十路は越えたが見た目が若々しいからか、ポッと紅くなるとまだ男を知らない乙女にも見えてしまうマイ・マザーだった。

 それは兎も角……

(魔導具造り……暖房器具でも造ってみるか?)

 ユートはスキルの有効な活用法を考えてみる。

 【錬成】そのものは謂わば『そうぞうをかたちにするぱぅわぁ』とか、テンプレな能力に近かったりするのだが、割と自由度も高い正に『ちーとぱぅわぁ』なスキルだった。

 考えている通りならば、暖房器具を拵えるのは簡単とはいかないが可能だ。

 少なくとも【インストール・カード】みたいな負担は無く、もっとスムーズにやれると確信している。

 まずは火焔石。

 精霊結晶と呼ばれる物。

 ゲーム中に在った火属性の石を準備する必要がある訳だが、インストール・カードの要領でやれば火属性の要素を収斂収束させて、結晶化させれば良い。

 精霊王辺りと契約すればそれこそ量産出来るが……


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 ユートは【錬成】スキルをアクティブ、励起させてイメージを頭に描く。

 火精霊を収束させる事、それを結晶化させる想像。

 【錬成】スキルとはつまり想像による創造。

 とはいえ所詮はレベル1でしかなく、出来る事など高が知れているし何より、時間も掛かってしまう。

 精神力の消耗も激しく、余り多用は出来ない。

 イメージ、想像、創造。

 ユートは完成図を頭へと浮かべ、それが作られるであろう過程を仮定した。

「しょうりのいまじねーしょん!」

 紅い粒子がユートの掌の上に集まり収束されると、それは更に圧縮をされ形を徐々にだが、確実に成していくのが目に映る。

 暫く経つと……

「か、完成……した」

 丸い結晶体が手の中に。

 肩で息を吐きながらも、出来上がった紅い結晶体を満足気に見つめた。

 火焔石と呼ばれる精霊石の一種、火が熾こるという概念の結晶体である。

 これを杖に装着すれば、火属性の魔法を扱い易くなるし、鎧に填め込み特殊なラインを引けば火耐性が上がるなど恩恵は大きい。

 そしてユートはこいつを使い、暖房器具を造ろうと目論んでいた。

 プラスチックは流石に無いから木箱を準備する。

 【錬成】スキルのレベルが上がれば、いずれ自由に鉱物やプラスチックみたいな物質も創造が出来る様になるみたいだし、今は使って熟練度を上げる事に注視すべきであろう。

 火焔石を木箱へと填め込む為の加工をし、更に呪紋クレストを描き火や熱への耐性を与え、その上で箱に作ったスリットから熱風が噴き出す様に細工した。

 どういう訳か必要な呪紋がスラスラと出てきたが、どうやらこれは記憶を取り戻す前のユートが趣味で、その手の知識を溜め込んでいたのが原因らしい。

 実際、本棚には呪紋全集っぽい本が在った。

 題名は【既存の呪紋大全集】という、世に知られた呪紋を記した本だとか。

 それだけでなくユートの部屋には割と本が在る。

 本棚がある時点でおかしいレベルだが、スカスカではないし中身の本も読み込まれていた。

 【既存の呪紋大全集】

 【魔法王女クリスト・ティア】

 【魔法大全集】

 【真姫の罪】

 【今日から冒険者】

 一部を抜粋しただけで、色々な本が在るのが判る。

 因みに、【魔法王女クリスト・ティア】は続き物なライトノベルで、羊皮紙ではなく紙が使われていた。

 この世界にライトノベルが存在するとは思わなかったユートだが、割と面白い勧善懲悪型の内容だったから本棚の既刊は完読する。

 内容は前の中納言様に近い感じだが、然し戦いに関しては八代目様っぽい。

 平伏してから手向かう。

「よし、完成!」

 完成した暖房器具。

 一つを造るだけで半日、やはり今現在のレベル程度では量産には向かない。

 もう少し上げれば違ってくるだろう。

 翌日、シーナにも暖房器具を見せてみる。

「冒険者はやめて、ユートは魔導具製作者で食べていけるんじゃないかな?」

 などと尤もな事を言われてしまったが……

「ねぇユート。処でこれ、もう一個造れない?」

「造れるけど……」

「じゃあ、お金は出来る限りの額を払うから私にも造って欲しいかも?」

「へ? ああ、構わない」

「良かった。秋口だしそろそろ冬だもん。部屋の暖房をどうするかは毎年の課題だったからなぁ」

 やはり似た悩みはあったらしい。

 翌日、再び造った暖房器具をシーナに渡した。


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