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第一章:天醒

第4話:父親

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 ヒッキーなお姫様という『国民舐めんな』と言いたくなるユーキ第三王女……露出が余りにも無いからか容姿すら知らない王国民が大半だとか。

 一応、貴族の宴に出る事はあるらしいが御年九歳、まだまだ未成熟な少女に過ぎないし、婚約だの何だのの話も来ていない様だ。

 まあ、王族なら生まれた瞬間に許嫁が居たりしても不思議ではない。

 そういった意味でなら、ユーキ王女の立場的には些か温い環境だろう。

 そもそも、貴族が王族が贅沢三昧に暮らせるのは、政治的にも軍事的にも民草を護り、導く役割を果たす代わりに税金を支払わせているからだ。

 基本的には、現代の様に税金を社会の為に使ったりはしない。

 勿論、自分達に必要なら使うかも知れないのだが、だいたいは税金を使うより人足の安補填ばかりだ。

 だからこそ、彼らは謂わば政略結婚なども甘んじて受けねばならないし、様々な習い事をしたり引かれたレールを歩まねばならないのだと云うのに、王族候貴族の中にはそれを良しとしない者も多い。

 正に庶民を舐めるなだ。

 だからって文句を言えたりしないのだが……

「まあ、ヒッキー王女は置いといて……」

「存外と酷いよね」

 何の敬意も懐かない科白に引き攣るが、生粋のこの世界の人間ではないからかシーナも気にしない。

「そもそも、王族や貴族が庶民から取る税金ってのは日本みたく、政治経済の為の資金とかじゃないしね」

「それは……まぁ……」

 目を逸らしながらシーナは追従をした。

 基本的には領内の整備にも使われるのだろうけど、やはり大きいのが王国への税以外は緒小遣い感覚な処であろうし。

「取り敢えず、僕がすべきは何だろうな?」

「さぁ? わざわざ送ったんだから某か期待されてるんじゃない?」

「今は今を生きるしかないって事か。冒険者ギルドは在るんだよな?」

「在るね」

「なら、冒険者にでもなろうかな?」

「ふ~ん。なら、私も一緒に冒険者になるよ」

「シスターだろうに」

 巫女さんというか修道女なのがシーナ、一応ではあるけどちゃんと修業もしていたらしい。

「シスターが冒険者って、珍しくはあっても皆無って訳じゃないし」

「へぇ」

 治療術師の実力を上げるなら、治療魔法を使うのが一番手っ取り早いのは当然の話である。

 ならば怪我人が多く出る冒険者とは、選択肢として決して悪くはなかった。

 中には自傷して治療をする者も居れば、悪辣なのになると奴隷を買って傷付けて直す──誤字に非ず──を繰り返す外道も居る。

 冒険者となって腕を上げるのは、実の処だと真っ当な手段であった。

「ユートは冒険者っていっても何をするの?」

「剣士」

「剣なんて……ユートってば今までに木剣すら握った事が無いのに?」

「あ~、やっぱりか」

 どうにも自分自身を視た結果、明らかに鍛練をした感じでは無かったのだ。

 手の平も綺麗なもので、剣ダコの一つも無い。

 つまり、一一歳になるまでは遊び回っていた訳で、運動はしていたからその分は動けるレベル。

「父さんが剣士だからね、なら鍛えて貰うまでさ」

「今からだと半年くらいしか時間が無いよ? 学院に通うまで」

「学院……って何?」

「そう、将来ある若者達を学ばせ鍛える王立学院ね。一二歳になる春から通えるんだけど、地球で四月に当たるのが約半年後。尤も、王都に急いでも半月は掛かるから、もっと短くなっちゃうけどね」

 王立学院はその名前の通り王国が創った為、学院は王都セイントリアに在る。

「ま、やるだけやるさ」

「そっか、それじゃあ私もその心算で動くよ」

 そういえばと、ユートはキョロキョロと自分の居る場所の周囲を見回す。

「ん? どうしたの?」

「そういや、此処はどういう場所かと思ってさ」

「私の勤め場」

「教会?」

「……まあ、そんなトコ」

 何故かシーナはまたもや目を逸らす。

 二人は連れ立って裏庭っぽい場所から表に回ると、ユートは教会というその場の全貌を見て吃驚した。

「教会ってか、これは神社じゃねーか!?」

 門構えは明らかに鳥居、拝殿に御神籤なんかを売る売り場も在り、水場なんか明らかに手水舎だし。

 楼門、神楽殿、社務所と何処からどう好意的に視ても教会の面影なんて微塵にも無かった。

「なあ、シーナさんや」

「何ですかのぉ、ユート爺さんや」

「誰が爺様か!」

 ボケで返すシーナにツッコミを入れつつ、ユートは教会改め神社を指差す。

「何故に神社!? いや、日本的情緒に溢れているから嫌いじゃないが!」

「アハハ~、実はこの村にはそもそも教会が無かったんだよね。それでアーメット村にも教会をって話が出たから、私が勝手に形を決めて造っちゃった」

「おいおい、それって良かったのかよ?」

「ああ、問題は無いよ」

 ちゃんと許可を得ていたのか、シーナが問題視していないのを見て溜息を一つ吐き、再び神社の拝殿を見上げてみたが……

「そういや、神社の御神体ってどうなってんだ?」

 拝殿の奥に本殿が有る筈だが、其処には普通の神社だと御神体が祀られる。

 因みに、拝殿には確りと賽銭箱が置かれていた。

「勿論、この世界の神様を祀ってるに決まってるよ」

「この世界の神様?」

 日本の神様なら基本的に天津神が祀られていたり、場所によっては祟り神とか強大な国津神だったりと、形は違えど祀られていた。

 まあ、ユートはそこまで詳しくは知らないのだが、関八州の守護者の平 将門もそんな感じに祀られていた筈だ。

 特に詣った事も無いが。

「そう、大地の豊穣を司る女神アーシエル様だね」

「アーシエルって、星神とか名乗っていたんだが?」

「それも事実。単純にあの女神様がこの世界で主神を兼任してるだけ」

「まぢ?」

「勿論だよ。御神体なんて出来の良いフィギュアみたいな感じだから、見てみればすぐアーシエル様だって解るんじゃないかな?」

 それは取りも直さずあの女神様が降臨した証。

「いったい何をやってんだあの女神様は……」

 目立ち過ぎである。

 拝殿や社務所や手水舎に囲まれた広場、其処まで戻ったユート達だったけど、周りを見てユートは思う。

 寒村の場末に建立された神社──もとい、教会だからそれ程に広くはなかったのだが、剣を振るには丁度良さげな広場だな……と。

 参拝客も普段は居ないっぽいガランとしているし、剣士の修業場としては割と使えるだろう。

「なあ、此処を修業場に借りても良いか?」

「まあ、参拝客なんてお祭りの時くらいしか居ないんだから構わないよ」

 地球で云うと正月とか、後は細かな祭りがあったりしたら、教会に集まってのバカ騒ぎが起きるらしい。

 そんな時には本来の教会には存在しない賽銭箱にも多少なりお金が落とされ、僅かながら収入源の一つとなっていた。

 尚、神社みたいな形だがちゃんとシスターなシーナ以外にも神父様が居る。

 教会の正式な神父だから実質、彼がこのアーメット村の教会を運営している……事になっていた。

 寒村の神父だからか既に老体で、出世争いにも関わらないタイプの爺様だから切り盛りはシーナの役目。

 神父は十年も生きれば、大往生しそうな年齢だ。

 シーナとしてもとっくに枯れた爺様だから、安心してお務めが出来ていた。

 老いて益々盛んな狒々爺ではないから。

「さて、そろそろ良い時間みたいだから帰りましょ」

「仕事は良いのか?」

「ちゃんと御給金分は働いてるもの」

 そもそも、参拝客も居ない教会の仕事なぞ高が知れている。

 これが都会なら未だしもこんな場末な教会であり、神父も八十過ぎの御老人で切り盛りはシーナ任せで、だから好き勝手にやっても怒られたりしない。

 それにシーナはまだ年齢が一一歳の子供、この世界では一五歳まで大人としては認められず、仕事は子供でもある程度は割り振られるにしても、やはり少しばかり甘めな対応となる。

 ユートとシーナは夕方、日本なら『逢魔ヶ刻』とされる時間帯、黄昏の空色に顔を染めながら帰った。

 二人の家は幼馴染みらしく隣同士で、帰りは普通に一緒となっている。

 これでもシーナは美少女だから、ユートが優先的にこうして傍に居られる事に他の子供らは羨んでいた。

(そういえば、アーシエルの言っていた武器とやらは見当たらなかったな。別に無いなら無いで構わないんだが、神様が嘘を吐いても良いもんなのか?)

 釈然としないながらも、別にちーとぱぅわぁなんて要らないユートとしては、特に気にせずに帰還した。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「剣を教えろ?」

「うん、父さん」

 食後の席でユートは父親のサリュートに──『剣を教えて欲しいんだけど』と頼んだ。

 一応、前世では妹に負ける程度の腕前呼ばわりをされていたが、剣道で云えば普通に有段者だったから、祖父から習った修業法も覚えていたし修業自体は個人的にやれるのだが、数年前に剣を教えると言っていたサリュートに、記憶の無かったユートは拒絶した。

 なのに手の平を返すみたいに修業を、しかも自分だけでやったらサリュートの顔を潰すし、父親としては面白くも無かろう。

 家に不和を持ち込みたくはなかったし、ユートは剣を取り敢えずサリュートから習う形を取りたかった。

「お前、数年前には嫌がっていたじゃないか」

 訝しい顔をされるのは、当然ながら予想済み。

「僕さ、春に王立学院に行くよね?」

「まあな」

 一種の職業訓練所に近いのだが、一般教養も身に付けられるから大抵の子供は一二歳になる春から入学、三年間を過ごして成人後の卒業と同時に、様々な職業に就く事となる。

 当たり前だけど冒険者と商人と農業者が同じ教えを受けたりしないが、専門は兎も角としても一般教養は同じ教室で受ける。

「僕は父さんみたく冒険者になりたいと思ったけど、剣くらい扱えないと困ると考えたら、前に断っといて何だけど教えて欲しい」

 最もらしい科白。

 取り敢えずサリュートの顔を立てるべく、ユートは剣の教授を願ったのだ。

 まあ、実際の仕事なんて見た事は無かったユートではあるが、少なくとも一番の必要時に頼れたのは母親──深窓の貴族令嬢を惚れさせた事から明らか。

 何より、危険も多い筈の冒険者稼業の中で生き残っているだけでも、それなり以上の実力者だったから。

「教えるのは構わん。俺も数年前にそうしたかったんだしな。とはいえ、仕事もあるから基本的には自習という形だ。見ている人間が傍に居なくても続けられるんだろうな?」

「勿論さ!」

 このモヤシとは云わないまでも、碌に剣を使っていなかった身体を鍛え上げなければ、冒険者なんてなれはしないのだ。

 何よりもユート自身が許せなかった。

 これでもユートは先祖伝来の【緒方逸真流】に誇りを持っていたし、剣というか刀を振るのも好きだったのだから。

 それがどういう訳か記憶が無かったという一一年、物心が付いた数年前などもサリュートが教えようとしてすら、ユートは剣を握らなかったらしい。

 記憶を取り戻したからにはそんな体たらくはしない心算だし、早く前世レベルに力を取り戻したかった。

 王立学院に入学するまで約半年、もう遊んでいる暇なんて余り無いだろう。

 “全く無い”訳ではないのがミソである。

 翌朝、まだ早い時間帯にユートはサリュートと共に神社……ではなく教会まで足を運び、その広場で互いに向き合っていた。

 手には木刀。

「まさか、木刀があるとは思わなかったな」

 重さも丁度良い塩梅で、ユートとしてはとても振り易い逸品。

 今のユートは海の魔物、【ヘビータートル】の甲羅を背負い、重量が五〇キロにも加算されている。

 何処かのナニかで同じくそんな修業があった気もしないでもないが、自重を越える荷重が掛かった状態での修業は、前世でも爺さんからやらされて体験をしているから問題も無い。

 因みにこの状態で教会の周囲を五周させられたが、文句も言わずにサリュートの言うが侭走った。

 運動神経は悪くないし、意外と息も切れずに走り切ったユート、だが違和感もあるから首を傾げる。

 準備体操をして木刀を手にして、習うより慣れろと謂わんばかりに模擬戦開始となった為、違和感の正体を探るにも具合が良い。

「では始めるぞ!」

「応っ!」

 互いに互いが駆け出し、木刀同士をぶつけ合う。

 鍔迫り合いの音が眩しいけど、ユートは愕然となってしまっていた。

(莫迦な!? 身体が上手く動かない……だと?)

 それ処ではない。

(しかも……技を思い出せない!?)

 正確には知識化している上に、それを引き出せない状態となっている。

 恐らくは転生後の記憶が消えた影響だろう。

(幾つか……初級の技なら覚えている)

 技の名前は出てくるが、詳細が出てこない。

 然しながら幾つか初級の技だけは制限が無かった。

 サリュートが上段から斬り付けてくる。

 それを視たユートはフッと相手の斬撃に合わせて、自らの木刀を下段から打ち上げてやった。

 カン!

 木刀同士がぶつかる甲高い音と共に、サリュートの両腕が高く跳ね上げられてしまう。

「なっ!?」

 【緒方逸真流宗家刀舞術・山彦返し】だ。

 更にユート自身の腕が伸び切った状態から袈裟懸けでの上段斬り──【緒方逸真流宗家刀舞術・木霊落とし】を放つ。

 敵の攻撃の要を弾いて、無防備を晒した処へ本命となる斬撃を。

 それがこの技。

 だけど、逸早く察知していたサリュートは、身体をほんの僅かに後ろへ反らして紙一重で避けると、完全に振り下ろされたのを確認して、回転しながらユートの背後へと回ると横薙ぎに木刀を振るう。

「それは!? ガハッ!」

 寧ろユートこそ背中での無防備を晒し、サリュートの横薙ぎ一閃を喰らった。

(【緒方逸真流宗家刀舞術・独楽の舞】だった!)

 これが真剣なら腰から上半身と下半身が泣き別れ、間違いなくユートはその命を神に返していただろう。

 痛みを覚える腰を擦りながら立ち上がるユートに、サリュートは何とも云えない表情で見つめている。

「習わぬ経を門前の小僧が覚えた……とでも? 否、有り得ん!」

 【門前の小僧習わぬ経を読む】とは諺だが、教えた処かサリュートは今の今までユートの目の前で、技の一つすら見せていない筈。

「ユート、今の動きは拙いが俺と同じモノだった……何処で覚えた?」

「夢現で……」

「なにぃ?」

「夢に視たんだよ。父さんが今のを使っていたのを」

「……」

 勿論、真っ赤な嘘。

 とはいえ、まさか『転生をして前世で同じ技を修得していました』などとは、口が裂けても言えなかったユートからしてみたなら、言い訳としてこう言うしか無かったのだ。




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