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おじ…お兄さん達

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流れる血の雨。
その中に一人、少年が佇んでいた………。

小説で表すならこんな感じかな?それとも
  
血の海に一人の少年が佇んでいた……。

かな?

取り敢えずあの後遊ぼうと動物達に駆け寄ったんだけど鉄球の事、忘れてた(笑)

鉄球のお陰で転けちゃった(笑)

で、転けた勢いで動物、殺しちゃった(笑)

ほら、僕、身体強化してたから…もうグチャ!ベチャ!みたいな感じで!

可哀想だし残念だったけど殺っちゃった物はしょうがない。
魔法で焼いて美味しく頂きました!

コンビニ弁当程ではないけど美味しいのはあったよ!
城で食べるより食べ物が美味しいのはやっぱり天然物とか関係してんのかな?
あ、外が初めてだから感動で美味しく感じるとか?

そう言えば残っていた動物達はどこかへ消えちゃったよ…残念。

「ここどこだ?」

焼くのに時間がかかってもう日の出が出てるよ!早く城に帰らなきゃ!

「川に従えば何処かへ着くか」

遭難したら川の道筋に従え、って前世で聞いたし!
懐かしいな、山登って迷子になった時同じ班の子が教えてくれた豆知識…。
名も思い出せない班の子、ありがとう!

ここなら食料が大量にあるだろうし頑張るぞ!


♢♢♢

「グァァァ!」

また変な豚が出てきたので触ろうとしたら何故か首が胴体から落ちてきたよ!驚き!

「お前みたいなガキがこんな森で何してんだァ?」

「本当です。危ないでしょうが。」

「君の家はどこなのぉ?」

赤髪、青髪、金髪の男達が僕を見下ろしながら囲った。
赤髪は赤毛にそっくりな男前な顔をしている。でも赤髪の方がおじさんだ!
青髪は男か分からなかったけど骨格が男だから男だと思う!とっても中性的だね!
で、最後に金髪だけどアーサー兄弟と同じ金髪に空と同じ青い瞳だった!

「おじさん達イケメンだね!」

「おじっ…!?」

「有り難う御座います」

「うん。達はイケメンだよぉ」

赤髪は驚いて青髪と金髪は笑った。
うん!良い人だね、多分!

「おじさん「お兄さん」おじさん「お兄さん」…お兄さん達こそどうしたの?こんな森の中で!」

金髪の人が話を進めさせてくれないので僕が折れる事にした。
僕は大人だからね!

「俺達はクエストをこなしに来たんだ」

「クエスト?」

何それ?

「私達は冒険者ギルドの者ですよ」 

「冒険者ギルド?」

何それ?

「…もしかして知らないのぉ?」

「知らない!」

お兄さん達が驚く。もしかして常識的な感じなのかな?

「冒険者ギルドって……あれ?」

何?、っと言おうとしたら目眩がして僕はそのまま倒れた。
もしかして風邪でも引いたかな?








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