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番外編Ⅰ 血のプー、ル??
エピローグ
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「おーい、リュウトスくーん。起きてよ」
「リュウトス。遊ぶ時間が無くなってしまますわよ」
「……ん? あれ、オレは??」
あ、起きた!
黒魔法使いさんを水星に送り返した後、リュウトスくんを起こし中。
無事に起きたね。
「はっ。で、特別なプールを紹介するんだった」
リュウトスくんは、自慢げに隣のスペースを指さす。
特別なプール、また?
え、また操られたとか!?
スカーレットちゃんも同じことを思ったのか、体がキュッとなっているのが分かる。
そして、不安な目線でリュウトスくんを見つめる。
そんな目線に気付いたのか、
「え……そんなに緊張するなよ……。こっちが心配になるじゃないか……」
リュウトスくんが逆にこっちを心配してくる。
いや、それには深い理由がありまして、心配せざるを得ないんです……。
あたしはあの血の恐怖が蘇ってしまうかもしれないと思うと、特に!
「【オープン】」
え、また【オープン】で開くの!?
さっきと同じパターン!
やっぱり、まだ操られてるの!?
だとしたらあの黒魔法使いさん、往生際の悪い奴!
だけど――開いた蓋から見えた水は、普通の水色のきれいな水だった。
ふ、ふぅ、血じゃなくて安心した……。
でも、これのどこが「特別なプール」なの?
普通の水じゃない。
「実は、これは『三大月の海』の一つ、『氷の海』から汲んできた海水なんだぜ‼」
「え‼ 凄い! あの『氷の海』の!? 凄い! リュウトス凄い!」
ん? 「月の海」って、月にある平原じゃなかったっけ?
海水があるって、マカフシギなんだけど?
勝手に「三大」ってついてるし……。
「あれ、心温は驚いてないの? 心温に一番驚いて欲しかったのに……」
は? どういう意味??
《fin》
__________________________________
一つ目の番外編、これで終了となります。
「月の海」実際は、心温の言う通りです。
「氷の海」も実在します。
「リュウトス。遊ぶ時間が無くなってしまますわよ」
「……ん? あれ、オレは??」
あ、起きた!
黒魔法使いさんを水星に送り返した後、リュウトスくんを起こし中。
無事に起きたね。
「はっ。で、特別なプールを紹介するんだった」
リュウトスくんは、自慢げに隣のスペースを指さす。
特別なプール、また?
え、また操られたとか!?
スカーレットちゃんも同じことを思ったのか、体がキュッとなっているのが分かる。
そして、不安な目線でリュウトスくんを見つめる。
そんな目線に気付いたのか、
「え……そんなに緊張するなよ……。こっちが心配になるじゃないか……」
リュウトスくんが逆にこっちを心配してくる。
いや、それには深い理由がありまして、心配せざるを得ないんです……。
あたしはあの血の恐怖が蘇ってしまうかもしれないと思うと、特に!
「【オープン】」
え、また【オープン】で開くの!?
さっきと同じパターン!
やっぱり、まだ操られてるの!?
だとしたらあの黒魔法使いさん、往生際の悪い奴!
だけど――開いた蓋から見えた水は、普通の水色のきれいな水だった。
ふ、ふぅ、血じゃなくて安心した……。
でも、これのどこが「特別なプール」なの?
普通の水じゃない。
「実は、これは『三大月の海』の一つ、『氷の海』から汲んできた海水なんだぜ‼」
「え‼ 凄い! あの『氷の海』の!? 凄い! リュウトス凄い!」
ん? 「月の海」って、月にある平原じゃなかったっけ?
海水があるって、マカフシギなんだけど?
勝手に「三大」ってついてるし……。
「あれ、心温は驚いてないの? 心温に一番驚いて欲しかったのに……」
は? どういう意味??
《fin》
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一つ目の番外編、これで終了となります。
「月の海」実際は、心温の言う通りです。
「氷の海」も実在します。
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