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2章 新メンバーですよ、救出隊!
カイのデビュー(?)
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「ほんじゃ、カイはメンバーになったということで~」
ちょ、軽すぎない??
「カイ~。特技全集、読んでおいて~」
私と同じパターンか。
何気に、奇跡を使わない職業だと読む書物が少ない。
それはそれでいいのかも。
……暇。
さっきから、特技全集を無言でカイが読んでいる。
なんだか喋る気になれない。
喋ったらカイに怒られそう……。
そうだ! この前「奇跡全集」でみつけた『好きなものを出現させる奇跡』試してみよう‼ 結局しゃべるけど、小さい声でやればいいでしょ。
「光の女神よ、地球の創造神よ。我懇願するものをこの手に」
んー、カップケーキ欲しいな。
ポン!
気がついたら、生クリームにキスチョコがたくさんのったカップケーキが手の上にあった。
やった、成功!?
でも、スプーンが無い。美味しそうなのに。
「光の女神よ、地球の創造神よ。我懇願するものをこの手に」
再度呪文を唱えてと。
スプーンください!
ポン!
出てきたのは、銀色のスープスプーンだった。
えっと、これじゃ食べれない……。
しっかり細かい情報まで想像しないとダメなんだね。
「光の女神よ、地球の創造神よ。我懇願するものをこの手に」
プラスチックのデザートスプーンください!
ポン!
今度は成功! いただきまーす。
うわっ、めっちゃおいしい!
クリームが濃厚……、チョコも濃厚‼
というか、もう食べたからカップケーキが入ってたカップとスプーン、いらないんだけど。どうすればいいのかな。捨てていいのかな?
ボフン!
わっ、消えた!
「いらないや~」って思えばいいのか。
これからこの奇跡、有効活用しよう!
「読み終わった‼」
わっ! びっくりした! 急に大声出さないでよ、カイ。
「これで、いつでも戦えますね」
うんうん!
「キャー!!!!!!!!!!!!」
あら、丁度良い時に悪魔が。
「そうだレイ、これ持って」
七奈世は、私に何かを渡した。
なんだこれ?
腕時計みたい。
「補助系呪文ってさ、防御力を下げるやつとかは敵にかからない事もあるの。これは、補助系呪文がかかったか教えてくれるアイテムなんだよ。便利だから、つけておいた方がいい」
なるほど!
今回の悪魔は、背丈の高い男の悪魔。のっぺりとした顔で、ちょっとこわい。
「光の女神よ、地球の創造神よ。邪悪なるものを倒す手助けを」
かかった、かな?
[ブー‼ カカリマセンデシター‼]
マジ!?
じゃあ、ミラに攻撃力向上をかけよう!
「光の女神よ、地球の創造神よ。汝を勝利への礎としたまえ」
「おお~! レイ、ナイス‼」
なんか、反応からしてかかったみたい!
「みじん切りにしちゃうよ~」
いや、それはやめてください。
グロいのは苦手なんで……。
「十字ソード!」
ミラは、二つの剣を十字に構えて、悪魔をそのまま切り裂いた。
強そ~。
そういえば、詩人だけが使える奇跡があったなあ。
使ってみよう‼
「光の女神よ、地球の創造神よ。聖なる風で魔をはじきたまえ」
二つの竜巻のような風が、悪魔に向かって行く。そのまま直撃。
ヒュゴオオオオ!!
ものすごい音がして、悪魔の拳が向かってくる。
私は、それを難なく避ける。
ドゴン!
え、何の音??
よくみたら、カイが飛んできた拳にかかと落としを決めている。
凄い音だなあ……。
「光の女神よ、地球の創造神よ。悪を滅する数多の炎を!」
アリスの呪文だ!
ビュビュンと、たくさんの炎が悪魔に直撃‼
すごいなあ、あんなにたくさん出せるんだ。
よーし、私も!
「聖風斬り!」
私は聖なる風をまとった短剣で、悪魔を下から上へ切り裂く。
「でりゃあ!」
ついでにそのまま、上から下へも切り裂いた。
これで倒せるかな?
……、まだだ。
結構体力多いな、この悪魔。
「ふっ!」
カイが、ヤリをひとさし。
「これで決まりだ!」
といって、カイはバク転。
カイって、バク転出来たっけ。
そして、回転中にキック!
おおおお!
すごい、かっこいい!
「グアアアアアアアアアアアア!!!!!」
カイが、倒した‼
カイすごい‼
ちょ、軽すぎない??
「カイ~。特技全集、読んでおいて~」
私と同じパターンか。
何気に、奇跡を使わない職業だと読む書物が少ない。
それはそれでいいのかも。
……暇。
さっきから、特技全集を無言でカイが読んでいる。
なんだか喋る気になれない。
喋ったらカイに怒られそう……。
そうだ! この前「奇跡全集」でみつけた『好きなものを出現させる奇跡』試してみよう‼ 結局しゃべるけど、小さい声でやればいいでしょ。
「光の女神よ、地球の創造神よ。我懇願するものをこの手に」
んー、カップケーキ欲しいな。
ポン!
気がついたら、生クリームにキスチョコがたくさんのったカップケーキが手の上にあった。
やった、成功!?
でも、スプーンが無い。美味しそうなのに。
「光の女神よ、地球の創造神よ。我懇願するものをこの手に」
再度呪文を唱えてと。
スプーンください!
ポン!
出てきたのは、銀色のスープスプーンだった。
えっと、これじゃ食べれない……。
しっかり細かい情報まで想像しないとダメなんだね。
「光の女神よ、地球の創造神よ。我懇願するものをこの手に」
プラスチックのデザートスプーンください!
ポン!
今度は成功! いただきまーす。
うわっ、めっちゃおいしい!
クリームが濃厚……、チョコも濃厚‼
というか、もう食べたからカップケーキが入ってたカップとスプーン、いらないんだけど。どうすればいいのかな。捨てていいのかな?
ボフン!
わっ、消えた!
「いらないや~」って思えばいいのか。
これからこの奇跡、有効活用しよう!
「読み終わった‼」
わっ! びっくりした! 急に大声出さないでよ、カイ。
「これで、いつでも戦えますね」
うんうん!
「キャー!!!!!!!!!!!!」
あら、丁度良い時に悪魔が。
「そうだレイ、これ持って」
七奈世は、私に何かを渡した。
なんだこれ?
腕時計みたい。
「補助系呪文ってさ、防御力を下げるやつとかは敵にかからない事もあるの。これは、補助系呪文がかかったか教えてくれるアイテムなんだよ。便利だから、つけておいた方がいい」
なるほど!
今回の悪魔は、背丈の高い男の悪魔。のっぺりとした顔で、ちょっとこわい。
「光の女神よ、地球の創造神よ。邪悪なるものを倒す手助けを」
かかった、かな?
[ブー‼ カカリマセンデシター‼]
マジ!?
じゃあ、ミラに攻撃力向上をかけよう!
「光の女神よ、地球の創造神よ。汝を勝利への礎としたまえ」
「おお~! レイ、ナイス‼」
なんか、反応からしてかかったみたい!
「みじん切りにしちゃうよ~」
いや、それはやめてください。
グロいのは苦手なんで……。
「十字ソード!」
ミラは、二つの剣を十字に構えて、悪魔をそのまま切り裂いた。
強そ~。
そういえば、詩人だけが使える奇跡があったなあ。
使ってみよう‼
「光の女神よ、地球の創造神よ。聖なる風で魔をはじきたまえ」
二つの竜巻のような風が、悪魔に向かって行く。そのまま直撃。
ヒュゴオオオオ!!
ものすごい音がして、悪魔の拳が向かってくる。
私は、それを難なく避ける。
ドゴン!
え、何の音??
よくみたら、カイが飛んできた拳にかかと落としを決めている。
凄い音だなあ……。
「光の女神よ、地球の創造神よ。悪を滅する数多の炎を!」
アリスの呪文だ!
ビュビュンと、たくさんの炎が悪魔に直撃‼
すごいなあ、あんなにたくさん出せるんだ。
よーし、私も!
「聖風斬り!」
私は聖なる風をまとった短剣で、悪魔を下から上へ切り裂く。
「でりゃあ!」
ついでにそのまま、上から下へも切り裂いた。
これで倒せるかな?
……、まだだ。
結構体力多いな、この悪魔。
「ふっ!」
カイが、ヤリをひとさし。
「これで決まりだ!」
といって、カイはバク転。
カイって、バク転出来たっけ。
そして、回転中にキック!
おおおお!
すごい、かっこいい!
「グアアアアアアアアアアアア!!!!!」
カイが、倒した‼
カイすごい‼
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