14 / 52
1章 雨宿りはいらない
13
しおりを挟む
「そんなに怒らんでもええやん」
イベント会場を出た時には、私は涙目になっていた。
「ばかばかばーか、旭のばか!」
「たかが虫やで。噛まれて死ぬわけやあらへんし」
「そういう問題じゃないの!」
文句を垂れながら彼の後に続く。「機嫌直してくれや」そう言う旭が入ったのは、一風変わったカフェ。店内で猫と触れ合える、いわゆる猫カフェだった。一見普通のカフェだけど、中ではあちこちに猫がうろついている。そういえば、猫カフェって入ったことがない。
「もしかして、本命ってここ?」
案内されて二人掛けのテーブルにつく。旭が頷いて、私は店内の様子をぐるりと見渡した。確かにここは、お客の半分以上をカップルが占めている。そうでなくても親子か、友人同士で連れ立っている。男子高校生が一人で来るのは気が引けるかもしれない。
店員さんに、私はミックスジュース、旭はカルピスを注文した。
「ぷちやそこらの野良猫しか、普段見てへんからな。飼われてる猫を観察してみたかったんや」
すぐそばの出窓にも、二匹の猫が丸くなっていた。黒猫が一匹と、もう一匹は垂れ耳のスコティッシュフォールド。仲が良いのか折り重なっている。
運ばれてきたジュースのグラスにストローをさす。猫たちは、こっちに顔は向けているけど、愛想を振りまくでもなく眠たそうな表情をしている。
「可愛いね。仲良しなのかな」
互いにもたれ合う猫たちを見ていると、微笑ましい気持ちになる。
「そうでもなさそうやで」
カルピスに口をつける旭が言って、黒猫がちらりと彼の方に目をやった。
「この黒猫の本命は、あの猫や」
そう言って、向こうの壁際に設置されたキャットタワーを指さした。グレーの毛皮を持つロシアンブルーが、女性客の振る猫じゃらしで遊んでいる。こっちは随分と愛想が良い。
「片想いやな」
「猫の世界にも片想いってあるの」
「そりゃあるよ。向こうの猫が振り向いてくれんて、こいつは拗ねとる」指先で猫の鼻をつついた。「猫やって辛いわな」黒猫は返事をするように、にゃーと小声で鳴いた。
猫の恋愛も大変なんだ。しみじみ思いながら、もう一匹のスコティッシュフォールドを撫でる。人慣れしている猫は、うとうとしたままじっと触られている。滑らかな手触りが心地よい。
しばらく猫と遊んで、話して。充実した一時間はあっという間に過ぎていった。
「割とわかるもんやな」
店を出ながら、旭は自分の力に感心していた。既に私たちは、このカフェの従業員同士の関係に誰よりも詳しくなっていた。
今日の予定はこれで終わり。だけどそれがもったいなくて、私はさりげなく猫カフェの向かいのお店に吸い込まれる。「あのお店、可愛い」そんなことを言って。
チェーン店の駄菓子屋は、店の奥から手前まで、ぎっしりとお菓子を並べていた。スーパーではあまり見かけない、百円未満の安い商品が多い。飴玉、グミ、チョコレートなんかがぎゅうぎゅうに詰まった透明な箱。お金を入れて綿菓子を作る機械。棚にはおまけ付きのガムが並んでいて、小さな子どもたちがわいわい群がっている。
「そうや、なんか欲しかったら買うたるよ」
思いついた顔で、旭が言う。
「いいよ、そんなの」
「ええって。せっかく来てもろたんやし。でも一つだけやで」
いたずらっぽい顔をするのに、私もその厚意に甘えることにした。どれにしようか。お菓子がぎっしり詰まった店内は、見ているだけでわくわくする。
「じゃあ、これ!」
その中で、私は小ビンを一つ手に取る。ぷっくり膨れた可愛らしいガラスビンの中には、色とりどりの星が詰まっている。金平糖だ。薄い黄色や緑、ピンク色をした甘い星たち。こんなに可愛いお菓子はそうそうない。
「ほんまに宇宙好きやな」苦笑しながらも、旭は私からビンを受け取った。
会計を終えた彼から手渡された小さな紙袋を抱えて、店を出る。小ビンが熱を持っているように、ぽかぽかと温もるような気分。なんだか嬉しくて仕方ない。
「ありがとう、旭」
フロアの真ん中には、ベンチの置かれた休憩スペースがあって、そこに座ってお礼を言う。旭は笑うけど、どこか困ったような顔を見せる。
「今日はすまんかったな。せっかくの日曜やのに」
思わぬ言葉に、慌てて首を横に振った。
「そんなことないよ。私も楽しかったもん」
「もし知り合いとかに見られとったら、またいらんこと言われるやろ」
無意識のうちに、紙袋を持つ指に力が入ってしまう。
「気にしないでよ。だって……」旭は気にしていたんだ。私が誰かに変な噂をされないかってこと。「私たち、ただの友だちでしょ」
散々繰り返した言葉、ただの友だち。だけど、彼の前で口にすると、何故だか辛い気持ちになる。
私たちは隣にいる。こうして一緒に遊びにも来ている。
それなのに、埋められない溝がある。この頃には私も薄く察していた。彼は常に距離を置いている。いろんなことを教えてくれながら、最後のひとかけらをきっと隠して見せないようにしている。
悲しくて、胸の奥がぎゅっと窄まった。受け身のくせに、私はなんてわがままなんだろう。
「あのね」迷う前に、私は言葉を絞り出した。「私、クラスの子に、告白されたんだ」
彼は、はっと息を呑む。「……なんて返事したん」
「いきなりで、私もびっくりしちゃって……。返事は待ってもらってる」
「ほうか……」
私はどうしたいんだろう。旭になんて言ってもらいたいんだろう。
「……よかったやん」
わからないけど、彼の返事は聞きたい言葉じゃなかった。心臓が縮こまって、私は皺が寄るまで紙袋を握る。
あっという間に、どうしようもなく深く冷たい沈黙が、私たちを包み込んだ。辛くて辛くて、唇をぎゅっと噛む。嫉妬してほしい、焼きもちを焼いてほしい。そうした汚い感情が自分にあったのもショックだった。
「旭は、本当にそう思うの」やっとの思いで震わせた喉からは、そんなか細い声が漏れた。
「七瀬はどうなん」
返事をせず問いかけを返してくるのに、大地くんの顔を思い出す。器用で明るい、人気者のクラスメイト。
「わからない。……いい人なのは、わかるけど」
私はなんて嫌なやつなんだろう。全員にいい顔をしようとして、その上旭を試そうとまでしている。自己嫌悪で潰れて消えたくなる。
「俺は、正直言うと……」彼は低く呻くように囁いた。「……嫌やな」
顔をあげて、彼の横顔を見つめる。目を合わせない旭は、自分の足元に視線を落としている。
「もし七瀬がそいつと付き合うたら、もう俺とは図書館でも会われへんやろ。少なくとも、今日みたいなんは無理や」
「会えないことは、ないと思うけど」
「いや、あかん。そんな中途半端なんは駄目や」
きっぱりと言って、旭ははっきり私の目を見た。
「そんなん、いつか相手を裏切ってしまう。信用してくれる人を裏切るんだけは、絶対にやったらいかん」
真剣な瞳に、大袈裟だとは言えなかった。そうだねって、頷くしかなかった。
「俺は今のままがええけど、七瀬を引き止める権利なんかない。俺は七瀬とは付き合えんのやから、わがままは言えへん。それに俺なんかと一緒におっても、一つもええことないんや」
付き合えない。旭と付き合うことは考えていなかったのに、きっぱり言い切られると悲しくなる。
でも、旭といると時間を忘れる。楽しくて、いつまでだって話していたくなる。
「そんなこと言わないでよ、いいことないなんて。私は一緒にいて楽しいよ」
一瞬驚いた顔を見せて、彼はありがとうと呟いた。ほんのり浮かんだ笑顔が、強張った私の心を緩く溶かす。
「きっと七瀬が思うてくれてるより、俺はええやつやない。やから、これ以上なんも出来ん。同じ学校のクラスの男と付き合うた方が、何倍もええんや」
私を宥めるように、説得するように言葉を繋いで、「でも」と続ける。
「本心を言うてええなら……嬉しくはない」
何があるんだろう。一体何が、彼をここまで卑下させているんだろう。
わからないけど、一つだけわかったことがある。
俯く彼に、私は笑いかけた。
「じゃあ、また一緒に出かけてくれる?」
「言うたやろ、それは裏切りやって」
「私を裏切り者にさせたくなかったら、名前で呼んでよ」
決めた。決まっていたのかもしれないけど、私は気が付いた。付き合えなくても、これからも旭と会いたい。もっと同じ時間を過ごして、たくさんのことを教えて欲しい。
「そんな……」言いかける彼の瞳を、今度は私が真剣に見つめる。丸くなった目でやっと理解した旭は、徐々に融解する表情でやっと笑った。梓という私の名前を、初めて口にした。
イベント会場を出た時には、私は涙目になっていた。
「ばかばかばーか、旭のばか!」
「たかが虫やで。噛まれて死ぬわけやあらへんし」
「そういう問題じゃないの!」
文句を垂れながら彼の後に続く。「機嫌直してくれや」そう言う旭が入ったのは、一風変わったカフェ。店内で猫と触れ合える、いわゆる猫カフェだった。一見普通のカフェだけど、中ではあちこちに猫がうろついている。そういえば、猫カフェって入ったことがない。
「もしかして、本命ってここ?」
案内されて二人掛けのテーブルにつく。旭が頷いて、私は店内の様子をぐるりと見渡した。確かにここは、お客の半分以上をカップルが占めている。そうでなくても親子か、友人同士で連れ立っている。男子高校生が一人で来るのは気が引けるかもしれない。
店員さんに、私はミックスジュース、旭はカルピスを注文した。
「ぷちやそこらの野良猫しか、普段見てへんからな。飼われてる猫を観察してみたかったんや」
すぐそばの出窓にも、二匹の猫が丸くなっていた。黒猫が一匹と、もう一匹は垂れ耳のスコティッシュフォールド。仲が良いのか折り重なっている。
運ばれてきたジュースのグラスにストローをさす。猫たちは、こっちに顔は向けているけど、愛想を振りまくでもなく眠たそうな表情をしている。
「可愛いね。仲良しなのかな」
互いにもたれ合う猫たちを見ていると、微笑ましい気持ちになる。
「そうでもなさそうやで」
カルピスに口をつける旭が言って、黒猫がちらりと彼の方に目をやった。
「この黒猫の本命は、あの猫や」
そう言って、向こうの壁際に設置されたキャットタワーを指さした。グレーの毛皮を持つロシアンブルーが、女性客の振る猫じゃらしで遊んでいる。こっちは随分と愛想が良い。
「片想いやな」
「猫の世界にも片想いってあるの」
「そりゃあるよ。向こうの猫が振り向いてくれんて、こいつは拗ねとる」指先で猫の鼻をつついた。「猫やって辛いわな」黒猫は返事をするように、にゃーと小声で鳴いた。
猫の恋愛も大変なんだ。しみじみ思いながら、もう一匹のスコティッシュフォールドを撫でる。人慣れしている猫は、うとうとしたままじっと触られている。滑らかな手触りが心地よい。
しばらく猫と遊んで、話して。充実した一時間はあっという間に過ぎていった。
「割とわかるもんやな」
店を出ながら、旭は自分の力に感心していた。既に私たちは、このカフェの従業員同士の関係に誰よりも詳しくなっていた。
今日の予定はこれで終わり。だけどそれがもったいなくて、私はさりげなく猫カフェの向かいのお店に吸い込まれる。「あのお店、可愛い」そんなことを言って。
チェーン店の駄菓子屋は、店の奥から手前まで、ぎっしりとお菓子を並べていた。スーパーではあまり見かけない、百円未満の安い商品が多い。飴玉、グミ、チョコレートなんかがぎゅうぎゅうに詰まった透明な箱。お金を入れて綿菓子を作る機械。棚にはおまけ付きのガムが並んでいて、小さな子どもたちがわいわい群がっている。
「そうや、なんか欲しかったら買うたるよ」
思いついた顔で、旭が言う。
「いいよ、そんなの」
「ええって。せっかく来てもろたんやし。でも一つだけやで」
いたずらっぽい顔をするのに、私もその厚意に甘えることにした。どれにしようか。お菓子がぎっしり詰まった店内は、見ているだけでわくわくする。
「じゃあ、これ!」
その中で、私は小ビンを一つ手に取る。ぷっくり膨れた可愛らしいガラスビンの中には、色とりどりの星が詰まっている。金平糖だ。薄い黄色や緑、ピンク色をした甘い星たち。こんなに可愛いお菓子はそうそうない。
「ほんまに宇宙好きやな」苦笑しながらも、旭は私からビンを受け取った。
会計を終えた彼から手渡された小さな紙袋を抱えて、店を出る。小ビンが熱を持っているように、ぽかぽかと温もるような気分。なんだか嬉しくて仕方ない。
「ありがとう、旭」
フロアの真ん中には、ベンチの置かれた休憩スペースがあって、そこに座ってお礼を言う。旭は笑うけど、どこか困ったような顔を見せる。
「今日はすまんかったな。せっかくの日曜やのに」
思わぬ言葉に、慌てて首を横に振った。
「そんなことないよ。私も楽しかったもん」
「もし知り合いとかに見られとったら、またいらんこと言われるやろ」
無意識のうちに、紙袋を持つ指に力が入ってしまう。
「気にしないでよ。だって……」旭は気にしていたんだ。私が誰かに変な噂をされないかってこと。「私たち、ただの友だちでしょ」
散々繰り返した言葉、ただの友だち。だけど、彼の前で口にすると、何故だか辛い気持ちになる。
私たちは隣にいる。こうして一緒に遊びにも来ている。
それなのに、埋められない溝がある。この頃には私も薄く察していた。彼は常に距離を置いている。いろんなことを教えてくれながら、最後のひとかけらをきっと隠して見せないようにしている。
悲しくて、胸の奥がぎゅっと窄まった。受け身のくせに、私はなんてわがままなんだろう。
「あのね」迷う前に、私は言葉を絞り出した。「私、クラスの子に、告白されたんだ」
彼は、はっと息を呑む。「……なんて返事したん」
「いきなりで、私もびっくりしちゃって……。返事は待ってもらってる」
「ほうか……」
私はどうしたいんだろう。旭になんて言ってもらいたいんだろう。
「……よかったやん」
わからないけど、彼の返事は聞きたい言葉じゃなかった。心臓が縮こまって、私は皺が寄るまで紙袋を握る。
あっという間に、どうしようもなく深く冷たい沈黙が、私たちを包み込んだ。辛くて辛くて、唇をぎゅっと噛む。嫉妬してほしい、焼きもちを焼いてほしい。そうした汚い感情が自分にあったのもショックだった。
「旭は、本当にそう思うの」やっとの思いで震わせた喉からは、そんなか細い声が漏れた。
「七瀬はどうなん」
返事をせず問いかけを返してくるのに、大地くんの顔を思い出す。器用で明るい、人気者のクラスメイト。
「わからない。……いい人なのは、わかるけど」
私はなんて嫌なやつなんだろう。全員にいい顔をしようとして、その上旭を試そうとまでしている。自己嫌悪で潰れて消えたくなる。
「俺は、正直言うと……」彼は低く呻くように囁いた。「……嫌やな」
顔をあげて、彼の横顔を見つめる。目を合わせない旭は、自分の足元に視線を落としている。
「もし七瀬がそいつと付き合うたら、もう俺とは図書館でも会われへんやろ。少なくとも、今日みたいなんは無理や」
「会えないことは、ないと思うけど」
「いや、あかん。そんな中途半端なんは駄目や」
きっぱりと言って、旭ははっきり私の目を見た。
「そんなん、いつか相手を裏切ってしまう。信用してくれる人を裏切るんだけは、絶対にやったらいかん」
真剣な瞳に、大袈裟だとは言えなかった。そうだねって、頷くしかなかった。
「俺は今のままがええけど、七瀬を引き止める権利なんかない。俺は七瀬とは付き合えんのやから、わがままは言えへん。それに俺なんかと一緒におっても、一つもええことないんや」
付き合えない。旭と付き合うことは考えていなかったのに、きっぱり言い切られると悲しくなる。
でも、旭といると時間を忘れる。楽しくて、いつまでだって話していたくなる。
「そんなこと言わないでよ、いいことないなんて。私は一緒にいて楽しいよ」
一瞬驚いた顔を見せて、彼はありがとうと呟いた。ほんのり浮かんだ笑顔が、強張った私の心を緩く溶かす。
「きっと七瀬が思うてくれてるより、俺はええやつやない。やから、これ以上なんも出来ん。同じ学校のクラスの男と付き合うた方が、何倍もええんや」
私を宥めるように、説得するように言葉を繋いで、「でも」と続ける。
「本心を言うてええなら……嬉しくはない」
何があるんだろう。一体何が、彼をここまで卑下させているんだろう。
わからないけど、一つだけわかったことがある。
俯く彼に、私は笑いかけた。
「じゃあ、また一緒に出かけてくれる?」
「言うたやろ、それは裏切りやって」
「私を裏切り者にさせたくなかったら、名前で呼んでよ」
決めた。決まっていたのかもしれないけど、私は気が付いた。付き合えなくても、これからも旭と会いたい。もっと同じ時間を過ごして、たくさんのことを教えて欲しい。
「そんな……」言いかける彼の瞳を、今度は私が真剣に見つめる。丸くなった目でやっと理解した旭は、徐々に融解する表情でやっと笑った。梓という私の名前を、初めて口にした。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
ずっと君のこと ──妻の不倫
家紋武範
大衆娯楽
鷹也は妻の彩を愛していた。彼女と一人娘を守るために休日すら出勤して働いた。
余りにも働き過ぎたために会社より長期休暇をもらえることになり、久しぶりの家族団らんを味わおうとするが、そこは非常に味気ないものとなっていた。
しかし、奮起して彩や娘の鈴の歓心を買い、ようやくもとの居場所を確保したと思った束の間。
医師からの検査の結果が「性感染症」。
鷹也には全く身に覚えがなかった。
※1話は約1000文字と少なめです。
※111話、約10万文字で完結します。
ずぶ濡れで帰ったら彼氏が浮気してました
宵闇 月
恋愛
突然の雨にずぶ濡れになって帰ったら彼氏が知らない女の子とお風呂に入ってました。
ーーそれではお幸せに。
以前書いていたお話です。
投稿するか悩んでそのままにしていたお話ですが、折角書いたのでやはり投稿しようかと…
十話完結で既に書き終えてます。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
就職面接の感ドコロ!?
フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。
学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。
その業務ストレスのせいだろうか。
ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる