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第一章 駆け出し冒険者は博物学者
#13
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正直に言うと、ここでハティスの街に帰っても、依頼は達成した、といえるだろう。たとえそれが最低レベルの達成だとしても。
けど、それは絶対に嫌だった。ガキの感傷、といわれればそれまでだが、ここで名誉挽回しておかなければ、アリシアさんと一生対等ではいられなくなる。
結果選んだ作戦は、普通に考えれば最も愚かな策である。一度失敗した策を繰り返そうというのだから。
その作戦の内容は、要するに電撃戦である。つまり、カラン村に攻め込む小鬼の集団を強行突破して後背に展開、本陣を急襲するというものだ。
ゴブリンが社会性に富み組織を有するというのなら、そのリーダーを叩けばあとは烏合の衆となる。群れ全体を相手にする必要はなく、現場指揮官であるゴブリン将軍と、群れの長であるゴブリン領主の2匹のみを斃せば良い。
言い訳になるが、苦無の残弾が12本(昨夜の戦闘で1本壊れた)しかないにもかかわらず、20匹以上の群れに突撃をかましたのは、当初からリーダー格のみを相手にするつもりだったからである。が、初めての人型魔物との戦闘で、興奮しすぎて(血に酔って)全てを台無しにしてしまったのである。
◇◆◇ ◆◇◆
そして夕暮れ、黄昏時。俺は突撃を開始した。
全身に〔肉体操作〕を施し運動能力を底上げし、樹の枝に掴まった。障害物だらけの森を往くのなら、樹の枝から枝に、まるで猿のように(俺的には「忍者のように」と言いたいが)飛び移る方が速い。
しかし、最初の枝に乗ったとき、すぐ近くの枝にゴブリン(おそらく斥候せっこう)を見つけたので、アリシアさんから借りた小剣を抜いてそちらに向かって飛んだ。
昼間の戦いでは、小剣で斬り付けても大したダメージを与えられず、突き刺したら筋肉に食い込み剣が抜けなくなった。だから。
昼間と同じく剣を腰撓めに構え、ゴブリンに向かって体当たり気味に飛び込んだ。そして、切っ先がゴブリンに触れる直前。俺は小剣に〔投擲〕をかけた。
投擲距離、おおよそ30センチ。構えた両手は剣から離れないうちに、剣は敵に突き刺さった。そしてゴブリンの体を足場にするように向きを変え、今度は剣の柄頭に向かってもう一度〔投擲〕を一瞬だけ発動。それにより剣はゴブリンの体から抜け、結果ゴブリンを踏み台にした三角跳びの要領で、次の枝に飛び移ることが出来た。
勿論、〔肉体操作〕で体を強化しているから出来たことである。でなければ肩の関節が砕ける。けどこのやり方なら、俺の筋力で、また小剣の攻撃力で、ゴブリンを確実に屠れることがわかった。それでも負担は大きいので普段は使えないだろうが、今日に限ってはそんなことは言ってられない。そのままの勢いで、森の奥、ゴブリンの集落があると思われる方向に進んだ。
普通、斥候は二人一組か三人一組で行動する。なら、こちらの行動を隠蔽したいのなら、残りの斥候を探し出して処分する必要がある。
が。今回はこちらの作戦を知られることもまた作戦のうちなのだ。
昼間の戦闘だけで評価するのなら、俺たちは正面戦闘でゴブリンたちに勝てないから、村で籠城戦を選択すると思われるだろう。
ところが、いきなり斥候を瞬殺し、また尋常でない速さで森の奥つまりゴブリンたちの本陣を目指しているとなれば、村への襲撃は中止し本陣での迎撃を選択するだろう。連中にとっては村を壊滅出来ても本陣が落されたら無価値なのだから。
そうなると、斥候が襲撃部隊と合流し、襲撃部隊が踵を返して本陣に戻ってくる前に、俺は本陣を見つけ出し領主を討つ。そして最短距離で戻ってくるであろう襲撃部隊と対峙し、その指揮官たる将軍を斃す。それが今回の作戦の全容だ。
結局正面戦闘なら、昼間と何が違う? と思うかもしれない。が、領主暗殺に成功すれば(つまり本陣まで襲撃部隊より先に辿り着ければ)、襲撃部隊に対する迎撃はかなり容易になる。何故なら襲撃部隊は隊伍を組んで転進してくる訳ではなく、移動速度優先で駆けつけてくるだろう。なら昼間のように陣形に誘い込まれる危険もなく、ただ標的だけを狙い撃てる。
◇◆◇ ◆◇◆
方角は、村から見て昼の戦闘で包囲された地点の方向。距離は、おそらく包囲された地点が全行程のおおよそ三分の二、と考える。
昼間包囲された地点が、集落とは全く別の方角である可能性は、ない訳ではない。が、別の方角だとしたら、今更捜索する時間的余裕はない。連中は包囲戦術を確実なものにする為に、敢えて集落近くまで引き寄せたと前向きに考えよう。そしてその場合、追跡者(俺たち)が容易に追跡を諦められなくなるくらいまで引き込んだ筈である。その一方であまり集落まで近付き過ぎると別の問題が発生しかねない。そう考えると、全行程の三分の二から四分の三の地点と推察出来る。
多分に楽観論だが、今回は仕方がない。自身の失態を、自身の運で補うしかない。
だが、俺は運に見放されることはなかったようだ。
途中、襲撃部隊と行き違った。位置にして想定される全行程の五分の二の地点。ただ殆ど時を置かずに斥候が部隊に合流したようで、すぐ騒がしくなった。けれどこれで方向に間違いがないことが証明された(ゴブリンの襲撃部隊は、奇襲のつもりだろうから、進軍経路で迂回する理由がない)。
そして、昼間包囲された地点を通過して少し。
そこにはちょっとした規模の村があった。
◇◆◇ ◆◇◆
これがゴブリンの集落だとしたら、根本から考え違いをしていたことになる。
当初想定は、100前後の小集落で、うち何割かが廃坑の粉塵爆発に飲み込まれた、というものだった。
しかし、眼前の村がゴブリンの集落なら、少なく見積もって400~500の規模。うち、雌と子供を除いても、戦力はおおよそ200~300。廃坑で30程度が死に、カラン村を50程度が攻めている。残りの100~200は?
そもそもこの村のゴブリンは、カラン村とはかなり友好的な関係だった。
それが、何らかの事情(それを究明することが俺たちの依頼の本旨)でカラン村を襲撃するようになった。
つまり、残存兵力の100~200は、その“何らかの事情”の対処に当たっている。おそらくは、何らかの脅威から村を防衛する為に。
それを事前に知っていたら、もしかしたらこのゴブリンたちと共闘出来たかもしれない。話が通じない正体不明の脅威と、交渉の余地のあるゴブリンでは、当然ゴブリン側に肩入れすることになるだろうから。
けど、既に村が襲撃を受けた(俺たちもかなりコテンパンにやられた)。そうである以上、ある程度の借りを返してからでなければ、降伏と看做され停戦や講和の場を設けることは出来ない。
という訳で、ゴブリン領主殿。残念だけど、死んでもらいます。
けど、それは絶対に嫌だった。ガキの感傷、といわれればそれまでだが、ここで名誉挽回しておかなければ、アリシアさんと一生対等ではいられなくなる。
結果選んだ作戦は、普通に考えれば最も愚かな策である。一度失敗した策を繰り返そうというのだから。
その作戦の内容は、要するに電撃戦である。つまり、カラン村に攻め込む小鬼の集団を強行突破して後背に展開、本陣を急襲するというものだ。
ゴブリンが社会性に富み組織を有するというのなら、そのリーダーを叩けばあとは烏合の衆となる。群れ全体を相手にする必要はなく、現場指揮官であるゴブリン将軍と、群れの長であるゴブリン領主の2匹のみを斃せば良い。
言い訳になるが、苦無の残弾が12本(昨夜の戦闘で1本壊れた)しかないにもかかわらず、20匹以上の群れに突撃をかましたのは、当初からリーダー格のみを相手にするつもりだったからである。が、初めての人型魔物との戦闘で、興奮しすぎて(血に酔って)全てを台無しにしてしまったのである。
◇◆◇ ◆◇◆
そして夕暮れ、黄昏時。俺は突撃を開始した。
全身に〔肉体操作〕を施し運動能力を底上げし、樹の枝に掴まった。障害物だらけの森を往くのなら、樹の枝から枝に、まるで猿のように(俺的には「忍者のように」と言いたいが)飛び移る方が速い。
しかし、最初の枝に乗ったとき、すぐ近くの枝にゴブリン(おそらく斥候せっこう)を見つけたので、アリシアさんから借りた小剣を抜いてそちらに向かって飛んだ。
昼間の戦いでは、小剣で斬り付けても大したダメージを与えられず、突き刺したら筋肉に食い込み剣が抜けなくなった。だから。
昼間と同じく剣を腰撓めに構え、ゴブリンに向かって体当たり気味に飛び込んだ。そして、切っ先がゴブリンに触れる直前。俺は小剣に〔投擲〕をかけた。
投擲距離、おおよそ30センチ。構えた両手は剣から離れないうちに、剣は敵に突き刺さった。そしてゴブリンの体を足場にするように向きを変え、今度は剣の柄頭に向かってもう一度〔投擲〕を一瞬だけ発動。それにより剣はゴブリンの体から抜け、結果ゴブリンを踏み台にした三角跳びの要領で、次の枝に飛び移ることが出来た。
勿論、〔肉体操作〕で体を強化しているから出来たことである。でなければ肩の関節が砕ける。けどこのやり方なら、俺の筋力で、また小剣の攻撃力で、ゴブリンを確実に屠れることがわかった。それでも負担は大きいので普段は使えないだろうが、今日に限ってはそんなことは言ってられない。そのままの勢いで、森の奥、ゴブリンの集落があると思われる方向に進んだ。
普通、斥候は二人一組か三人一組で行動する。なら、こちらの行動を隠蔽したいのなら、残りの斥候を探し出して処分する必要がある。
が。今回はこちらの作戦を知られることもまた作戦のうちなのだ。
昼間の戦闘だけで評価するのなら、俺たちは正面戦闘でゴブリンたちに勝てないから、村で籠城戦を選択すると思われるだろう。
ところが、いきなり斥候を瞬殺し、また尋常でない速さで森の奥つまりゴブリンたちの本陣を目指しているとなれば、村への襲撃は中止し本陣での迎撃を選択するだろう。連中にとっては村を壊滅出来ても本陣が落されたら無価値なのだから。
そうなると、斥候が襲撃部隊と合流し、襲撃部隊が踵を返して本陣に戻ってくる前に、俺は本陣を見つけ出し領主を討つ。そして最短距離で戻ってくるであろう襲撃部隊と対峙し、その指揮官たる将軍を斃す。それが今回の作戦の全容だ。
結局正面戦闘なら、昼間と何が違う? と思うかもしれない。が、領主暗殺に成功すれば(つまり本陣まで襲撃部隊より先に辿り着ければ)、襲撃部隊に対する迎撃はかなり容易になる。何故なら襲撃部隊は隊伍を組んで転進してくる訳ではなく、移動速度優先で駆けつけてくるだろう。なら昼間のように陣形に誘い込まれる危険もなく、ただ標的だけを狙い撃てる。
◇◆◇ ◆◇◆
方角は、村から見て昼の戦闘で包囲された地点の方向。距離は、おそらく包囲された地点が全行程のおおよそ三分の二、と考える。
昼間包囲された地点が、集落とは全く別の方角である可能性は、ない訳ではない。が、別の方角だとしたら、今更捜索する時間的余裕はない。連中は包囲戦術を確実なものにする為に、敢えて集落近くまで引き寄せたと前向きに考えよう。そしてその場合、追跡者(俺たち)が容易に追跡を諦められなくなるくらいまで引き込んだ筈である。その一方であまり集落まで近付き過ぎると別の問題が発生しかねない。そう考えると、全行程の三分の二から四分の三の地点と推察出来る。
多分に楽観論だが、今回は仕方がない。自身の失態を、自身の運で補うしかない。
だが、俺は運に見放されることはなかったようだ。
途中、襲撃部隊と行き違った。位置にして想定される全行程の五分の二の地点。ただ殆ど時を置かずに斥候が部隊に合流したようで、すぐ騒がしくなった。けれどこれで方向に間違いがないことが証明された(ゴブリンの襲撃部隊は、奇襲のつもりだろうから、進軍経路で迂回する理由がない)。
そして、昼間包囲された地点を通過して少し。
そこにはちょっとした規模の村があった。
◇◆◇ ◆◇◆
これがゴブリンの集落だとしたら、根本から考え違いをしていたことになる。
当初想定は、100前後の小集落で、うち何割かが廃坑の粉塵爆発に飲み込まれた、というものだった。
しかし、眼前の村がゴブリンの集落なら、少なく見積もって400~500の規模。うち、雌と子供を除いても、戦力はおおよそ200~300。廃坑で30程度が死に、カラン村を50程度が攻めている。残りの100~200は?
そもそもこの村のゴブリンは、カラン村とはかなり友好的な関係だった。
それが、何らかの事情(それを究明することが俺たちの依頼の本旨)でカラン村を襲撃するようになった。
つまり、残存兵力の100~200は、その“何らかの事情”の対処に当たっている。おそらくは、何らかの脅威から村を防衛する為に。
それを事前に知っていたら、もしかしたらこのゴブリンたちと共闘出来たかもしれない。話が通じない正体不明の脅威と、交渉の余地のあるゴブリンでは、当然ゴブリン側に肩入れすることになるだろうから。
けど、既に村が襲撃を受けた(俺たちもかなりコテンパンにやられた)。そうである以上、ある程度の借りを返してからでなければ、降伏と看做され停戦や講和の場を設けることは出来ない。
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