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第一章 全ての始まり 『種族の集まる国 ガイア』
第五十六話 『ユウの兵士補充な非日常・前編』
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内政チートをして、さらに、部屋の改装? 模様替え? も終わった俺はある重大な事に気づいてしまった。
出来ればこのまま気づいてないふりをして隠し通しても良いような気がするんだが、いや、そうしたいのだが。本当に。………でも、ヤッパリこれは早めに解決すべき案件かな。と思った俺はこの案件に取りかかることにした。その案件とは? と言うと、
──皆は覚えているだろうか。この国の聖騎士がサラッと全滅していたことを…………つまりはだな、今この国には国を守る騎士が一人もいないと言う訳だ。まぁ、俺一人でも例え国家規模の軍隊が攻めてきても大丈夫な気が最近自分でもしてきたけど。でも、数日前に、
「シャーミアの国に行くか!」
とか、言っちゃった訳だし、いつまでも俺がこの国を守る事は出来ないんだよな。これが。まぁ、まず根本的な問題、モンスターとか人が攻めてきたら国王がそれを退治するって言うのもおかしな話なんだけど。
だから、今からこの国の騎士になってくれる人材を探しに行く。
勿論! 単独行動だ!!
俺は張り切って王城をこっそりと窓から誰にもバレないように抜け出した。
人材が見つかり次第、大臣と一緒に戦死した聖騎士の家族のもとに行ったりしないといけない。その為の準備を大臣が済ませてる間でなんとかしないとな。
そんな真面目な思考も珍しく頭を巡っていた。やらないといけない事は山積みだな! 戦後処理は大変だ!!
呑気な俺。このあと国王がいない事に気づいた大臣がパニックになったことは言うまでもない。
(さて、まずは何処に行こうかな………あ、そうだ! ギルドに行けばいいんだ。この世界は確か異世界らしくギルドに所属している者やギルドに所属していないもの両方の冒険者が集まるギルドホールがあったはずだ。よし、そうと決まれば冒険者のギルドホールに向かうぞー! ………おっと、騒ぎになるとまずいから変装しようかな。)
そう言う事で、眼鏡と帽子を装着! 変装完了!
……………え? それだけ?
──冒険者のギルドホール前──
(ここが冒険者のギルドホールかー。中々でかいな)
俺は冒険者のギルドホールの前に立っていた。冒険者のギルドホールはRPGでよく見る感じの酒場みたいな見た目をしていた。とりあえず中に入るか。そう思いギルドの扉を開けた。
ギルドホールの中は丸いテーブルとその回りに椅子がいくつかあると言う組み合わせの物がなんセットかあり、そこに冒険者らしき人物達が座っている。奥にはギルドカウンターがある。どうやらそのカウンターで受けたいクエストを受ける事が出来るようだった。
俺はギルドカウンターに向かうためにギルドをまっすぐに抜けようとした。のだが…………俺の前に足が出される。その足を出したガラの悪い冒険者の男はニヤニヤしながらこっちを見ている。
(はぁ、ヤッパリこう言う奴はどの世界にもいるものだな。どうしたものか、変装なんてしなかったらこんなことにはならなかったかな。でもそれはそれでこれ以上に面倒な事になりそうだ。)
悩んだあげく、俺は冒険者の男の足を跨(また)いで通る…………なんて事はしなかった。俺は思い切り男の足を踏みつける。バキッ! と、こ気味のいい音が鳴る。骨が折れたな。
「ぐ、ぐわぁっ!! な、なにしやがる!」
「おっと、すまない。足があったのか。お前の足が短すぎて視界に入らなかったよ。気づかなくて本当にすまなかったな」
「て、てめぇ! 俺達を馬鹿にしてるのか」
俺が足を折った男とは別の男が俺にそう怒鳴りつける。
「いやー別に馬鹿になんてしてませんよ。本当に短い足ですね。どんな暮らししてたらそんな見るのも不憫(ふびん)な短さになるんですか? 可哀想ですね……いやこれでは少し失礼ですね。可哀想ではなく尊敬します(笑)」
「て、てめぇー! おいお前らやっちまえ!」
一斉に周りにいた男数人が殴りかかってくる。俺は右の男の拳を手のひらで受け流し刀の柄の先端で、相手の鳩尾に鋭い突きをいれる。それだけで男は地面に膝をつき、立てなくなる。
次に左から来た男の攻撃はさっと体をひねり攻撃を避け、勢いのついた体に背中を押して少しだけ勢いを足してやる。すると止まることが出来ず顔から他のテーブルにぶつかり動かなくなった。
「あっけないな。で、どうする? そこの俺に足をかけようとした奴。まだ、やって俺に別の骨を折られるか? それとも尻尾巻いて逃げるか?」
「くそっ! 覚えてやがれ!」
男どもは俺の言った通り尻尾を巻いて逃げていった。それにしても、覚えてやがれ! って。三下ここに極まりだな。
まぁ、これでいいだろう。
俺がわざわざこんな目立つ事をしたのには理由がある。それも直ぐに分かることだが。
「あのー、すみません」
(来た!)
後ろから声をかけられたので振り返る。そこには女の子が一人立っていた。
「何か俺に用か?」
「あの、すみません。えっと、貴方の強さを見込んでお願いします! 私のギルドを助けてくれませんか?」
「あぁ、いいぞ。何処にあるんだ?早く案内してくれ」
「ヤッパリ無理ですよね~。すみません、他の人に────って、えぇ! いいんですか!?」
「そりゃあ、困っている人を助けるのは当たり前の事だからな」
「ありがとうございます!じゃあ案内しますので着いてきてください!」
俺は言われるままその女の子に後ろに着いてギルドホールを後にした。
(よし! 狙い通りだな。あんな目立つ事をしたら、食い付いてくる奴は必ずいると思った。………今はモンスターが攻めてきた影響で死人もたくさん出ている。それで人手が足りず困っているギルドもあるはずだ。そして俺の予想では死んだのはギルドの戦闘を担当していた奴が多い。つまり今残っているのは非戦闘員。国の騎士を探すんだったら、中途半端に戦いの経験があるやつより、あまり戦闘経験は無いが戦いの仕方は心得ているギルドの人物の方がいいわけだ。)
ここまで考え思考を区切り、少し頭の中の考えをまとめてまた思考を始める。
(そして、そんな人材を確保するとなると話は簡単だ。戦力の無くなったギルドのメンバーは腕が立つ即戦力になる奴をギルドに入れたい訳だ。そんな奴等には餌を目の前にぶら下げてやればいい。つまり、騒ぎを起こしてでも自分の強さをアピールすればいい。そうすれば、困ってる奴は俺が垂らした餌に食いつく。俺自身と言う餌にな。どうやら、今回は俺の狙いが上手くいったようだな。)
誰にも気づかれなかったようだ。一瞬だがユウがとても悪い顔をした事を…………
出来ればこのまま気づいてないふりをして隠し通しても良いような気がするんだが、いや、そうしたいのだが。本当に。………でも、ヤッパリこれは早めに解決すべき案件かな。と思った俺はこの案件に取りかかることにした。その案件とは? と言うと、
──皆は覚えているだろうか。この国の聖騎士がサラッと全滅していたことを…………つまりはだな、今この国には国を守る騎士が一人もいないと言う訳だ。まぁ、俺一人でも例え国家規模の軍隊が攻めてきても大丈夫な気が最近自分でもしてきたけど。でも、数日前に、
「シャーミアの国に行くか!」
とか、言っちゃった訳だし、いつまでも俺がこの国を守る事は出来ないんだよな。これが。まぁ、まず根本的な問題、モンスターとか人が攻めてきたら国王がそれを退治するって言うのもおかしな話なんだけど。
だから、今からこの国の騎士になってくれる人材を探しに行く。
勿論! 単独行動だ!!
俺は張り切って王城をこっそりと窓から誰にもバレないように抜け出した。
人材が見つかり次第、大臣と一緒に戦死した聖騎士の家族のもとに行ったりしないといけない。その為の準備を大臣が済ませてる間でなんとかしないとな。
そんな真面目な思考も珍しく頭を巡っていた。やらないといけない事は山積みだな! 戦後処理は大変だ!!
呑気な俺。このあと国王がいない事に気づいた大臣がパニックになったことは言うまでもない。
(さて、まずは何処に行こうかな………あ、そうだ! ギルドに行けばいいんだ。この世界は確か異世界らしくギルドに所属している者やギルドに所属していないもの両方の冒険者が集まるギルドホールがあったはずだ。よし、そうと決まれば冒険者のギルドホールに向かうぞー! ………おっと、騒ぎになるとまずいから変装しようかな。)
そう言う事で、眼鏡と帽子を装着! 変装完了!
……………え? それだけ?
──冒険者のギルドホール前──
(ここが冒険者のギルドホールかー。中々でかいな)
俺は冒険者のギルドホールの前に立っていた。冒険者のギルドホールはRPGでよく見る感じの酒場みたいな見た目をしていた。とりあえず中に入るか。そう思いギルドの扉を開けた。
ギルドホールの中は丸いテーブルとその回りに椅子がいくつかあると言う組み合わせの物がなんセットかあり、そこに冒険者らしき人物達が座っている。奥にはギルドカウンターがある。どうやらそのカウンターで受けたいクエストを受ける事が出来るようだった。
俺はギルドカウンターに向かうためにギルドをまっすぐに抜けようとした。のだが…………俺の前に足が出される。その足を出したガラの悪い冒険者の男はニヤニヤしながらこっちを見ている。
(はぁ、ヤッパリこう言う奴はどの世界にもいるものだな。どうしたものか、変装なんてしなかったらこんなことにはならなかったかな。でもそれはそれでこれ以上に面倒な事になりそうだ。)
悩んだあげく、俺は冒険者の男の足を跨(また)いで通る…………なんて事はしなかった。俺は思い切り男の足を踏みつける。バキッ! と、こ気味のいい音が鳴る。骨が折れたな。
「ぐ、ぐわぁっ!! な、なにしやがる!」
「おっと、すまない。足があったのか。お前の足が短すぎて視界に入らなかったよ。気づかなくて本当にすまなかったな」
「て、てめぇ! 俺達を馬鹿にしてるのか」
俺が足を折った男とは別の男が俺にそう怒鳴りつける。
「いやー別に馬鹿になんてしてませんよ。本当に短い足ですね。どんな暮らししてたらそんな見るのも不憫(ふびん)な短さになるんですか? 可哀想ですね……いやこれでは少し失礼ですね。可哀想ではなく尊敬します(笑)」
「て、てめぇー! おいお前らやっちまえ!」
一斉に周りにいた男数人が殴りかかってくる。俺は右の男の拳を手のひらで受け流し刀の柄の先端で、相手の鳩尾に鋭い突きをいれる。それだけで男は地面に膝をつき、立てなくなる。
次に左から来た男の攻撃はさっと体をひねり攻撃を避け、勢いのついた体に背中を押して少しだけ勢いを足してやる。すると止まることが出来ず顔から他のテーブルにぶつかり動かなくなった。
「あっけないな。で、どうする? そこの俺に足をかけようとした奴。まだ、やって俺に別の骨を折られるか? それとも尻尾巻いて逃げるか?」
「くそっ! 覚えてやがれ!」
男どもは俺の言った通り尻尾を巻いて逃げていった。それにしても、覚えてやがれ! って。三下ここに極まりだな。
まぁ、これでいいだろう。
俺がわざわざこんな目立つ事をしたのには理由がある。それも直ぐに分かることだが。
「あのー、すみません」
(来た!)
後ろから声をかけられたので振り返る。そこには女の子が一人立っていた。
「何か俺に用か?」
「あの、すみません。えっと、貴方の強さを見込んでお願いします! 私のギルドを助けてくれませんか?」
「あぁ、いいぞ。何処にあるんだ?早く案内してくれ」
「ヤッパリ無理ですよね~。すみません、他の人に────って、えぇ! いいんですか!?」
「そりゃあ、困っている人を助けるのは当たり前の事だからな」
「ありがとうございます!じゃあ案内しますので着いてきてください!」
俺は言われるままその女の子に後ろに着いてギルドホールを後にした。
(よし! 狙い通りだな。あんな目立つ事をしたら、食い付いてくる奴は必ずいると思った。………今はモンスターが攻めてきた影響で死人もたくさん出ている。それで人手が足りず困っているギルドもあるはずだ。そして俺の予想では死んだのはギルドの戦闘を担当していた奴が多い。つまり今残っているのは非戦闘員。国の騎士を探すんだったら、中途半端に戦いの経験があるやつより、あまり戦闘経験は無いが戦いの仕方は心得ているギルドの人物の方がいいわけだ。)
ここまで考え思考を区切り、少し頭の中の考えをまとめてまた思考を始める。
(そして、そんな人材を確保するとなると話は簡単だ。戦力の無くなったギルドのメンバーは腕が立つ即戦力になる奴をギルドに入れたい訳だ。そんな奴等には餌を目の前にぶら下げてやればいい。つまり、騒ぎを起こしてでも自分の強さをアピールすればいい。そうすれば、困ってる奴は俺が垂らした餌に食いつく。俺自身と言う餌にな。どうやら、今回は俺の狙いが上手くいったようだな。)
誰にも気づかれなかったようだ。一瞬だがユウがとても悪い顔をした事を…………
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