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第2話 パートタイム(2)
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「恵子。今の仕事、歩合悪いが、続けられそうだ。昔の様には、行かないが、とにかく現状維持だ。また、しっかりとした仕事を取るから」
「大丈夫。私もパートがんばる」
「悪いな」
「・・幸弘」
「うん」
「・・・。ううん。何でもない。無理しないでね」
結局、私は夫に何も言えなかった。
珍しく、夫が求めて来た。
ただ、終わった後、夫がよそよそしい感じがしたのは、私の気のせいだろうか。
月曜からは、何もなかった様にあいつは働いていた。私に対しても他の人に対しても接し方が同じだ。
今週の土曜日は、あいつの奥さんがシフトで入っている。
「中川さん、主人をいつも助けてくれてありがとう。貴方が、居てくれて、本当に助かるわ。このお店の中、一番知っているから。これからも宜しくね」
「はい」
奥さんは、彼のやっていることを全く知らない様だ。知っていれば、大変か。
今日は、奥さんが、午後もシフトに入るので、今日は何事もなく帰れそうだ。
「お先に失礼します」
今週は、何もない様だ。良かった。あれで、終わってくれれば。
夫も仕事が軌道に乗ってきたようだ。顔色がだいぶいい。
その日の夕方。
「恵子、社長から電話」
「えっ、社長」
嫌な予感がするが、電話に出ないわけには、行かない。
「はい、中川です」
『中川さん、月曜日の午後なんだけど、シフトの子が休みを貰いたいって、連絡が有って。シフト入ってもらえるかな』
「ちょっと、待ってください」
電話の通話口を塞いで。
「ねえ、月曜日の午後シフトに入ってくれないかって」
「いいよ。仕事だから仕方ないよ」
断って欲しかったが、OKが出てしまった。
「分かりました。入れます」
『そうか。悪いね。じゃあ、宜しく』
嫌な予感有ったが、忘れることにした。
月曜日の午後シフトは、三時から七時までだ。最後の伝票整理も全て行って終わりになる。ちょっとずれ込むことが多い。
「あなた、今日は、午後シフトだから、七時半位になると思う。ごめん」
「いいよ。頑張って。じゃあ、行ってくるね」
朝、彼を見送ってから、出かける支度をする。
午前中は、シフトの子と一緒だ。
「中川さん、お先に」
「お疲れ様」
午後三時前にシャッターを開けて、開店の準備をする。
「あっ、中川さん。お疲れ様。悪いね」
午後は、三人で回す。
一人が帰った。
「中川さん、伝票の整理、手伝うよ」
「ありがとうございます」
「これで終わりです」
最後の伝票とPCの中のデータを照合して終わる。
今日は、何もなくもう終わりかと思っていたら、あいつが控室の中からパッドを持ってきた。
「中川さん、この資料確認してもらえます」
「資料ですか」
あいつが、十インチ位のパッドを開けた。
「これだよ」
「あっ」
そこに映っていたのは、私があの後、シャワー室で、あそこを洗っていた時のものだった。まるで私が自慰をしているように見える。
「どういうことですか。これは」
「この扱いに困っているんだよ。会社のシャワー室で、君がこんなことしているなんて」
「……」
「まさか、君が、あれだけでは物足らず、自慰までしていたとは、私も驚いたよ」
「そんな事する訳ないじゃないですか。これは、社長が、・・」
「これどうしようか」
「どうしようかって」
「ネットで流そうかな」
「止めて下さい」
「じゃあ、僕のストレス抜いてくれる」
怒りがこみあげて来た。無造作に平手打ちをしてしまった。
「参ったなあ。仕事の話をしている時、いきなり平手打ちですか。傷害罪で訴えてあげようか。これもネットで流すよ」
下を向いて、震えるしかなかった。涙が零れ落ちた。
「さっ、行こうか」
あいつの家に入ると誰も居なかった。確か、奥さんと子供がいるはず。あいつを睨みつけると
「ああ、僕の妻と子供は、昨日から旅行なんだ。気にしないで」
何が気にしないでだ。
「シャワー浴びて来て」
言われるがままだった。
ベッドの上でタオルを取られると、唇を吸って来た。舌が入って来る。やがて、あいつの舌が、私の舌を嘗め回すようにすると、私の舌も合わせる様に動いてしまった。
ゆっくりとしたが、喉から、胸に落ちて来る。
片方の乳首を口の中でゆっくりと撫でまわしながら、もう片方は、指で弄ばれている。涙が出て来た。
ゆっくりとお腹から、あそこへ舌が移動する。足が大きく開かれM字にされた。もう抵抗する気力も無かった。
奥にいる一番感じる所を撫で上げる様にあいつの舌と口が、私の大切なところを嘗め回してくる。
頭の中が、ボーとしてきた。腰が勝手に動き始める。
「あ、あ、あーっ」
もう声も我慢しなかった。ひたすら舐めて来た。
「くーっ」
私の足が硬直して、熱い物が流れ出ていくのが分かった。
「中川さん、後ろ向いて」
四つん這いにされると、更に同じところを責められる。顔をベッドにうずめて、声を殺した。舌が、もう一つの大事なところへ這っていく。
「そこは、そこはやめて」
聞き入れるはずも無かった。
あいつの指は、私の大切なところの中で、こねくり回されている。舌は、もう一つの穴の方を嘗め回していた。
頭がしびれて来た。
「うっ」
いきなり、痛みが走った。でも一瞬だった。
口が閉まらない。よだれが垂れていた。
指が抜かれると、あいつのモノがゆっくりと入って来た。
「この前より入りやすい。俺のモノに合う体になって来たかな」
そんなわけない。言えなかった。頭の芯までしびれる快感で言葉が出なかった。
四つん這いの私をバックから激しく攻めて来る。頭が真っ白になった。たまらなかった。
腰が勝手に動いている。悔しい。
最後、思い切り突かれると、あいつの精液が、私の中に止めどもなく入って来た。
腰がしびれている。だが、あいつは容赦なかった。
「中川さん、こっちを向いて」
あいつが立て膝で、自分のモノを立てている。
「くわえて」
「やったことありません」
「じゃあ、教えてあげる。ゆっくりと含むんだよ」
顔を抑えられ、無理矢理に口の中に、一度終わったばかりのモノを入れられて。
「歯を立てずにゆっくり前後するんだ」
言われた通りにする。
「そうそう。うまいうまい」
私が下手なのか、頭を押さえられて前後に揺らされた。やがて
「うっ、出る」
声と共に、思い切り口の中にあいつのどろどろしたものが入って来た。
「げほっ、げほっ」
近くに有ったティッシュで口を拭いた。汚い。
「じゃあ、最後」
今度は正常位でまた、入って来た。とても大きい。私の内側を擦り付けように入って来る。たまらない。もう自制心は切れていた。あいつの腰に足を回してしまった。
「僕のモノに惚れたかい」
悔しかったが、体が反応している。やがて、あいつの声と共に私の頭が真っ白になり、足が硬直した。
「「はあ、はあ」」
「凄かったよ。中川さん。これからも宜しく」
「もう嫌です」
「だめだよ。そんなこと言っちゃ。あれ見てごらん」
隠しカメラだった。もう逃げられない事を悟った。
別の土曜日。
今日は、家族がいないからとあいつの家に来いと言われた。逆らうことが出来なかった。
肉体的にも受け入れてしまっている。
「ふうーっ、疲れた」
独り言言いながら、鍵を開ける。
「ただいま」
家の中は、静かだった。
「恵子帰ったよ。あれ、いない。もう勤務時間終わっているだろうに」
電話してみるか。
「もしもし、中川ですか。妻をお願いします」
「えっ、中川さんは、一時間前に帰られましたが」
一瞬、驚いたが。
「そうですか。済みません。まだ、会社からだったので」
そう言って、電話を切った。
おかしいな。もう帰って来ていても良いという事か。ちょっと行ってみるか。
お店から家までの道は一本しかない。のんびり歩いていると、坂を下る途中の家から、妻が出て来た。男も一緒だ。何だあれ。
見えない様に見ていると、家の玄関で見えない様に、していると、男が妻に何か言っている。妻は困ったような顔をしているが、頭をぺこりと下げて、こちらに歩いて来た。男は家の中に入り、妻だけがこちらに向かって歩いて来た。
妻に電話をしてみた。
「もしもし、僕。今どこ」
「ごめんなさい。午前中、終わり頃になってお客様が立て込んで」
「分かった。仕方ないね」
どういうことだ。
急いで、家に帰った。今帰ったばかりの様に洗面所で手を洗って、うがいをする。
ガチャと玄関が開いた。
「えっ、幸弘帰って来ているの。さっきの電話近くからだったの」
何も知らない様な顔で
「うん、今日は、午後の打合せが無くなったんで、帰って来た」
「そうだったの。早く電話くれればいいのに」
電話くれていれば・・・。
「お昼は、」
「うん、食べて来た。ちょっと今から本屋に行ってくる」
「そう、私買い物するから、途中まで一緒に行こう」
何食わぬ顔でいう恵子に、頭の中にある疑問をぶつけようとしたが、堪えた。知らんぷりされたら終わりだ。
平気で僕の横を歩く恵子。
「今日の夕飯何がいい」
「恵子の作ってくれたもの」
「もう、いつもそれなんだから。じゃ、行ってくるね」
本屋とスーパーは、反対方向にある。僕は、妻が見えなくなった後、コンビニのイートインで簡単に済ませた。
お風呂は先に幸弘が入った。
「出たよ」
「はーい」
体をいつもより入念に洗った。思い出しても気持ちが悪い。でもあそこが、なぜかむずむずする。初めてした時と同じ感じだ。
胸や腰、あいつが触れた所、すべてを綺麗にした。ただ、あそことお尻が、何かおかしい。
今日、幸弘に抱いてもらおう。そうすれば、忘れることが出来る。
恵子が、珍しく僕の背中に手を回してきた。彼女は、セックスに淡白な方だ。どうしたんだろう。
「ねえ」
「・・・」
「ねえ、お願い」
彼が私の唇に口付けをして来た。優しい口付けだ。つい口を開けてしまった。彼の舌が私の口に入って来る。抵抗は無かった。
ゆっくりと胸、そしてあそこに唇が動いていく。唇が、あそこに触れると、気持ちがよかった。やはり幸弘がいい。素直に声を出した。
そして、彼が入って来た。何か違う。前の様な快感が薄い。まさか。でも気づかれてはいけない。気持ちよくなったと思わせないと。声を出した。
でも最後までいけない。いつもはいけるのに。
おかしい。何か違う。もっと密着していたのに。自分が最高潮に達すると
「我慢できない。いい」
「良いよ。思い切り来て」
彼のものがあそこの奥に思い切りぶつかるのを感じた。この時だけは、最高だった。
思い切り声を上げた。
彼は、淡白だ、一度出してしまうと、もう終わりになる。このままでは、何か、気持ちが抜けきれなかった。
終わったばかりの彼のあそこを触った。まだ少し元気がある。優しく握っていると、段々元気になって来た。
「もう一度出来る」
「えっ、いやちょっと」
ゆっくりと起きて、彼の上にまたがった。自分から沈める。激しく腰を動かした。変だ、とても気持ちがいい。最後はのけぞるようにしていってしまった。彼は出していない。
珍しく、私を四つん這いにして、後ろから攻めて来た。何か違う。でも気づかれてはいけない。思い切り感じているふりをした。最後にもう一度彼が、私のあそこに思い切り吐き出すと、さすがに疲れたのか、覆いかぶさって来た。
「どうしたの恵子。今日は元気だね」
「うん、少し仕事で嫌な事あって。幸弘に抱かれて忘れたかった」
「そうか」
そう言うと、彼は、私の体を思い切り抱き寄せた。
これで良いんだ。もうあんなことしない。幸弘に話そう。分かってくれるはず。
次の朝は、日曜日。二人でゆっくりと起きた。気持ちのいい朝だった。昨日の事は、頭にはもうない。
「恵子、すっきりした顔しているね」
「うん」
そう言って、彼の胸に顔をうずめた。なんと、珍しく朝から、私を要求してきた。昨日のようなことは無かった。彼が入って来るとしっかりと彼感じることが出来た。快感が突き抜けた。これでいい。気持ちよかった。
「いくよ」
「来て」
思い切り、奥の方へ出した。何かが当たっている感じがする。もう一度二人で寝てしまった。
――――
面白そうとか次も読みたいなと思いましたらぜひ★★★頂けると投稿意欲が沸きます。
感想や、誤字脱字のご指摘もお待ちしております。
お願いします。
「大丈夫。私もパートがんばる」
「悪いな」
「・・幸弘」
「うん」
「・・・。ううん。何でもない。無理しないでね」
結局、私は夫に何も言えなかった。
珍しく、夫が求めて来た。
ただ、終わった後、夫がよそよそしい感じがしたのは、私の気のせいだろうか。
月曜からは、何もなかった様にあいつは働いていた。私に対しても他の人に対しても接し方が同じだ。
今週の土曜日は、あいつの奥さんがシフトで入っている。
「中川さん、主人をいつも助けてくれてありがとう。貴方が、居てくれて、本当に助かるわ。このお店の中、一番知っているから。これからも宜しくね」
「はい」
奥さんは、彼のやっていることを全く知らない様だ。知っていれば、大変か。
今日は、奥さんが、午後もシフトに入るので、今日は何事もなく帰れそうだ。
「お先に失礼します」
今週は、何もない様だ。良かった。あれで、終わってくれれば。
夫も仕事が軌道に乗ってきたようだ。顔色がだいぶいい。
その日の夕方。
「恵子、社長から電話」
「えっ、社長」
嫌な予感がするが、電話に出ないわけには、行かない。
「はい、中川です」
『中川さん、月曜日の午後なんだけど、シフトの子が休みを貰いたいって、連絡が有って。シフト入ってもらえるかな』
「ちょっと、待ってください」
電話の通話口を塞いで。
「ねえ、月曜日の午後シフトに入ってくれないかって」
「いいよ。仕事だから仕方ないよ」
断って欲しかったが、OKが出てしまった。
「分かりました。入れます」
『そうか。悪いね。じゃあ、宜しく』
嫌な予感有ったが、忘れることにした。
月曜日の午後シフトは、三時から七時までだ。最後の伝票整理も全て行って終わりになる。ちょっとずれ込むことが多い。
「あなた、今日は、午後シフトだから、七時半位になると思う。ごめん」
「いいよ。頑張って。じゃあ、行ってくるね」
朝、彼を見送ってから、出かける支度をする。
午前中は、シフトの子と一緒だ。
「中川さん、お先に」
「お疲れ様」
午後三時前にシャッターを開けて、開店の準備をする。
「あっ、中川さん。お疲れ様。悪いね」
午後は、三人で回す。
一人が帰った。
「中川さん、伝票の整理、手伝うよ」
「ありがとうございます」
「これで終わりです」
最後の伝票とPCの中のデータを照合して終わる。
今日は、何もなくもう終わりかと思っていたら、あいつが控室の中からパッドを持ってきた。
「中川さん、この資料確認してもらえます」
「資料ですか」
あいつが、十インチ位のパッドを開けた。
「これだよ」
「あっ」
そこに映っていたのは、私があの後、シャワー室で、あそこを洗っていた時のものだった。まるで私が自慰をしているように見える。
「どういうことですか。これは」
「この扱いに困っているんだよ。会社のシャワー室で、君がこんなことしているなんて」
「……」
「まさか、君が、あれだけでは物足らず、自慰までしていたとは、私も驚いたよ」
「そんな事する訳ないじゃないですか。これは、社長が、・・」
「これどうしようか」
「どうしようかって」
「ネットで流そうかな」
「止めて下さい」
「じゃあ、僕のストレス抜いてくれる」
怒りがこみあげて来た。無造作に平手打ちをしてしまった。
「参ったなあ。仕事の話をしている時、いきなり平手打ちですか。傷害罪で訴えてあげようか。これもネットで流すよ」
下を向いて、震えるしかなかった。涙が零れ落ちた。
「さっ、行こうか」
あいつの家に入ると誰も居なかった。確か、奥さんと子供がいるはず。あいつを睨みつけると
「ああ、僕の妻と子供は、昨日から旅行なんだ。気にしないで」
何が気にしないでだ。
「シャワー浴びて来て」
言われるがままだった。
ベッドの上でタオルを取られると、唇を吸って来た。舌が入って来る。やがて、あいつの舌が、私の舌を嘗め回すようにすると、私の舌も合わせる様に動いてしまった。
ゆっくりとしたが、喉から、胸に落ちて来る。
片方の乳首を口の中でゆっくりと撫でまわしながら、もう片方は、指で弄ばれている。涙が出て来た。
ゆっくりとお腹から、あそこへ舌が移動する。足が大きく開かれM字にされた。もう抵抗する気力も無かった。
奥にいる一番感じる所を撫で上げる様にあいつの舌と口が、私の大切なところを嘗め回してくる。
頭の中が、ボーとしてきた。腰が勝手に動き始める。
「あ、あ、あーっ」
もう声も我慢しなかった。ひたすら舐めて来た。
「くーっ」
私の足が硬直して、熱い物が流れ出ていくのが分かった。
「中川さん、後ろ向いて」
四つん這いにされると、更に同じところを責められる。顔をベッドにうずめて、声を殺した。舌が、もう一つの大事なところへ這っていく。
「そこは、そこはやめて」
聞き入れるはずも無かった。
あいつの指は、私の大切なところの中で、こねくり回されている。舌は、もう一つの穴の方を嘗め回していた。
頭がしびれて来た。
「うっ」
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「この前より入りやすい。俺のモノに合う体になって来たかな」
そんなわけない。言えなかった。頭の芯までしびれる快感で言葉が出なかった。
四つん這いの私をバックから激しく攻めて来る。頭が真っ白になった。たまらなかった。
腰が勝手に動いている。悔しい。
最後、思い切り突かれると、あいつの精液が、私の中に止めどもなく入って来た。
腰がしびれている。だが、あいつは容赦なかった。
「中川さん、こっちを向いて」
あいつが立て膝で、自分のモノを立てている。
「くわえて」
「やったことありません」
「じゃあ、教えてあげる。ゆっくりと含むんだよ」
顔を抑えられ、無理矢理に口の中に、一度終わったばかりのモノを入れられて。
「歯を立てずにゆっくり前後するんだ」
言われた通りにする。
「そうそう。うまいうまい」
私が下手なのか、頭を押さえられて前後に揺らされた。やがて
「うっ、出る」
声と共に、思い切り口の中にあいつのどろどろしたものが入って来た。
「げほっ、げほっ」
近くに有ったティッシュで口を拭いた。汚い。
「じゃあ、最後」
今度は正常位でまた、入って来た。とても大きい。私の内側を擦り付けように入って来る。たまらない。もう自制心は切れていた。あいつの腰に足を回してしまった。
「僕のモノに惚れたかい」
悔しかったが、体が反応している。やがて、あいつの声と共に私の頭が真っ白になり、足が硬直した。
「「はあ、はあ」」
「凄かったよ。中川さん。これからも宜しく」
「もう嫌です」
「だめだよ。そんなこと言っちゃ。あれ見てごらん」
隠しカメラだった。もう逃げられない事を悟った。
別の土曜日。
今日は、家族がいないからとあいつの家に来いと言われた。逆らうことが出来なかった。
肉体的にも受け入れてしまっている。
「ふうーっ、疲れた」
独り言言いながら、鍵を開ける。
「ただいま」
家の中は、静かだった。
「恵子帰ったよ。あれ、いない。もう勤務時間終わっているだろうに」
電話してみるか。
「もしもし、中川ですか。妻をお願いします」
「えっ、中川さんは、一時間前に帰られましたが」
一瞬、驚いたが。
「そうですか。済みません。まだ、会社からだったので」
そう言って、電話を切った。
おかしいな。もう帰って来ていても良いという事か。ちょっと行ってみるか。
お店から家までの道は一本しかない。のんびり歩いていると、坂を下る途中の家から、妻が出て来た。男も一緒だ。何だあれ。
見えない様に見ていると、家の玄関で見えない様に、していると、男が妻に何か言っている。妻は困ったような顔をしているが、頭をぺこりと下げて、こちらに歩いて来た。男は家の中に入り、妻だけがこちらに向かって歩いて来た。
妻に電話をしてみた。
「もしもし、僕。今どこ」
「ごめんなさい。午前中、終わり頃になってお客様が立て込んで」
「分かった。仕方ないね」
どういうことだ。
急いで、家に帰った。今帰ったばかりの様に洗面所で手を洗って、うがいをする。
ガチャと玄関が開いた。
「えっ、幸弘帰って来ているの。さっきの電話近くからだったの」
何も知らない様な顔で
「うん、今日は、午後の打合せが無くなったんで、帰って来た」
「そうだったの。早く電話くれればいいのに」
電話くれていれば・・・。
「お昼は、」
「うん、食べて来た。ちょっと今から本屋に行ってくる」
「そう、私買い物するから、途中まで一緒に行こう」
何食わぬ顔でいう恵子に、頭の中にある疑問をぶつけようとしたが、堪えた。知らんぷりされたら終わりだ。
平気で僕の横を歩く恵子。
「今日の夕飯何がいい」
「恵子の作ってくれたもの」
「もう、いつもそれなんだから。じゃ、行ってくるね」
本屋とスーパーは、反対方向にある。僕は、妻が見えなくなった後、コンビニのイートインで簡単に済ませた。
お風呂は先に幸弘が入った。
「出たよ」
「はーい」
体をいつもより入念に洗った。思い出しても気持ちが悪い。でもあそこが、なぜかむずむずする。初めてした時と同じ感じだ。
胸や腰、あいつが触れた所、すべてを綺麗にした。ただ、あそことお尻が、何かおかしい。
今日、幸弘に抱いてもらおう。そうすれば、忘れることが出来る。
恵子が、珍しく僕の背中に手を回してきた。彼女は、セックスに淡白な方だ。どうしたんだろう。
「ねえ」
「・・・」
「ねえ、お願い」
彼が私の唇に口付けをして来た。優しい口付けだ。つい口を開けてしまった。彼の舌が私の口に入って来る。抵抗は無かった。
ゆっくりと胸、そしてあそこに唇が動いていく。唇が、あそこに触れると、気持ちがよかった。やはり幸弘がいい。素直に声を出した。
そして、彼が入って来た。何か違う。前の様な快感が薄い。まさか。でも気づかれてはいけない。気持ちよくなったと思わせないと。声を出した。
でも最後までいけない。いつもはいけるのに。
おかしい。何か違う。もっと密着していたのに。自分が最高潮に達すると
「我慢できない。いい」
「良いよ。思い切り来て」
彼のものがあそこの奥に思い切りぶつかるのを感じた。この時だけは、最高だった。
思い切り声を上げた。
彼は、淡白だ、一度出してしまうと、もう終わりになる。このままでは、何か、気持ちが抜けきれなかった。
終わったばかりの彼のあそこを触った。まだ少し元気がある。優しく握っていると、段々元気になって来た。
「もう一度出来る」
「えっ、いやちょっと」
ゆっくりと起きて、彼の上にまたがった。自分から沈める。激しく腰を動かした。変だ、とても気持ちがいい。最後はのけぞるようにしていってしまった。彼は出していない。
珍しく、私を四つん這いにして、後ろから攻めて来た。何か違う。でも気づかれてはいけない。思い切り感じているふりをした。最後にもう一度彼が、私のあそこに思い切り吐き出すと、さすがに疲れたのか、覆いかぶさって来た。
「どうしたの恵子。今日は元気だね」
「うん、少し仕事で嫌な事あって。幸弘に抱かれて忘れたかった」
「そうか」
そう言うと、彼は、私の体を思い切り抱き寄せた。
これで良いんだ。もうあんなことしない。幸弘に話そう。分かってくれるはず。
次の朝は、日曜日。二人でゆっくりと起きた。気持ちのいい朝だった。昨日の事は、頭にはもうない。
「恵子、すっきりした顔しているね」
「うん」
そう言って、彼の胸に顔をうずめた。なんと、珍しく朝から、私を要求してきた。昨日のようなことは無かった。彼が入って来るとしっかりと彼感じることが出来た。快感が突き抜けた。これでいい。気持ちよかった。
「いくよ」
「来て」
思い切り、奥の方へ出した。何かが当たっている感じがする。もう一度二人で寝てしまった。
――――
面白そうとか次も読みたいなと思いましたらぜひ★★★頂けると投稿意欲が沸きます。
感想や、誤字脱字のご指摘もお待ちしております。
お願いします。
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