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30.ディアンとミレイア
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アレス、ディアン、ミレイア。この三人は、同時期に神として生まれた。
ミレイア以外の二人は守護する国を持ち、正反対の性格ながらも、幼馴染として上手く付き合っていた。
花嫁騒ぎは、愛と平和の神であったディアンが、アレスの守護する国の国民に請われて下した神託が始まりである。
けれど、百年たってもアレスの花嫁は現れず、今回が最後の花嫁候補となったのだ。多少の責任を感じていたディアンも、最後だからとアレスの城へと遊びに来ていた。
それがまさか、花嫁候補を殺しかけるなどという騒動に発展するとは。
しかし、決してアレスの前で口を開かないディアンに対して、ミレイアは大きくため息をついた。
アレス達の部屋を出て、ディアンが借りている部屋で二人は向き合っている。
アレスと異なり、ディアンは恋多き男だ。あっちの女神、こっちの女神とふらふらし、浮名を流すことも多かった。しかし、恋愛以外には誠実であったし、幼馴染で恋愛対象ではなかったミレイアに対してはいつだって優しい人だった。もちろん、人間にだって。
「なぜこんなことをした」
ディアンがこんな酷いことをしただなんてミレイアは信じたくなかったし、何かどうしようもない理由があったのだと思いたい。
しかしディアンは、ゆるく首を振った。
「理由なんてないよ。ただ、オルフェが気に入らなかっただけ」
「嘘をつくな。私たちの仲で、今更嘘が通ると思うなよ」
ミレイアの言葉に、ディアンが深くうつむく。
そして大きくため息をつくと、口を開いた。
「簡単な話だよ。だってミレイア、君、アレスのことが好きだろう?」
ディアンの言葉に、ピシッとミレイアが固まる。
「な、なにを」
「どれだけ三人一緒にいたと思うんだ。君の言葉じゃないけど、私たちの仲で嘘は通らないよ。君がそんな乱暴な口調になったのだって、アレスに合わせたんでしょう。知ってるよ。ずっとずっと小さい時から、君はアレスに惚れている。まぁ、アレスは恋愛なんて興味ないから、君の気持ちに気づくはずもないけどね」
「な、な……おい!」
ミレイアの白い頬が、バラのように真っ赤に染まる。それを微笑ましそうにディアンは見る。
「だが、だが、それと今回の件と何の関係があるんだ!」
「そもそもね。花嫁なんて始めたのは君のためだったんだ。アレスは恋愛なんてものに興味がないから君の気持ちにはどれだけ経っても気づかないし、アレスがどれだけ人間のことを思っているか人間たちは分かりもせずにアレスを怖がるし、それなのにアレスはそれも仕方ないとかいうし、もうね!」
「ちょっと早口すぎてついていかれんのだけど」
「気に入らなかった。君の気持ちに気づかないアレスも、アレスのことを知らないのに怖がる人間も、そして、怖がられているにも関わらず人間を大切に思うアレスも。だからこそ、花嫁なんて形でやってきた人間たちがアレスを怖がれば、アレスも人間に対して変に理想を抱くことをやめる。そして側にある愛に気づけば、それができれば、とても素晴らしいことだと思ったんだよ!」
ディアンが珍しく大声でまくしたてるので、ミレイアは気圧されたように黙りこむ。しかし、愛の神であるディアンのその作戦のバカらしさに、大きくため息をついた。
「アレスは君と違って、戦の神だぞ。その作戦で、恋愛ごとを嫌いになることはあっても、私と恋愛関係になる可能性は限りなく低いんじゃないか」
「冷静な突っ込みありがとう。そうだね、私が甘かったよ!でも、でも、さ」
「オルフェがいた」
オルフェを見た瞬間から、アレスと近づけてはいけないと思った。そうディアンが語る。
「ただの無礼者ですめばよかったのに。初めて会った時から、アレスがオルフェを見つめる瞳がいつもと違った。あの美しい見た目で、あの苛烈な性格だ。戦の神であるアレスが興味を持つなんて、当然かもしれない。だからこそ、先手を打って私がオルフェを抱いてしまおうと思ったんだよ」
けれど。
「ダメだった。馬鹿みたいに二人して惹かれあっていくから、止められなかった」
「愛の神が、愛し合う二人を引き裂くなんて、皮肉なものだな」
「分かってるよ!けれど、嫌だったんだ。嫌だった」
ディアンが両手で顔を覆う。
「何がそんなに嫌だったんだ?」
「私はね、ミレイア。君たちをずっと側で見てきた。君がけなげにずっとアレスを思い続けるのを。ずっと見てきた。アレスが人間たちに怖がられていることに人知れず傷ついていた時に、それを君はずっと側で慰めていたし、君がいたからこそ、あんな横暴な性格のアレスも、神たちの間で孤立せずにすんだんだ」
「買い被りすぎだ」
「だからこそ、ぽっと出の人間にアレスが奪われて、君の思いが報われないなんて、許せなかったんだよ!」
「確かに私は、アレスに恋をしている。けれどね。やっぱり、アレスに恋愛感情なんてたいそうなものがあることを気づかせたのは、オルフェなんだよ。そしてこれだけ長い間思い続けた私は、自分の思いが叶うより、アレスが幸せになることの方が大切だと思うんだ。アレスがきちんと愛を知って、誰かと愛し合えるのならば、それ以上に幸せなことは、私にはないんだよ。だからディアン、君は間違っている」
「間違っていることなんて、端から分かってたよ。それでも私は、君に幸せになってほしかった」
「なんでそんなに君は、私の幸せを願ってくれるんだい?幼馴染と言えど、ちょっと度が過ぎていないかい。私が望んだのならともかく」
ミレイアがそう言うと、ディアンがふとそれを鼻で笑った。
「君なら、私の気持ちが分かるでしょう?」
「どういうことだよ。それは」
「自分の好きな相手には、何をおいても幸せになってほしい。君がアレスとオルフェを応援するのだって、同じ気持ちだからだ」
ディアンの言葉に、ミレイアが固まる。
「う、嘘だ!」
「嘘じゃないよ。アレスを見る君を、私はずっと見てきた」
「ありえない!君はたくさんの女性と付き合ってきたじゃないか。けれど私のことだけは頑なに恋愛対象にしなかった!」
「君を忘れるために、たくさんの女性と付き合った。君だけ恋愛対象にしなかったんじゃない。そもそも私にとっての恋愛対象は、いつだって君一人だったんだよ」
いつになく真面目な表情でディアンが言う。ミレイアは驚いてしまって、何も返すことができない。叶わない恋に悩んでいるのは、ディアンもミレイアも一緒だったというのか。
「言うつもりはなかったんだけどね。ミレイア、私はずっと君だけを思ってきた。好きだよ。愛している。だからこそ君には幸せになってほしい」
「いや、あのさ、ディアン。そこは幸せになってほしいじゃなくて、俺が幸せにしてやるくらい言うもんじゃないかい?」
「それが言えたら、千年近くも初恋を拗らせたりしなかったよ」
自分と同じだ。そうミレイアが呟く。
おそらく幼馴染三人とも、恋愛に対して非常に不器用なところは一緒だったのだろう。
「まぁいい。私たちの恋愛については、またいつか考えるとしよう。オルフェ達と違って、時間はたくさんある。けれどあの二人には、もう時間がない。神として、いや、きちんと対等な相手として、私たちはオルフェに謝らなくてはいけない」
「君が謝る必要はない」
「あるよ。私の臆病さが、君にそんな態度をとらせたんだ。だから謝ろう。そして、きちんとすべて二人には話そう」
「すべて話してしまって、いいの」
「いいさ。君が私に気持ちを告げてくれた勇気を見習って、私も玉砕してこようではないか。どうせ叶わない思いでも、告げずにいて後悔するのも嫌だからね」
ミレイアはそう言うと、少しスッキリした表情で笑った。
叶わない恋に決着が付くことが悲しくて、寂しくて、でも少しだけ、ほっとした気持ちがあった。
せめて後悔だけはしないように。きちんと告げて、自分の恋心の供養としよう。
「さぁ、行こう」
オルフェ、きちんとアレスを幸せにしてやってくれよ。そんな思いで、ミレイアは立ち上がったのだった。
ミレイア以外の二人は守護する国を持ち、正反対の性格ながらも、幼馴染として上手く付き合っていた。
花嫁騒ぎは、愛と平和の神であったディアンが、アレスの守護する国の国民に請われて下した神託が始まりである。
けれど、百年たってもアレスの花嫁は現れず、今回が最後の花嫁候補となったのだ。多少の責任を感じていたディアンも、最後だからとアレスの城へと遊びに来ていた。
それがまさか、花嫁候補を殺しかけるなどという騒動に発展するとは。
しかし、決してアレスの前で口を開かないディアンに対して、ミレイアは大きくため息をついた。
アレス達の部屋を出て、ディアンが借りている部屋で二人は向き合っている。
アレスと異なり、ディアンは恋多き男だ。あっちの女神、こっちの女神とふらふらし、浮名を流すことも多かった。しかし、恋愛以外には誠実であったし、幼馴染で恋愛対象ではなかったミレイアに対してはいつだって優しい人だった。もちろん、人間にだって。
「なぜこんなことをした」
ディアンがこんな酷いことをしただなんてミレイアは信じたくなかったし、何かどうしようもない理由があったのだと思いたい。
しかしディアンは、ゆるく首を振った。
「理由なんてないよ。ただ、オルフェが気に入らなかっただけ」
「嘘をつくな。私たちの仲で、今更嘘が通ると思うなよ」
ミレイアの言葉に、ディアンが深くうつむく。
そして大きくため息をつくと、口を開いた。
「簡単な話だよ。だってミレイア、君、アレスのことが好きだろう?」
ディアンの言葉に、ピシッとミレイアが固まる。
「な、なにを」
「どれだけ三人一緒にいたと思うんだ。君の言葉じゃないけど、私たちの仲で嘘は通らないよ。君がそんな乱暴な口調になったのだって、アレスに合わせたんでしょう。知ってるよ。ずっとずっと小さい時から、君はアレスに惚れている。まぁ、アレスは恋愛なんて興味ないから、君の気持ちに気づくはずもないけどね」
「な、な……おい!」
ミレイアの白い頬が、バラのように真っ赤に染まる。それを微笑ましそうにディアンは見る。
「だが、だが、それと今回の件と何の関係があるんだ!」
「そもそもね。花嫁なんて始めたのは君のためだったんだ。アレスは恋愛なんてものに興味がないから君の気持ちにはどれだけ経っても気づかないし、アレスがどれだけ人間のことを思っているか人間たちは分かりもせずにアレスを怖がるし、それなのにアレスはそれも仕方ないとかいうし、もうね!」
「ちょっと早口すぎてついていかれんのだけど」
「気に入らなかった。君の気持ちに気づかないアレスも、アレスのことを知らないのに怖がる人間も、そして、怖がられているにも関わらず人間を大切に思うアレスも。だからこそ、花嫁なんて形でやってきた人間たちがアレスを怖がれば、アレスも人間に対して変に理想を抱くことをやめる。そして側にある愛に気づけば、それができれば、とても素晴らしいことだと思ったんだよ!」
ディアンが珍しく大声でまくしたてるので、ミレイアは気圧されたように黙りこむ。しかし、愛の神であるディアンのその作戦のバカらしさに、大きくため息をついた。
「アレスは君と違って、戦の神だぞ。その作戦で、恋愛ごとを嫌いになることはあっても、私と恋愛関係になる可能性は限りなく低いんじゃないか」
「冷静な突っ込みありがとう。そうだね、私が甘かったよ!でも、でも、さ」
「オルフェがいた」
オルフェを見た瞬間から、アレスと近づけてはいけないと思った。そうディアンが語る。
「ただの無礼者ですめばよかったのに。初めて会った時から、アレスがオルフェを見つめる瞳がいつもと違った。あの美しい見た目で、あの苛烈な性格だ。戦の神であるアレスが興味を持つなんて、当然かもしれない。だからこそ、先手を打って私がオルフェを抱いてしまおうと思ったんだよ」
けれど。
「ダメだった。馬鹿みたいに二人して惹かれあっていくから、止められなかった」
「愛の神が、愛し合う二人を引き裂くなんて、皮肉なものだな」
「分かってるよ!けれど、嫌だったんだ。嫌だった」
ディアンが両手で顔を覆う。
「何がそんなに嫌だったんだ?」
「私はね、ミレイア。君たちをずっと側で見てきた。君がけなげにずっとアレスを思い続けるのを。ずっと見てきた。アレスが人間たちに怖がられていることに人知れず傷ついていた時に、それを君はずっと側で慰めていたし、君がいたからこそ、あんな横暴な性格のアレスも、神たちの間で孤立せずにすんだんだ」
「買い被りすぎだ」
「だからこそ、ぽっと出の人間にアレスが奪われて、君の思いが報われないなんて、許せなかったんだよ!」
「確かに私は、アレスに恋をしている。けれどね。やっぱり、アレスに恋愛感情なんてたいそうなものがあることを気づかせたのは、オルフェなんだよ。そしてこれだけ長い間思い続けた私は、自分の思いが叶うより、アレスが幸せになることの方が大切だと思うんだ。アレスがきちんと愛を知って、誰かと愛し合えるのならば、それ以上に幸せなことは、私にはないんだよ。だからディアン、君は間違っている」
「間違っていることなんて、端から分かってたよ。それでも私は、君に幸せになってほしかった」
「なんでそんなに君は、私の幸せを願ってくれるんだい?幼馴染と言えど、ちょっと度が過ぎていないかい。私が望んだのならともかく」
ミレイアがそう言うと、ディアンがふとそれを鼻で笑った。
「君なら、私の気持ちが分かるでしょう?」
「どういうことだよ。それは」
「自分の好きな相手には、何をおいても幸せになってほしい。君がアレスとオルフェを応援するのだって、同じ気持ちだからだ」
ディアンの言葉に、ミレイアが固まる。
「う、嘘だ!」
「嘘じゃないよ。アレスを見る君を、私はずっと見てきた」
「ありえない!君はたくさんの女性と付き合ってきたじゃないか。けれど私のことだけは頑なに恋愛対象にしなかった!」
「君を忘れるために、たくさんの女性と付き合った。君だけ恋愛対象にしなかったんじゃない。そもそも私にとっての恋愛対象は、いつだって君一人だったんだよ」
いつになく真面目な表情でディアンが言う。ミレイアは驚いてしまって、何も返すことができない。叶わない恋に悩んでいるのは、ディアンもミレイアも一緒だったというのか。
「言うつもりはなかったんだけどね。ミレイア、私はずっと君だけを思ってきた。好きだよ。愛している。だからこそ君には幸せになってほしい」
「いや、あのさ、ディアン。そこは幸せになってほしいじゃなくて、俺が幸せにしてやるくらい言うもんじゃないかい?」
「それが言えたら、千年近くも初恋を拗らせたりしなかったよ」
自分と同じだ。そうミレイアが呟く。
おそらく幼馴染三人とも、恋愛に対して非常に不器用なところは一緒だったのだろう。
「まぁいい。私たちの恋愛については、またいつか考えるとしよう。オルフェ達と違って、時間はたくさんある。けれどあの二人には、もう時間がない。神として、いや、きちんと対等な相手として、私たちはオルフェに謝らなくてはいけない」
「君が謝る必要はない」
「あるよ。私の臆病さが、君にそんな態度をとらせたんだ。だから謝ろう。そして、きちんとすべて二人には話そう」
「すべて話してしまって、いいの」
「いいさ。君が私に気持ちを告げてくれた勇気を見習って、私も玉砕してこようではないか。どうせ叶わない思いでも、告げずにいて後悔するのも嫌だからね」
ミレイアはそう言うと、少しスッキリした表情で笑った。
叶わない恋に決着が付くことが悲しくて、寂しくて、でも少しだけ、ほっとした気持ちがあった。
せめて後悔だけはしないように。きちんと告げて、自分の恋心の供養としよう。
「さぁ、行こう」
オルフェ、きちんとアレスを幸せにしてやってくれよ。そんな思いで、ミレイアは立ち上がったのだった。
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