39 / 63
第5章:純血エルフの村
第38話 純血エルフの村フルーバ
しおりを挟む
夜八時ちょうどになると、ソチネが四体の妖精を連れて魔法陣の中に入った。
「いい? 魔法陣の外円を閉じると儀式が始まる。かなり強い魔法陣だから、たぶん結界が張られると私の声が聞こえなくなると思う。アサヒは事前に説明した通りに行動してね」
朝陽が頷くと、ソチネは線を書き足し魔法陣の外円を繋げた。
水晶の間の時と同じように、見えない壁が朝陽とソチネを隔てる。
朝陽は慌てながらも丁寧に、魔法陣の外に立てられた蝋燭に火を灯し、すり潰したマーメイドの鱗とヒミュルの蔦を一つまみ落とした。
火の色が赤から青に変わる。
ソチネが杖を振ると、妖精が四つの小さな円の中にそれぞれ移動した。
魔法陣が光を放つ。
(ここまでは前段階。今からが魔術師ソロモンの見せ場だ。……たぶん)
ソチネは跪き、両手を組んだ。
「アウ・コウタレスト・バノヌ・ドリスティア・ソシェンジェ・バモマルエンタル……」
途方もなく長い呪文を唱えるソチネの声は、いつもの声とも司書ソチネの声とも違った。
(威厳があるというか……神々しいというか……。呪文を聞いてるだけで畏怖を感じる。この人、ほんとにすごい人だったんだ)
詠唱を終えたソチネは、「太陽の第四」ペンタクルと杖を手に持ち、魔法陣の前に立つ大木に向けて水魔法を放った。
大木が、霧雨のように細かく柔らかい水に濡れる。
朝陽は緊張した面持ちで、上級「光」魔法スクロールを広げた。
「ラウツ・トレトラ」
すると、光に反射した霧雨が、一部分だけ淡い青色に変わった。その光は徐々に明確な形を浮き上がらせ、巨大な扉になった。
魔法陣の結界が解けたのか、ソチネの安堵した声が聞こえた。
「成功ね。この扉の向こうがフルーバよ」
腰が抜けた朝陽がへなへなと地面にへたりこむ。
「……すごい。すごかった。これが本物の……魔術師ソロモンが師を務める儀式……」
「あなたの上級魔法スクロールもなかなか良かったわよ。さ、早く行きましょう」
手を差し伸べるソチネを見上げた朝陽は、ぽっと頬を赤らめ顔を背けた。
(う、うわぁぁぁ~……っ。なんだかソチネさんが輝いて見える……。だって、さっきのさっきまで、ちょっと残念な女の人ってイメージが強かったからさぁぁぁ……っ。こ、こ、こんなすごいところ見たあとだと緊張する……っ。ぐ、ぐあぁぁ……なんかいつもよりソチネさんが綺麗に見えるしっ……)
「アサヒー。早く行かないと扉閉まっちゃうよ」
「はっ、はいっ。すみませんっ!」
現れた扉の奥には、ニワトコの木々に囲まれた小さな村があった。
朝陽とソチネの元に、弓をたずさえた青年エルフが馬に乗ってやって来た。彼ははじめ不審な表情を浮かべていたが、ソチネだと気付くと顔をほころばせる。
「なんだ、ソロモン様でしたか。お久しぶりです。フルーバへようこそ」
どうやらこのエルフはソチネの正体を知っているらしい。あとからソチネに聞いたところによると、ソチネの正体を知っているヒト族はほんの一握りだが、ヒト族と関りをほとんど持たない長命な種族に限り、正体を明かしているそうだ。
ソチネは、馬から降りた青年エルフと挨拶のハグをする。
「久しぶり、アロン。元気そうでなにより。ちょっと背が伸びたわね」
「ええ。ここ十年でぐんと成長しまして。今では立派な青年でしょう?」
「そうね。百年前はこーんなに小さかったのに。エルフの成長は早いわねえ」
「はは。そんなことをおっしゃるヒト族は、ソロモン様しかいませんよ」
旧知の友と挨拶を済ませたアロンは、朝陽に視線を移した。
「お連れの方でしょうか。これまた幼いヒト族を連れて」
幼い……? と眉をひそめる朝陽の代わりに、ソチネが応える。
「ええ、最近知り合ったヒトで、アサヒッていうの。私の婚約者よ」
「ちょっ……」
朝陽が否定する間もなく、アロンが満面の笑みで拍手した。
「おお、素晴らしい! ソロモン様にやっと番が! 町の者に伝えて宴会の準備をしてまいります! ソロモン様、フルーバに滞在する間は、いつもの宿をお使いください。それでは、失礼」
アロンが颯爽と去っていき、その場には朝陽とソチネだけが残された。
朝陽がジトッとした目を向けても、ソチネは口笛を吹いてはぐらかすだけだ。
「……あのぉ、ソチネさん。ああいうときは普通、弟子って紹介するもんじゃありませんか?」
「弟子も婚約者も似たようなものでしょ?」
「全然違いますよね。僕はあなたの婚約者になったつもりありません」
まあまあ、とソチネは朝陽の背中を押し、宿に向かって歩きだした。
「フルーバのエルフは警戒心がとっても強いの。だから、普段はヒト族を村に招き入れるようなことはしない。私の弟子だと言っても滞在は許されたでしょうけど、警戒されっぱなしできっと居心地悪いわ。私の婚約者って言っとけば、あなたも私と同じくらい歓迎されるはずなの!」
「そ、そうだったんですね。それを知らずに文句言ってすみません」
「いいのいいの。だから、この村にいる間は、私とあなたは婚約者! 分かった?」
朝陽が気乗りしないながらも仕方なく頷くと、ソチネがニヤッと笑った。
「……あの、その理由は本当なんですよね?」
「へ!? も、もも、もちろんよ!? 本当よ!?」
「怪しいなあ……」
「いい? 魔法陣の外円を閉じると儀式が始まる。かなり強い魔法陣だから、たぶん結界が張られると私の声が聞こえなくなると思う。アサヒは事前に説明した通りに行動してね」
朝陽が頷くと、ソチネは線を書き足し魔法陣の外円を繋げた。
水晶の間の時と同じように、見えない壁が朝陽とソチネを隔てる。
朝陽は慌てながらも丁寧に、魔法陣の外に立てられた蝋燭に火を灯し、すり潰したマーメイドの鱗とヒミュルの蔦を一つまみ落とした。
火の色が赤から青に変わる。
ソチネが杖を振ると、妖精が四つの小さな円の中にそれぞれ移動した。
魔法陣が光を放つ。
(ここまでは前段階。今からが魔術師ソロモンの見せ場だ。……たぶん)
ソチネは跪き、両手を組んだ。
「アウ・コウタレスト・バノヌ・ドリスティア・ソシェンジェ・バモマルエンタル……」
途方もなく長い呪文を唱えるソチネの声は、いつもの声とも司書ソチネの声とも違った。
(威厳があるというか……神々しいというか……。呪文を聞いてるだけで畏怖を感じる。この人、ほんとにすごい人だったんだ)
詠唱を終えたソチネは、「太陽の第四」ペンタクルと杖を手に持ち、魔法陣の前に立つ大木に向けて水魔法を放った。
大木が、霧雨のように細かく柔らかい水に濡れる。
朝陽は緊張した面持ちで、上級「光」魔法スクロールを広げた。
「ラウツ・トレトラ」
すると、光に反射した霧雨が、一部分だけ淡い青色に変わった。その光は徐々に明確な形を浮き上がらせ、巨大な扉になった。
魔法陣の結界が解けたのか、ソチネの安堵した声が聞こえた。
「成功ね。この扉の向こうがフルーバよ」
腰が抜けた朝陽がへなへなと地面にへたりこむ。
「……すごい。すごかった。これが本物の……魔術師ソロモンが師を務める儀式……」
「あなたの上級魔法スクロールもなかなか良かったわよ。さ、早く行きましょう」
手を差し伸べるソチネを見上げた朝陽は、ぽっと頬を赤らめ顔を背けた。
(う、うわぁぁぁ~……っ。なんだかソチネさんが輝いて見える……。だって、さっきのさっきまで、ちょっと残念な女の人ってイメージが強かったからさぁぁぁ……っ。こ、こ、こんなすごいところ見たあとだと緊張する……っ。ぐ、ぐあぁぁ……なんかいつもよりソチネさんが綺麗に見えるしっ……)
「アサヒー。早く行かないと扉閉まっちゃうよ」
「はっ、はいっ。すみませんっ!」
現れた扉の奥には、ニワトコの木々に囲まれた小さな村があった。
朝陽とソチネの元に、弓をたずさえた青年エルフが馬に乗ってやって来た。彼ははじめ不審な表情を浮かべていたが、ソチネだと気付くと顔をほころばせる。
「なんだ、ソロモン様でしたか。お久しぶりです。フルーバへようこそ」
どうやらこのエルフはソチネの正体を知っているらしい。あとからソチネに聞いたところによると、ソチネの正体を知っているヒト族はほんの一握りだが、ヒト族と関りをほとんど持たない長命な種族に限り、正体を明かしているそうだ。
ソチネは、馬から降りた青年エルフと挨拶のハグをする。
「久しぶり、アロン。元気そうでなにより。ちょっと背が伸びたわね」
「ええ。ここ十年でぐんと成長しまして。今では立派な青年でしょう?」
「そうね。百年前はこーんなに小さかったのに。エルフの成長は早いわねえ」
「はは。そんなことをおっしゃるヒト族は、ソロモン様しかいませんよ」
旧知の友と挨拶を済ませたアロンは、朝陽に視線を移した。
「お連れの方でしょうか。これまた幼いヒト族を連れて」
幼い……? と眉をひそめる朝陽の代わりに、ソチネが応える。
「ええ、最近知り合ったヒトで、アサヒッていうの。私の婚約者よ」
「ちょっ……」
朝陽が否定する間もなく、アロンが満面の笑みで拍手した。
「おお、素晴らしい! ソロモン様にやっと番が! 町の者に伝えて宴会の準備をしてまいります! ソロモン様、フルーバに滞在する間は、いつもの宿をお使いください。それでは、失礼」
アロンが颯爽と去っていき、その場には朝陽とソチネだけが残された。
朝陽がジトッとした目を向けても、ソチネは口笛を吹いてはぐらかすだけだ。
「……あのぉ、ソチネさん。ああいうときは普通、弟子って紹介するもんじゃありませんか?」
「弟子も婚約者も似たようなものでしょ?」
「全然違いますよね。僕はあなたの婚約者になったつもりありません」
まあまあ、とソチネは朝陽の背中を押し、宿に向かって歩きだした。
「フルーバのエルフは警戒心がとっても強いの。だから、普段はヒト族を村に招き入れるようなことはしない。私の弟子だと言っても滞在は許されたでしょうけど、警戒されっぱなしできっと居心地悪いわ。私の婚約者って言っとけば、あなたも私と同じくらい歓迎されるはずなの!」
「そ、そうだったんですね。それを知らずに文句言ってすみません」
「いいのいいの。だから、この村にいる間は、私とあなたは婚約者! 分かった?」
朝陽が気乗りしないながらも仕方なく頷くと、ソチネがニヤッと笑った。
「……あの、その理由は本当なんですよね?」
「へ!? も、もも、もちろんよ!? 本当よ!?」
「怪しいなあ……」
0
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
星の勇者たち でも三十九番目だけ、なんかヘン!
月芝
ファンタジー
来たる災厄に対抗すべく異世界に召喚された勇者たち。
その数、三十九人。
そこは剣と魔法とスチームパンクの世界にて、
ファンタジー、きたーっ!
と喜んだのも束の間、なんと勇者なのに魔法が使えないだと?
でも安心して下さい。
代わりといってはなんですが、転移特典にて星のチカラが宿ってる。
他にも恩恵で言語能力やら、身体強化などもついている。
そのチカラで魔法みたいなことが可能にて、チートで俺ツエーも夢じゃない。
はずなのだが、三十九番目の主人公だけ、とんだポンコツだった。
授かったのは「なんじゃコレ?」という、がっかりスキル。
試しに使ってみれば、手の中にあらわれたのはカリカリ梅にて、えぇーっ!
本来であれば強化されているはずの体力面では、現地の子どもにも劣る虚弱体質。
ただの高校生の男子にて、学校での成績は中の下ぐらい。
特別な知識も技能もありゃしない。
おまけに言語翻訳機能もバグっているから、会話はこなせるけれども、
文字の読み書きがまるでダメときたもんだ。
そのせいで星クズ判定にて即戦力外通告をされ、島流しの憂き目に……。
異世界Q&A
えっ、魔法の無詠唱?
そんなの当たり前じゃん。
っていうか、そもそも星の勇者たちはスキル以外は使えないし、残念!
えっ、唐揚げにポテトチップスにラーメンやカレーで食革命?
いやいや、ふつうに揚げ物類は昔からあるから。スイーツ類も充実している。
異世界の食文化を舐めんなよ。あと米もあるから心配するな。
えっ、アイデアグッズで一攫千金? 知識チート?
あー、それもちょっと厳しいかな。たいていの品は便利な魔道具があるから。
なにせギガラニカってば魔法とスチームパンクが融合した超高度文明だし。
えっ、ならばチートスキルで無双する?
それは……出来なくはない。けど、いきなりはちょっと無理かなぁ。
神さまからもらったチカラも鍛えないと育たないし、実践ではまるで役に立たないもの。
ゲームやアニメとは違うから。
というか、ぶっちゃけ浮かれて調子に乗っていたら、わりとすぐに死ぬよ。マジで。
それから死に戻りとか、復活の呪文なんてないから。
一発退場なので、そこんところよろしく。
「異世界の片隅で引き篭りたい少女。」の正統系譜。
こんなスキルで異世界転移はイヤだ!シリーズの第二弾。
ないない尽くしの異世界転移。
環境問題にも一石を投じる……かもしれない、笑撃の問題作。
星クズの勇者の明日はどっちだ。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
かつてダンジョン配信者として成功することを夢見たダンジョン配信者マネージャー、S級ダンジョンで休暇中に人気配信者に凸られた結果バズる
竜頭蛇
ファンタジー
伊藤淳は都内の某所にあるダンジョン配信者事務所のマネージャーをしており、かつて人気配信者を目指していた時の憧憬を抱えつつも、忙しない日々を送っていた。
ある時、ワーカーホリックになりかねていた淳を心配した社長から休暇を取らせられることになり、特に休日に何もすることがなく、暇になった淳は半年先にあるS級ダンジョン『破滅の扉』の配信プロジェクトの下見をすることで時間を潰すことにする.
モンスターの攻撃を利用していたウォータースライダーを息抜きで満喫していると、日本発のS級ダンジョン配信という箔に目が眩んだ事務所のNO.1配信者最上ヒカリとそのマネージャーの大口大火と鉢合わせする.
その配信で姿を晒すことになった淳は、さまざまな実力者から一目を置かれる様になり、世界に名を轟かす配信者となる.
いらないスキル買い取ります!スキル「買取」で異世界最強!
町島航太
ファンタジー
ひょんな事から異世界に召喚された木村哲郎は、救世主として期待されたが、手に入れたスキルはまさかの「買取」。
ハズレと看做され、城を追い出された哲郎だったが、スキル「買取」は他人のスキルを買い取れるという優れ物であった。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
鬼神の刃──かつて世を震撼させた殺人鬼は、スキルが全ての世界で『無能者』へと転生させられるが、前世の記憶を使ってスキル無しで無双する──
ノリオ
ファンタジー
かつて、刀技だけで世界を破滅寸前まで追い込んだ、史上最悪にして最強の殺人鬼がいた。
魔法も特異体質も数多く存在したその世界で、彼は刀1つで数多の強敵たちと渡り合い、何百何千…………何万何十万と屍の山を築いてきた。
その凶悪で残虐な所業は、正に『鬼』。
その超絶で無双の強さは、正に『神』。
だからこそ、後に人々は彼を『鬼神』と呼び、恐怖に支配されながら生きてきた。
しかし、
そんな彼でも、当時の英雄と呼ばれる人間たちに殺され、この世を去ることになる。
………………コレは、そんな男が、前世の記憶を持ったまま、異世界へと転生した物語。
当初は『無能者』として不遇な毎日を送るも、死に間際に前世の記憶を思い出した男が、神と世界に向けて、革命と戦乱を巻き起こす復讐譚────。
いずれ男が『魔王』として魔物たちの王に君臨する────『人類殲滅記』である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる