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画廊編:4人での日々
おかえり
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ルアンに戻って来た双子とジュリア、ウィルク、そして画廊売り子希望のトロワ女性4名。双子たちはまたリーノの屋敷で泊めてもらい、トロワ女性たちにはカユボティが1週間分の宿をとってくれた。
「リーノ!」
「ぉわっ!?」
帰ってきた彼らを、オリバ家が出迎える。
トロワでついてしまった癖で、ジュリアがリーノにハグをしてしまった。リーノは固まって体をプルプル震わせている。ハッとしてジュリアは慌てて体を離す。
「ご、ごめんなさい!」
「い、いえ!俺のほうこそなんかすみません!」
「お姉さま。しっかりしてください」
ウィルクはニヤニヤしながらジュリアを小突いた。ジュリアが「うるさいわねえ」と言って小突き返す。どことなくスキンシップが多く、仲良くなっているように見えた彼らに、オリバ家はあんぐりと口を開いた。
「ア…アーサー…?」
「はい、どうされましたか男爵?」
「王女と王子がなんだか…仲睦まじいのだが。トロワで何があったんだい?」
「それに表情や態度も柔らかくなっているわ。たったの5日間で…」
「えへへ。トロワでたっくさん楽しいことしてきたんです!ジュリアとウィルク、トロワのみんなに大人気だったんですよ!」
モニカが自慢げにそう言った。貧困層の人たちに、彼らが好かれるとはにわかには信じられなかったが、アーサーとモニカがそう言うのならそうなのだろう。オリバ男爵は微笑み、「そうか」と呟いた。
「素敵な経験をしてきたんだね」
◇◇◇
翌日、アーサーとモニカは5日ぶりに画廊”夢見”を訪れた。店内に展示している商品は、5日前とほとんど変わっていた。きっとカユボティとヴァジーが、巧みな話術でジッピン商品の魅力を伝え、たくさん販売したのだろう。
双子がトロワ住民を連れて入店したとき、カユボティとヴァジーはカウンターにもたれかかってコーヒーを啜っていた。入店した彼らに気付き、カユボティとヴァジーは満面の笑みを浮かべる。
「おかえり、アーサー、モニカ。そちらがトロワの?」
「うん!紹介するね!チアさん、サキュエさん、ローリエさん、ヨムトンさん!」
モニカはトロワ住民を一人ずつ紹介した。
チア、サキュエ、ヨムトンは、おろおろしながら小さな声で「よろしくおねがいします…」と会釈している。ローリエだけは、笑顔を作って「よろしくおねがいします!がんばります!」と元気な声で挨拶した。
早速カユボティとヴァジーは、彼女をひとりひとり2階へ上げて、面談をした。
10分ほどして面談を終えたチアが下りてくる。彼女は床に崩れ落ち、モニカのスカートに縋り付いた。
「ど、どうしたのチアさん!?」
「絶対断られるわ。上手に話せなかったの。バカって思われたに違いないわぁぁぁ…」
「大丈夫だよ!?カユボティとヴァジーはそんなに厳しくないし、優しい人だよ!!」
「口調も表情も優しかったわ…! でもたいがいそういう人たちって、腹にイチモツ抱えてんのよ…! 内心では私のこと罵倒してるのよきっとぉぉ…!」
とうとうチアが泣き出してしまった。とりあえずモニカは、彼女にリラックス効果のある薬草を浮かべた白湯を飲ませた。
サキュエとヨムトンも、チアと同じような感じだった。3人は店の隅っこに集まり、「絶対落ちた」「また明日から職探し」「私なんてどうせ」などとブツブツ呟いている。モニカは苦笑いを浮かべながら、遠くでそれを眺めていた。
そんな中、ローリエだけが元気だった。
「うまく話せた気は全くしないけど!ここで働きたいって何度も言ったから熱意は伝わったはずよ!もしダメだったら、掃除係としてだけでも雇ってもらえるようお願いしようと思ってるの!だって見て、こんなに面白いものに囲まれて仕事ができるって、最高だと思わない!?絶対ここで働きたいの、私!」
それを聞いたアーサーはにっこりと笑った。
ローリエは、4人の中で唯一文字が読み書きできない人だった。双子たちに教えてもらったおかげで、バンスティン文字はある程度書けるようになったが、単語はまだ書けないし読めない。もし画廊で働いたとなると、誰よりも苦労するだろう。
それでも彼女はここで働きたいと言う。はじめは憧れのルアンで働けること、給金が良いことが理由だったかもしれない。だが、どうやら彼女は画廊に直接来て、是非ここで働きたいと思うようになったようだ。
「ローリエさんもみんなも、きっとここで働けるよ。えへへ、僕たちも見知った人が働いてくれるってなったら安心だし嬉しいなあ」
「任せてアーサー!アーサーとモニカがいない間は、私たちがしっかりここで働くから」
「ちょっとローリエ、まだ働けるって決まったわけじゃ…」
浮かれているローリエに、サキュエが呆れ顔で言った。だがローリエは強気な笑みを浮かべて首を横に振る。
「ううん。今日落ちたって、また明日面談受ければいいだけよ。明日がだめなら明後日。雇ってもらえるまで面談を受けたら、いつかはきっとここで働ける。だからあなたたちも、諦めずに頑張ってよね!私、あなたたちと一緒に働きたいもの」
「はは。なんだか盛り上がってるね」
ローリエが息巻いているとき、話し合いをしていたカユボティとヴァジーが階段を下りてきた。ローリエは少し頬を赤らめて口をつぐむ。
カユボティは一枚の紙を眺めながら、口を開く。
「お待たせしたね、みなさん。それでは面談結果を伝えるよ」
ゴクリ、とトロワ住民の喉から唾を飲み込む音が聞こえた。アーサーとモニカもつられて緊張している。
カユボティはもったいぶってなかなか結果を言わない。ドキドキしすぎてモニカの心臓に穴があいてしまいそうだ。
「リーノ!」
「ぉわっ!?」
帰ってきた彼らを、オリバ家が出迎える。
トロワでついてしまった癖で、ジュリアがリーノにハグをしてしまった。リーノは固まって体をプルプル震わせている。ハッとしてジュリアは慌てて体を離す。
「ご、ごめんなさい!」
「い、いえ!俺のほうこそなんかすみません!」
「お姉さま。しっかりしてください」
ウィルクはニヤニヤしながらジュリアを小突いた。ジュリアが「うるさいわねえ」と言って小突き返す。どことなくスキンシップが多く、仲良くなっているように見えた彼らに、オリバ家はあんぐりと口を開いた。
「ア…アーサー…?」
「はい、どうされましたか男爵?」
「王女と王子がなんだか…仲睦まじいのだが。トロワで何があったんだい?」
「それに表情や態度も柔らかくなっているわ。たったの5日間で…」
「えへへ。トロワでたっくさん楽しいことしてきたんです!ジュリアとウィルク、トロワのみんなに大人気だったんですよ!」
モニカが自慢げにそう言った。貧困層の人たちに、彼らが好かれるとはにわかには信じられなかったが、アーサーとモニカがそう言うのならそうなのだろう。オリバ男爵は微笑み、「そうか」と呟いた。
「素敵な経験をしてきたんだね」
◇◇◇
翌日、アーサーとモニカは5日ぶりに画廊”夢見”を訪れた。店内に展示している商品は、5日前とほとんど変わっていた。きっとカユボティとヴァジーが、巧みな話術でジッピン商品の魅力を伝え、たくさん販売したのだろう。
双子がトロワ住民を連れて入店したとき、カユボティとヴァジーはカウンターにもたれかかってコーヒーを啜っていた。入店した彼らに気付き、カユボティとヴァジーは満面の笑みを浮かべる。
「おかえり、アーサー、モニカ。そちらがトロワの?」
「うん!紹介するね!チアさん、サキュエさん、ローリエさん、ヨムトンさん!」
モニカはトロワ住民を一人ずつ紹介した。
チア、サキュエ、ヨムトンは、おろおろしながら小さな声で「よろしくおねがいします…」と会釈している。ローリエだけは、笑顔を作って「よろしくおねがいします!がんばります!」と元気な声で挨拶した。
早速カユボティとヴァジーは、彼女をひとりひとり2階へ上げて、面談をした。
10分ほどして面談を終えたチアが下りてくる。彼女は床に崩れ落ち、モニカのスカートに縋り付いた。
「ど、どうしたのチアさん!?」
「絶対断られるわ。上手に話せなかったの。バカって思われたに違いないわぁぁぁ…」
「大丈夫だよ!?カユボティとヴァジーはそんなに厳しくないし、優しい人だよ!!」
「口調も表情も優しかったわ…! でもたいがいそういう人たちって、腹にイチモツ抱えてんのよ…! 内心では私のこと罵倒してるのよきっとぉぉ…!」
とうとうチアが泣き出してしまった。とりあえずモニカは、彼女にリラックス効果のある薬草を浮かべた白湯を飲ませた。
サキュエとヨムトンも、チアと同じような感じだった。3人は店の隅っこに集まり、「絶対落ちた」「また明日から職探し」「私なんてどうせ」などとブツブツ呟いている。モニカは苦笑いを浮かべながら、遠くでそれを眺めていた。
そんな中、ローリエだけが元気だった。
「うまく話せた気は全くしないけど!ここで働きたいって何度も言ったから熱意は伝わったはずよ!もしダメだったら、掃除係としてだけでも雇ってもらえるようお願いしようと思ってるの!だって見て、こんなに面白いものに囲まれて仕事ができるって、最高だと思わない!?絶対ここで働きたいの、私!」
それを聞いたアーサーはにっこりと笑った。
ローリエは、4人の中で唯一文字が読み書きできない人だった。双子たちに教えてもらったおかげで、バンスティン文字はある程度書けるようになったが、単語はまだ書けないし読めない。もし画廊で働いたとなると、誰よりも苦労するだろう。
それでも彼女はここで働きたいと言う。はじめは憧れのルアンで働けること、給金が良いことが理由だったかもしれない。だが、どうやら彼女は画廊に直接来て、是非ここで働きたいと思うようになったようだ。
「ローリエさんもみんなも、きっとここで働けるよ。えへへ、僕たちも見知った人が働いてくれるってなったら安心だし嬉しいなあ」
「任せてアーサー!アーサーとモニカがいない間は、私たちがしっかりここで働くから」
「ちょっとローリエ、まだ働けるって決まったわけじゃ…」
浮かれているローリエに、サキュエが呆れ顔で言った。だがローリエは強気な笑みを浮かべて首を横に振る。
「ううん。今日落ちたって、また明日面談受ければいいだけよ。明日がだめなら明後日。雇ってもらえるまで面談を受けたら、いつかはきっとここで働ける。だからあなたたちも、諦めずに頑張ってよね!私、あなたたちと一緒に働きたいもの」
「はは。なんだか盛り上がってるね」
ローリエが息巻いているとき、話し合いをしていたカユボティとヴァジーが階段を下りてきた。ローリエは少し頬を赤らめて口をつぐむ。
カユボティは一枚の紙を眺めながら、口を開く。
「お待たせしたね、みなさん。それでは面談結果を伝えるよ」
ゴクリ、とトロワ住民の喉から唾を飲み込む音が聞こえた。アーサーとモニカもつられて緊張している。
カユボティはもったいぶってなかなか結果を言わない。ドキドキしすぎてモニカの心臓に穴があいてしまいそうだ。
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