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画廊編:4人での日々
鼻に突っ込んでいた指でこの私と握手を交わすなんて
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双子たちが食堂へ入ると、子どもたちがワッと歓声をあげて彼らのもとへ駆け寄った。飛びついた子どもたちを器用に抱き留め、明るい笑い声をあげながらクルクル回る。
「アビーとモニカだあー!!わあい!!」
「みんな久しぶり!元気にしてた?」
「元気!!あのね、あのね、わたし魔法上手になったんだよぉ!」
「そうなのー?じゃああとで見せてね!」
「うん!!」
「ん?ねえアビー、この人たちだあれ?」
アーサーに抱きついていた子供がジュリアとウィルクを指さした。指をさされたジュリアがひんやりとした冷気を纏ったが、双子に教え込まれた屈託の笑顔っぽいものを無理やりつくって挨拶をする。
「こんにちは。私ジュリーっていうの。よろしくね」
「僕はウィリー。アビーとモニカの友だちなんだ」
双子は小さく頷いた。多少ぎこちなさや固さがあるが、表情も話し方も、昨日よりは庶民に見える。
ジュリアとウィルクは子どもに手を差し出した。子どもは鼻につっこんでいた指を抜きジュリアの手を握った。
「ひっ」
(いだいいだいいだい!!!お姉さま!!僕の背中をつねらないでください!!)
ジュリアの手にべったり子どもの鼻水がついてしまった。彼女は生気が抜けた目で遠くを眺め、抑えることができなかった怒りを発散するために弟の背中をぎりぎりとつねった。ウィルクは痛みに耐えながらもう一人の子どもと握手をする。その子の手にはトマトソースがついていた。
(お兄さまを手に入れるためなら…トマトソースで手を汚されたってこれっぽっちも腹が立たないぞ)
アーサーを手に入れるために、ウィルクはジュリアよりも上手に庶民になりきった。普段の彼であれば激怒するような失礼なことをされても、感情をおくびにも出さず子どもたちと接している。
「ねえウィリーは何歳なのぉ?」
「僕は13歳だよ」
「そうなんだあ!ウィリーは魔法使えるー?」
「ううん、使えない」
「あは!じゃあわたしのほうがすごいねー!教えてあげようかあ?時魔法のかけかたー!」
「うんすごいすごい。今度教えて」
(返事が適当だけど…ウィルク、あんな失礼なことを言われても笑顔を崩さないなんて…。これじゃあ私が無駄にプライドが高い人みたいじゃない。負けちゃいられないわね)
ウィルクに触発されたジュリアも、始終氷魔法を漏らしながらだが子どもたちの中へ溶け込んだ。
子どもたちの悪気のない失礼な態度に、アーサーとモニカはヒヤヒヤしっぱなしだった。それと同時に、上手に子どもたちの相手をするジュリアとウィルクに舌を巻いた。
「…驚いた」
「うん…。あのウィルクとジュリアが…。ちゃんと庶民のお兄さんとお姉さんになってるよ…」
「見て、ウィルクなんて子どもたちから好かれはじめてるよ…」
「ジュリアも…子どもたちの髪を編んで遊んであげてる…」
「なんだろう、ちょっと泣きそう…」
「分かる…。なにこれ、成長した我が子を見てる気分だわ…」
ウィルクは子どもたちを肩車してあげたり、子どもたちが見せびらかすボロボロの手作りおもちゃを(適当に)褒めたりしている。ジュリアは女の子たちの髪を梳いて、かわいらしい髪型に編んであげていた。いつも双子にべったりな子どもたちが、今ではジュリアとウィルクにべったりだ。
内心ウィルクはくだらないおもちゃだなと思っていたし、ジュリアは手入れのされていないガシガシの髪に辟易していたが、表面上はニコニコ笑って楽し気に子どもたちと会話をしていた。
アーサーとモニカが少し離れたところで彼らを眺めていると、食堂にイチとポルがやってきた。モニカはぱっと顔を輝かせて「イチーーー!!」と彼に飛びついた。
「イチー!久しぶりー!!」
「うっ。…なんか力強くなってない?」
「へぁっ!?」
「飛びつかれたときの勢いが前と違う…」
「う…。た、たしかにちょっと強くなっちゃったかも…」
「そのわりに体型変わってないな」
「イチはちょっとガッシリしたね!畑仕事頑張ってるもんねー!」
「まあ、それなりに」
ポルはぱたぱたとアーサーに駆け寄りぎゅーっと抱きつく。
「久しぶり、ポル」
「その恰好やだ」
「うーん、ごめんね。この格好しなきゃいけないから…」
「今日の夜一緒に寝てくれる?」
「うーん…」
アーサーはちらっと妹弟を見た。せっかく無理してついてきてくれているのに、別の寝室で寝ていいものなのかと悩んでいる。
いつもであれば二言返事で頷いてくれるのに言葉を濁したアーサーに、ポルはぷくっと頬を膨らませた。座っているアーサーの膝の上によじ登り、彼の視線の先を見る。見慣れない少年少女を見つけ指をさした。
「あれ誰」
「僕たちの友だちだよ。挨拶しようか」
「……」
アーサーがポルを抱っこして立ち上がったのを見て、モニカもイチの手を引いてジュリアとウィルクの元へ行った。イチもポルも人見知りなので、ムスっとした顔で彼らを睨みつけていた。
「ジュリー、ウィリー。この子たちはイチとポル。仲良くしてあげてね」
「よろしくね」
「よろしく」
ジュリアとウィルクはにこやかに手を差し出した。イチは目も合わせずに二人の手をペペっと握りすぐモニカの後ろにすっこんだ。ポルはアーサーのドレスを掴んで睨んだままだ。アーサーは彼の頭を撫でて「こわくないよ」と安心させようとするが、ウィルクをじっと見て動かない。
「あ、あれえ…。どうしたのポル」
「…お、おまえ、アーサーのなんだよぉ…」
「へっ?」
「え、僕?」
「そう、おまえだよ…」
おまえおまえと呼ばれてイライラしながらも、ウィルクは笑顔で答えようとした。
「僕はアビーの友だちで…」
「うそつけ。顔がそっくりじゃないか」
「!?」
「!!??」
「ぼ、僕は知ってるんだからな。アビーのほんとの顔。ごまかしたってむだだぞ。おまえ、アーサーと血のつながりあr…」
「ポーーーールーーーー!!!ちょっとあっちで遊ばない!?あーーーなんだか急に眠たくなってきた!!一緒に寝てくれるかなあ!?!?」
アーサーは慌ててポルの口を塞いで食堂を走って出て行った。残されたモニカは「ひぃぃぃぃっ…どどどどうしよう!!」と口走っており、ウィルクも狼狽えてジュリアに「こ、これはですね、そのっ、えっと、あのぉ!」とごまかそうと必死だ。イチはちらちらとジュリアとモニカの顔を交互に見て頷いた。
「そういわれたらモニカとこの子も似てんな(モニカの方がかわいいけど)」
「ふぁーーーーー!!!」
「ちがうんですお姉さまこれは単なる勘違いでしてっ、あのっ、」
(…なんだ。まずいこと言ったか。でもその反応は…バレバレだぞ)
めんどくさくなりそうな気がして、イチはすーっとその場を離れた。
「アビーとモニカだあー!!わあい!!」
「みんな久しぶり!元気にしてた?」
「元気!!あのね、あのね、わたし魔法上手になったんだよぉ!」
「そうなのー?じゃああとで見せてね!」
「うん!!」
「ん?ねえアビー、この人たちだあれ?」
アーサーに抱きついていた子供がジュリアとウィルクを指さした。指をさされたジュリアがひんやりとした冷気を纏ったが、双子に教え込まれた屈託の笑顔っぽいものを無理やりつくって挨拶をする。
「こんにちは。私ジュリーっていうの。よろしくね」
「僕はウィリー。アビーとモニカの友だちなんだ」
双子は小さく頷いた。多少ぎこちなさや固さがあるが、表情も話し方も、昨日よりは庶民に見える。
ジュリアとウィルクは子どもに手を差し出した。子どもは鼻につっこんでいた指を抜きジュリアの手を握った。
「ひっ」
(いだいいだいいだい!!!お姉さま!!僕の背中をつねらないでください!!)
ジュリアの手にべったり子どもの鼻水がついてしまった。彼女は生気が抜けた目で遠くを眺め、抑えることができなかった怒りを発散するために弟の背中をぎりぎりとつねった。ウィルクは痛みに耐えながらもう一人の子どもと握手をする。その子の手にはトマトソースがついていた。
(お兄さまを手に入れるためなら…トマトソースで手を汚されたってこれっぽっちも腹が立たないぞ)
アーサーを手に入れるために、ウィルクはジュリアよりも上手に庶民になりきった。普段の彼であれば激怒するような失礼なことをされても、感情をおくびにも出さず子どもたちと接している。
「ねえウィリーは何歳なのぉ?」
「僕は13歳だよ」
「そうなんだあ!ウィリーは魔法使えるー?」
「ううん、使えない」
「あは!じゃあわたしのほうがすごいねー!教えてあげようかあ?時魔法のかけかたー!」
「うんすごいすごい。今度教えて」
(返事が適当だけど…ウィルク、あんな失礼なことを言われても笑顔を崩さないなんて…。これじゃあ私が無駄にプライドが高い人みたいじゃない。負けちゃいられないわね)
ウィルクに触発されたジュリアも、始終氷魔法を漏らしながらだが子どもたちの中へ溶け込んだ。
子どもたちの悪気のない失礼な態度に、アーサーとモニカはヒヤヒヤしっぱなしだった。それと同時に、上手に子どもたちの相手をするジュリアとウィルクに舌を巻いた。
「…驚いた」
「うん…。あのウィルクとジュリアが…。ちゃんと庶民のお兄さんとお姉さんになってるよ…」
「見て、ウィルクなんて子どもたちから好かれはじめてるよ…」
「ジュリアも…子どもたちの髪を編んで遊んであげてる…」
「なんだろう、ちょっと泣きそう…」
「分かる…。なにこれ、成長した我が子を見てる気分だわ…」
ウィルクは子どもたちを肩車してあげたり、子どもたちが見せびらかすボロボロの手作りおもちゃを(適当に)褒めたりしている。ジュリアは女の子たちの髪を梳いて、かわいらしい髪型に編んであげていた。いつも双子にべったりな子どもたちが、今ではジュリアとウィルクにべったりだ。
内心ウィルクはくだらないおもちゃだなと思っていたし、ジュリアは手入れのされていないガシガシの髪に辟易していたが、表面上はニコニコ笑って楽し気に子どもたちと会話をしていた。
アーサーとモニカが少し離れたところで彼らを眺めていると、食堂にイチとポルがやってきた。モニカはぱっと顔を輝かせて「イチーーー!!」と彼に飛びついた。
「イチー!久しぶりー!!」
「うっ。…なんか力強くなってない?」
「へぁっ!?」
「飛びつかれたときの勢いが前と違う…」
「う…。た、たしかにちょっと強くなっちゃったかも…」
「そのわりに体型変わってないな」
「イチはちょっとガッシリしたね!畑仕事頑張ってるもんねー!」
「まあ、それなりに」
ポルはぱたぱたとアーサーに駆け寄りぎゅーっと抱きつく。
「久しぶり、ポル」
「その恰好やだ」
「うーん、ごめんね。この格好しなきゃいけないから…」
「今日の夜一緒に寝てくれる?」
「うーん…」
アーサーはちらっと妹弟を見た。せっかく無理してついてきてくれているのに、別の寝室で寝ていいものなのかと悩んでいる。
いつもであれば二言返事で頷いてくれるのに言葉を濁したアーサーに、ポルはぷくっと頬を膨らませた。座っているアーサーの膝の上によじ登り、彼の視線の先を見る。見慣れない少年少女を見つけ指をさした。
「あれ誰」
「僕たちの友だちだよ。挨拶しようか」
「……」
アーサーがポルを抱っこして立ち上がったのを見て、モニカもイチの手を引いてジュリアとウィルクの元へ行った。イチもポルも人見知りなので、ムスっとした顔で彼らを睨みつけていた。
「ジュリー、ウィリー。この子たちはイチとポル。仲良くしてあげてね」
「よろしくね」
「よろしく」
ジュリアとウィルクはにこやかに手を差し出した。イチは目も合わせずに二人の手をペペっと握りすぐモニカの後ろにすっこんだ。ポルはアーサーのドレスを掴んで睨んだままだ。アーサーは彼の頭を撫でて「こわくないよ」と安心させようとするが、ウィルクをじっと見て動かない。
「あ、あれえ…。どうしたのポル」
「…お、おまえ、アーサーのなんだよぉ…」
「へっ?」
「え、僕?」
「そう、おまえだよ…」
おまえおまえと呼ばれてイライラしながらも、ウィルクは笑顔で答えようとした。
「僕はアビーの友だちで…」
「うそつけ。顔がそっくりじゃないか」
「!?」
「!!??」
「ぼ、僕は知ってるんだからな。アビーのほんとの顔。ごまかしたってむだだぞ。おまえ、アーサーと血のつながりあr…」
「ポーーーールーーーー!!!ちょっとあっちで遊ばない!?あーーーなんだか急に眠たくなってきた!!一緒に寝てくれるかなあ!?!?」
アーサーは慌ててポルの口を塞いで食堂を走って出て行った。残されたモニカは「ひぃぃぃぃっ…どどどどうしよう!!」と口走っており、ウィルクも狼狽えてジュリアに「こ、これはですね、そのっ、えっと、あのぉ!」とごまかそうと必死だ。イチはちらちらとジュリアとモニカの顔を交互に見て頷いた。
「そういわれたらモニカとこの子も似てんな(モニカの方がかわいいけど)」
「ふぁーーーーー!!!」
「ちがうんですお姉さまこれは単なる勘違いでしてっ、あのっ、」
(…なんだ。まずいこと言ったか。でもその反応は…バレバレだぞ)
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